平成21年度第8回教育委員会定例会 会議録

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ページID1004431  更新日 平成30年2月16日

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平成21年度第8回日野市教育委員会定例会

開催日時

平成21年(2009年)11月12日(木曜) 午後2時04分から午後2時36分まで

開催場所

教育委員会室

議事(要旨)

開始 午後2時04分

[田口委員長]

ただいまから、平成21年度第8回教育委員会定例会を開会いたします。

議事に入ります前に、本日は傍聴希望者がいらっしゃいますので、傍聴を許可したいと思いますが、異議ございませんか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

異議なしと認め、傍聴を許可いたします。

(傍聴者入室)

[田口委員長]

本日の会議録署名は、馬場委員にお願いいたします。

本日の案件は、議案1件、報告事項2件です。

それでは、議事に入ります。議案第34号・平成21年度教育委員会の事務の管理及び執行状況の点検及び評価報告書(平成20年度事業)について、を議題とします。事務局より提案理由の説明をお願いいたします。

議案第34号 平成21年度教育委員会の事務の管理及び執行状況の点検及び

評価報告書(平成20年度事業)について

[米田教育部長]

議案第34号・平成21年度教育委員会の事務の管理及び執行状況の点検及び評価報告書(平成20年度事業)についてご説明いたします。

議案書の1ページをご覧下さい。

提案理由は、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第27条第1項の規定に基づき、本報告書を作成し、日野市議会に提出するものです。

2ページをお開き下さい。平成21年度教育委員会の事務の管理及び執行状況の点検及び評価報告書(平成20年度事業)(案)となっています。

さらに次ページをお開きいただきたいと思います。

目次です。本報告書の章立て、項目等につきましては、第6回教育委員会定例会においてご協議いただいたとおりです。なお、21ページから始まる7つの基本方針に沿った主要な34事項の評価につきましては、統一的な表現となるよう文言を整理させていただきました。以上です。

[田口委員長]

事務局からの説明が終了いたしました。ご質問ございましたらお願いいたします。

馬場委員。

[馬場委員長職務代理者]

細かいことですが、食育の推進でテーブルマナー教室というところで、中学生で箸の使い方が出ています。それが評価されているわけですけれど、中学生で箸の指導かなと少し違和感を持ちました。少なくとも小学生ではないかなと思ったので、これはテーブルマナー教室があるからそこで改めてやるのか、普段の食育教育の中で小学校の低学年から随時、あるいは日野市の場合には幼稚園から随時、実施していくというのが筋ではないかなと。中学校でお箸の使い方が評価されているということについて、当たり前ではないのかなと思います。

[米田教育部長]

ご指摘のとおりです。日野市においては箸、基本的な食の習慣については、年少の頃からきちんとどの部署でも、そしてご家庭でも行っています。これは、テーブルマナー教室の中で、例えばその食材が魚であれば、その箸の使い方等の、すべての流れの中で箸の持ち方という表現を使ったものですので、基本的なそういった使い方のできている上でのテーブルマナー教室です。

[田口委員長]

他にご質問はございますか。

馬場委員。

[馬場委員長職務代理者]

28ページで、スクールカウンセラーを配置することによって、いじめや不登校等への対応が図られたと書いてありますが、図られたというだけで、成果はどうなったのか、それによっていじめや不登校が緩和したのか、減ったのかという表現がありません。評価になりますので、こういうところはどうなのでしょうか。

[浮須教育部参事]

スクールカウンセラーの配置によりまして、それぞれお子さんあるいは保護者の方が悩んでおられること、そういったことについて相談にのり、それぞれの気持ちを受け止めながら次のステップにいくというところでは、効果が上がったと捉えております。不登校あるいはいじめというところについて、明確にこのスクールカウンセラーの効果で件数の減少等の改善があったかどうかという検証はできておりません。しかし、スクールカウンセラーの配置は子どもたちの心の安定等について大変効果を表わしていると捉えています。

[馬場委員長職務代理者]

要するに、ケアができたということですね。

[田口委員長]

他にございますか。

[田口委員長]

なければ、ご意見を伺います。

[田口委員長]

ないようですので、ご質問、ご意見はこれにて終結します。

お諮りします。平成21年度教育委員会の事務の管理及び執行状況の点検及び評価報告書(平成20年度事業)について、を提案のとおり決することに異議ございませんか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

異議なしと認めます。議案第34号は原案のとおり可決されました。

次に報告事項に入ります。報告事項第25号・行政情報の公開請求、について事務局より報告をお願いいたします。

報告事項第25号 行政情報の公開請求

[田倉学校課長]

報告事項第25号・行政情報の公開請求についてご報告いたします。

公開請求のあった行政情報について、次のとおり決定したので報告するものです。

4ページをお開き願います。請求日、決定日、請求件名につきましては、記載のとおりです。決定内容で全部公開したもの以外について報告させていただきます。

1番は、この請求件名につきましては、昨年11月に同様の請求がございました。その中で調査票についてはその段階で全部公開をしております。全部公開しているために、今回は請求対象としない旨は請求者等と確認をさせていただいております。回答につきましては、回答文書は作成していないので、不存在のため非公開といたしました。

2番は、個人情報に関する部分を除いた部分公開といたしました。

3番は、請求された文書については、作成をしていないため、不存在のため非公開といたしました。

5番の却下につきましては、請求内容は、通常の事務処理の中で様々な根拠の中の法令等を利用した対応をするわけですが、そういったものが文書等であるいは市政図書室等で確認できるものであるので、根拠とする文書という中では、今回のこの情報公開の制度の中では、適用されないということで却下といたしました。

6番以降については、全部公開といたしました。以上です。

[田口委員長]

事務局からの報告が終了しました。ご質問、ご意見ございますか。

[田口委員長]

ないようですので、報告事項第25号を終了します。

報告事項第26号・平成20年度学校評価の結果報告、について事務局より報告をお願いいたします。

報告事項第26号 平成20年度学校評価の結果報告

[田口統括指導主事]

5ページをお開きいただきたいと思います。

報告事項第26号・平成20年度学校評価の結果報告についてご報告いたします。

6ページ、7ページをご覧いただきたいと思います。

日野市における学校評価に関しまして、法的根拠から平成20年度学校評価のまとめまで、7つの項目に関しまして、ここにまとめさせていただきました。

学校評価に関しましては、平成19年に行われました学校教育法の改正に基づきまして、本市でも実施をしているところです。この学校教育法の改正に基づいて、施行規則、また学校評価ガイドラインが示され、これらを踏まえたうえで平成20年度の評価を進めてまいりました。

日野市における学校評価に関しましては、この学校評価ガイドライン等をもとにしまして、学校の事務負担の軽減を図る上で、評価項目等の精選等を行い、網羅的なチェックとして行うのではなく、重点化されたその目標を各学校に対して領域として示したうえで、また、市の重点施策である3つの柱、「ICT活用教育の充実」「特別支援教育の充実」「幼保小中学校連携教育の充実」、を盛り込み実施をしているところです。これら以外の評価項目に関しましては、各学校の学校経営方針、また学校教育目標に応じまして、知・徳・体の3項目についてそれぞれ任意に設定をして進めてきております。

実施の方法に関しましては、お手元にお示しをさせていただいているとおりの流れで昨年度実施をしてまいりました。今年の6月に、各学校は評価結果をそれぞれのホームページに掲載をし、公表しているところです。

学校評価の重点計画の項目に関して、具体的な資料としましてはお配りをさせていただいております25枚の綴りに、それぞれ示させていただいているところです。

そのシートに関しまして若干ご説明を加えさせていただきます。シートの左側から順番に領域、中期経営目標、短期経営目標、具体的方策、そして評価指標につきまして取組指標と成果指標の2項目、及びそれらを踏まえた上での自校の分析、改善策、このような並びでそれぞれ評価をしていただいているところです。

表の上位には市の重点施策としてICTから幼小中連携教育の充実まで掲げております。以下、各学校の実情に合わせまして市として示させていただいた領域、学力の向上以下の領域の中身として各学校が具体的に設定をしたものについて、それぞれ評価をしております。

市の重点施策3つに関しましては、内容等を共通してそれぞれ評価をしていただいておりますので、ここに書かれているものは、各学校それぞれ市の重点施策に関しましてはすべて同じ内容となっております。

分析と改善策に関しましては、学校ごとの分析と改善策になっておりますので、表記の仕方に違いがございます。

この評価の中で特に取組指標と成果指標に関しましてご説明を申し上げます。取組指標に関しましては、レジメにも書かせていただいておりますとおり、大人が目標達成するための行動を4段階で表記しています。この場合の大人というのは教職員を指します。教職員がこの目標を達成するために行った行動がどの程度できたかということを4段階で表記をしております。高い評価が4、以下、低い評価になるにしたがって1となってまいります。

成果指標に関しましては、教職員が行った行動に基づいて実施された授業等によって、児童生徒がどのような変容あるいは意識の高まりを示したかということを、具体的なアンケート等をもとにして4段階で同じように評価をしていただいているところです。

この学校評価の意義に関しましては、学校評価ガイドラインにも示されておりますとおり、単に学校の出来、不出来ということを他校との比較のうえによって勘案することではなく、各学校がよりよい学校づくりを示していくうえで、保護者、地域また教育行政等、学校に係わる人たちとともに、よりよい学校づくりを進めていくためのコミュニケーションツールとして、参画意識を高めるためのものとしてこの評価を実施していることが大きな特徴になっております。教育委員会といたしましては、6月に提出されたこのシートをもとに、各学校に対しまして、9月から10月にかけてヒアリングを実施させていただいたところです。このヒアリングにおいて、学校として教育委員会に対して、支援についてどのような考えを持っているのかということをうかがわさせていただいたところです。ただ、このヒアリングの際に、学校から出されました要望に加えて、教育委員会として提出されたシートをもとに、各学校の課題というものが何であるかということにつきまして、こちらとしましてもきちんと分析、把握をしたうえで、各学校に対する指導等に生かしていかなければならないと感じております。

平成20年度の学校評価のまとめとしましては、この市の重点施策3点については、ICTと特別支援教育は各学校の実情に応じての差異はあるものの、概ね目標に関しまして達成状況は良い方向で出ていると考えております。ただ、幼小中連携教育の充実に関しましては、学校の近くに幼稚園、保育園等が隣接している学校とそうでない学校との間において、係わりについての差が出ているという点の課題が見えてまいりました。また、各学校が設定しましたそれぞれの評価項目に関しましては、特に学力の向上等での学習規律の部分につきまして、課題が見受けられる学校が幾つか見られたことが明らかになりました。

資料につけさせていただいております8ページに関しまして、若干の補足をさせていただきます。

この8ページの市の重点施策3点に関しまして、取組指標と成果指標を各学校が付けた評価の数値に従って並べさせていただいたものがこちらに示されている表です。上段が取組指標、下段が成果指標、それぞれをICTから幼・小・中連携教育まで並べさせていただきました。この数字に関しましては、把握のために一覧としてまとめさせていただきましたが、先ほどのご説明の中でも申し上げさせていただきましたとおり、各学校はそれぞれの状況というものが異なりますので、同じ項目であってもそれぞれ4あるいは3という数値については、学校がその実状を踏まえた上でもってそれぞれが評価している、言わば絶対評価になっておりますので、これを隣の学校との間で4という数字に対して3あるいは2、1という数字が、高い、低いをもってそれぞれの学校がよく取り組めている、よく取り組めていないと簡単に比較することはできないというところをお含みいただきたいと思います。ただ、そのことを踏まえましても、やはり自分の学校で評価した数値を低く見ている学校に関しましては、課題があると判断している部分と、要求水準が高い場合と、様々その中に意味が込められておりますので、教育委員会としましては、その部分を十分勘案した上で各学校に対する適切な指導を進めていく必要があると考えております。

以上です。

[田口委員長]

事務局からの報告が終了しました。ご質問、ご意見ございますか。渡辺委員。

[渡辺委員]

6ページの7のまとめのところの最後のあたりに、「また、各学校が設定した項目は、学習場面での規律を高めることが課題となっていることが伺えた。」とありますが、学習場面での規律を高めることが課題というのは具体的にどういうことをお考えですか。

[田口統括指導主事]

学習場面での規律、いわゆる授業の中での学習規律が整っていないことについて、学校として課題意識を持っているということがこの中で表現されていると言えると思います。学校の中では、授業者によってどうしても指導力に関しまして課題が若干ある方もいらっしゃいます。そのような授業の場合、子どもたちの学力を保障していくうえで、やはり授業規律が整っていない中で展開される授業は、どうしても学級の子どもたち全員に対して適切に必要な学力を身に付けさせるという点では大きな課題が生じておりますので、そういった点に関しまして、学校として取り組む必要があるという認識を持っているところが幾つか見られました。

ただ、その点については、学校として求めている水準がある一定のレベルのものを求めるが故に、そこに少し届かないような先生の授業について、やはりそれを何とかしていくことが大事であるという学校の教員個々の授業力の向上を目指せば、意欲のあらわれということも考えられると思っております。

[田口委員長]

学習場面での規律というのは、先生や大人の規律ですか、それとも子どもが、きちっと聞いていなければいけないよ、という規律ですか。

[田口統括指導主事]

両面あると思います。子どもがきちんと規律を保った中で授業を受けるということも大事な点ですし、教員の側もそういった場面を徹底できる指導力を持っていることも大事な点であるということの両面があると考えています。

[渡辺委員]

今、言われたようなことをもう少し噛み砕いた表現にしないと、分かりにくいと思います。

[田口委員長]

千葉委員。

[千葉委員]

教育委員会として9月から10月に各校に行ったヒアリングの中身とヒアリング対象者はどなたですか。

[田口統括指導主事]

ヒアリングの対象に関しましては、各学校の管理職である校長又は副校長、主に校長に対してヒアリングをさせていただきました。また、ヒアリングは、指導主事が実施しております。

中身に関しましては、それぞれの学校の、教育委員会に対しての支援としての要望を主に聞き取っておりますので、先ほど申し上げました教育委員会として、このシートをもとにした各学校の課題の抽出、それに対しての指導という点につきましては、ここから課題として取り組まなければいけないと考えております。

[田口委員長]

馬場委員。

[馬場委員長職務代理者]

学校で一番メインとして頑張ってもらいたいのが学力の向上だと思います。各学校の学力の向上という欄で、成果の指標を見ますと、必ずしも学力の向上がどうなのかなというのがよく分からない。例えば、家庭学習ができた、これは宿題ですよね。学力向上欄にこういう表現があったり、あるいは教員が研修に行って、そこでその研修成果を上げた等、これは学力の向上とどうつながるのかなと。ここで各学校で改善に向けてとありますが、その前に、やはり学力の向上について、もっと分かりやすい項目を立てないと学校の成果は分からないと思います。こういうことを実施したというのは分かるのだけれど、それについてどうなったかというのが分かりにくい表現が多いように思います。

自己評価ですから、各学校の独自性はあるとは思いますが、やはり学力の向上といわれているのは、基礎・基本がしっかりできるということと、表現力、創造力と大きな流れが2つあるのです。やはりそれについて触れて、その成果がどうであったかというようにしないと、非常に曖昧になってしまうのではないか。

他もそういうところがあります。特に学校では学力の向上ということが私はメインになってくると思います。ICT活用教育の充実というのも学力の向上のためにやっているわけですから、そういう視点で、学校が評価をきちっとするような教育委員会としての指導、助言をしてほしいと思います。

[田口統括指導主事]

今、ご指摘いただきましたことは大変重要な点だと認識しております。昨年度からこのような形で学校評価が新たにスタートしているところですので、表記あるいは目標の設定の仕方等につきまして、まだ十分ではないところが多々あったと認識しております。

ただいまのご指摘をいただいた上で、平成22年度以降の学校評価に関しまして、各学校についてはもう少し踏み込んで、具体的な設定、また第三者が読んでも分かりやすい表記等を進めるように指導をしてまいりたいと考えています。

[田口委員長]

他にご質問、ご意見ございますか。

[田口委員長]

ないようですので、ここで報告事項第26号を終了いたします。

次に平成21年12月の行事予定について、事務局より説明をお願いいたします。

※平成21年12月の行事予定については省略

[田口委員長]

以上をもちまして、本日の案件はすべて終了いたしました。

これにて平成21年度第8回教育委員会定例会を閉会いたします。

閉会午後2時36分

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