平成21年度第7回教育委員会定例会 会議録

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ページID1004429  更新日 平成30年2月16日

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平成21年度第7回日野市教育委員会定例会

開催日時

平成21年(2009年)10月15日(木曜) 午後2時から午後3時15分

開催場所

教育委員会室

議事(要旨)

開始 午後2時

[馬場委員長職務代理者]

ただいまから、平成21年度第7回教育委員会定例会を開会いたします。

田口委員長から、本日の定例会に際し、欠席届が提出されております。本日の議事進行は委員長職務代理者が行いますので、よろしくお願いいたします。

本日の会議録署名は、千葉委員にお願いいたします。本日の案件は、追加案件も含めまして、議案5件、報告事項5件です。議案第33号は人事に係わる案件のため、公開しない会議とし、会議の最後に審議したいと思います。よろしいでしょうか。

(「異議なし」の声あり)

[馬場委員長職務代理者]

異議なしと認め、会議規則第12条により、議案第33号は公開しない会議とし、会議の最後に審議します。

それでは議事に入ります。議案第29号・日野市市民会館条例の一部を改正する条例の提出について、事務局より提案理由の説明をお願いいたします。

議案第29号 日野市市民会館条例の一部を改正する条例の提出について

[池田文化スポーツ課長]

議案第29号・日野市市民会館条例の一部を改正する条例の提出についてご説明いたします。

提案理由は、指定管理者は地方自治法244条の2第8項及び第9項により条例で定められた上限額を超えない範囲で施設の利用料金設定が可能であり、利用料金を直接収入できる利用料金制度を導入することにより、管理費の削減及び市民サービスの向上を目指すものです。

お手元の議案書、6ページ、7ページをお開き下さい。

新旧対照表にてご説明をさせていただきます。

6ページ第14条第4項に、会館の利用に係る料金に関する業務を追加するものです。

以降、第4項を第5項にし、旧の第4項中「前3号」を第5項「前各号」に改めるものです。

続きまして下段、利用料金です。第15条に新たに利用料金に関する項目を追加するものです。以降、15条を1条ずつ繰り下げて16条、17条とするものです。

8ページ、9ページをお開き下さい。

別表(第8条関係)です。中ほどの日野市民会館、展示室2です。旧ですが、この展示室2につきましては、全日午前9時~午後9時30分までのワンパターンしか料金の設定がございませんでした。それを今回、8ページのように、午前、午後、夜間、全日と展示室をそれぞれ700円、1,100円、1,500円、3,000円と部分貸し出しが可能とするように改めるものです。

その下段、備考です。備考については、9ページの備考に載っております項目を、8ページの新では整理をしたものです。まず、8ページからご説明をいたします。1の入場料加算です。9ページの下段の部分がそれに該当するものです。入場料の加算額を旧の500円以上1,000円未満を、新では501円以上1,000円以下に、(2)1,000円以上2,000円未満を、新の(2)1,001円以上2,000円以下に、(3)2,000円以上3,000円未満を、新の(3)では2,001円以上3,000円以下にそれぞれ改めるものです。要は、ワンコインで入場料加算がなくてイベントができるように、利用しやすく変更するものです。

10ページをお開き下さい。2の使用区分の減額です。(3)が今回、新たに新規で追加する項目です。この部分につきましては、七生公会堂の楽屋部分、これを会議室として利用できるように改めたものです。使用日の1カ月前の日の前日までに七生公会堂のホールの使用申請がなく管理上支障のない場合におきましては、会議等により七生公会堂の楽屋のみを使用区分の単位として使用することができるように改めるものです。

その下段3、使用の延長及び時間貸しです。この部分につきましては、(2)の部分が今回新たに新規として追加するものです。この部分につきましては、楽屋部分の使用を希望される方に柔軟に対応できるように新たに項目を追加したものです。使用日の1カ月前の日の前日までに日野市民会館の大ホール若しくは小ホール又は七生公会堂のホールの使用申請がない場合においては、舞台練習等により舞台のみを2時間を限度に1時間単位で使用することができるように、改めたものです。

4ページ、5ページをお開き下さい。

付則です。この条例は、平成22年4月1日から施行するものです。

以上です。

[馬場委員長職務代理者]

事務局からの説明が終了しました。ご質問ございましたらお願いします。

[馬場委員長職務代理者]

なければ、ご意見を伺います。

[馬場委員長職務代理者]

ないようですので、ご質問、ご意見はこれにて終了します。

お諮りします。日野市民会館条例の一部を改正する条例の提出について、を原案どおり決することに異議ございませんか。

(「異議なし」の声あり)

[馬場委員長職務代理者]

異議なしと認めます。議案第29号は原案どおり可決されました。

議案第30号・学校運営協議会を置く学校の指定について、事務局より提案理由の説明をお願いいたします。

議案第30号 学校運営協議会を置く学校の指定について

[田倉学校課長]

議案第30号・学校運営協議会を置く学校の指定について、学校運営協議会を置く学校を次のように指定するものです。

提案理由は、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第47条の5第9項の規定による、東京都との事前協議が整いましたので、日野市学校運営協議会規則第3条の規定に基づき、日野市立東光寺小学校を指定するものです。

14ページをお開き願います。学校運営協議会を置く学校につきましては、記載のとおり、日野市立東光寺小学校です。

指定の期間につきましては、平成21年11月1日から4年間、平成25年10月31日までといたします。

15ページ以降につきましては、関係書類を添付させていただいております。

16‐1をご覧いただきたいと思います。10月1日付けで東京都教育委員会から、先ほど提案理由でご説明いたしました協議が整ったということで、異議ありませんという東京都教育委員会からの回答文書をいただいております。説明は以上です。よろしくお願いいたします。

[馬場委員長職務代理者]

事務局からの説明が終了しました。ご質問ございましたらお願いします。千葉委員。

[千葉委員]

この指定期間は、年度途中ですが、期間満了後の延長は、再び指定するのですか。

[田倉学校課長]

日野市学校運営協議会規則の中に指定期間が4年間という規定があります。継続の場合は、4年間経った段階でまた指定のし直しということになります。

[馬場委員長職務代理者]

他にございませんか。

[馬場委員長職務代理者]

なければご意見を伺います。教育長。

[加島教育長]

平山小学校に続いて2校目ということです。東光寺小学校をコミュニティースクールにすることについて、東光寺小学校の関係者にはその思いがあると思いますが、教育委員会も、東光寺小学校に対してコミュニティースクールを設置するにあたってどういう期待を持っているかということは必要だと思います。芝生の問題や食育の問題等あるわけですけれども、そういうことを委員の任命式の時に、教育委員長からお話をしていただきたいと思っています。

[馬場委員長職務代理者]

他にございませんか。

ここに出されている校長及び運営連絡協議会会長からの指定についての依頼を読みますと、この読み取った限りだと、芝生や地域の活性化が中心に書かれています。ですから、本来の協議会の使命をもう少し色濃く出しておく必要があるのではないかと思います。従来の学校運営連絡会とは少し違うということを、教育長がおっしゃられたように、強調しておいた方が良いかなと感じました。他にございませんか。

[馬場委員長職務代理者]

なければ、ご質問、ご意見はこれにて終結します。

お諮りします。学校運営協議会を置く学校の指定について、を原案のとおり決することに異議ございませんか。

(「異議なし」の声あり)

[馬場委員長職務代理者

異議なしと認めます。議案第30号は原案のとおり可決されました。

続きまして議案第31号・東光寺小学校学校運営協議会委員の任命について、事務局より提案理由の説明をお願いいたします。

議案第31号 東光寺小学校学校運営協議会委員の任命について

[田倉学校課長]

議案第31号・東光寺小学校学校運営協議会委員の任命についてご説明いたします。

次の者を、東光寺小学校学校運営協議会委員に任命するものです。

提案理由は、日野市学校運営協議会規則第7条第1項の規定にもとづき、任命するものです。

18ページをお開き願います。東光寺小学校運営協議会委員の名簿は記載のとおりです。任期は、先ほどの議案でご承認いただきました、指定期間の始まりである平成21年11月1日から2年間の平成23年10月31日までの任期となります。説明は以上です。

[馬場委員長職務代理者]

事務局からの説明が終了しました。ご質問ございましたらお願いします。渡辺委員。

[渡辺委員]

委員は、2年経過してもう一回選びなおす時に、再任を妨げるものではないですね。

[田倉学校課長]

再任は可能です。

[馬場委員長職務代理者]

委員のところに保護者が3名入っています。平山小学校の経験からいきますと、PTA活動がコミュニティースクールの中に入っていないと非常に活動しにくいというようなことを伺っています。現PTA会長、会長でなくてもPTA役員から入るという形をある程度とった方が良いのではないかなと思いますが、その点はどうなっていますか。

[田倉学校課長]

委員の任命につきましては、学校運営協議会規則の中に、次の各項に掲げる者の内から教育委員会が任命するという規定があります。その一つが指定学校の保護者、地域住民、指定学校の校長、副校長及び教職員、学識経験者、関係行政機関の職員、最後にはその他教育委員会が適当と認める者という中ですので、現在のPTA役員の方であれば当然保護者ということになります。

[千葉委員]

この中に該当者はおいでになりますか。

[田倉学校課長]

PTA会長はおいでになります。調べてご報告します。

[馬場委員長職務代理者

あわせて、現在のPTA会長が入った場合、例えば今年度、3月末で会長を退いた時に、新しいPTA会長が入る。今、平山でもそのことが一つ問題になっているのですけれども、その辺はある程度内規等で、組織から人が入っている場合には、それははっきりしておいた方が良いのかなという感じもします。その点どう考えますか。

[田倉学校課長]

先日も平山小の学校協議会の中でも話題になっております。そのあたり、この運営協議会規則の中では、こういった先ほど申し上げた中からの選任ということになりますけれども、それはそれぞれの協議会の中で整理をしておいていただくか、あるいはまたこの中にそういった分けをするかというのは、検討させていただきたいということは協議会の中でもお話をさせていただきました。そのほうが運営協議会のメンバーの選任に都合がいいということであれば、この役員についても整理が必要なのかなと考えています。

[馬場委員長職務代理者]

例えば任命の時に、どうするのかということを、内々に話しておいた方が良いのかなという感じはします。

[千葉委員]

定員までの枠の中で、新しい選任者をまた任命することも可能ですということを伝えておいたりですね。

[馬場委員長職務代理者]

例えば、保護者でなくなる場合もあるわけですね。それが任期の途中で保護者でなくなったときに、それをどう考えるかというね。それが学識経験者みたいな形に入れ替わるかということが、やはり無理なわけでしょ。その辺のところも整理しておく必要があるのではないかと考えます。

[田倉学校課長]

この枠の中に地域住民という方もいますので、そういうような整理もできるのかと思います。

[馬場委員長職務代理者]

千葉委員。

[千葉委員]

職務代理がおっしゃったのは、どんな資格で協議会委員として属するかという問題ではなくて、実務上の運営として、平たく言えば、前PTA会長がいらっしゃるのに、新しいPTA会長になった人がその中で活動や発言がしにくいということが、まだ起こってないと思いますけれども、もし実際上起こったとしたら、運営協議会委員としての活動がスムーズにいかないのではないかという、資格上は当然地域住民であるのだったら全然問題はないですけれども、そういう運営上の今後の課題として検討しなくてはいけませんねということだと思います。

[馬場委員長職務代理者]

教育長。

[加島教育長]

PTA役員として入っていて、子どもの卒業によってPTA役員の資格を失った時、新しいPTA会長等の役員は入れなくていいかというお話は当然あると思います。それは前任者がいた方がいろいろな意味で事務の円滑な運営上、良い場合もあるだろうと思います。今、おっしゃったような別な問題も考えられます。実態は、我々には直接分かりません。先ほどのようにまだ、定員に余裕もありますから、その余裕も加味しながら、協議会は2つしかないですけれども、それぞれの協議会で協議してもらって、適宜判断してもらうというのも一つの方法ではないかと思います。

[馬場委員長職務代理者]

教育委員会が指導・助言とありますから、ある程度それぞれにとって違うと思います。

[田倉学校課長]

先ほどご質問いただきました、保護者の中でPTA会長はどなたかという話ですが、18ページの名簿にございます11番の方がPTAの会長です。

[馬場委員長職務代理者]

質問から意見に移ってしまいましたけれども、他にご意見ございますか。

[馬場委員長職務代理者]

なければ、ご質問、ご意見はこれにて終結いたします。

お諮りします。東光寺小学校学校運営協議会委員の任命について、を原案どおり決することに異議ございませんか。

(「異議なし」の声あり)

[馬場委員長職務代理者]

異議なしと認めます。議案第31号は原案のとおり可決されました。

議案第32号・行政情報公開決定に対する不服申立てに係る決定について、を事務局より提案理由の説明をお願いいたします。

議案第32号 行政情報公開決定に対する不服申立てに係る決定について

[田倉学校課長]

議案第32号・行政情報公開決定に対する不服申立てに係る決定についてご説明いたします。

平成20年4月30日付け日教学第197号による行政情報公開決定に対する不服申立てについて、次のとおり決定するものです。

提案理由は、行政情報公開決定に対する不服申立てについて、日野市情報公開条例第19条第2項の規定に基づき決定するものです。

20ページをお開き願います。不服申立ての内容につきましては、ここに記載がありますとおり、日野市議会請願第19-8号について、平成19年第2回定例会、第3回定例会、第4回定例会、および、平成20年第1回定例会に向けて日野市教育委員会・日野市教育部が準備した文書および利用した文書という内容の行政情報公開請求が、下段の(経過)にもありますとおり平成20年4月2日に行われました。

これに対しまして4月30日、指導担当参事が所有していた電子データの中にある平成19年度第2回定例会における市民文教委員会での口述書を請求のあった行政情報と特定し、全部公開をいたしました。

これに対して平成20年7月1日、申立人より不服の異議申立てがございました。

平成20年8月4日に審査会に諮問、その後審査会で審査、意見聴取等が行われたという経過です。

審査の結果が下段にございます。答申の結論といたしまして、日野市教育委員会が4月30日付けで行った情報公開決定については、相当と認めるということですが、審査会の審査のやり取りの中、いろいろな資料等の請求の中で、教育長が保有するファイルの中に、公開決定した文書とほぼ同一の内容の、答弁書と同様の文書の存在が明らかになりました。そういったことを踏まえ、審議会ではこの答弁書と同様の文書も本件請求対象文書として特定し、改めて公開・非公開の決定を行うべきであるという答申をいただいていました。

それにつきまして21ページの「記」以下の[決定内容]にありますとおり、平成20年4月30日付けで行った行政情報公開決定処分を取り消し、2、前回全部公開した文書と、新たに教育長が保有するファイルの中にございました平成20年第1回定例会の教育指導担当参事が答弁した答弁書と同様の文書、この文書につきましても全部公開とする決定をするものです。説明は以上です。

[馬場委員長職務代理者]

事務局からの説明が終了いたしました。ご質問がございましたらお願いします。

[馬場委員長職務代理者]

なければ、ご意見を伺います。

[馬場委員長職務代理者]

ないようですので、ご質問、ご意見はこれにて終結します。

お諮りします。行政情報公開決定に対する不服申立てに係る決定について、を原案どおり決することに異議ありませんか。

(「異議なし」の声あり)

[馬場委員長職務代理者]

異議なしと認めます。議案第32号は原案のとおり可決されました。

報告事項第20号・平成21年第3回日野市議会定例会の報告、について報告をお願いいたします。

報告事項第20号 平成21年第3回日野市議会定例会の報告

[中島庶務課長]

平成21年第3回日野市議会定例会についてご報告いたします。

36ページをお開き下さい。

会期につきましては、9月1日から9月29日までの29日間でした。

一般質問は、質問者20名、内教育委員会関係9名、質問件数43件、内教育委員会関係は12件でした。教育委員会関係一般質問等要旨は、次の37ページから43ページに記載された別表1のとおりです。後ほどご確認いただきたいと思います。

市長提出議案につきましては27件、議員提出議案については6件でした。内教育委員会に関するものは、以下の4件です。

1番目に平成20年度日野市一般会計決算の認定についてご承認いただきました。

(2)日野市奨学金条例の一部を改正する条例の制定について可決いただきました。

(3)平成21年度日野市一般会計補正予算(第5号)を可決いただきました。これによりまして、歳入歳出の補正総額は28億5257万9千円です。内教育費につきましては、2億3782万1千円です。

続きまして(4)平成21年度日野市一般会計補正予算(第6号)です。これも可決をいただきました。歳入歳出補正総額につきましては、3億5774万円です。内教育費につきましては、すべて同額の3億5774万円です。教育費の内訳につきましては、44ページに記載された別表2をご確認いただきたいと思います。また前後しますが、平成21年度日野市一般会計補正予算(第6号)教育費の補正予算につきましては、6の体育費として、表に示された市民の森ふれあいホール工事監督委託料並びに市民の森ふれあいホール建設工事請負費です。

今回、教育委員会に関する請願につきましては、ございませんでした。報告は以上です。

[馬場委員長職務代理者]

事務局からの報告が終了しました。ご質問、ご意見がございましたらお願いします。渡辺委員。

[渡辺委員]

(2)日野市奨学金条例の一部を改正する条例の制定について、どういう部分が改正されたのですか。

[中島庶務課長]

文言の整理です。現在、条例改正等の手続きについては教育部ではなく、市長部局の企画調整課が所管しております。その中で「養護学校」という言葉が整理されていなかった部分を整理したものです。

[渡辺委員]

分かりました。

[馬場委員長職務代理者]

他にございませんか。

[馬場委員長職務代理者]

なければ、報告事項第20号を終了します。

報告事項第21号・平成22年度「選べる学校制度」希望調査集計結果(中学校)、について事務局より報告をお願いします。

報告事項第21号 平成22年度「選べる学校制度」希望調査集計結果(中学校)

[田倉学校課長]

報告事項第21号・平成22年度「選べる学校制度」希望調査集計結果(中学校)について次のとおりご報告いたします。

46ページをお開き願います。小学校につきましては、前回の教育委員会で報告させていただきました。

中学校の希望調査集計結果につきましては、10月10日付けの集計がまとまりましたのでご報告するものです。表にございますとおり、一番右側の欄で定員から入学希望者数を引いた数が記載されています。この数につきまして、定員から余裕がある一中につきましては、まだ45人余裕があり、三沢中についてはマイナス22とあり、定員を超えているという見方をしていただきたいと思っております。

ご承知のとおり、今回より選べる学校制度に定員制を導入しております。定員を超えた場合には抽選を行うということで説明しています。七生中学校でマイナス2、三沢中学校でマイナス22、定員を超えている状況です。したがいまして、この2校につきましては、10月30日に公開による抽選会を行いたいと予定しております。抽選を行った場合、その場で入学者を決定するということではなく、まず順位づけを行う作業をさせていただきたいと思っております。

この表には、中ほどに私立等希望の数字が入っておりますが、例年から見ますと、まだ相当数の数が私立学校等に進学するであろうと予想しております。こういった数字がまだ見えないところですので、最終的に希望どおり入学できるかどうかというのは、まだ流動的な部分がございます。よって抽選の結果、1番からの番号をつけさせていただいて、私立等への進学状況によって繰り上げて入学を決定することになります。私立等の状況は、2月中旬頃にならないと進学状況が確定しないところがあります。最終的な状況は、その状況を見て決定することになっていくかと考えております。報告は以上です。

[馬場委員長職務代理者]

事務局からの説明が終了しました。ご質問、ご意見がございましたらお願いします。

[馬場委員長職務代理者]

ないようですので、報告事項第21号を終了します。

報告事項第22号・行政情報の公開請求、について事務局より報告をお願いします。

報告事項第22号 行政情報の公開請求

[中島庶務課長]

報告事項第22号・行政情報の公開請求についてご報告いたします。

公開請求のあった行政情報について、次のとおり決定したので報告するものです。

48、49ページをご覧下さい。

件数は記載の15件です。その内、表の左の番号が、3、4、5、11、12、14、15の請求につきましては、全部公開といたしました。

全部公開以外のものについて、ご説明申し上げます。

まず2番です。第2回定例会議案第11号、第12号、第13号の配布資料と議事録ということですが、この内議案は公開といたしましたが、会議録は人事上の措置をめぐっての意見交換であったため、部分公開としたものです。

続きまして6番です。東光寺小学校校長が平成21年7月22日、24日、31日に行った出張の申請書及び報告書です。出張の申請書につきましては、個人情報を除いた部分公開いたしました。報告書につきましては、7月22日、31日の分につきましては、作成されていなかったため非公開、24日につきましては報告書に代わる書類がございましたので、これを公開したものです。

8番、平成21年1月15日日野市教育委員会定例会議案第46号の回議書です。これにつきましては、個人情報を除きまして部分公開としたものです。

9番、日野市教育委員会が組織として教職員に行う「厳重注意」に規定した文書につきましては作成していないため、非公開といたしました。

10番、日野市教育委員会定例会において教職員に対する「口頭注意」を議案上程するための要件について規定した文書につきましても作成していないため、非公開といたしました。

13番、平成21年9月14日付日教庶務第571号の回議書です。これにつきましても、個人情報を除きまして部分公開したものです。報告は以上です。

[馬場委員長職務代理者]

事務局からの報告が終了しました。ご質問、ご意見がございましたらお願いします。

[馬場委員長職務代理者]

なければ、報告事項第22号を終了します。

報告事項第23号・日野市教育委員会後援等名義使用実績報告(平成21年4月~9月)、について事務局より報告をお願いします。

報告事項第23号 日野市教育委員会後援等名義使用実績報告(平成21年4月~9月)

[池田文化スポーツ課長]

報告事項第23号・日野市教育委員会後援等名義使用実績報告(平成21年4月~9月)について次のとおり承認したので報告いたします。

55ページをお開き下さい。

4月から9月までの上半期の集計が下段に出ております。合計で49件です。また、その隣の括弧書きについては、昨年度の同時期の分です。

詳細につきましては、52ページから55ページに記載のとおりです。以上です。

[馬場委員長職務代理者]

事務局からの報告が終了しました。ご質問、ご意見がございましたらお願いします。

[馬場委員長職務代理者]

なければ、報告事項第23号を終了します。

報告事項第24号・平成21年度全国学力・学習状況調査の結果報告、について事務局より報告をお願いします。

報告事項第24号 平成21年度全国学力・学習状況調査の結果報告

[浮須教育部参事]

報告事項第24号・平成21年度全国学力・学習状況調査の結果報告についてご報告いたします。

この調査は、本年4月21日、小学校6年生と中学校3年生を対象に、国語と算数、数学の主として知識に関するA問題と、主として活用に関するB問題について実施されたもので、平成19年度から始まり、本年が3回目となります。その結果が8月27日に国から届きましたので、ご報告をさせていただきます。

まず私から市内小中学校の全体的な様子をご説明し、その後、指導主事のほうから、小学校と中学校に分けて、特徴的な部分を取り上げてご説明させていただきます。

58ページをお開き下さい。

まず、これまでの3年間の経年変化です。全国、東京都の平均正答率と日野市の平均正答率を表にしたものです。昨年度は、中学校の国語Bが全国と東京都を下回り、今年度は小学校の算数Aで全国は上回ったものの東京都の平均正答率をわずかながら下回る結果となっております。

次に、正答数の分布状況グラフをご覧下さい。59ページから順に小学校の国語A、国語B、算数A、算数Bの分布状況を表わすグラフとなっており、63ページからが中学校のグラフとなっております。分布の様子は、日野市も東京都も全国も同じ傾向を示していることが分かります。

特徴的なのは中学校の数学の分布です。65ページ、66ページをご覧下さい。中学校の数学では、A問題、B問題ともに分布が横に広がり山型を成しておらず、台形のような形になっております。このことから、中学校の数学についてはその理解や習熟に大きな開きが生じていることが分かります。今後はより一層習熟に応じた指導など、個に応じた指導や補習等にも力を注ぐことが必要であると受け止めております。

また、今年度、小学校の算数Aが東京都の平均正答率をわずかながら下回ったことにつきましては、67ページの結果分析にもお示ししましたように、具体物の調査や生活場面に即した身近な事例を通した指導など、作業的・体験的な活動や課題解決の方法を自分の言葉や文字、図等を使って説明する活動等を授業の中に取り入れ、児童の確かな理解につなげていく必要があると考えております。

69ページは、11月に発行するひのっ子教育の原稿です。本年度の結果につきまして、紙幅の関係でその要点を保護者や市民の皆様にお知らせいたします。

それでは、指導主事からご説明をさせていただきます。

[梶野指導主事]

それでは、議案書の72ページからご説明いたします。

72ページには、小学校、中学校の学習指導要領に係わる領域、評価における観点別のものを一覧としてまとめました。先ほど教育部参事からお話がありましたとおり、今年度につきましては、算数Aの全体的なところで東京都の平均をやや下回る結果となっておりますけれども、基本的な各領域、評価の観点等につきましては、概ね良好な数字を保っていると思われます。ただ、小学校国語Bの学習指導要領の領域、書くことにつきましては、東京都、全国とも低い結果になっております。日野市も20%を下回る状況です。そこのところは、また小学校でご説明したいと思います。基本的に私が中学校、小林が小学校の説明をさせていただきます。

では、中学校からご説明いたします。71ページをご覧下さい。

国語A、B、数学A、Bにつきまして各設問ごとに正答率、無解答率を中心に日野市、東京都、全国という形でまとめられたものです。

国語につきましては、全体的な傾向として、概ね東京都や全国よりも正答率は高い状況ではありますけれども、一部気になる状況もございますので、そこを取りたてて説明したいと思います。国語Aにつきましては、7一の問題のところの正答率が27%ということで、全体の4分の1程度の正答となっております。この問題につきましては短歌の問題で、意味の切れ目を問う問題ですが、実際、子どもたちの中には、短歌を上の句、下の句という形式的な句切れの理解にとどまっていて、全体的な意味で切れるというところが十分に理解されていなかったのではないかと思われます。誤答の傾向を見ると、上の句、下の句を形式的に分けた句切れを選んでいる誤答のパーセントが高かった傾向がございます。

8番以降が語句に関する問題ということで、A問題の半数が語句、漢字の読み書き、その他細かな問題となっておりますが、こちらの実際の漢字の読み書き、難しい言葉の意味など、やはり授業中、文章を読み取るときまたは作文などで文章を書いているときなどに、様々な言葉を意識して使うような意図的な働きかけが必要と思われます。

活用に関する国語Bのところでは、概ね日野市は東京都、全国を上回る結果にはなっておりますけれど、1三アのところの正答率が56.2%と他の問題よりも正答率が低くなっております。こちらの問題に関しては、実際に図書館のコーナーの中で、このコーナーにあたる見出しをつけるという問題になっております。この部分につきましては、他の子ども図書館案内図という別なものを参考にしながら見出しをつけていくということで、このページをとりながら読み取っていくというところが、なかなか正答率につながっていきませんでした。

もう一つは、どのように表現してよいかというところで、正しい答えに求める要件に合っていなかったというところで若干正答率が低くなっている傾向がございます。こちらも様々な資料を活用しながらそこから情報を読み取り、取捨選択し、まとめて表現する力を計画的に指導の中でも取り入れていく、また、他の教科、総合的な学習など様々な場面で、このような活動を取り入れることで子どもたちに力はついていくものと思われます。

続きまして数学についてご説明いたします。

数学A問題につきましては、概ね正答率の低かったものとして3(3)が38%、8が34.4%と3分の1程度の正答率となっております。3(3)につきましては、方程式に係わる問題ではありますけれども、これは方程式を解いて解を求めるという問題ではなくて、その式が何を表わしているかということを言葉で書き込む問題です。子どもたちの場合は、方程式を解いて解を求めることについては多く学習できているようで、その隣の3(4)は連立方程式ですけれども、こちらは73.7%と、xとyを求める問題については答えができているということもありますので、こういう形の問題がうまく取り組めなかったということが言えます。

また、8番につきましては、図形の証明問題ですけれども、2つの証明の文章を読んで、その2つが正しいものであるか、正しくないものであるかを判断して解答を選ぶという問題です。こちらも正答の割合と同じ程度の解答ということで、間違った解答、その証明がしっかりできていないにも係わらず、証明できていると解答しているということで、具体的な証明のやり方や説明の仕方というもの、また書かれているものからそれをどう読み取っているかというところの判断ができていなかったと思われます。

また、9番以降につきましても数字の上下が結構ありますけれども、9番以降が割合、関数に係わる問題ということで、昨年度もその傾向が少し見られましたけれども、やはり関数、比例、反比例に係わる問題に若干の苦手なところが見られるかなと思われます。

数学Bの活用に関する問題のところでは、顕著な数字として3(3)が23.1%と4分の1に満たなかったという状況がございます。こちらの問題は非常に身近な蛍光灯と白熱灯の問題で、1個の値段、電気代、そしてその1個の寿命というものが表にされていまして、それについて説明する問題が3(3)にあります。計算で式を立てて答えを出すということについては概ねできているところがありますが、ある事柄について説明をする、求める方法を説明するところでは、そういう意図的な学習をしっかり取り組んでいかないと、やはりうまくできていないところがございます。

また、2(2)も43.5%となっておりますが、こちら自然数、数字、文字を含んだ数字がある一定の法則に従って並べられていますけれども、これも説明を完成させるということで、言葉で論理的に説明をしていく問題です。したがって、顕著な例としては、法則や論理的なものを言葉で説明するというところの苦手感があるのかなと思われます。中学校は以上です。

[小林指導主事]

それでは、小学校につきましてご説明させていただきます。

70ページをご覧下さい。

まず国語Aについてご説明をいたします。選択式の問題 短答式の問題、記述式の問題とございます。選択式の問題は5問ありますが、その内4問は都及び全国の平均より高い平均正答率でした。一方、短答式のほうは12問中8問、都の平均を下回るところがありました。

正答率が低い問題の中に2_2と2_3がございます。これはローマ字の問題でした。48.4%の平均正答率のものが、「たべもの」というひらがなをローマ字になおすものです。2_3はローマ字の「はっぱ」と書いてあるものをひらがなになおすものです。「くすり」や「いぬ」のような清音のローマ字については成績がよく、濁音や促音については徹底がされていない。また、無解答率が高くなっていました。

それから8番の平均正答率が19.4%となっている問題は、一文を「だから」という接続語を使って二つの文に分けて書きなおす問題です。ここのところでは、前の文の終わりの7文字と後の文の初めの7文字を書くという設題の意図に沿って解答することが難しかったと考えられます。接続語は、文末の表現を工夫して一つの内容を一つの文で書いたり、二つ以上の内容を一つの文にまとめていく指導が必要だと思われます。活用型の国語の問題文については、先ほどありましたように書くことの領域において課題がございます。

平均正答率が低かったものとして1の17.1%がございます。これは児童の報告文を読み、報告文のもとになっているメモの内容を書き表すというものでした。これを正答するためには、「まず」、「つぎに」という接続語に着目し、解答の例に示してある書き方に従ってすることを書き出さなくてはなりません。このように条件にあわせて説明を自分で書いたり、接続語に着目して書いたり、字数にあわせて書いたりということに課題が見られます。条件にあわせて書く書き方や、結果だけではなく結果から何が分かるかを導き出して書く指導が必要になってまいります。

次に算数Aについてご説明いたします。算数については、数と計算の領域は市の平均正答率が都及び全国を下回り、図形は国は上回ったものの都の平均を下回るという傾向がございました。70ページを見ていただいて、平均正答率が低いものとして2(1)66.1%がございます。これは数測線から一目盛りがいくつ分を表わしているかを考え出し、指し示された問題の数値を正しく答えるというものでした。一目盛りがいくつかを考える指導が大切になってまいります。

次に8、2(4)66.8%の問題は偶数をすべて選んで書く問題でしたが、ゼロを偶数だという理解が不足しており、この正答率が都の平均を下回っておりました。

それから7番の63.6%という問題がございます。こちらは割合の問題でした。全体の小学生の人数200人から女子の割合を導き出すものでしたが、比較をする量が何で、もとになる量が何かという理解や、割合は求めたものの百分率で答えるときの答え方ができていないというものがありました。割合の整理や意味を捉えさせる指導や、テープ図や線分図などに表わす活動を取り入れることが考えられます。

それでは算数Bの活用型のところについてご説明をいたします。ここのところでは学習指導要領の全ての領域で都及び全国の平均正答率を上回っており、全14問とも都、全国の平均正答率を上回っておりました。正答率が低かったものとして1(3)番、5(3)番がございます。

5(3)番は割合の問題でした。これはグラフを読み取って、グラフのペットボトルの量は4月と6月で変わっておりませんが、全体の量が4月から6月は増えているので、割合の大小を判断し、その判断した根拠を説明する問題でした。説明するときに、全体の重さだけの説明、比較をする量だけの説明になっていて、説明が足りないという傾向がございました。また、もとになる数と比較する数を組み違えた誤答もありました。これにおいても割合の問題についての理解を深めることが必要です。

また、1(3)については、誰々さんと同じ求め方でという条件にあわせて式の意味を言葉で説明するというところで平均正答率が低いところがございました。他者の解決方法を自分の言葉で表わしたり、別の解決方法を考えたりする活動を取り入れることが必要だと思います。以上で、小学校の説明を終わります。

[梶野指導主事]

小学校、中学校通して言えることは、やはり条件にあわせてまとめる、書く力をもう少しつけなければいけないということ。また、算数、数学等においても、言葉で説明するところが比較的苦手だということと、割合や関数に係わるところがやはり課題かなと感じています。以上です。

[馬場委員長職務代理者]

事務局から報告が終了いたしました。ご質問、ご意見がございましたらお願いします。渡辺委員。

[渡辺委員]

詳細な分析ご苦労様でした。今ご報告いただいたようなことを文章化して学校に配られる予定になっているのでしょうか。

[梶野指導主事]

お手元の資料の67、68ページの結果分析を校長会でお示ししながら、学校に配布させていただきたいと思います。

[馬場委員長職務代理者]

他にございませんか。

70ページ、小学校と比べてみたのですが小学校の特徴は、無解答率を見ますと、小学校の国語A問題、最後の7、8、9が日野市は全国と東京都に比べて高いんですよね。国語Bも3二(2)から4二イまで、日野市が高いんです、算数B問題は4(3)、5(1)(2)(3)が東京都と全国を比べて無解答率が高くなっています。ということは、ここまで届かなかったということでしょうか。時間がなかったと解釈した方が良いのでしょうか。

[梶野指導主事]

子どもたちの答案を見ることはできていないのですが、特にB問題等は、考えながら時間をかけて解くと最後までいかなかった子どもたちもいたと思います。

[馬場委員長職務代理者]

それにしては平均が全国、東京都よりも高いということは、ここにも一つ子どもたちの指導の問題点があるのではないかと思います。特にA問題と限らないのですが、すばやく処理する能力も非常に大事だと思います。各学校は個人データはあるのですか。

[梶野指導主事]

はい。

[馬場委員長職務代理者]

それに即して今後の指導の一つにしていただければと思います。

他にございませんか。

[馬場委員長職務代理者]

なければ報告事項第24号を終了します。

次に平成21年11月の行事予定について事務局より説明をお願いします。

※平成21年11月の行事予定については省略

[馬場委員長職務代理者]

これより議案第33号に入りますが、本件につきましては公開しない会議の中で行いますので、関係職員以外の事務局説明員は退席しても差し支えないと思います。

異議ございませんか。

(「異議なし」の声あり)

[馬場委員長職務代理者]

異議なしと認めます。関係職員以外の事務局説明員は退席してください。

なお、本件の終了をもって平成21年度第7回教育委員会定例会を閉会といたします。

閉会 午後3時15分

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