平成21年度第9回教育委員会定例会 会議録

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ページID1004433  更新日 平成30年2月16日

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平成21年度第9回日野市教育委員会定例会

開催日時

平成21年(2009年)12月22日(火曜) 午後2時03分から午後2時32分まで

開催場所

教育委員会室

議事(要旨)

開始午後2時03分

[田口委員長]

ただいまから、平成21年度第9回教育委員会定例会を開会いたします。

議事に入ります前に、本日は傍聴希望者がいらっしゃいますので、傍聴を許可したいと思いますが、よろしいでしょうか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

異議なしと認め、傍聴を許可いたします。

(傍聴者入室)

[田口委員長]

本日の会議録署名は、渡辺委員にお願いいたします。

本日の案件は、追加案件も含め議案2件、報告事項2件です。

なお、議案第35号、第36号は関連がありますので、一括議題として審議したいと思いますが、よろしいでしょうか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

異議なしと認め、議案第35号、第36号は一括議題として審議いたします。

それでは議事に入ります。議案第35号・小中学校教育用地上デジタルテレビの買入れの専決処分について、議案第36号・小中学校教育用電子ボード等の買入れの専決処分について、の2件を一括議題とします。事務局より提案理由の説明をお願いいたします。

議案第35号 小中学校教育用地上デジタルテレビの買入れの専決処分について

議案第36号 小中学校教育用電子ボード等の買入れの専決処分について

[中島庶務課長]

議案第35号・小中学校教育用地上デジタルテレビの買入れの専決処分についてご説明いたします。

提案理由は、本件につきましては、平成21年度第4回日野市議会定例会に議案上程するにあたりまして、教育委員会に諮る時間的余裕がありませんでした。そのため教育長専決により市長へ提出いたしましたので、報告し承認を求めるものです。

2ページをお開き下さい。

このたびの市議会定例会に議案第111号として12月17日に提出した議案書です。本件は国のスクールニューディール構想に基づく学校情報通信技術環境整備用として、全小中学校に地上デジタルテレビ416台、テレビスタンド239台を6,985万2,300円で株式会社フレックスシステムから購入することの議決を求めたものです。

次に3ページをお開き下さい。

議案第36号・小中学校教育用電子ボード等の買入れの専決処分についてご説明いたします。

提案理由につきましては、先の議案第35号と同じですので、割愛させていただきます。

4ページをお開き下さい。このたびの市議会定例会に議案第112号として12月17日に提出した議案書です。本件も国のスクールニューディール構想に基づく学校情報通信技術環境整備用として、小中学校に電子ボード254台、テレビ用コンピュータ424台、校務用コンピュータ31台を6,898万5,000円で濱坂電機株式会社から購入することの議決を求めたものです。

なお、これらの案件につきましては、原案のとおり可決されました。以上です。

[田口委員長]

事務局からの説明が終了しました。質問がございましたらお願いいたします。馬場委員。

[馬場委員長職務代理者]

デジタルテレビの仕様で、大きさ等はどのようなものですか。

[中島庶務課長]

デジタルテレビは液晶を選択いたしました。全て52インチです。52インチの液晶テレビを製造しているのがシャープと東芝で、今回入りますのはシャープ製です。

[千葉委員]

これは入札ですか。

[中島庶務課長]

はい。

[田口委員長]

他にご質問ございますか。

[中島庶務課長]

電子ボードにつきましては、テレビにカチッとはめ込む形で、今まで使っていたe黒板よりも使い勝手の良いものになっています。

[青木庶務係長]

電子ボードは、既存のe黒板と同様の機能を有するもので、従来の製品よりさらに精度が良くなったものです。電子ボードは、e黒板と同様に、パソコンを操作しなくても、タッチパネル方式で画面に触れることにより、パソコン上の操作と同じ操作ができます。テレビにはめ込むようにセットしてあるため、テレビを視聴したり、DVDの映像を見たり、サーバにある教材を提示したり、インターネット検索を表示したりできます。

[馬場委員長職務代理者]

それはテレビにセットしてしまって、テレビを観るときもそれで観るのですか。

[青木庶務係長]

はい。そうです。

[馬場委員長職務代理者]

大きさはテレビの52インチと同じということですか。

[青木庶務係長]

はい。ただし、予算の都合上、全てのテレビに電子ボードをつけるのは難しいため、電子ボードがつかないテレビには、既存のe黒板をセットできるようなフィルターを予めテレビに取り付けておき、そのフィルターの上に装着できるような整備をして納品してもらう考えです。

[馬場委員長職務代理者]

パソコンで操作するわけですね。

[青木庶務係長]

それもパソコンと連動していきたいと考えています。

[中島庶務課長]

52インチのテレビと一緒に専用のパソコンを用意し、それを積んでいるラックごと持っていけばどこでもすぐに使えるようになります。今まではいろいろなものを準備して、あれを持ってきてこれを持ってきて、セットをしてということから始まったのですけれど、今はラックを持ってくるだけで使えます。

[馬場委員長職務代理者]

パソコンもセットになってということですか。

[中島庶務課長]

はい。ただ、入札としては、広く、市内の業者にチャンスを与えようということで、いくつかに分割させていただいた形で今回のような二案になりました。

[馬場委員長職務代理者]

コンテンツはどうするのですか。

[千葉委員]

それはパソコンですか。

[馬場委員長職務代理者]

パソコンには全部入っていないのですよね。

[青木庶務係長]

教室用のコンピュータの操作と同じように、無線LANで学校のサーバにコンテンツ等の情報をとりにいきます。今までパソコンとプロジェクターとプリンタ等いろいろつなげて使っていたものが、1台でオールインワン方式でテレビとパソコンをセットにしました。そこに無線のキーボードとマウスをセットして、先生がどこの席からでも操作して、画面展開でき、インターネットの検索もできます。

[馬場委員長職務代理者]

ハード面は分かりますが、教材用として使う時には先生が新しく用意したり、作ったりしますよね。そうしないと既成のものしか使えない。既成のものだけだと、十分に使えないと思うので、そういうコンテンツはどうですか。

[青木庶務係長]

今まで個人が作ったものも活用できますし、ICTで整備されたソフトやコンテンツを今後も活用していくことになります。

[馬場委員長職務代理者]

そういうものは十分に考えていかないと、活用がされないのではないかと思います。

[田口ICT活用教育推進室長]

今、青木係長からお話申し上げたことがほとんどですが、既存の各学校で使っていたソフト、それから各教員が開発したコンテンツ、こういったものが無線LANあるいは今後テレビ用のパソコンを通してスピーディーに、しかもタッチパネル方式で使い勝手も非常に向上するというところもありますので、現在まで行ってきたICT活用教育を充実、発展させる上で非常に強力な武器になるかと思っております。

[加島教育長]

あと、センターを中心に行っているソフトの開発について説明して下さい。

[田口ICT活用教育推進室長]

現在、教育センターで、各学校で取り組んできている各教科ごとの事例集をICT活用研究委員会で、小学校では五十嵐校長先生、中学校は秋山校長先生の両方でとりまとめの作業を進めていただいております。先ほど、各学校にそれぞれお話を伺ってきましたが、来年2月の段階でそれらをとりまとめたうえで、今度はそのデータ類を推進室のホームページを通して指導事例集としてアップしていく予定です。現在でも理科関係では「理科ねっとわーく」を活用したコンテンツの指導事例集をとりまとめており、これらの環境をもとにして授業の中で一層活用することは期待できると思います。

[田口委員長]

渡辺委員。

[渡辺委員]

どんどん進化していって、すごいなとただ驚くばかりですけれど、それに伴って、先生方がこなせるか。4月になるとまた異動があって、他市から日野市ほどまだそういう講習を受けてない方もいらっしゃると思います。そういう先生方のスキルの向上、使いこなせるような講習等は考えていらっしゃいますか。

[田口ICT活用教育推進室長]

この件に関しましては、これまでも4月段階で転任者研修、夏休みのICT活用研修 等を実施しております。4月の段階での研修は限られる時間の中で詰め込み式に行いますので、今年の状況を見ても課題が多々あると思っております。もう少し中身を整理して4月時点でお伝えすることと、もう少し時期をずらしてお伝えすること、また夏季休業期間中にきちんと伝えていくこと、ここを整理して、当然新しい機器を活用するわけですので、使い方についても時間のとれる時期にじっくりと、授業展開等についても指導等を夏季研修等で実施したいと考えております。

[馬場委員長職務代理者]

416台というのは各教室に全部入るということですよね。ですから、かなり使い勝手がよく準備をしておかないと、かえって、中途半端なやり方だと時間がかかったり手間がかかったり、こういうコンテンツがほしいなと思ってもなかなか自分では用意できない等あると思うので、是非、この後のそういうソフトを生かしていく、先生方の使い勝手の良いようなシステムや研修をかなりやらないといけないと思います。私、日野第四小の研究発表の時に、先生方があれを使いこなすには、助手がいないと使いこなせないです。ですから、簡単そうですけれどもかなりの教材研究も深めてないと難しいことがありますので、これからが大きな課題で、せっかくこういう良いお宝をいただいたんですから、是非それを活用するように鋭意努力していただきたいと思います。

[田口委員長]

千葉委員。

[千葉委員]

あとは見ていて、小学校と中学校で、学校で拝見すると温度が違うというか、使用実態として小学校がかなりの普及度を示して、中学校が使いにくさそうな印象を受けます。そこら辺を勘案して、大学の先生のご指導は良いのだけれども、中学校の実状を伺うとやはりちょっと違うのではないかと思います。中学校は必然的に、高校入試があるものですから学力をつけなければいけないという、その辺の中学校の本当のニーズにあったものをみんなで開発していく。また、今ご説明にあったように、日野市独自でソフトやコンテンツ、内容を蓄積していくということは是非進めていただいて、中学校の今後の目標としては、活用の幅と効果、実効性のあるものにしていただくことを強くお願いしたいと思います。

[田口ICT活用教育推進室長]

今の千葉委員からのご指摘の点に関しましては、2月に行われる予定の中学校の中教研の際に、会長の中野先生からも、各中学校の教員たち全員参加するので、どんな活用の仕方があるのかということを改めて私に説明をしてもらいたいという申し出を受けております。遅まきながら中学校に関しましては、やはり委員ご指摘のとおり、活用の実態に関して、やはりまだまだこれから向上を図らなければならない点が多々ありますので、そういった機会等を踏まえて、個人個人のコンピュータのスキルに応じた活用のレベルがそれぞれあるので、まずできるところから始めましょうという形でのお話はしたいと考えております。

[田口委員長]

いろいろご質問やお答えが出ましたが、ご質問がないようでしたらご意見を伺います。

[田口委員長]

なければこれで終結します。

私一言も言ってないので言うならば、これだけのお金をかけて行うのですから、本当に皆さんで勉強して、生かしてもらいたいと思います。この間のプレゼンテーションの時にありましたけれど、今、委員がおっしゃったように、小学校の方が生かされているのかなと思いました。中学校はもう少しかなと素直な気持ちで思いました。それはプレゼンテーションの話であって、授業で使いこなすのはやはり先生ですから、校務は全部やっているけれども、この電子ボードや地上デジタルテレビは教室に入ってくるのだから、どんどん生かしてやっていただかないと、本当に、私うれしい反面、これだけのものが無駄になったらどうしょうと危惧すら抱いているので、コーディネーターの力もお借りして、一生懸命、徹底的に使いこなしていただき、良い授業をしていただきたいと思っております。他にご意見ございますか。

[田口委員長]

ないようですのでここで終結し、1件ずつお諮りします。小中学校教育用地上デジタルテレビの買入れの専決処分について、を原案のとおり承認することに異議ございませんか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

異議なしと認めます。議案第35号は原案のとおり承認されました。

次にお諮ります。小中学校教育用電子ボード等の買入れの専決処分について、を原案のとおり承認することに異議ございませんか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

異議なしと認めます。議案第36号は原案のとおり承認されました。

次に報告事項に入ります。報告事項第27号・行政情報の公開請求、について事務局より報告をお願いいたします。

報告事項第27号 行政情報の公開請求

[中島庶務課長]

報告事項第27号・行政情報の公開請求についてご報告いたします。

6ページ、7ページをお開き下さい。

決定日が前回の教育委員会以降、これまでの案件は全部で13件です。その内、全部公開した9、13を除き、部分公開、非公開とした11件についてご説明いたします。

前後して恐縮ですが、はじめに7、8から説明させていただきます。

7につきましては、請求者が、請求された文書は公開請求された請求人本人からの文書であったため、氏名等の個人情報も公開いたしましたところ、請求者から個人情報を開示したとのクレームが入りまして、検討の結果、8をもって全部公開から個人情報を除く部分公開へと変更したものです。

同様に1、2、4、5につきましても、こうしたものです。

戻りまして3につきましては、一般公開の決定をした後、請求者から請求の資料はインターネット、図書館等で閲覧できるので、却下せよとの申し入れを受けまして、却下への変更をしたものです。

10、11につきましては、個人情報を除き部分公開としたものです。

12につきましては、旅行命令簿兼旅費請求内訳書の個人情報を除く部分公開と、領収書の全部公開をしたものです。以上です。

[田口委員長]

事務局よりの報告が終了しました。ご質問、ご意見ございますか。

[田口委員長]

ないようですので、ここで報告事項第27号を終了します。

次に報告事項第28号・平成21年度第4回日野市議会定例会の報告、について事務局より報告をお願いいたします。

報告事項第28号 平成21年度第4回日野市議会定例会の報告

[中島庶務課長]

続きまして追加案件です。報告第28号・平成21年度第4回日野市議会定例会の報告についてご報告いたします。

会期は、12月1日から12月17日までの17日間でした。

一般質問の質問者22名、質問件数45件でした。その内、教育委員会に関するものは11名の方々から11件の質問がございました。

これらにつきましては、教育委員会に関係する一般質問の要旨、別表1にまとめていますので、後ほどご参照いただければと存じます。

次に議案は、市長、議員提出を合わせまして48件の提出がございました。その内、教育委員会に関する議案は4件です。

1件目は、日野市民会館条例の一部を改正する条例の制定についてです。先の第7回教育委員会定例会におきまして、文化スポーツ課長から説明のありましたとおり、市民会館において指定管理者が条例で定められた上限額を超えない範囲で施設の利用料金設定を行い、利用料金を直接収入できる利用料金制度を導入することにより、管理費の削減及び市民サービスの向上を目指すものです。

2点目は、日野市民会館の展示室2につきまして、これまで全日、午前9時から午後9時半までを通した一本の料金設定でしたが、それを今回、午前、午後、夜間、全日と料金設定をし、部分貸出が可能となるように改めるものです。

3点目は、入場料加算についてです。利用促進を図るため、ワンコインで利用しやすく、入場料加算がなくイベント等ができるように変更するものです。

4点目は、七生公会堂の楽屋部分を会議室として利用できるように改め、定める期日までに七生公会堂のホールの使用申請がない、管理上支障のない場合におきましては、会議等による七生公会堂の楽屋のみを使用区分の単位として使用することができるように改めるものです。

5点目は、使用の延長及び時間貸しです。楽屋部分の使用を希望される方に柔軟に対応できるように、新たに項目を追加し、定める期日までに日野市民会館の大ホールもしくは小ホール、七生公会堂のホールの使用申請がない場合において、舞台のみを2時間を限度に1時間単位で使用することができるように改めたもので、この条例は平成22年4月1日から施行するものです。

2件目につきましては、平成21年度日野市一般会計補正予算についてです。報告書のとおり歳入歳出の補正が行われまして、教育費につきましては6716万3千円を増額し、総額で77億8277万4千円としたものです。なお、教育費の内訳につきましては、別表2に記載のとおりです。この中で主な事業をご報告いたしますと、1の教育総務費においては、用務員等の現業職場の職員を対象とした刈払機の取扱に関する特別教育、2の小学校費においては、平山小学校屋上への太陽光発電設備の設置と、2と3の小中学校費では、老朽化した施設の修繕等の補正予算を計上したものです。

次の(3)、(4)につきましては、先ほどの議案第35号、第36号で説明したとおりです。以上、これらの案件すべてにつきましては、原案のとおり可決されました。

なお、4の請願につきましては、教育委員会に関する案件はございませんでした。報告は以上です。

[田口委員長]

事務局からの報告が終了しました。ご質問、ご意見がございましたらお願いします。

[田口委員長]

ないようですので、ここで報告事項第28号を終了します。

次に平成22年1月の行事予定について、事務局より説明をお願いいたします。

※平成22年1月の行事予定については省略

[田口委員長]

以上をもちまして、本日の案件はすべて終了しました。これにて平成21年度第9回教育委員会定例会を閉会といたします。

閉会午後2時32分

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教育部 庶務課
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