平成21年度第5回教育委員会定例会 会議録

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ページID1004425  更新日 平成30年2月16日

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平成21年度第5回日野市教育委員会定例会

開催日時

平成21年(2009年)8月13日(木曜) 午後2時から午後3時05分まで

開催場所

教育委員会室

議事(要旨)

開始午後2時

[田口委員長]

ただいまから、平成21年度第5回教育委員会定例会を開会いたします。

議事に入ります前に、本日は傍聴希望者がいらっしゃいますので、傍聴を許可したいと思いますが、異議ございませんか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

異議なしと認め、傍聴を許可いたします。

[田口委員長]

本日の会議録署名は、千葉委員にお願いいたします。

本日の案件は、議案4件、協議事項1件、報告事項1件です。

会議の進め方ですが、まず協議事項を協議し、その次に議案を審議したいと思いますが、よろしいでしょうか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

異議なしと認め、協議事項第2号を協議後に議案を審議いたします。

それでは議事に入ります。協議事項第2号・日野市立中学校教科用図書の選定について、を議題といたします。事務局より提案理由の説明をお願いいたします。

協議事項第2号 日野市立中学校教科用図書の選定について

[浮須教育部参事]

協議事項第2号・日野市立中学校教科用図書の選定についてご協議をお願いいたします。

まずはじめに、今年度の採択についてご説明いたします。教科書無償措置法等で教科用図書の採択は原則4年ごとと定められており、前回の中学校教科用図書の採択は4年前の平成17年でした。今回の採択は、中学校においては平成24年度から新しい学習指導要領に基づいた教科用図書を使用することになりますので、平成22年度と23年度の2年間使用する教科用図書を採択するものです。

まず、今回の採択事務を進めるにあたり、平成21年3月30日の教育委員会定例会において、日野市立中学校教科用図書の採択要綱を定めているところです。また、平成21年4月15日付、文部科学省初等中等教育局から各都道府県教育委員会宛てに、平成22年度使用教科書の採択事務措置についての通知がありました。その通知の中には、平成22年度使用中学校用教科書のうち、社会(歴史的分野)以外に新たに文部科学大臣の検定を経たものがないことに鑑み、社会(歴史的分野)以外の種目については、採択権者がそれぞれの地域の生徒にとって最も適した教科書を採択する責任を果しつつ、その手続きの一部を簡略化することも可能であることが示されております。

日野市では採択要綱に則り、また、文部科学省からの通知にも沿う形で、前回平成17年度の調査研究資料も適宜活用しながら、新たな社会(歴史的分野)の検定本を含めて、4つの観点、1内容、2構成・分量、3表記・表現、4使用上の便宜の観点から、全教科、全教科書の調査研究を行ってまいりました。また、今回の採択は、昨年度の小学校用教科書の採択と同様に、現行の学習指導要領に基づいた教科書を採択することになりますが、今回の調査研究報告書にも、昨年度と同様に特記事項欄を設けております。この特記事項欄は、前回17年度の調査研究と今回の調査研究とで、特に気がついたことがあった場合や、新学習指導要領の視点からみて特に気がついたことがあった場合、また、現在使用している教科書について特に気がついたことがあった場合等について、記述できるようにしたものです。また、日野市教育委員会では、これまでの教科書採択時と同様に、各学校、各教科委員会での調査研究、そして審議会での検討、審議、さらに東京都教育委員会が作成した中学校用教科書調査研究資料や、実際の教科書に直接あたる等の十分な調査研究と手順を踏んだうえで、本日の採択を迎えております。

次に、今回の採択事務の経過について、今の説明と重複する部分もございますが、時系列でご説明いたします。

まず、本年2月25日、学校と教育委員会事務局によるプロジェクトチームを設置し、日野市立中学校教科用図書採択要綱の案を作成し、3月30日の教育委員会定例会に議案として提出し、議決をいただきました。この要綱に基づき、4月から5月までの期間、各中学校で教科用図書の調査研究を行いました。そして、その報告書が、各教科ごとに教科委員会に提出されました。この教科委員会は、委員長、副委員長、主幹教諭、主任教諭等の4名で構成され、各学校からの調査研究報告書をもとに、それぞれの教科の専門性を生かして調査研究を行いました。教科委員会が開催されたのは6月3日から6月26日までの期間です。

続いて、7月6日、13日に教科用図書採択審議会を行いました。この審議会は校長2名、副校長2名、統括指導主事、指導主事と保護者4名の計12名によって構成されています。この審議会では、各教科委員長から、それぞれの教科ごとに調査研究した内容の報告があり、各社の教科用図書を実際にあたり、確認したり質問したりする等、活発な審議が行われました。

そして教育委員会は、7月15日に審議会からの答申を得ました。この審議会からの答申書も踏まえ、7月17日、教育委員が各学校、各教科委員会そして審議会が行った調査研究の観点に従って、都教育委員会が作成した中学校用教科書調査研究資料や実際の教科書に直接あたり、全ての教科用図書の調査研究を行いました。

これが本日までの採択事務の経過です。なお各社の教科用図書は、前回平成17年の採択時以降、随時、教育委員会、教育センター、中央図書館、多摩平図書館、高幡図書館の5ヵ所で閲覧できるようになっておりました。また、新たな検定本につきましては、5月末までは各学校、各教科委員会の調査研究で使用しておりましたので、6月初旬から教育委員会、教育センター、中央図書館の3ヵ所で、6月18日からは多摩平図書館、高幡図書館でも閲覧できるようにいたしました。

そしてこの5ヵ所には6月26日より、教科用図書や展示について、お気づきの点をご記入いただくアンケート用紙を置き、本日までに寄せられたご意見・ご感想等は31枚になります。さらに、本日までに教育委員会に届いた採択に関するお手紙や要請、要望等は9件でした。

本日の協議事項といたしましては、各教科、各種目の教科用図書についてご協議をいただき、それぞれ1社を採択候補として選定していただきたいと思います。なお、参考資料として審議会からの答申書と現在使用している教科用図書の一覧をお配りいたしました。

以上で説明を終わります。ご協議のほど、よろしくお願いいたします。

[田口委員長]

事務局からの説明が終了しました。ただいま、事務局からの説明にありましたように、日野市立中学校教科用図書採択要綱に則り、各学校、各教科委員会、審議会では、全教科、全教科書についての調査研究を行い、教育委員会は7月15日に日野市立中学校教科用図書採択審議会より答申を受けました。この答申書の内容を踏まえ、都の教科書調査研究資料を参考にしながら、実際の教科書をもとに全ての教科、全ての教科書について調査研究を行ってまいりました。それらを通しまして、本日までに、それぞれの委員がどの教科用図書を採択の候補とすべきか判断されたことと思います。そこで選定の方法についてお諮りいたしますが、平成22年度より2年間使用する教科用図書について、一種目ずつ協議を行い採択候補として選定していきたいと思いますが、ご意見はございますか。馬場委員。

[馬場委員長職務代理者]

昨年、小学校の教科書を採択しましたが、その時と同じように、2年間ということですので、現在の教科書を中心に検討していったらどうでしょうか。

[田口委員長]

他にご意見ございますか。

[田口委員長]

それでは、ただいまのご意見を踏まえまして、確認するという意味で、平成22年度より2年間使用する教科用図書について、一種目ずつ協議を行い、採択候補を選定していきたいと思いますけれども、よろしいでしょうか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

異議なしとのことですので、各種目ごとに協議いたします。

まず、国語から協議いたします。現行は光村図書出版ですけれども、何かご意見ございませんか。馬場委員。

[馬場委員長職務代理者]

日野市ではICT活用教育に力を入れているわけです。従って、それに対応した現行の光村図書は、全ての中学校で、現在使用している教科書を利用する環境が整っているということ、また、特に特記事項等で問題点も指摘されておりませんので、現行のままでよいのではないかなと私は考えております。

[田口委員長]

教育長。

[加島教育長]

今、デジタル教科書のお話が出ましたが、これから教科書は、かなりデジタル化してくるのではないかと思います。まだ、デジタル教科書は数が本当に少なく、現在、日野市で使っている光村図書出版はデジタル教科書を作っています。これを活用しない手は日野市にはないと思います。今、馬場職務代理がおっしゃったように、私も現行の光村図書出版が良いのではないかと思っています。

[田口委員長]

他にご意見ございますか。

[田口委員長]

ないようですので、ここで終結します。

国語については、光村図書を採択候補として選択してよろしいでしょうか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

異議なしとのことですので、国語については、光村図書を採択候補といたします。

[田口委員長]

次に、書写を協議いたします。

現在は学校図書を使用しています。ご意見ございませんか。

[田口委員長]

ないようですので、ここで終結します。

書写につきましては、学校図書を採択候補として選定してよろしいでしょうか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

異議なしとのことですので、書写につきましては、学校図書を採択候補といたします。

社会(地理的分野)を協議いたします。

社会(地理的分野)は、現在、帝国書院が使用されております。ご意見ございませんか。

[田口委員長]

ないようですので、ここで終結します。

社会(地理的分野)につきましては、帝国書院を採択候補として選定してよろしいでしょうか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

異議なしとのことですので、社会(地理的分野)に関しましては、帝国書院を採択候補といたします。次に、社会(歴史的分野)です。社会(歴史的分野)に関しましては、現在は東京書籍を使用しております。この社会(歴史的分野)に関しましてご意見ございませんか。

渡辺委員。

[渡辺委員]

社会(歴史的分野)は、新たに検定を受けた教科書が1冊加わったということで、新たな検定本も含めて8社9冊の教科書一冊一冊について、審議会からの答申書等も参考に、改めてそれぞれの教科書の内容等の調査研究を行ってきました。そのうえで、現在使用している東京書籍の教科書は、特段、現場から使い勝手が良くないといったクレームもあがっていないこと、むしろ現在使用している教科書の方が、継続性もあって、先生方も指導しやすいのではないかと考えます。

従って、現行の東京書籍の教科書を採択候補とするのが妥当かと思います。

[田口委員長]

今、渡辺委員からご意見が出ましたけれども、他にご意見ございませんか。

[田口委員長]

ないようですので、ここで終結します。

社会(歴史的分野)につきましては、東京書籍を採択候補として選定してよろしいでしょうか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

異議なしとのことですので、社会(歴史的分野)に関しましては、東京書籍を採択候補といたします。

社会(公民的分野)について協議いたします。現在は、清水書院を使用しております。ご意見ございませんか。

[田口委員長]

ないようですので、ここで終結します。

社会(公民的分野)に関しましては、清水書院を採択候補として選定してよろしいでしょうか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

異議なしとのことですので、社会(公民的分野)については、清水書院を採択候補といたします。

地図を協議します。地図は、現在、帝国書院です。ご意見ございますか。

[田口委員長]

ないようですので、ここで終結します。

地図については、帝国書院を採択候補として選定してよろしいでしょうか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

異議なしとのことですので、地図については、帝国書院を採択候補といたします。

数学について、協議いたします。現在は、新興出版社啓林館を使用しております。数学の教科書について、ご意見ございませんか。千葉委員。

[千葉委員]

新学習指導要領への移行に伴って、今年度から平成23年度までの移行措置期間中にも新学習指導要領への実質移行が先行実施されております。これについては、啓林館の教科書だけではありませんが、教科書に準拠した補助教材を用いて学校現場では勉強しておるわけです。そうした部分も含めて、現在使用している教科書は、数学の中の知識だけではなくて、約分の仕方やこれまで習った事項についての説明も細かいアドバイスが記載されている教科書であることと、さらに、コラム欄等を設けて、発展的な内容が記されている工夫のある教科書で、現行のものを継続使用することが、私は好ましいと判断します。

[田口委員長]

他に数学に関してご意見ございますか。

[田口委員長]

ないようですので、ここで終結します。

数学については、新興出版社啓林館「未来へひろがる数学」を採択候補として選定してよろしいでしょうか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

異議なしとのことですので、数学については、新興出版社啓林館の「未来へひろがる数学」を採択候補といたします。

その次に、理科(第一分野)です。

理科(第一分野)は、現在、新興出版社啓林館です。ご意見ございますか。千葉委員。

[千葉委員]

まず、現行の教科書は大判のA4サイズを使用していて、図や写真が見やすい構造になっていることと、内容的にも基本のチェック、力だめし、もっと知りたいという形に、基礎・基本を定着させたうえで発展的に展開していく内容があって、この教科書を継続使用することが良いのではないかと思います。

[田口委員長]

他にご意見ございますか。

[田口委員長]

それではここで終結します。

理科(第一分野)については、新興出版社啓林館を採択候補として選定してよろしいでしょうか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

異議なしとのことですので、理科(第一分野)については、新興出版社啓林館を採択候補といたします。

理科(第二分野)について協議いたします。理科(第二分野)は現在、新興出版社啓林館です。理科に関しましてご意見ございますか。千葉委員。

[千葉委員]

第一分野と同じく、サイズ的に使いやすいサイズであることと天体の運行、地質、地層等の模型図、模式図、そういったものの内容が優れていること。したがって、ビジュアルな部分で生徒の学習理解が助けられる内容であること。さらに、薬品の性質や実験のやり方等、安全に関する記述も充実している現行教科書を使用することが、好ましいのではないかと考えます。

[田口委員長]

他にございますか。

[田口委員長]

ないようですので、ここで終結します。

理科(第二分野)については、新興出版社啓林館を採択候補として選定してよろしいでしょうか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

異議なしとのことですので、理科(第二分野)については、新興出版社啓林館を採択候補といたします。

次に、音楽について協議いたします。現在は、教育芸術社です。音楽に関しまして、ご意見ございますか。

[田口委員長]

ないようですので、ここで終結します。

音楽(一般)については、教育芸術社を採択候補として選定してよろしいでしょうか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

異議なしとのことですので、音楽(一般)については、教育芸術社を採択候補といたします。音楽(器楽合奏)を協議いたします。音楽(器楽合奏)に関しましては現在、教育芸術社です。ご意見ございますか。

[田口委員長]

ないようですので、ここで終結します。

音楽(器楽合奏)に関しましては、教育芸術社を採択候補として選定してよろしいでしょうか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

異議なしとのことですので、音楽(器楽合奏)については、教育芸術社を採択候補といたします。

美術を協議いたします。現在、美術は日本文教出版です。美術の教科書について、ご意見ございますか。

[田口委員長]

ないようですので、ここで終結します。

美術に関しましては、日本文教出版を採択候補として選定してよろしいでしょうか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

異議なしとのことですので、美術については、日本文教出版を採択候補といたします。

保健体育を協議いたします。保健体育に関しましては、現在は学習研究社を使っております。保健体育の教科書に関しまして、ご意見ございますか。

[田口委員長]

ないようですので、ここで終結します。

保健体育につきましては、学習研究社を採択候補として選定してよろしいでしょうか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

異議なしとのことですので、保健体育については、学習研究社を採択候補といたします。

次に技術・家庭(技術分野)を協議いたします。現在は開隆堂出版を使っております。技術・家庭(技術分野)の教科書に関しまして、ご意見ございますか。

[田口委員長]

ないようですので、ここで終結します。

技術・家庭(技術分野)に関しましては、開隆堂出版を採択候補として選定してよろしいでしょうか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

異議なしとのことですので、技術・家庭(技術分野)につきましては、開隆堂出版を採択候補といたします。

技術・家庭(家庭分野)を協議いたします。現在は、開隆堂出版を使用しております。技術・家庭(家庭分野)に関しまして、ご意見ございますか。

[田口委員長]

ないようですので、技術・家庭(家庭分野)につきましては、開隆堂出版を採択候補として選定してよろしいでしょうか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

異議なしとのことでので、技術・家庭(家庭分野)につきましては、開隆堂出版を採択候補とします。

次に英語について協議いたします。

現在は三省堂NEW CROWN ENGLISHを使っております。ご意見ございますか。馬場委員。

[馬場委員長職務代理者]

前回、三省堂の教科書を採択するにあたりまして、やや内容が高度ではないかということが懸念されたのですが、できるだけこれがこなせるようにということがあって採択されたように思います。4年間使ってみまして、現場で、ついていけない子どもが多く出ては困るので、そういう点について聞いてみたのですが、そういうこともないということです。

リスニングや音読に力を入れ、コミュニケーション能力の育成を図るこれからの英語教育の方向に沿ったものでもありますし、先ほど国語のところでも申し上げましたが、三省堂のデジタル教科書が全ての中学校で利用できる環境が本市であるわけですので、是非、活用していきたいということで、現行の三省堂が良いのではないかと思います。

[田口委員長]

他にございますか。

[田口委員長]

ないようですので、ここで英語に関しまして終結します。

英語につきましては、三省堂を採択候補として選定してよろしいでしょうか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

異議なしとのことですので、英語については、三省堂を採択候補といたします。

以上で協議事項第2号・日野市立中学校教科用図書の選定について、を終了いたします。

ここで議事の都合上、休憩をとりたいと思います。

午後2時45分より再開することにいたしまして、休憩に入ります。

(休憩)

休憩 午後2時34分

再開 午後2時45分

[田口委員長]

再開いたします。

議案第18号・日野市立中学校教科用図書の採択について、を議題とします。事務局より提案理由の説明をお願いします。

議案第18号 日野市立中学校教科用図書の採択について

[浮須教育部参事]

議案第18号・日野市立中学校教科用図書の採択についてです。

先ほどご協議いただきました結果を踏まえて、平成22年度、23年度に使用する中学校教科用図書を次のように採択するものです。

中学校教科用図書の種目及び発行者を読み上げさせていただきます。

国語 光村図書出版。書写 学校図書。社会(地理的分野)帝国書院。地図 帝国書院。社会(歴史的分野)東京書籍。社会(公民的分野)清水書院。数学 新興出版社啓林館「未来へひろがる数学」。理科(第一分野)新興出版社啓林館。理科(第二分野)新興出版社啓林館。音楽(一般)教育芸術社。音楽(器楽合奏)教育芸術社。美術 日本文教出版。保健体育 学習研究社。技術・家庭(技術分野)開隆堂出版。技術・家庭(家庭分野)開隆堂出版。英語 三省堂。

以上です。よろしくご審議をお願いいたします。

[田口委員長]

事務局から説明が終了いたしました。この件に関しまして先ほどご協議いただきましたけれど、さらにご質問、ご意見がございましたらお願いいたします。

[田口委員長]

ないようですので、ご質問、ご意見をこれにて終結します。

お諮りします。議案第18号・日野市立中学校教科用図書の採択について、を原案のとおり決することに異議ございませんか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

異議なしと認めます。議案第18号は原案のとおり可決されました。

議案第19号・日野市立小・中学校特別支援学級教科用図書の採択について、を議題とします。事務局より提案理由の説明をお願いいたします。

議案第19号 日野市立小・中学校特別支援学級教科用図書の採択について

[浮須教育部参事]

議案第19号・日野市立小・中学校特別支援学級教科用図書の採択についてご説明いたします。

提案理由は、平成22年度に日野市立小・中学校特別支援学級の児童生徒が使用する教科用図書を採択するものです。まず23ページの日野市立小・中学校特別支援学級教科用図書採択要綱をご覧下さい。特別支援学級教科用図書採択につきましては、本採択要綱に沿って実施してまいりました。第2条にありますように、小・中の特別支援学級で使用する教科用図書は、文部科学省検定教科書、文部科学省著作教科書及び学校教育法附則第9条に規定する一般図書からになります。

それでは、本日までの採択事務の経過についてご説明いたします。

本年度4月当初の特別支援学級設置校長会並びに特別支援学級担任会で本年の採択についてお願いをし、平成21年6月10日付の文書にて、各学校に特別支援学級教科用図書の調査研究を依頼いたしました。各学校は校長の下に調査研究委員会を設置し、教科用図書について調査研究をし、全ての特別支援学級設置校から7月17日までに教育委員会事務局に報告をいただきました。この調査研究委員会の構成は、校長、副校長、主幹教諭、特別支援学級担当教諭、保護者代表及び指導主事から成っており、各学校ごとに開催されました。

次に22ページの特別支援学級教科用図書採択資料についてご説明いたします。

1.調査研究の趣旨の(1)特別支援学級における教科用図書の調査研究については、ただいまご説明したものです。

(2)調査研究の基本的な考え方は次の3点です。

  1. 児童・生徒の障害の種類、程度、能力、特性にふさわしい内容の図書であること。
  2. 可能な限り、系統的に編集されており、教科の目標に沿う内容を持つ図書であること。
  3. 学年進行にあたって、上の学年で使用することとなる教科書との関連性を考慮すること。

各学校の調査研究結果を一覧に整理したものが2の表です。この一覧表の見方についてご説明いたします。

日野第一小学校の欄をご覧下さい。第1学年については学年を単位として教科用図書を選定し、選定した教科用図書は一般図書と検定本の音楽であることを意味しています。第2学年については、児童一人ひとり、いわゆる個人を単位に教科用図書を選定し、選定した教科用図書は一般図書と検定本の国語と算数と音楽であることを意味しています。下から2段目の七生中学校を例にとりますと、1年生から3年生までの全学年で学年を単位として教科用図書を選定し、選定した教科用図書は検定本の国語、書写、社会、数学、理科、音楽、美術、保健体育と一般図書の技術・家庭、英語であることを意味しております。

また、七生中の一つ上の欄をご覧下さい。今年度新たに設置した日野第二中学校の特別支援学級につきましては、全学年、教科で検定本を選定しております。

次の3の参考資料は、東京都教育委員会が調査研究を行った一般図書の冊数を各教科ごとに整理したものです。各学校では、東京都から示された調査研究資料を参考にしながら、一般図書の選定を行ってまいりました。

それでは議案書4ページをお開き下さい。

4ページから21ページまでは日野第一小学校から大坂上中学校まで、各学校が選定した教科用図書を学校ごとに整理したものです。4ページ、5ページの日野第一小学校を例に簡単にご説明いたします。4ページの上に児童数が表わされています。4ページ中段から5ページの教科ごとの表をご覧下さい。市や検という文字が図書名の欄の先頭に記載されています。この意味は学校教育法附則第9条で規定する一般図書は市、文部科学省検定済教科書は検、文部科学省著作教科書は文と表記しています。一小は全体を通して検定本検と一般図書市からの選定となっておりますが、14ページの七生緑小をご覧いただきますと、算数では文部科学省著作教科書を選定していることが文という文字からお分かりいただけると思います。

4ページの日野第一小学校にお戻りいただき、説明を続けます。

種目の欄をご覧下さい。特別支援学級用の教科用図書の種目は国語・言語、書写、社会、算数、理科、生活、音楽、図工、家庭、保健、そして最後に*印のついた生活となっています。この*印のついた生活は欄外にも説明書きをつけておりますように、知的障害及び知的障害を併せ有する児童を教育する場合は、知的障害特別支援学校小学部の教科である「生活」をとることができるとされています。これが*印のついた生活です。

この*印のついた生活は、小学校1、2年生で学習する生活科とは異なり、日常の生活に結びつくような活動等を行うものです。この場合には、小学校の社会、理科、生活、家庭の各教科の検定済教科書はとることができないこととなっております。この規定に基づいて、一小の場合は、*印のついた生活の教科用図書をとっておりますので、社会、理科、生活、家庭の各教科の検定済教科書はとっておりません。このような見方で大坂上中学校までご覧いただければと思います。

最後に、日野市全体の特別支援学級の教科用図書の調査研究結果をまとめますと、教師用を除いた教科用図書の使用冊数は、小学校では、児童数88名に対して検定本73冊、著作本1冊、一般図書591冊で合計665冊となり、小学校では一般図書を使用する割合が高くなっております。また中学校では、生徒数45名に対して検定本275冊、著作本10冊、一般図書163冊で合計448冊となり、中学校では検定本を使用する割合が高くなっております。

以上、特別支援学級教科用図書の調査研究の経過並びに採択に関する説明を終わります。ご審議のほど、よろしくお願いいたします。

[田口委員長]

事務局からの説明が終了しました。ご質問ございましたらお願いいたします。

[田口委員長]

ないようですので、ご意見を伺います。

[田口委員長]

ないようですので、ご質問、ご意見はこれにて終結します。

お諮りします。日野市立小・中学校特別支援学級教科用図書の採択について、を原案のとおり決することに異議ございませんか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

異議なしと認めます。議案第19号は原案のとおり可決されました。

次に議案第20号・第24期日野市体育指導委員の委嘱の専決処分について、を議題とします。事務局より提案理由の説明をお願いいたします。

議案第20号 第24期日野市体育指導委員の委嘱の専決処分について

[池田文化スポーツ課長]

議案第20号・第24期日野市体育指導委員の委嘱の専決処分についてご説明いたします。日野市教育委員会教育長に対する事務委任規則第3条により、専決処分をしたので同規則同条第2項の規定により報告し、教育委員会の承認を求めるものです。

提案理由は、体育指導委員の欠員補充について、教育委員会に諮る時間的余裕がございませんでした。そのため、教育長専決により委嘱をしましたので、報告し承認を求めるものです。26ページをお開き下さい。

第24期日野市体育指導委員の補充です。記載のとおり、岡田さんが8月1日から補充されるものです。

任期につきましては、第24期の日野市体育指導委員の残りの任期としますので、8月1日から平成22年3月31日までです。以上です。

[田口委員長]

事務局からの説明が終了しました。ご質問ございますか。

[田口委員長]

ないようですので、ご意見を伺います。

[田口委員長]

ないようですので、ご質問、ご意見はこれにて終結します。

お諮りします。第24期日野市体育指導委員の委嘱の専決処分について、を原案のとおり承認することに異議ございませんか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

異議なしと認めます。議案第20号は原案のとおり承認されました。

(傍聴者退室)

それでは議案第21号・日野市有形民俗文化財の指定について、を議題とします。事務局より提案理由の説明をお願いいたします。

議案第21号 日野市有形民俗文化財の指定について

[池田文化スポーツ課長]

議案第21号・日野市有形民俗文化財の指定についてご説明いたします。

万蔵院台の庚申塔(4基)について、日野市文化財保護条例第39条により日野市有形民俗文化財に指定するものです。

提案理由は、万蔵院台の庚申塔(4基)の文化財指定につきまして、日野市文化財保護審議会に諮問したところ、文化財に指定することが相当との答申を得ましたので、日野市有形民俗文化財に指定するものです。

28ページ、29ページをお開き下さい。28ページは、文化財保護審議会からの答申の写しです。29ページ、30ページ、31ページ、32ページにつきましては、第4回教育委員会定例会において、協議事項として提出した資料と同様のものです。以上です。

[田口委員長]

事務局からの説明が終了しました。ご質問ございましたらお願いいたします。

[田口委員長]

ないようですので、ご意見を伺います。

[田口委員長]

ないようですので、ご質問、ご意見はこれにて終結します。

お諮りします。日野市有形民俗文化財の指定について、を原案のとおり決することに異議ございませんか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

異議なしと認めます。議案第21号は原案のとおり可決されました。

次に報告事項第12号・行政情報の公開請求、について事務局より報告をお願いします。

報告事項第12号 行政情報の公開請求

[中島庶務課長]

報告事項第12号・行政情報の公開請求についてご報告いたします。

36ページをお開き下さい。前回の教育委員会でのご報告以降、請求は2件です。

まず1の請求につきましては、請求がありました本年5月1日から5月29日の間に、当該校において職員会議が開かれていないため、会議録は存在しないことから、非公開といたしました。

2の請求につきましては、個人に関する情報を除いて、部分公開としたものです。

報告は以上です。

[田口委員長]

事務局からの報告が終了しました。ご質問、ご意見ございますか。

[田口委員長]

ないようですので、ここで報告事項第12号を終了いたします。

[田口委員長]

次に平成21年9月の行事予定について、事務局より説明をお願いいたします。

※平成21年9月の行事予定については省略

[田口委員長]

以上をもちまして、本日の案件はすべて終了しました。これにて平成21年度第5回教育委員会定例会を閉会とします。

閉会午後3時05分

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