平成21年度第1回教育委員会定例会 会議録

このページの情報をツイッターでツイートできます
このページの情報をフェイスブックでシェアできます
このページの情報をラインでシェアできます

ページID1004417  更新日 平成30年2月16日

印刷 大きな文字で印刷

 

平成21年度第1回日野市教育委員会定例会

開催日時

平成21年 (2009年) 4月15日 (水曜日) 午後2時~午後3時11分

開催場所

教育委員会室

議事(要旨)

開始午後2時

[田口委員長]

ただいまから、平成21年度第1回教育委員会定例会を開会いたします。

議事に入ります前に、本日は傍聴希望者がいらっしゃいますので、傍聴を許可したいと思いますが、異議ございませんか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

異議なしと認め、傍聴を許可いたします。

本日の会議録署名は、馬場委員にお願いいたします。本日の案件は、議案7件、請願審査1件、報告事項1件です。

会議の進め方ですが、まず請願審査を審査し、その次に議案を審議したいと思います。また、議案第6号及び第7号は人事に係わる案件のため、公開しない会議とし、会議の最後に審議したいと思いますが、よろしいでしょうか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

異議なしと認め、請願審査後に議案を審議いたします。また、会議規則第12条により、議案第6号及び第7号は公開しない会議とし、会議の最後に審議いたします。

議事に入ります前に、事務局より発言を求められておりますので、発言を許可いたします。

[栗原教育部長]

4月1日付け人事発令に伴いまして、説明員に変更がございます。ここでご紹介させていただきます。中島庶務課長。

[中島庶務課長]

中島でございます。よろしくお願いします。

[栗原教育部長]

根津特別支援教育推進チームリーダーです。

[根津]

根津です。よろしくお願いします。

[栗原教育部長]

田口ICT活用教育推進室長兼統括指導主事です。

[田口統括指導主事]

田口でございます。よろしくお願いします。

[栗原教育部長]

下田教育センター事務長です。

[下田教育センター事務長]

下田です。よろしくお願いいたします。

[栗原教育部長]

小川図書館長です。

[小川図書館長]

小川でございます。よろしくお願いします。

[栗原教育部長]

学校課高橋課長補佐です。

[高橋学校課長補佐]

高橋です。よろしくお願いします。

[栗原教育部長]

文化スポーツ課清野副主幹です。

[清野副主幹]

清野です。よろしくお願いいたします。

[栗原教育部長]

以上です。よろしくお願いいたします。

[田口委員長]

新任の説明員の方、よろしくお願いいたします。

なお、課長補佐、副主幹については、退席していただいてもよろしいです。

それでは議事に入ります。請願第21-1号・『日野市学校教育基本構想』から、〝日本人の自覚を持て”という、排外的かつ「上から目線」の文言を削除すること等を求める請願、を議題とします。事務局より説明をお願いいたします。

請願第21-1号 『日野市学校教育基本構想』から、〝日本人の自覚を持て”という、排外的かつ「上から目線」の文言を削除すること等を求める請願

[中島庶務課長]

議案書41ページをご覧下さい。

請願番号は請願第21-1号、受付年月日は平成21年3月30日です。

件名は、『日野市学校教育基本構想』から、〝日本人の自覚を持て〝という、排外的かつ「上から目線」の文言を削除すること等を求める請願、であります。

請願者は、記載のとおりです。なお、請願項目の4につきましては、請願者から取り下げる旨の申し入れが4月14日にございました。理由は、担当主幹の記憶違いにより、請願者に誤った情報が伝わったことで事実と異なる内容となったためとのことです。付託されます定例会は、平成21年度第1回定例会です。なお、署名者は受付日には代表者を除き1名でしたが、本日4月15日に、70名の追加署名の提出がありました。請願の趣旨、請願の理由につきましては、記載のとおりです。以上です。

[田口委員長]

請願者より申し出がありましたので、請願の事情を述べていただきますが、よろしいでしょうか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

それでは、請願者は5分程度で請願の事情を述べて下さい。

[請願者]

こんにちは。よろしくお願いします。

今年の2月18日、日野市教育委員会定例会で事務局案どおり学校基本構想が決まった中の、日本人の自覚を持てという文言の削除を求めるということです。

学校基本構想検討委員会に2時間出席するだけで、3,000円の謝金が税金から出る市民公募委員に合格した初老の男性は、子どもの権利条例の無効を決議せよなんて、時々発言しまして、ある意味では議事妨害的なとこもありまして、委員長から制止されたんですね。あるいは数人の傍聴者が顔をしかめるという事態もありました。この初老男性は、昨年5月8日の検討委員会で、国を愛する態度、小学生のいずれの学年でも君が代を歌えるようにしろということ、神話教育の3つの政治色の濃いイデオロギーを学校基本構想に書き加えろと主張したわけです。この3つは、憲法を変える政治運動の日本会議という政治組織が文科省に、学習指導要領改訂の時に、組織的なパブコメ工作をやったその内容と同じ政治的なものです。

この初老男性の主張だけで入ったかどうかは不明だけれど、昨年11月、日野市教育委員会が公表した基本構想の案は、15ページの教育目標の中に、日本人としての自覚を求められますというのを書いちゃったわけです。この日本人の自覚を持てという排外的かつ上から目線の悪文に対しては、パブリックコメント応募者の中の23%、数え方によっては29%もの人が削除を求める意見をちゃんと寄せたんですね。市政図書室だけに公表されたパブコメの原本のコピーから4件を、私たちの出した請願の1ページ目の右下から2ページ目にかけて掲載したのでご覧下さい。そこにあるとおり、反対意見が寄せられています。これら少なからぬ市民のパブコメは、在日外国人、特に創氏改名を強制されたり、皇民化教育とか宮城遙拝を強制されたアジア諸国の人たちの子孫の子どもたちが、日野市に少なからずいる外国籍の児童生徒の人権を考えなさいということから削除を求めたわけですね。しかし、当時の下田孝行主幹が市のホームページに一字一句公開したパブコメ一覧表で、この意見の22番から25番、一覧表がありますね、あのA3版の。あれの22番から25番の、その削除を求める意見は、わずか1行ずつに勝手に要約しちゃっているんですよ。こんな要約の仕方では、なぜ日本人としての自覚のという言葉がよくないかという理由は市民に伝わらないんですね。

で、パブコメ後、日野市教育委員会は外国文化を理解尊重するという言葉は加えたものの、相変わらず残しているということなんです。市側の言い分は、日本人の自覚は主体性のある日本人を育成することであり、学習指導要領に記載されているという言い方ですが、道徳の多くの内容、いわゆる徳目を載せている5年生、6年生の小学校の指導要領と中学校の指導要領に日本人の自覚を持てというのはわずか10文字あるだけなんです。そんなものを課題に載せる必要はないと思います。むしろ多くの保護者が期待しているのは、学力向上、いじめ解決、生命尊重、安全教育などですから、そんな国家的なことはいらないと思います。

パブコメの回答を日野市教育委員会は載せていますけれども、さっき言った主体性のある日本人を育成するという説明は、昨年の7月に文科省からきた法的拘束力のない学習指導要領改訂というのがあります。その道徳編の4の9というところに書いてある文言を丸写ししただけで、市教委の主体性は何もありません。市教委は、とにかく日本人としての自覚を求められますという悪文を削除したうえ、文言を修正して、主体性のある人間の育成が求められますと、そのように一部使っていますよ、これ。主体性のある人間の育成でいいんですよ、日本人って限定しなくても。そういうふうに修正してほしいです。で、パブコメ一覧表の22番から25番の意見の全文を、ちゃんと市のホームページと市政図書室のファイルに入れてください。要約するんじゃなくて。それも要望します。

私たちは日本人の自覚の、指導内容や指導方法、評価というのはどうするのかと、3月12日に市教委の指導ラインに寄せたんです。それは請願の2枚目の右側に記載したのでご覧下さい。その趣旨は、子どもたちにどういうふうに日本人の自覚を教え込むのですか。指導方法、評価項目も出してください。思想信条の自由のものとか国籍のこととか、子どもたちが嫌がったらどうするんですか、と書きました。そうしたら日野市教育委員会は3月14日に、浮須さんが口頭で一応答えてくださいました。評価の方法は、いちいち示すものじゃなくて、総合的に判断するものとおっしゃってはくださいましたが、指導内容とか指導方法や教材は答えてくれません。それはずっと待っていたんですけれども。

私は、ちなみに他の、これ東京かどうか言えませんけれど、他の区市町村の教育委員会の指導ラインの方に、この日野市の話をしたら、その教育委員会の方は、確かに日本人の自覚という言葉、日本人には必要だとは言いつつ、外国人の児童生徒にそんなことを求めるのはできませんと。他の教育委員会の方もそうおっしゃっています。恥さらしだと思います、こんな文言は。教育者としてやっぱり良心の痛みを感じて、削ってください。

もう一つ、請願事項の3についてですが、パブコメは非常に贔屓があります。さっきのA3版7枚の日野市教育委員会が作ったパブコメですが、2月28日ごろアップしたんですね、ホームページに。そうしたら3月3日に、さっき言った政治的な初老の男性がお尋ねと題する文章を出して、要するに私の回答に漏れがあったり、要約し過ぎているから載せろという内容です。下田主幹たちは3月9日ごろ追加掲載をホームページにしたようですが、その中身というのは、この初老の男性の独特の主張である保守主義の思想を組んだ、組んだというのは誤字です、これ。パブコメの89番間違っていますよ。汲んだというのは汲み取りの汲むなのに組織の組という字を書いちゃっている日野市のこれ誤字ですが、保守主義の思想を汲んだものかどうかがポイントだなんて言ったり、今は保守主義への回帰が教育界に求められているとか、非常に右翼的な中身です。88番も一緒です。ということで、パブコメ追加で日野市教育委員会の職員が、100番に保守主義への回帰がどうしても必要だとまた追加しているんです。非常にえこ贔屓していますね。

この初老の男性は、ほかに戸塚宏さんって、これ戸塚ヨット事件で犯罪を犯した方や乃木希典のような軍人の著書を、講演を羅列した、そんなの資料に過ぎないのに、それを一覧表の56番にわざわざ市の教育委員会のホームページに載せています。完全なえこ贔屓ですね。私たちのほうは、日本人の自覚を削ってくれということを淡々と子どもたちのために書いているのにそれが全部削られる。こういう政治組織の方のパブコメは長々と資料まで載せるというえこ贔屓です。是非このパブコメ、改めさせてくださいということです。

最後に、私、日本教育新聞の3月9日付を読みました。加島教育長が、フレンドホーム制度に登録して、児童養護施設や学園などで暮らす子どもを休日に数日間、自宅で生活させて、巣立った子どもを見てこれからどんな育ちがあるのでしょうかというのを述べておられる。非常に加島さんの温かい人柄に感動しました。でも、だったら日本人の自覚という言葉を、強制されて嫌がる子ども、あるいは天皇制とかに疑問を持って、天皇、戦争責任がありますから、嫌だという子どもが日本人の自覚を持ちたくないと、子どもへの配慮を加島さんはじめあと残った4名いる教育委員、温かい気持ちを持って是非削除してください。恥さらしです、こんな文言は。そういうことです。よろしくお願いします。

[田口委員長]

ありがとうございました。それでは、この請願に関係します事務局の取り組み状況を説明してください。

[中島庶務課長]

請願の3項目についてご説明申し上げます。

まず1番目の日本人の自覚につきましては、学習指導要領にも記載があるところですが、パブリックコメントを戴きまして、より適切に表現するため、外国文化を理解尊重を加筆させていただきました。

2につきましては、請願を審査していただいた後、回答させていただきたいと思います。

3のパブリックコメントの公表につきましては、それぞれの意見の全文を掲載するには限界もあることから、教育委員会事務局が責任をもって要約いたしました。要約に当っては、意見の趣旨を丁寧に整理しましたが、十分でなかった面もあるかもしれません。しかしその取扱いについては、公平性を欠くことのないようこれまでも努めてまいりました。今後も市民の要望や質問への対応については、公平性を欠くことのないよう配慮してまいります。以上です。

[田口委員長]

事務局からの説明が終了しました。ご質問ございましたらお願いいたします。

[田口委員長]

それではご意見を伺います。教育長。

[加島教育長]

事務局から説明がありましたけれども、今回の請願は3点ありますが、日本人の自覚というところを削除せよというところがポイントになっているとご説明からもそういうことでした。このパブコメが出た時に、教育委員会が、委員がこの点については議論をしたと思います。議論をした結果として、外国の文化を理解尊重するということを一部つけ加えました。そういう経緯をもってこれは基本構想として決定している経緯がありますので、今回これを改めて削除せよというご要望は難しいと思います。その要望には応えられないのではないかと思っております。

それから、2番目の質問書に対してはきちんと答えなさいというお話ですが、これはご質問があれば、教育委員会としては回答するつもりでありますので、今回、請願の中でそれが出ておりますので、まだ回答しておりませんが、この請願審査が終われば、速やかに回答したいと思っております。

それから3番目の、要約の仕方が公平ではないという部分がありますが、これは事務局から説明があったとおりです。要約の仕方によっては多少不十分だというところがあるかもしれませんが、教育委員会事務局としては、公平性に努めて要約をしたと思っております。また、ご批判はご批判として受け止めたいと思います。

そうしたことで今回の請願については、私は、不採択が適当ではないかと思っております。以上です。

[田口委員長]

今、教育長からご意見が出ましたが、他にご意見ございませんか。

[田口委員長]

ないようですので、ご質問、ご意見はこれにて終結します。

教育長の不採択の意見を採択して、請願第21-1号については、不採択とすることに異議ございませんでしょうか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

異議なしとのことですので、請願第21-1号については、不採択とすることに決しました。ここで議事の都合上休憩をとりたいと思います。25分から再開いたします。

(休憩)

休憩 午後2時17分

再開 午後2時24分

[田口委員長]

議案第1号・日野市立図書館設置条例の一部を改正する条例の提出について、を議題とします。事務局より提案理由の説明をお願いいたします。

議案第1号 日野市立図書館設置条例の一部を改正する条例の提出について

[小川図書館長]

議案第1号・日野市立図書館設置条例の一部を改正する条例の提出についてご説明いたします。

本議案は、平成20年2月より休館としております百草台児童図書館の役割を、もぐさだい児童館に引き継ぐことに伴い、同児童図書館を廃止するため、別表から削除するものです。新旧対照表にてご説明させていただきます。4ページ、5ページをお開き下さい。

5ページは旧の別表です。別表中の日野市立多摩平図書館と市政図書室の間にございます百草台児童図書館の項を削除するものです。

3ページにお戻り下さい。付則です。本児童図書館は、学校統合に伴う改修工事の関係により現在休館させていただいておりますので、本条例は、公布の日から施行するものです。以上、よろしくご審議のほどお願いします。

[田口委員長]

事務局からの説明が終了しました。ご質問ございましたらお願いします。馬場委員。

[馬場委員長職務代理者]

児童図書館がなくなるということですけれども、本はどうなりますか。どこかでまた閲覧できるようになるのですか。

[小川図書館長]

本につきましては、現在も児童図書館分の蔵書が約1万冊ありまして、内1千冊につきましては既に児童館に移管し、使用しております。今後1万冊の内の多くを、さらに書架等も提供いたしまして配置する計画です。また、図書は陳腐化いたしますので、そのような際には、図書館で保有している児童図書類を団体貸し出しという形で支援していきたいと思っております。

[田口委員長]

渡辺委員。

[渡辺委員]

いただいた資料で、貸し出しの本はピークに比べれば極端に少なくなってきているということが分かりますけれども、保護者や地域の住民の皆さんから特段、このまま残してほしいというような要望は出ているのでしょうか。

[小川図書館長]

特にそういうご要望は届いておりません。ただ、返却業務につきましては現在も、休館中ですが週1回行っております。そういったことは今後も続けていき、地域の方にご不便をかけないようにしていきたいと考えております。

[田口委員長]

返却業務というのは、どこか他で借りた本の返却をここでするということですか。

[小川図書館長]

そうです。主には高幡図書館が多いと思われます。返しに行くのが大変だということで結構ご利用があると聞いております。当然、他の図書館で借りたものにつきましても、そこで返却できる形になっております。

[田口委員長]

千葉委員。

[千葉委員]

児童図書館の場合は開館日が限定されていましたよね。今度は図書館部分に限定した場合は、利用の幅は時間的には増えると考えてよろしいですか。

[小川図書館長]

現在、週3日の午後です。児童館になりますと月曜日から土曜日まで開いておりますので、日曜日だけがお休みということになっているため、6日間ご利用いただけます。ただ、どの時間に貸し出し業務を行うかは、これから児童館と打合せ、協議していきたいと思っております。日数的には利用しやすくなるのではないかと思います。

[千葉委員]

図書の閲覧には時間制限はないですか。

[小川図書館長]

閲覧の時間につきましては、今はおそらく制限なくされているのではないかと思いますが、それにつきましても、今後協定等を結んで、図書館から児童館へと確実に移管し、図書業務を引き継いでいきたいと思っていますので、その中で考えていきたいと思います。

[田口委員長]

渡辺委員。

[渡辺委員]

今児童館は何時から何時まで開いているのですか。

[小川図書館長]

百草台児童館の開館時間につきましては、午前9時30分から午後6時です。

[田口委員長]

そうすると今までは図書カードを持っていって、借りて、家に持って帰っていましたが、今度は図書カードなしでノートに書く等で借りていくということになるのですか。

[小川図書館長]

そういうことになると思います。ノートに記入して、貸した日、返した日を記入していく方法になると思います。

[田口委員長]

千葉委員。

[千葉委員]

児童館が貸し出し等の業務をするにあたっての職員の司書資格等はどのようになっていますか。図書館司書は配置されるのですか。

[小川図書館長]

司書を配置することは考えていません。児童館業務の中で行うと考えています。

[田口委員長]

千葉委員。

[千葉委員]

そうすると、本来、司書が行うような書物の選定や書籍の整理等の、いわば図書館の専門的な部分については、市の図書館で援助していくということですか。

[小川図書館長]

はい。運営につきましては極力支援していきたいと考えておりますし、特に近隣館であります高幡図書館において児童に対する読書指導を充実させていきたいと思っています。

[田口委員長]

他にご質問ありますか。

[田口委員長]

なければ、ご意見を伺います。

[田口委員長]

ないようですので、ご質問、ご意見はこれにて終結します。

お諮りします。日野市立図書館設置条例の一部を改正する条例の提出について、を原案のとおり決することに異議ございませんか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

異議なしと認めます。議案第1号は原案のとおり可決されました。

次に議案第2号・教職員の人事発令の専決処分について、を議題とします。事務局より提案理由の説明をお願いいたします。

議案第2号 教職員の人事発令の専決処分について

[浮須教育部参事]

議案第2号・教職員の人事発令の専決処分についてご説明いたします。

日野市教育委員会教育長に対する事務委任規則第3条第1項の規定により、教職員について教育長専決により人事発令を行いましたので、ご報告し承認を求めるものです。

8ページをお開き下さい。8ページにつきましては、新任・転任の主幹教諭の配置、9ページから11ページは、主任教諭の配置についての発令です。

12ページ、13ページは、教諭の配置についての発令です。その中で13ページの仲田小学校に栄養教諭が配置となっております。この栄養教諭につきましては、学校課勤務併任の発令をしております。14ページは、新規採用教員の発令についての一覧表です。以上です。

[田口委員長]

事務局からの説明が終了しました。ご質問ございますか。馬場委員。

[馬場委員長職務代理者]

現在、主幹教諭の配置状況は日野市としてだいたい充足していますか。

[浮須教育部参事]

主幹教諭の配置状況は、小学校につきましては1校に2名、中学校につきましては1校に3名が基準となっております。その中で、小学校では1校にまだ1名しか配置されていない学校が9校あります。また定数を超えた3名の配置になっている学校も3校あります。これは、それぞれ各学校の事情等によって都の教育委員会と協議のうえ配置になっているものです。

[田口委員長]

中学校はどうですか。

[浮須教育部参事]

中学校につきましては、定員3名のところですが、2名配置の学校が4校あります。

[田口委員長]

渡辺委員。

[渡辺委員]

13ページの仲田小学校に栄養教諭とありますが、栄養教諭とはどういう職責ですか。また、学校課と併任になっている理由は何かあるのですか。

[浮須教育部参事]

栄養教諭は、通常の栄養士としての業務と日野市全体の食育推進の推進役を担うことになっております。そういった日野市全体の食育推進ということで学校課勤務の併任発令が出ております。

全都の栄養教諭の発令状況ですが、昨年度から配置が開始されております。昨年は全都で杉並区、豊島区、練馬区、町田市の4地区に配置されました。そして今年度は、日野市を含めて10地区に配置されております。その10地区は、日野市、台東区、品川区、世田谷区、葛飾区、江戸川区、小平市、東大和市、武蔵村山市、多摩市です。今後2年間で、都の計画では全地区に配置していく方向だということを聞いております。

[田口委員長]

馬場委員。

[馬場委員長職務代理者]

これは1名ということですか。

[浮須教育部参事]

はい。1名です。

[渡辺委員]

栄養教諭というのは、学校教育法上、位置づけられた教諭なのですか。

[浮須教育部参事]

そうです。

[田口委員長]

他にご質問ございますか。

[田口委員長]

なければ、ご意見を伺います。

[田口委員長]

ないようですので、ご質問、ご意見はこれにて終結します。

お諮りします。教職員の人事発令の専決処分について、を原案のとおり承認することに異議ございませんか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

異議なしと認めます。議案第2号は原案のとおり承認されました。

次に議案第3号・行政情報非公開決定に対する不服申立てに係る決定について、を議題とします。事務局より提案理由の説明をお願いいたします。

議案第3号 行政情報非公開決定に対する不服申立てに係る決定について

[浮須教育部参事]

議案第3号・行政情報非公開決定に対する不服申立てに係る決定についてご説明いたします。

提案理由は、行政情報非公開決定に対する不服申立てについて、日野市情報公開条例第19条第2項の規定に基づき決定するものです。議案書の16ページをお開き下さい。

不服申立ての内容について、平成19年度全国学力テストの日野市内学校別結果の行政情報公開請求に対して非公開決定とした件についての不服申立て、異議申立てです。

経過については、記載のとおりです。16ページ下段、日野市情報公開・個人情報保護審査会答申の結論についてです。結論は、日野市情報公開条例に基づく、申立人からの行政情報の公開請求に対して、実施機関である日野市教育委員会がした、平成20年1月10日付け行政情報非公開決定は妥当である、ということです。この日野市情報公開・個人情報保護審査会の答申を尊重して、次のとおり決定したいと考えております。

決定内容といたしましては、本件不服申立てを棄却する。決定の理由は、平成20年1月10日付け日教学第2010号により通知した行政情報非公開決定と同様の理由によるものです。

18ページをお開き下さい。18ページからは審査会からの答申書です。概略を申し上げますと、19ページに答申の結論、19ページ中段から申立人の不服申立ての趣旨、19ページの最下段、申立人の不服申立ての理由です。実施機関の理由説明が20ページ中段から21ページの最上段までにあります。その理由説明に対する申立人の意見が21ページから22ページの中段まで。そして実施機関の補充説明が22ページの中段から23ページの中段まで。

23ページの下段に補充説明に対する申立人の意見。

24ページ中段から27ページ中段まで審査会の「答申の結論」の理由が記載されております。そして結論は、28ページに4として示されております。以上、ご審議をよろしくお願いいたします。

[田口委員長]

事務局からの説明が終了しました。ご質問ございましたらお願いします。

[田口委員長]

ないようですので、ご意見を伺います。渡辺委員。

[渡辺委員]

答申の結論は妥当だと思いますので、原案どおり決定していただいて結構だと思います。

[田口委員長]

他にご意見ございませんか。

[田口委員長]

ないようですので、ご質問、ご意見はこれにて終結します。

お諮りします。行政情報非公開決定に対する不服申立てに係る決定について、を原案のとおり決することに異議ございませんか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

異議なしと認めます。議案第3号は原案のとおり可決されました。

議案第4号・第3期日野市立教育センター運営審議会委員の委嘱について、を議題とします。事務局より提案理由の説明をお願いいたします。

議案第4号 第3期日野市立教育センター運営審議会委員の委嘱について

[下田教育センター事務長]

議案第4号・第3期日野市立教育センター運営審議会委員の委嘱についてご説明いたします。

次の者を、第3期日野市立教育センター運営審議会委員に委嘱するものとします。

提案理由は、第3期日野市立教育センター運営審議会委員のうち、平成21年4月1日付で校長会役員の異動があったため、その後任者を委嘱するものです。また、教育センターの機能を向上させるため、新たに1名を委嘱するものです。

32ページをお開き下さい。日野市立教育センターの審議会委員のうち、第1号に掲げられている学校教育関係者は、慣例によりまして小学校、中学校の校長会会長に任命しております。今回、校長会の役員が異動しましたので、小学校は太田校長の後任として夢が丘小学校の矢野校長、中学校は山口校長の後任として日野第一中学校の吉村校長を任命するものです。また、教育センターの機能を向上させるために、新たに西田委員を委嘱するものです。西田委員は、日野市の元校長であり、相談部門、特に学校生活相談からの代表ということで、この相談部門からの代表者が今までいらっしゃいませんでしたので、ここを補完していきたいと考えております。西田委員はこの分野での造詣が非常に深い方で、かつてはわかば教室の運営に携っておりました。以上、よろしくご審議をお願いいたします。

[田口委員長]

事務局からの説明が終了しました。ご質問ございますか。

[田口委員長]

ないようですので、ご意見を伺います。

[田口委員長]

ないようですので、ご質問、ご意見はこれにて終結します。

お諮りします。第3期日野市立教育センター運営審議会委員の委嘱について、を原案のとおり決することに異議ございませんか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

異議なしと認めます。議案第4号は原案のとおり可決されました。

議案第5号・「選べる学校制度」への定員制導入について、を議題とします。事務局より提案理由の説明をお願いいたします。

議案第5号 「選べる学校制度」への定員制導入について

[田倉学校課長]

議案第5号・「選べる学校制度」への定員制導入についてご説明いたします。

提案理由は、現在一部の地域で子ども人口の増加がみられ、学校の大規模化が進んでいることから、平成12年6月に策定した『「選べる学校制度」実施計画』を一部修正し、選べる学校制度が継続して円滑に運営できるよう、「定員制」の導入に向けて基本方針(案)を定めるものです。

34ページ、35ページをお開き下さい。基本方針(案)についてご説明いたします。

日野市の「選べる学校制度」は、平成13年度から始まり、本年度9年目を迎え、市民の間に定着した制度として運営されてきております。この制度の実施により、各学校におきましては、地域に根ざした「特色ある学校づくり」や「開かれた学校づくり」が推進され、学校から地域への情報発信も行われるようになりました。選択率につきましても、導入当初から徐々に上がってまいりまして、現在、小学校で16から17%、中学校で17%という状況になっています。

しかし、一部の地域で一時的な子ども人口の増加がみられ、大規模化が進んでいる学校も出てきております。学校運営上、受け入れにも限界が出てきている学校もあります。そこで、他の通学区域からの学校選択希望者全員を受け入れる余裕がないということで、教育委員会の定めた実施計画の中で、基本的には抽選方式等の定員制の導入は採用しないとしましたけれども、子ども人口の減少がみられた実施計画策定時とは状況が変わってきているため、選べる学校制度を今後とも継続して円滑に運営できるよう、定員制を導入することとします。

定員制の導入の基本的な考え方についてご説明いたします。下段の(1)基本的考え方です。通学区域内の学校を希望する児童・生徒は、全員受け入れます。次に、学校運営上、施設状況に、なお余裕のある場合には、定員(受入可能人数)を定め、通学区域外からの選択希望者を受け入れます。通学区域外からの選択希望者が多く、定員を超える場合には、公開抽選とします。(定員内の場合には、無抽選による入学とします。

(2)通学区域外からの受入可能人数です。通学区域外からの受入可能人数は、各学校の施設状況を踏まえ、通学区域内の入学予定者数を基にして、私立学校等への入学者や卒業時までの転出入者の予測人数を加味して決定し、希望校調査の際に公表いたします。

(3)抽選方法です。通学区域外からの選択希望者が、受入可能人数を上回った場合は、公開抽選により入学予定者及び待機者を決定し通知いたします。待機者には優先順位を付け、私立学校への入学者や選べる学校制度の選択者の状況により受け入れを決定いたします。

(4)導入の時期です。この方針案につきましては、今後、保護者に対し説明会に入る予定です。そのご意見をいただいた上で教育委員会で方針案を決定し、平成22年度の入学予定者からの実施を予定しております。説明は以上です。よろしくご審議をお願いします。

[田口委員長]

事務局からの説明が終了しました。ご質問ございましたらお願いします。渡辺委員。

[渡辺委員]

意見と質問が前後してしまいますが、この定員制の問題、適正規模・適正配置検討委員会を踏まえて選択制の導入を議論する時には確か、規模の関係でいえば、当時、小規模校が非常に顕著な問題だったのでそこにかなりの議論があって、大規模校のことについては、予想以上のスピードで区画整理に伴って人口が増えるということを予測できなかったので、あまり議論がなかったと思います。しかし、非公式の場では、定員オーバーになってしまった場合はどうするのかという議論があって、そういう場合は抽選制が必要になるのではないかという議論はあったことは記憶しております。

そういう意味で、今の現状を鑑みれば、定員制を導入するというのはやむを得ないのではないかと思います。意見を先に言ってしまいました。

それから質問なのですが、この導入の時期に関連して、これからの保護者・地域住民の皆さんに対する説明会等はどういう日程で進むのでしょうか。

[田倉学校課長]

本日発行の市の広報にお知らせしております。第1回目が4月20日から各中学校区ごとに説明会を実施します。それに加えて、5月2日の土曜日に本庁舎での説明会を予定しております。もちろん、どこの学区においでいただいても結構ですという形になっております。

[田口委員長]

他にご質問ございますか。馬場委員。

[馬場委員長職務代理者]

具体的に、該当しそうな学校というのは小中学校合わせて何校ぐらいありますか。

[田倉学校課長]

今、ここで断定的なお話はできませんが、可能性としては、小学校では潤徳小、中学校では三沢中が抽選になる可能性はあるかと思います。

[田口委員長]

馬場委員。

[馬場委員長職務代理者]

こういう希望をとるときには、該当校だけではなくて、全ての小学校、中学校の数字を出して、そして選択する時に決めてもらうという形をとるわけですね。

[田倉学校課長]

説明会あるいは具体的な数字は8月の希望校調査の時に示していきますが、説明会にもできるだけ具体的な数字をもって、受入可能の数字はこのくらいを想定していますという形で説明会に入っていきたいと思っております。

[田口委員長]

馬場委員。

[馬場委員長職務代理者]

説明会も、一般的な全市を対象にした説明会と該当校を対象にした説明会が手続き上必要ではないかと思いますが、その点いかがですか。

[田倉学校課長]

今回予定している説明会は通学校区ごとに実施いたしますが、どなたでもおいでくださいと謳って実施します。当然想定される地域、例えば三沢中等での説明会では具体的なお話が出てくるかと思います。例えば個別の質問も出るかと思いますので、それにはできるだけ具体的に対応するように準備したいと考えております。

[田口委員長]

今、教室の数で新しく一部建てるとしても、これから検討しようとしているところはもう足りない、できない、平らな言葉で言うとそういうことでしょうか。

[田倉学校課長]

まず学区内の子どもを受け入れるということが大前提にありますので、それに基づいた増築等の対応を行っていきますが、そこがまず基本になるかと思います。それ以上増築等が、対応できない部分については、やはり定員制という考え方の中である程度の制限をしていかなければならないということで、可能な限りその学区内の子どもを受け入れるための増築等は計画していかざるを得ないと考えております。

[田口委員長]

他にはご質問ございませんか。馬場委員。

[馬場委員長職務代理者]

これはあくまでも案という形で市民に提示して、いろいろご意見をいただき、それを受けて再度決定していくという形をとるわけですね。

[田倉学校課長]

今回ご提案させていただいているのは、案をつけたままの状態をご審議いただきたいと考えております。この案をもって保護者・市民にご説明させていただいて、その意見をまた吸い上げる形で方針を最終的に決定させていただきたいと考えております。

[田口委員長]

ご意見ございませんか。

[田口委員長]

なければ、ご質問、ご意見はこれにて終結します。

お諮りします。「選べる学校制度」への定員制導入について、を原案のとおり決することに異議ございませんか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

異議なしと認めます。議案第5号は原案のとおり可決されました。

報告事項第1号・日野市教育委員会後援等名義使用実績報告(平成20年10月~平成21年3月)、について事務局より報告をお願いいたします。

報告事項第1号・日野市教育委員会後援等名義使用実績報告(平成20年10月~平成21年3月)

[宇津木教育部参事]

報告事項第1号・日野市教育委員会後援等名義使用実績報告(平成20年10月~平成21年3月)の報告をいたします。

47ページをお開き下さい。中段になります。10月から3月まで、月別の承認数の表です。合計が38件となっております。38件の詳細につきましては、44ページから47ページ上段までに月別に記載のとおりです。また、20年度前期につきましては4月から6月の件数は57件で、20年度4月から21年3月まで年間合計といたしましては95件でした。以上です。

[田口委員長]

事務局からの報告が終了しました。ご質問、ご意見ございますか。

[田口委員長]

ないようですので、ここで報告事項第1号を終了いたします。

次に平成21年5月の行事予定について、事務局より説明をお願いします。

※平成21年5月の行事予定については省略

[田口委員長]

これより議案第6号及び第7号に入りますが、本件につきましては公開しない会議の中で行いますので、関係職員以外の事務局説明員は退席して差し支えないと思います。

よろしいでしょうか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

異議なしと認め、関係職員以外の事務局説明員、また、傍聴者の方はご退席下さい。

また、本件の終了をもって、平成21年度第1回定例会を閉会といたします。

(関係職員以外退室)

閉会午後3時11分

このページに関するお問い合わせ

教育部 庶務課
直通電話:庶務係 042-514-8692 施設係 042-514-8698 業務サポート係 042-514-8716
代表電話:042-585-1111
ファクス:042-583-9684
〒191-8686
東京都日野市神明1丁目12番地の1 日野市役所5階
教育部庶務課へのお問い合わせは専用フォームをご利用ください。