緊急地震速報

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ページID1002435  更新日 平成30年2月27日

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日野市のある家庭の居間で

(テレビのテロップ)「(ピンポーン。)〇〇で地震が発生しました。東京都、神奈川県で大きな揺れのおそれがあります。」

(おとうさん)「えっ…」

(おねえさん)「これから揺れるから、上からものが落ちてきても大丈夫なように机の下に隠れて。」

まもなく がたがた(震度4程度の揺れ)

(ぼく)「今の地震の揺れは大きかったね。でも、被害は なさそうね。よかった…」

このような会話がされることが今後期待されます。これを可能にするのが、気象庁が平成19年10月1日よりテレビやラジオなどで情報提供を開始した「緊急地震速報」という新しい種類の地震情報です。

「緊急地震速報」は、震源に近い観測点で地震を検知し、直ちに震源がどこか、地震の大きさを表すマグニチュードなどを推定し、大きな揺れが迫っていることを事前にお知らせすることを目指す新しい地震情報です。

最大震度5弱以上と推定した地震の際に、強い揺れ(震度4以上)の地域の名前を強い揺れが来る前にお知らせします。この情報を聞いて、大きな揺れが始まる前に防災行動をとることにより、地震による被害の軽減が期待されます。

しかし、緊急地震速報には、情報の提供から大きな揺れが始まるまでの時間が長い場合でも数十秒程度であり、震源に近いところでは、情報の提供が大きな揺れに間に合わない場合があるなどの技術的な限界もあります。

緊急地震速報は、情報の提供が大きな揺れの始まりに間に合わないことがあるなど、地震災害から身を守るための“万能な情報”ではありません。住宅の耐震化や家具の固定など日ごろの耐震対策とあわせることにより、効果を発揮する情報です。緊急地震速報を広く一般の皆様に提供するためには、皆様にこのことをご理解していただいた上で、情報を聞いたときにどのような行動を取るかということを事前に考えておいていただくことが必要です。

緊急地震速報を有効に活用し、身の安全を守っていただくためには、情報を受けたときにどのように行動すれば良いかという「緊急地震速報の利用の心得」を理解していただくことが重要です。

緊急地震速報の仕組み

震源近くで地震(P波、初期微動)をキャッチし、位置・規模・想定される揺れの強さを自動計算して、 地震による強い揺れ(S波、主要動)が始まる数秒から数十秒前に、お知らせするものです。

利用の心得

「周囲の状況に応じて、あわてずに、まず身の安全を確保する」

さまざまな場面における具体的な対応行動の指針

(1) 家庭

  • 頭を保護し、大きな家具からは離れ、丈夫な机の下などに隠れる
  • あわてて外へ飛び出さない
  • その場で火を消せる場合は火の始末、火元から離れている場合は無理して消火しない

(2)不特定多数の者が出入りする施設

  • 基本的には施設の従業員等の指示に従う
  • その場で、頭を保護し、揺れに備えて身構える
  • 落ち着いて行動し、あわてて出口・階段などに殺到しない

(3)屋外

ブロック塀の倒壊、自動販売機の転倒、ビルからの壁、看板、割れたガラスの落下に注意し、ビルのそばから離れる。

(4)乗り物で移動中

自動車運転中は、後続の車が情報を聞いていないおそれがあることを考慮し、あわててスピードを落とさない。ハザードランプを点灯し、まわりの車に注意を促したのち、緩やかにスピードを落とし、大きな揺れを感じたら、道路状況を確認して安全な場所に停止

  • 鉄道・バスに乗車中は、つり革、手すりなどにしっかりつかまる
  • エレベーター利用中は、最寄りの階で停止させ、速やかにエレベーターから降りる

緊急地震速報の詳細については、 気象庁のページをご覧ください。

もしくは、東京管区気象台総務部業務課広報係 電話:03-3212-8341 内線5549にお問い合わせください。 

このページに関するお問い合わせ

総務部 防災安全課
直通電話:防災係 042-514-8962 安全安心係 042-514-8963
代表電話:042-585-1111
ファクス:042-587-5666
〒191-0016
東京都日野市神明1丁目11番地の16 防災情報センター1階
総務部防災安全課へのお問い合わせは専用フォームをご利用ください。