明星大学と相互協力・連携に関する包括協定を締結しました
地域の課題解決や市の施策推進に向け連携
市と明星大学では、2月2日に「相互協力・連携に関する包括協定」を締結しました。
これまでも同大学とは、エール(発達・教育支援センター)の開設準備や開設後の運営、緑地保全活動など40以上の分野で交流してきました。今後は、市の担当課と大学の各ゼミ間の取り組みにとどまらず、市と大学が一体となり、より連携を強化し事業を進めて行きます。
協定後の取り組みとして以下の活動等を予定しています。
【新たな連携】
(1)地域デザイン活動
(新設のデザイン学部による提案事業)
平成26年4月に新設されたデザイン学部との連携を図る。
地域や環境に合った、市民が必要としているものを「デザイン」として企画するため、学生が自ら街に出て情報収集を行い、地域との連携を図る。商品開発から、まちの活性化に関するアイデアまでを、それぞれのつながりを構築しながら、幅広い分野において「デザイン」を提案する。
まずは、日野市の観光資源のPR力を強化するための検討を行っていく。
また、現在、市の委員会において策定している「藝術文化の薫るまち日野」の方針に沿った施策の実現に向けた検討についても進めていく。
(2)団地活性化活動
(高幡台団地におけるコミュニティ活性化および高齢者の見守り)
明星大学では、今までに市内の様々な地域において、高齢者の見守りや、交流の場を作ってきた。高幡台団地においては、既存の夏祭りなどの支援や新たな地域コミュニティの活性化イベントを行ってきたが、今後、更に高齢者の見守り活動の実施に向け、検討を進める。
(1)学生が団地内に住み込み、朝夕の安否確認やちょっとしたお手伝い(高いところの電球交換、ゴミ出しや簡単な掃除など)をする。(2)学生が住み込まない場合は、月数回程度曜日などを決めて、(1)のちょっとしたお手伝いをする、あるいはサロン的な活動をする。といった活動を想定している。
(3) ものづくり推進活動
(ものづくりの楽しさ応援プロジェクトの強化)
ものづくりの楽しさ応援プロジェクトは、進路の方針が決まる15歳までに「ものづくり」の仕組みを学習し、創造力のあるエンジニアの卵を育成する事業である。明星大学川原万人准教授の呼びかけにより、日野市商工会と日野市が参加して実行委員会を組織し、平成25年度から3Dプリンターを活用したものづくり体験教室やロボットプログラム学習等の事業を開始している。
平成27年度からは、明星大学協力のもとプログラムの回数を増やし、これまで日野市立三沢中学校科学部を中心としてきた事業を市内全体に広げていく。また、平成27年10月に開設予定の多摩平の森産業支援施設(仮称)を活用し、市内企業と交流しながら、ものづくりの楽しさをより身近に感じてもらえる事業の実施を検討していく。
(4)まちの活性化活動
(企業との連携による地域活性化ビジネスプランの提案)
日野市が抱える諸課題を解決するビジネスプランを提案するというプロジェクト。経営学部および企業と連携を図りながら、新規ビジネスを開発してまちの活性化につなげようという試み。
現在、多摩動物公園駅周辺地域の活性化をテーマとした新規ビジネスの提案を、多摩動物公園、京王電鉄、多摩都市モノレールの3社協力の下で取り組み始めている。今後の地域における企業間の連携強化が期待される。
また、ここで蓄積されたノウハウを継承しながら、新たな地域でのビジネスプランの提案や企業との連携に向けた検討を行っていく。
※ここで紹介した4つの事例以外についても、連携の強化拡充を図っていきます。
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