スキルシェアの取り組み(トクイのカケハシ実証事業)について
「できますよ」という声をもっとあげやすくなる地域をめざして。新たな助け合いの輪を広げる、実証事業に参加しませんか。
スキルシェアサービスに関する意識調査について
東京都立大学と調査を実施します
日野市と東京都立大学は、共同でシェアリングエコノミーやスキルシェアサービスに関する意識調査を実施します。
シェアリングエコノミーはまだ新しい分野で、様々な可能性が期待されています。みなさまがどのように考えているかを伺わせていただければ幸いです。恐れ入りますが、本調査へのご協力をお願いいたします
シェアリングエコノミーとは
シェアリングエコノミーとは、個人が持っているスキルや知識を個人間で売り買いできる新しいサービスのことです。日野市でも2019年から2020年にかけて実証実験を行っています。
調査の概要
回答期限 2020年11月3日(火曜日)午後11時59分まで
所要時間 8分程度を想定
調査実施 日野市企画部企画経営課・東京都立大学下村研究室
※本調査では個人を特定する情報は取得いたしません
※本調査で取得したデータは施策検討及び学術研究のみに使用します
※得られた成果は市と大学で取りまとめ、市HP等でみなさまにお知らせいたします
お問い合わせ先
調査全体・概要について 日野市企画部企画経営課 ページ最下部をご参照ください
調査項目・分析等について 東京都立大学下村研究室 三竹 mitake-yuya@ed.tmu.ac.jp
日野市におけるスキルシェアサービスの取り組み
昨年から今年にかけて行われたトクイのカケハシ実証事業をご紹介します
(1)実証事業について
「できますよ」ともっと声をあげやすくなる地域をめざして
「スキルシェア」とは、「できること」を持っている人と、「してほしいこと」を持っている人が出会いやすくなるしくみです。スマートフォンのアプリケーション上で利用者同士が直接やり取りをしていきます。
「子育ての経験を生かせないかな」「普段の仕事が誰かの役に立つかも」など、ご自分の経験を振り返るきっかけとしてもご活用いただけます。また、「誰か手伝ってくれないかな」といった「してほしいこと」も募集し、期間限定で実証事業を行いました。
「トクイのカケハシ」を活用した実証実験は当初設定していた期間を延長しておりましたが、2020(令和2)年6月30日で終了いたしました。
ご参加いただきました皆さまには、大変お世話になり、ありがとうございました。
実証事業の概要
- 提供期間は2019年8月1日から2020年6月30日まで(当初の期間を延長しました)
- 最終登録者は274名、マッチング数は27件でした
- 本事業は、総務省「シェアリングエコノミー活用推進事業」の委託を受け、日野市がKDDI株式会社と協定を結んで実施しました
- 「トクイのカケハシ」はKDDI株式会社が運営しており、アプリケーションの利用には登録が必要です
- 登録料は無料です(通信料は利用環境によって発生する場合があります)
- 現在スマートフォン・タブレットに対応しています(パソコンは一部環境のみ対応)
- 日野市がサービス提供するものではなく、利用者同士のマッチングを促すしくみです
使い方は2種類 オープンな「日野市エリア」と限定エリアの「ファミサポひろば」
日野市では、2つのエリアに分けて実証実験を行っていました。
(1)日野市内の活動であれば誰もが登録し、参加できるオープンな「日野市エリア」
このエリアでは、日野市の在住・在勤の方を中心にどなたにもご利用いただけます。日野市内のことであれば、自由に「できること」「してほしいこと」を登録できます。ぜひ、ご自分のできることなどをご登録ください。
(2)「日野市ファミリー・サポート・センター事業」会員だけが利用できる「ファミサポひろば」
「ファミリー・サポート・センター事業(ファミサポ)」とは、保育援助や送迎のお手伝い、ご高齢の方などの家事のお手伝いを会員同士でマッチングする相互援助事業(有償ボランティア)です。
ファミサポは「困った時はお互いさま」を前提とした助け合いのしくみです。本エリアをご利用いただくには、別途「日野市ファミリー・サポート・センター事業」への利用登録が必要です。
なお、限定エリア「ファミサポひろば」については、ファミサポ事務局の「NPO法人市民サポートセンター日野」と連携しながら試験的に実施しました。
(2)日野市内での使われ方をご紹介します
誰もが参加できる「日野市エリア」の場合
誰もが参加することができる、オープンな「日野市エリア」では、さまざまな使い方がされています。
「提供カード」の一例として、日野リビングラボがきっかけとなった取り組みを紹介します。
※カードの内容は全て9月6日現在
「親子2人分軽食付き モザイクタイルワークショップ」
- 2019年9月25日(水曜)、29日(日曜) 午前10時00分から午後1時00分
- 費用 1,600円から(親子で1作品、軽食付き)
- 作るもの、個数によって費用が変わります
- 先着順8組まで
まずは一緒に学ぼう!スマホ・タブレット初心者教室
- 2019年10月3日(木曜) 午前10時00分から午後1時00分
- 費用 1,000円(ランチ付き)
- 先着順10人まで
限定エリア「ファミサポひろば」の場合
ファミサポひろばでは、「ファミリー・サポート・センター事業」の提供会員が家庭等を訪問して保育支援や家事支援などを行います。
提供カードの一例
- 保育園の送り迎えや家事など、短期間の依頼をお受けします
- 費用 1回あたり850円(統一金額、今後価格改定等がある場合はそれに準じます)
利用を希望する場合は「トクイのカケハシ」への登録以外に「ファミリー・サポート・センター事業」の会員登録が必要です。また、子育て等の経験を生かしてスキルを提供したいという方も募集しています。
ファミサポの会員登録は、042-589-7616(NPO法人市民サポートセンター日野ファミサポ事務局)までお問い合わせください。


(3)取組み実績について
日野市での取り組み事例は、政府CIOポータル「シェア・ニッポン100 未来へつなぐ地域の活力 」令和元年度版に掲載されています。
また、トクイのカケハシにはどのような「できること」「してほしいこと」が掲載されていたか、マッチング実績をイメージとして掲載します。
(4)安心安全への取り組み
「トクイのカケハシ」実証事業推進時のポイントをまとめました
オンラインだからこそ、コミュニケーションを促進しました
- 登録にはメールアドレス確認による利用登録と会員規約への同意が必要でした
- 名刺代わりの会員証の作成をお願いし、依頼側もお人柄がわかるように努めました
- オンラインコミュニケーションのコツを冊子にまとめました
例.電話や口頭とは異なり、意思疎通を明確にすることです。相手の発言を確認したら、「承知しました。」など、積極的にやり取りを行ってください - 利用後に積極的に感想をお伝えするようにお願いしました
お問い合わせ先などの設置
- 「トクイのカケハシ」内で依頼が成立し、依頼実行中に物損等があった場合は保険の対象としました
- カケハシコールセンター(午前10時から午後6時まで 土曜日、日曜日祝含む)を設置しました
- どのようなアプリなのか、対面でご説明しながらの登録会を行いました。
日時 2019年9月19日(木曜日)午後2時から午後7時まで
場所 多摩平の森産業連携センターPlanT(日野市多摩平2-5-1)
(5)事業実施までの経緯
日野市は2019年4月26日に総務省より「シェアリングエコノミー活用推進事業」の採択を受けました。
採択を受けたのは日野市を含めて全国5団体で、東京都内では初の採択です。
日野市では2019年1月~3月市民・企業などの対話による新たなサービスや暮らし方を創出する場「リビングラボ」を活用し、「地域でお互いさまの暮らし」をテーマに話し合いを行ってきました。採択された事業は、リビングラボで明らかになったニーズ等を基にして日野市から総務省へ事業提案を行ったことがきっかけとなりました。
リビングラボは今後も継続的に開催していきます。
- 日野リビングラボ 暮らしの夢セッションレポート
- KDDI株式会社と地域の社会課題解決と市民サービス向上を目的とした連携協定を締結しました
- 総務省(平成31年度「シェアリングエコノミー活用推進事業」採択団体の決定)(外部リンク)
- 日野市・ファミリーサポート・センター事業(外部リンク)
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プリントサービスのご案内
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このページに関するお問い合わせ
企画部 企画経営課
直通電話:政策調整係 042-514-8047 戦略係 042-514-8038 経営係 042-514-8069
代表電話:042-585-1111
ファクス:042-581-2516
〒191-8686
東京都日野市神明1丁目12番地の1 日野市役所4階
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