日野市生活課題産業化シンポジウムの開催

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ページID1008795  更新日 平成30年9月14日

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リビング・ラボに関するシンポジウムを開催し、産学官民の立場から取組の方向性について議論を深めました。

「日野市生活課題産業化シンポジウム」を開催

「社会課題・地域課題を解決するリビング・ラボの可能性」についてパネルディスカッションを実施

会場の様子

平成30年5月11日(金曜日)に「日野市生活課題産業化シンポジウム」をPlanT(日野市多摩平の森産業連携センター)にて開催しました。当日は85名の方が参加し、リビング・ラボについてさまざまな学びや気づきを共有しました。

リビング・ラボとは

生活者のニーズに適う商品やサービスを入口(ニーズ探索)から、出口(価値提供・社会実装)まで、生活の現場において産学官民が協働しながら作り上げる(共創していく)活動のこと。

日野市における生活課題産業化の方向性について

日野市が取り組む「生活課題産業化」は、少子化・超高齢化を始めとした様々な社会課題が相互に関係し合い、複雑化する今日において、企業・大学・地域団体・市民・行政などの地域における多様な関係者がその課題解決に向かい、共創・協働する事で、社会環境の変化への対応とビジネスのイノベーションの両立を目ざすものです。

これまでには、組織や立場に関わらず、多様な関係者が対等に議論することで共創しやすい環境を作っていくことを目的とした「生活課題産業化協議会」の実施や、企業主導型での「パイロット・プロジェクト」を実施してきました。

今後は、この「生活課題産業化」をさらに地域で実現していくために、実行環境の先駆的事例である「リビング・ラボ」の取組について検討を行っていきます。

シンポジウムの概要について

第1部 講演「産学官民の新しい共創のかたち 鎌倉リビングラボ」

東京大学高齢社会総合研究機構の吉田 凉子氏から、日本におけるリビング・ラボ活動の動向や、鎌倉市今泉台地域における取組についてご講演いただきました。

リビング・ラボ活動について、「生活の現場において、企画段階から住民を巻き込み、企業・大学・各種団体・自治体等が互いの強みを持ち寄って、新しいものやサービス、新たな価値を共創する活動・場のこと」とご紹介いただきました。この活動を通じて、生活者のニーズに適ったものやサービスの開発が行われるようなり、個人や社会が快適になったり、既存のシステムの変革につながる、という示唆がありました。

第2部 パネルディスカッション「社会課題・地域課題を解決するリビング・ラボの可能性」

多摩大学総合研究所教授・副所長の松本 祐一氏をモデレーターに迎え、産・学・民(地域)によるパネルディスカッションを行いました。それぞれの立場や視点からリビング・ラボ活動に対する課題や期待感について、議論が行われました。

企業目線では、リビング・ラボに参加することのメリットとして、社会課題に企業活動を行いながら取り組むことができるという意義や、多様な人材育成にも寄与するという意見がありました。しかし、実際に企業として推進していくことの難しさについても語られました。教育機関目線では参加者同士が中立的な立場にいられるように、仲立ちをしていくことの重要性についての指摘がありました。また、住民目線では現在でも対等な関係を作っていくことについて苦労しているという話や、参加するメリットをどのように作っていけばいいか、という意見もありました。

また、会場からの質問では、近隣地域で同時にリビング・ラボを展開する場合の疑問や、小中高生の学びの場として活用できるのでは、というアイデアも飛び出すなど、会場も巻き込んだ活発な意見交換が行われました。

日野市では、リビング・ラボの実現に向けて検討を重ねるとともに、今後もさまざまな方が議論できる場づくりを定期的に行うことで、「共創」の実現を目指していきます。

パネルディスカッションの様子
パネルディスカッションでは活発な議論が行われました。
字幕表示アプリの様子
「誰もが参加できるコミュニケーションの実現」を目指し、字幕表示・多言語化支援アプリの導入実験も行いました。

添付ファイル

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