生ごみがたい肥に変わる取り組みの紹介
生ごみがたい肥に変わる取り組みの紹介
その生ごみ、捨てる前に再利用しませんか
生ごみの水分量は約80~90%と言われています。水分を大量に含むごみの焼却には、多大なエネルギーを消費し、環境負荷の原因にもつながります。
この捨てられるはずだった生ごみをリサイクルする取り組みをご存じですか
生ごみのたい肥化に取り組んでいるせせらぎ農園では、令和3年度に約26,500kgの生ごみを回収しました。家庭から出る多くの生ごみを活用して、無農薬・無化学肥料で野菜を育て、収穫した野菜は地元住民で分け合っています。
また、私たちが家庭で出す生ごみを、ダンボールコンポストやLFC(※)コンポストにためて、近くの畑やコミュニティガーデンなどでたい肥として活かすことができれば生ごみは出て困るものではなく、地域の「宝」となります。
循環型の取り組みを生活の一部にして、一人ひとりがアクションを起こすことで、将来の地球環境を変えることができます。私たちにできる身近なことから始めてみませんか。
(※)LFC・・・ローカルフードサイクリングの略。バッグ型のコンポスト。
コミュニティガーデンせせらぎ農園
生ごみリサイクルを行っている農園
家庭から出た生ごみを収集し、たい肥にして野菜を栽培する循環型の取り組みを行うのは、日野市新井にある「せせらぎ農園」。農園としてだけではなく、地域住民がふらっと気軽に立ち寄れるコミュニティガーデンとしての役割も。毎週火・木・日曜日の作業日には、まちの生ごみ活かし隊のメンバーを中心に、多くの方が生ごみのリサイクル・学生への環境教育・農作業を中心に活動しています。
「●●さんは今日来てる?」といった声掛けもあり、居場所コミュニティとして欠かせない場所となっています。
好きな時間に、誰でも来れる当日参加OKのコミュニティガーデン。立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
生ごみリサイクルの流れ
-
生ごみを指定のバケツでせせらぎ農園にお持ちください
家庭から出る野菜くずなどの生ごみをせせらぎ農園へ持参し、備え付けの生ごみBOXに入れます。 -
上から落ち葉をかけます
投入した生ごみの上に、備え付けの落ち葉や竹チップ、竹炭などの有機物をかけます。3つある生ごみBOXは約1カ月で満タンに!
土の中の生ごみは約60度にまで温度が上がり、微生物の活動が活発になります。この温度まで達すると、生ごみの臭いが消え、発酵熱で生ごみの分解作業が行われています。 -
3カ月かけて微生物が発酵
熟成場に移動し、もみ殻や米ぬかなどを加えると、微生物が土の中でじっくりと発酵を進めます。
生ごみを投入してから約3~4カ月で生ごみは完全に分解され、たい肥に変身!
野菜の植え付けができる状態へ。
せせらぎ農園発足者の想い
せせらぎ農園発足者で、「まちの生ごみ活かし隊」代表の佐藤さんは、2004年から現在に至るまで、生ごみリサイクルの活動を継続しています。
せせらぎ農園以外にも、日野市内の各拠点をコミュニティガーデンとして広げ、ゆくゆくは市内に多くのコミュニティガーデンを広げていきたいとの想いがあります。
佐藤さんは「農園の役割だけではなく、市民の居場所にもなっています。日野市内中に、生ごみBOXがあるコミュニティガーデンが増えるといいですね」と語りました。
このページに関するお問い合わせ
企画部 市長公室 広報係
〒191-8686 東京都日野市神明1丁目12番地の1 日野市役所4階
直通電話:042-514-8092
代表電話:042-585-1111
ファクス:042-581-2516
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。
環境共生部 ごみゼロ推進課
直通電話:042-581-0444
ファクス:042-586-6606
〒191-0021
石田1丁目210番地の2 クリーンセンター
環境共生部ごみゼロ推進課へのお問い合わせは専用フォームをご利用ください。