化学物質過敏症について

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ページID1022974  更新日 令和7年11月26日

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化学物質過敏症を知っていますか?

化学物質過敏症をご存知ですか?自分自身にとって便利な「日用品」や気持ちの良い「香り」などが、近くにいる人の困る原因になっていることがあります。みなさまのご理解とご配慮をお願いします。

化学物質過敏症とは

化学物質過敏症は過敏という名が示すように、ごく少量の物質でも過敏に反応する点ではアレルギー疾患に似ています。最初にある程度の量の物質に曝露(ばくろ)されると、アレルギー疾患でいう”感作(かんさ)”と同じような状況になり、二度目に同じ物質に少量でも曝露されると過敏症状をきたします。時には最初にされた物質と二度目に曝露された物質が異なる場合もあり、これは多種化学物質過敏症と呼ばれます。

化学物質過敏症はこのようなアレルギー疾患様の性格だけでなく、低濃度の化学物質に反復曝露されていると体内に蓄積し慢性的な症状をきたすという中毒性疾患に近い性格も兼ね備えています。
化学物質過敏症は未解明の部分が多い疾患ですが、このようにアレルギー性と中毒の両方性の両方に跨る疾患、あるいはアレルギー反応と急性・慢性中毒の症状が複雑に絡み合っている疾患であると考えています。

引用:厚生省研究班作成 「化学物質過敏症」パンフレット 

症状

自律神経系や精神神経症状をはじめとするさまざまな症状がありますが、症状には個人差があり、人により異なった症状を訴えることがあるとされています。

  • 内耳障害(めまい、ふらつき、耳鳴り)
  • 気道障害(咽頭痛、口渇)
  • 循環器障害(動悸、不整脈、循環障害)
  • 免疫障害(皮膚炎、喘息、自己免疫異常)
  • 自律神経障害(発汗異常、手足の冷え、頭痛、易疲労性)
  • 精神障害(不眠、不安、鬱状態、不定愁訴)
  • 眼科的障害(結膜の刺激症状、関節障害、視力障害)
  • 消化器障害(下痢、便秘、悪心)
  • 運動器障害(筋力低下、筋肉痛、関節痛、振せん)

引用:厚生省研究班作成 「化学物質過敏症」パンフレット 

原因となるもの

原則的にはアレルギー疾患同様、その方にとって合わない物であれば何でも原因物質になる可能性があります。。
下記の物質が頻度的に原因物質となる可能性がが高いとされています。

・香料等を含む洗剤、柔軟剤、芳香剤、消臭剤などの日用品や化粧品
・接着剤や塗料、住宅建材
・殺虫剤やシロアリ駆除剤、除草剤
・花粉やカビ、ダニ、ちり、動物の毛
・大気汚染物質、排気ガス、ガス排気 など 

参考:厚生省研究班作成 「化学物質過敏症」パンフレット 

化学物質過敏症の方へのご理解とご協力についてのお願い

化学物質過敏症の症状は、有害原因と考えられる化学物質に近づくことで誘発されます。
皆さまの周りにも柔軟剤の香り等で頭痛や吐き気がするなどの化学物質過敏症の症状で、苦しんでいる人がいる可能性があります。
化学物質過敏症へのご理解とご協力、ご配慮をお願いします。

  • 公共の場など人が集まるところでは、洗剤、柔軟剤、香水などの香りが過度にならないように、使用を控えるなどの配慮をしましょう。
  • 殺虫剤、虫よけスプレーなどは、周囲の人に飛び散らないように注意しましょう。

化学物質について知るために

化学物質についてわかりやすく解説している「かんたん化学物質ガイドシリーズ」が、環境省のホームページからダウンロードできます。

相談窓口

外部リンク

このページに関するお問い合わせ

健康福祉部 健康課
直通電話:042-581-4111
ファクス:042-583-2400
〒191-0011
東京都日野市日野本町1丁目6番地の2 生活保健センター
健康福祉部健康課へのお問い合わせは専用フォームをご利用ください。