市立小学校における食中毒の発生について(令和5年6月7日プレスリリース)
日野市立小学校における食中毒の発生について
日野市立小学校の調理実習で調理されたジャガイモによる食中毒
6月5日(月曜日)に日野市立小学校において、調理実習で調理した茹でジャガイモを原因とするソラニン類による食中毒が発生したことが確認されましたので、ご報告いたします。
概要
発症日時:6月5日(月曜日)午後0時20分から 同日午後3時40分まで
症状:頭痛、吐き気、腹痛、発熱等
発症場所:市内小学校
患者数:総数20名
原因食品:茹でジャガイモ
病因物質:ソラニン類
経緯
令和5年6月5日(月曜日)日野市立小学校から日野市教育委員会及び南多摩保健所に、「本日3、4時間目に5年生の家庭科の授業で、ジャガイモを塩茹でし喫食したところ、午後0時頃から複数名が腹痛、頭痛、発熱、倦怠感等の症状を呈した。調理実習では、ジャガイモ以外の喫食はない。」旨の報告があった。
それを受け南多摩保健所による食中毒調査が行われた。
調査結果
- ジャガイモは、5月31日(水曜日)に購入し、調理実習当日まで保管されたものであった。
- 患者は、小学5年生2クラス20名で、6月5日(月曜日)の 1、2時間目と3、4時間目にそれぞれ調理実習を行い、茹でたジャガイモを喫食していた。
- 患者は茹でジャガイモを喫食後、約50分後から約6時間後にかけて、頭痛、吐き気、腹痛、発熱等の症状を呈していた。
- 残品の茹でジャガイモ及び参考品の生のジャガイモから、ソラニン類を検出した。
- 患者はいずれも軽症で、全員回復している。
南多摩保健所による決定
南多摩保健所は、以下の理由により、本件を6月5日(月曜日)に調理実習で調理した茹でジャガイモを原因とするソラニン類による食中毒と断定した。
- 患者は共通して調理実習で調理した茹でジャガイモを喫食していた。
- 残品の茹でジャガイモ及び参考品の生のジャガイモから、ソラニン類を検出した。
- 患者の症状及び潜伏期間が同物質によるものと一致していた。
学校の対応
- 6月5日(月曜日)に該当する保護者あてに本事案についてメールで連絡した。
- 体調不良が見られた児童の保護者に連絡を取り、健康状態を確認した。
- 該当学年の保護者を対象に、臨時保護者会を開催し、本件の概要及び再発防止策について説明する予定。
今後の対応
今回の事態を重く受け止め、再発の防止に向け各学校へ指導をしてまいります。
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