微量アルブミン尿検査の実施状況のお知らせ

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ページID1013126  更新日 令和5年12月1日

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日野市微量アルブミン尿検査の概要

日野市微量アルブミン尿検査とは

日野市では、平成29年2月より、微量アルブミン尿検査を開始しました。
本検査は、「第2期日野市国民健康保険データヘルス計画」の糖尿病性腎症重症化予防の一環として実施しており、糖尿病性腎症(糖尿病の合併症の一つ。重症化すると人工透析が必要となるなど、生活の質が低下する)などの病気によって腎臓の細い血管が傷つき始めた初期の状態(早期腎症)を診断できる検査です。 
早期腎臓障害は自覚症状がないため、検査で早期に発見することが重要です。
平成29年度からは、尿自動分析装置を使用し、より正確な検査ができるようになりました。

日野市微量アルブミン尿検査の検査対象者

この検査の対象者は、国保被保険者で前年度の特定健診の結果から、HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)が6.0%以上かつ、尿蛋白が出ていない-(マイナス)またはわずかに出ている ±(プラスマイナス)の方です。HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)の医療機関受診勧奨値は6.5%以上ですが、6.0%以上6.5%未満の方も放っておくと糖尿病と診断される状態に発展するおそれがあります。
このことから日野市では、正常値の中でも少し高めの6.0%以上6.5%未満の方も検査対象としました。

糖尿病性腎症とは

糖尿病の合併症の1つです。
これは、血糖の高い状態が長く続いて、腎臓の中の細い血管が傷つくことによって、腎臓の働きが悪くなる病気です。早期の段階では「痛い・痒い」といった自覚症状が無く、進行すると、からだがむくんだり気分が悪くなるなど様々な症状を引き起こします。重症化すると体内に溜まった老廃物を取り除くため「人工透析」が必要となります。
 

糖尿病性腎症の病期の分類について

糖尿病性腎症は、病期が、第1期から第5期に分類することができます。
本検査は第2期(早期腎症期)の方を対象に早期発見・早期治療を目的としています。

第1期(腎症前期)

糖尿病以外の自覚症状はなく、検査をしても

腎症であることを診断できない状態です。

第2期(早期腎症期)

尿中に微量のアルブミンというタンパク質が検出されます。

自覚症状:ほとんどありませんが、血圧が高くなることが多いです。

第3期(顕性腎症期)

尿中にタンパク質が出て、腎機能が低下していきます。

第4期(腎不全期)

腎臓の糸球体で血液がろ過されず、老廃物が血液中にたまり尿毒症

の症状が出てきます。また、低血糖を起こしやすくなります。

第5期(透析療法期)

腎臓の機能がほぼなくなり、慢性透析療法が導入される時期を

いいます。予後は良くありません。

 

糖尿病性腎症の臨床経過
糖尿病性腎症の臨床経過のグラフです。
このグラフを見ると、腎機能が低下する前に現れる微量アルブミン尿を検査することで、早い段階で糖尿病性腎症を発見できることが分かります。

日野市微量アルブミン尿検査結果

これまでの日野市微量アルブミン尿検査の実施状況をお知らせします。

※微量アルブミン尿検査は、平成29年2月より実施開始のため、平成28年度の検査結果については、
 平成29年2月から3月の2カ月間の検査結果となります。

微量アルブミン尿検査の結果が糖尿病性腎症の早期発見と治療開始につながっています

令和4年度の微量アルブミン尿検査結果をみると、当該年度の微量アルブミン尿検査受診者1,386人のうち、微量アルブミン尿が陽性の方は416人(30.0%)で、このうち53人(受診者の3.8%、陽性者の12.7%)の方を治療につなげることができました。

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