日野いいプラン2010 まちづくりの10本の柱
3つの原則
- つくる過程を大切にした「できごと」としての計画であること
- 市民と行政との協働による行動計画づくりであること
- 統合的視点と連携の視点に立った計画づくりであること
まちづくりとは何か、行政は何をし、市民は何をするのかなどを共に考えていく場として、日野いいプラン2010の計画づくりを位置付けてきました。市民や市職員が計画をまとめあげるだけでなく、つくる過程を大切にした計画づくりそのものを一つの協働の「できごと」として考えています。
まちづくりの主役は市民です。市民・行政、ともに地域の問題の共有化を図る姿勢が必要です。行政側も市民と話し合い、市民の側も個人として要望をだすだけでなく、私人の枠を越え、地域や市全体の問題を考える公共的な立場からの主張、提案をしていくことが求められてます。
市民と行政とがそれぞれの立場を踏まえながら、新しい協働関係をつくり、経験を積み重ねていくことにより、市民と行政の協働、市民と市民の協力、関係各課の連動によるまちづくりを進めていきます。
21世紀の日野の都市づくりにあたっては、身近な地域のまちづくりに焦点をあてました。例えば福祉・医療と地域コミュニティ、生涯学習・地域文化との地域教育、まちづくり・福祉・景観と防災のつながりのように、互いに有機的に結びつき相乗効果を生むような総合的、横断的な視点と組み立てが必要であり、こうした行政展開を進めていきます。
ともに創りあげるまち
- 参画と協働のまちづくり
- 日野人(ひのびと)・日野文化を育てるまちづくり
- ふれあいのあるまちづくり
- 対等の立場で心のかようまちづくり
- だれもが健やかでいられるまちづくり
- 住みやすいまちづくり
- 気軽に出かけられるまちづくり
- 自然と人が共生するまちづくり
- 安全で安心なまちづくり
- 個性と魅力と活気のあるまちづくり
参画と協働のまちづくり
すべての市民が政策形成や計画策定への参画ができる機会の拡大を図ります。そして、その成果が行政運営に反映されるしくみ整え、協働のまちづくりを進めるとともに、市民にわかりやすい、開かれた市政を推進します。
また、地方分権や規制緩和への対応を図り、市民本位の行政運営を推進するため、健全な市財政の確立と行財政改革大網の推進はもちろん、十分な情報の公開を進め、市民への説明責任を果たすとともに、行政評価システムをもとにした行政の簡素化、効率化を進めていきます。
- 参画・協働のまちづくりを進めよう
- 市民本位の行政運営を進めよう
- 議会に関心を持とう
日野人(ひのびと)・日野文化を育てるまちづくり
この計画を推進していくための最大のポイントは、その実施主体である「人」にあります。しかし、この人材はすぐに準備できるものではなく、地道な活動に基づく長い時間をかけて育てられるものです。
そこで、これからのの日野のまちづくりを進めていくことに夢を持つ人材を市民、行政の協働により子どもから高齢者までを含めて育てていきます。
また、これからの人材は、自らの個性を十分に発揮していくことはもちろん、広く国際的な視野も備えていく必要があり、それを実現するためのグローバルな視点に立ったまちづくりを進めます。
- 日野人(ひのびと)を育てよう
- グローバルな社会をつくろう
- 日野文化を築こう
- 心豊かなひのっ子を育てよう
ふれあいのあるまちづくり
ふれあいのあるまちづくりには、地域のコミュニティの再生・構築が必要です。そのための地域の交流の場(施設)づくりと、市民が地域のことを考え活動するしくみづくりとその活性化を進めていきます。
- 心のふれあうコミュニティづくりを進めよう
- 地域の交流の場づくりを進めよう
対等の立場で心のかようまちづくり
高齢者、障害者、子どもなどのすべての人が人権を尊重される地域社会を築いていきます。
男女平等参画社会をつくるために、男女平等の意識をつくり、男女が平等に職場、家庭、地域のあらゆる場で活動できる社会を築いていきます。
また、市民と行政が地域の中でそれぞれの役割分担のもとに、心のかよう地域ぐるみでの福祉のまちづくりを進めていきます。
- 人権尊重のまちづくりを進めよう
- 男女がいきいきと活動できるまちづくりを進めよう
- 地域ぐるみの福祉のまちづくりを進めよう
だれもがすこやかでいられるまちづくり
いつまでも健康でいられるために、地域の中に散策路、ジョギングコース、スポーツ広場などの健康増進の場づくりを進めるとともに、病気の予防と健康づくりの地域コミュニティ活動を推進します。
また、心身ともに健康な生活を送るため、予防、早期治療に向けた、健康診断・相談等を充実し、保健医療体制の整備・充実を図ります。
- 健康づくりを促進しよう
- いざ!というときのための保健医療体制づくりを進めよう
住みやすいまちづくり
住みやすく、そして将来にわたり住み続けられる定住としとしての良好な住環境づくりを、身近な生活環境の安全確保の視点も含め進めます。日野の特徴でもある地形条件等を踏まえ、地域ごとの特性を生かしながら個性ある住みやすいまちづくりを進めていきます。
また、区画整理事業についても、時代の状況に応じた事業の展開を図っていきます。
- 住みやすい住環境づくりを進めよう
- 段階的に区画整理を進めよう
気軽に出かけられるまちづくり
丘陵地や坂道など、日野の地形特性を踏まえ、だれもが気軽に外出でき、社会で活動できるための環境整備を推進します。特に、外に気軽に出かけられるよう、バス路線や道路の改善を図ります。
- 人にやさしいみちづくりを進めよう
- 便利な交通システムをつくろう
個性と魅力と活気のあるまちづくり
これからのまちづくりを考えていく上でのキーワードとして「いきいきとした」「活力ある」があげられます。ここでは、このまちの元気さについて、産業振興の視点から位置付けるとともに、「計画的な土地利用の推進」を大局的な都市政策の視点から盛り込んでいます。
そこで、駅前を中心とした商業拠点づくり、日野市の根幹である農業、そして工業の支援などについて、土地利用の視点からも位置付けていきます。また観光については、単にモノとしての日野ブランドだけでなく、自然と文化をもとにした地域特性、いわゆる「日野らしさ」についても位置付けます。
- 地域特性を生かした個性あるまちづくりを進めよう
- 魅力とにぎわいのある拠点づくりを進めよう
- 働く場のあるまちづくりを進めよう
自然と人が共生するまちづくり
地域規模での環境問題の視点に立ち、環境共生時代への対応としてごみ対策や、水、空気などの地域環境、省資源、省エネルギー対策のまちづくりを環境基本計画の具体化により進めていきます。
また、日野の農業振興も含めての水辺とみどりの豊かなまちづくり、自然と人が共生するまちづくりを進めていきます。
- 循環型まちづくりを進めよう
- 水辺とみどりの豊かなまちづくりを進めよう
- 農あるまちづくりを進めよう
安全で安心なまちづくり
平成7年(1995年)に起きた阪神・淡路大震災は、私たちに都市における災害について多くのことを語りかけています。
そこで、これまでの教訓を踏まえ、災害発生時に備えた、安全な都市、地域づくりを進めていきます。また、防犯対策についても地域ぐるみで対応していくことが必要となります。
また、快適な生活を営む都市空間として公園を安全面も含め特徴あるものとして整備していきます。
- 安全で安心なまちづくりを進めよう
- 快適で魅力ある広場づくりを進めよう
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