日野市の基本構想・基本計画

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ページID1004746  更新日 平成30年2月27日

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第4次基本構想・基本計画「日野いいプラン2010」は日野市がどのような都市を目指し、どのような仕事をしていくのかという、市全体のまちづくりのシナリオとなるものです。

「日野いいプラン2010ともに創りあげるまち」(第4次日野市基本構想・基本計画)

「日野いいプラン2010」の位置付

新時代におけるまちづくりのシナリオを描いた「基本構想」とその基本構想を実現するための基本的な施策を明らかにした「基本計画」によって構成されています。また、この計画は、行政運営の基本的指針であると同時に市民の諸活動の行動指針としての役割を備えている「市民行動計画指針」としての性格を併せ持っています。そして、市民、企業などの役割も明確にし、市民と行政との協働によるまちづくりの指針を示しています。

将来都市像

日野いいプラン2010は、日野が「いい」まちであり、計画がすべての市民、行政にとって「いいプラン」であることを表しています。「いいプラン」とは、将来都市像「住みいい・ここちいい・いきいきのまち 日野」を実現するための計画を総称したものです。また、「ともに創りあげるまち」として、市民、行政、企業等あらゆる層の人々がともに協力し、創意工夫のもとに、日野市のまちづくりを進めていくことを位置付け、参画と連携と協働のいわゆるパートナーシップのまちづくりの精神を表しています。

3つの目標

この基本構想・基本計画のなかでは、本市の将来都市像を実現するために3つの目標(住みいいまち、ここちいいまち、いきいきのまち)と、それに基づくまちづくり10本の柱を定め、市民と行政との参画、連携、協働のもとで、総合的かつ計画的に推進していきます。

  • 住みいいまち・・・・住み続けられる良好な住環境のまち
  • ここちいいまち・・・すべての市民が対等の立場で、心のかようここちいい関係をつくることができるまち
  • いきいきのまち・・・すべての市民がいきいきとして暮らせる、また地域に「いきいき・にぎわい・魅力」

まちづくり10の柱

「日野いいプラン2010」のなかでは、本市の将来都市像を実現するために3つの目標(住みいいまち、ここちいいまち、いきいきのまち)と、それに基づくまちづくり10本の柱を定め、市民と行政との参画、連携、協働のもとで、総合的かつ計画的に推進していきます。

1 参画と協働のまちづくり

すべての市民が政策形成や計画策定への参画ができる機会の拡大を図ります。そして、その成果が行政運営に反映されるしくみを整え、協働のまちづくりを進めるとともに、市民にわかりやすい、開かれた市政を運営します。

また、地方分権や規制緩和への対応を図り、市民本位の行政運営を推進するため、健全な市財政の確立と行財政改革大綱の推進はもちろん、十分な情報の公開を進め、市民への説明責任を果たすとともに、行政評価システムをもとにした行政の簡素化、効率化を進めていきます。

2 日野人(ひのびと)・日野文化を育てるまちづくり

この計画を推進していくための最大のポイントは、その実施主体である「人」にあります。しかし、この人材はすぐに準備できるものではなく、地道な活動に基づく長い時間をかけて育てられるものです。

そこで、これからの日野のまちづくりを進めていくことに夢を持つ人材を市民、行政の協働により子どもから高齢者までを含め育てていきます。また、これからの人材は、自らの個性を十分に発揮していくことはもちろん、広く国際的な視野も備えていく必要があり、それを実現するためにグローバルな視点に立ったまちづくりを進めます。

3 ふれあいのあるまちづくり

ふれあいのあるまちづくりには、地域のコミュニティづくりが不可欠であり、地域のコミュニティの再生・構築が必要です。そのための地域の交流の場(施設)づくりと、市民が地域のことを考え活動するしくみづくりとその活性化を進めていきます。

4 対等の立場で心のかようまちづくり

高齢者、障害者、子どもなどすべての人が人権を尊重される地域社会を築いていきます。

男女平等参画社会をつくるために、男女平等の意識をつくり、男女が平等に職場、家庭、地域のあらゆる場で活動できる社会を築いていきます。

また、市民と行政が地域の中でそれぞれの役割分担のもとに、心のかよう地域ぐるみでの福祉のまちづくりを進めていきます。

5 だれもが健やかでいられるまちづくり

いつまでも健康でいられるために、地域の中に散策路、ジョギングコース、スポーツ広場などの健康増進の場づくりを進めるとともに、病気の予防と健康ずくりの地域コミュニティ活動を推進します。

また、心身ともに健康な生活を送るため、予防、早期治療に向けた、健康診断・相談等を充実し、保健医療体制の整備・充実を図ります。

6 住みやすいまちづくり

住みやすく、そして将来にわたり住み続けられる定住都市としての良好な住環境づくりを、身近な生活環境の安全確保の視点も含め進めます。日野の特徴でもある地形条件等を踏まえ、地域ごとの特性を生かしながら個性ある住みよいまちづくりを進めていきます。

また、区画整理事業についても、時代の状況に応じた事業の展開を図っていきます。

7 気軽に出かけられるまちづくり

丘陵地や坂道など、日野の地形特性を踏まえ、だれもが気軽に外出でき、社会で活動できるための環境整備を推進します。特に、外に気軽に出られるよう、バス路線や道路の改善を図ります。

8 自然と人が共生するまちづくり

地球規模での環境問題の視点に立ち、環境共生時代のへの対応としてごみ対策や、水、空気などの地域環境、省資源、省エネルギー対策のまちづくりを環境基本計画の具体化により進めていきます。

また、日野の農業振興も含めての水辺と緑の豊なまちづくり、自然と人が共生するまちづくりを進めていきます。

9 安全と安心なまちづくり

平成7年(1995年)に起きた阪神・淡路大震災や平成16年(2004年)の新潟県中越地震は、私たちに都市における災害について多くのことを語りかけています。

そこで、これまでの教訓を踏まえ、災害発生に備えた、安全な都市、地域づくりを進めていきます。また、防犯対策についても地域ぐるみで対応していくことが必要となります。

また、快適な生活を営む都市空間として公園を安全面も含め特徴あるものとして整備していきます。

10 個性と魅力と活気あるまちづくり

これからのまちづくりを考えていく上でのキーワードとして「いきいきとした」「活力ある」があげられます。ここでは、このまちの元気さについて、産業振興の視点から位置付けるとともに、「計画的な土地利用の推進」を大局的な都市政策の視点から盛り込んでいます。

そこで、駅前を中心とした商業拠点づくり、日野市の根幹である農業、そして工業の支援などについて、土地利用の視点からも位置付けていきます。また、観光については、単にモノとしての日野ブランドだけでなく、自然と文化をもとにした地域特性、いわゆる「日野らしさ」についても位置付けます。

日野市では平成13年3月に今後10年間(平成22年度まで)の施策の指針となる第4次基本構想・基本計画「日野いいプラン2010 ともに創りあげるまち」を策定しました。この基本構想・基本計画は日野市がどのような都市を目指し、どのような仕事をしていくのかという、市全体のまちづくりのシナリオとなるものです。そして、その実現に向けて、市民と行政が一体的となって参画、連携、協働のもとに総合的で、計画的なまちづくりを進めるために策定するものです。これは、市政運営の基本的で重要な指針であるとともに、市民の諸活動のよりどころとなるものです。

このページに関するお問い合わせ

企画部 企画経営課
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