「ほどくぼ小僧 勝五郎生まれ変わり物語 勝五郎生誕200年記念展」(平成27年10月1日プレスリリース)
このたび、日野市郷土資料館では、平成27年度特別展「ほどくぼ小僧 勝五郎生まれ変わり物語 ―勝五郎生誕200年記念展―」を開催いたします。
いまから約200年前、多摩郡中野村(八王子市東中野)の8歳の少年勝五郎は、「自分の前世は程久保村(日野市程久保)の藤蔵だった。」と語って、人びとを驚かせました。勝五郎は「ほどくぼ小僧」と呼ばれ、国学者 平田篤胤(あつたね)や文人大名 池田冠山(かんざん)が聞き取りをもとに詳細な記録をして江戸から京の都にまで広まり、ラフカディオ・ハーンこと小泉八雲の著作によって実際にあった生まれ変わり物語として世界に紹介されました。
ことし平成27年は、生まれ変わり物語の主人公である勝五郎の生誕200年という節目の年であり、「勝五郎生まれ変わり物語探求調査団」の発足10年目に当たります。これを機に、10年間の調査研究で得られた様々な成果と新発見の資料を展示いたします。小泉八雲が執筆の際に資料とした「珍説集記」(國學院大學図書館蔵)や勝五郎とその家族に関する新発見の情報など、興味深い内容が満載です。
【会期】
2015年9月19日(土曜)から11月15日(日曜)
午前9時30分から午後5時(入館は午後4時30分まで)
【休館日】
毎週月曜日 (ただし10月12日(祝日)は開館。10月13日(火曜)は休館)
【会場】
日野市立新選組のふるさと歴史館(日野市神明4の16の1電話042-583-5100)
【入館料】
大人200円、小・中学生50円
【主な展示内容】
- ほどくぼ小僧 勝五郎生まれ変わり物語とは?
- 国学者 平田篤胤と『勝五郎再生記聞』
- 文人大名 池田冠山と露姫、文人たちの活動
- 藤蔵・勝五郎の子孫や墓所、ゆかりの場所を写真で紹介
- 勝五郎や姉・妹たちのその後(調査団での勝五郎家族調査の成果を展示)
- 小泉八雲「勝五郎の転生」と雨森信成
- 胎内記憶研究のあゆみと勝五郎生まれ変わり物語
- 勝五郎調査団10年の活動のあゆみ、関連書籍・資料の紹介、映像コーナー
【会期中の催し】
第7回 藤蔵・勝五郎生まれ変わり記念日イベント
10月10日(土曜)午後1時30分から午後4時
会場
高幡不動尊五重塔地下ホール
演題
勝五郎と世界の生まれ変わり事例 実は身近な過去生の記憶
講師
大門 正幸 氏(中部大学教授・バージニア大学客員教授)
先着200人(申込不要、直接会場へ)
講演会 文化資源としての人と物語 小泉八雲の世界をめぐって
10月24日(土曜)午後2時から午後4時
会場
新町交流センター1階
講師
小泉 凡 氏(島根県立大学短期大学部教授、小泉八雲曾孫)
先着130人(要申込)
講演会 勝五郎生まれ変わり物語探求調査報告会
11月7日(土曜)午後2時から午後4時
会場
日野市生活保健センター 2階講座室
講師
調査団メンバー
先着80人(要申込)
見学会 「勝五郎生誕200年記念ウォーク 多摩のお墓と勝五郎生まれ変わり物語」
11月3日(火曜・祝日) 午前10時から午後3時30分
東京都埋蔵文化財センター共催。多摩センターにある都埋蔵文化財センターの展示を見学後、八王子市東中野から程久保を経て高幡不動まで歩きます。先着30人(要申込)
【刊行物】
勝五郎生まれ変わり物語探求調査10年の成果をまとめた『ほどくぼ小僧 勝五郎生まれ変わり物語』調査報告書を刊行します(詳細は当館までお問い合わせください)。
このページに関するお問い合わせ
教育部 郷土資料館
直通電話:042-592-0981
ファクス:042-594-1915
〒191-0042
東京都日野市程久保550
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