就任の挨拶及び所信

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ページID1029403  更新日 令和7年6月26日

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日野市長 古賀 壮志 

 私は4月13日に執行された日野市長選挙におきまして、市民の皆さまの幅広いご支援をいただき、第7代目の日野市長に就任いたしました。令和7年第2回日野市議会定例会の開会にあたり、議員各位並びに市民の皆さまに、謹んで就任の挨拶と市政運営に関する所信の一端を申し述べます。
 まず、3期12年にわたり市政を担ってこられた大坪冬彦前市長に、心からの敬意を表しますとともに深く感謝を申し上げます。
 私は昭和52年生まれの48歳です。平成18年から5期19年、日野市議会議員を務めてまいりました。
 現役世代の一人として、また、これまでの市政を間近で見てきた者として、その責任の重さと使命を胸に刻んでおります。
 日野に生まれ育った私ですが、外に目を向けると、人口減少・産業構造の変化・海外情勢・物価高・地球環境などの問題が、私たちの暮らしに大きな影響を与えています。
 いま私たちは、大きな転換期にあります。限られたリソースをどう活かし、持続可能で豊かな地域をどう築くかが問われています。
 これからの都市に必要なのは、モノや施設といった「目に見える豊かさ」だけでなく、心身の健やかさや幸せの実感を持てる暮らしといった、本質的な「豊かさ」なのではないでしょうか。
デジタルやテクノロジーなども柔軟に活かしながら、地域の絆と歴史に、将来を見据えた挑戦を重ね、未来志向のまちづくりを進めてまいります。
 日野市は、水とみどりや職住近接、歴史文化、人のぬくもりといった資源が共存する総合力抜群の都市です。
 この日野を、「通勤・通学に便利な“寝”に帰るまち」ではなく、暮らし・働き・楽しみが重なり合うポストベッドタウンとしての姿を実現し、「人生の“根”を張るまち」へと進化させたいと考えています。
 先人たちが築いてきた日野を大切にしつつも、その延長でよしとするのではなく、今こそ日野を“リセット・再起動”させるときです。

 そのために、次の3本の優先政策を掲げます。

  1. 市民の生活を物価高から守る
    物価高に苦しむ市民や市内事業者を支援します。
  2. 健康で幸福度の高いまちに
    心身が健康で生活満足度の高いまちを目指します。
  3. 豊かで心安らぐ生活を
    安心して働ける・住める環境づくりを行います。

 これらを現場の声を受け止めながら進めてまいります。
 また、優れた仕組みや取り組みはしっかり引き継ぎます。一方で、「日野市はお金がない」「何を言っても変わらない」といった閉塞感があるのも事実です。
 私は、この空気を打ち破りたい。前例にとらわれることなく、やれること、やるべきことを動かす姿勢が、市民サービスの充実と未来につながると信じています。これこそが、私の考える“市政のリセット・再起動”の核です。
 そのために、組織・財政の基盤づくりにも取り組んでいきます。
 財政非常事態宣言については、直近の財政状況やまちづくりなどへの影響を踏まえ、早期解除も含め、その在り方を検討してまいります。
 また、元副市長の一連の問題についても一定の結論が得られるように最大限努力するとともに、今後はコンプライアンスの向上を基盤に、前向きで建設的な組織運営へと舵を切ってまいります。
 市内で予定されている複数の大規模民間開発事業については、条例等に基づき、周辺住民との対話と環境への配慮を求め、地域の発展と利便性の向上に寄与するよう指導してまいります。
 物価高騰などの喫緊の課題にも速やかに対応し、市民の暮らしを守る支援策を具体的に検討・実施してまいります。
 市民一人ひとりの努力が報われ、誰もが希望を持って暮らせるまち。「やっぱり日野だね」と自然に口にする、そんなまちを皆さまと共に築いていきたいと思います。
 日野市議会23名の議員各位ならびに市民の皆さまのご理解とご協力を重ねてお願い申し上げ、私の就任の挨拶と所信とさせていただきます。
 

このページに関するお問い合わせ

企画部 市長公室
直通電話:市民相談係 042-514-8094 広報係 042-514-8092
代表電話:042-585-1111
ファクス:042-581-2516
〒191-8686
東京都日野市神明1丁目12番地の1 市民相談:日野市役所1階、広報・秘書:日野市役所4階
企画部市長公室へのお問い合わせは専用フォームをご利用ください。