平成20年度行政評価システム

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ページID1005059  更新日 令和6年3月26日

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行政評価システムとは

市では、市の第4次基本構想・基本計画「日野いいプラン2010」に基づき、市民協働のまちづくりを進めています。
このプランを効率よく、効果的に推進するために必要なのが、行政評価システムによる事業点検です。日野市の行政評価システムは、市が取り組む事業の効果や成果を所管部署や庁内行革推進本部で内部評価を行うとともに、第三者評価として市民が市民の視点で評価を行うものです。
一連の評価により事務事業の課題を明らかにし、事業の見直し、改善、また必要に応じて休・廃止を検討します。このように、事務事業をPDCAサイクルに沿って進行管理することで、職員の経営感覚を高めるとともに、市民の満足度の向上を図ります。

80事業を市民が評価

今年度は、平成19年度に実施した全事業の中から、所管部署において194事業の評価を行い、そのうち91事業について行革本部評価を実施。さらに80事業を選択し、市民委員による評価を行いました(市民評価資料参照)。市民委員は、5月に公募し、9人の市民に委員を委嘱。7月下旬から10月まで、生活者の視点で市民委員の評価作業を行い、このほど市民評価委員会の評価結果が坪島尚委員長から市長に提出されました。

市民評価報告書を坪島委員長から市長に提出の写真
市民評価報告書を坪島委員長から市長に提出(平成20年10月31日)

主な市民評価意見

【良い評価を受けた事業】

子ども支援事業「そだちあい」

気になる子どもの幼少期からの支援は、将来の円滑な社会参加に向けて必要不可欠な事業。情報を共有化し、職員のスキルアップをさらに図る。

さわやか体操事業

経費もそれほど掛からず、年間のべ6万人の市民が参加している。60歳以上であれば、年間を通して希望した人がほぼ参加できる点では、大変良い事業。

学校プール開放事業

学校のプールは貴重な社会資源。開放日をもう少し増やしてほしい。引き続き市民の協力により、事業の拡大・充実に努める。

【厳しい評価を受けた事業】

高齢者保養施設利用助成事業

健康増進につながっているのか。即刻やめるべきと考えるが、それが難しいなら、利用率を高める必要のある日野山荘や大成荘のみを対象とする。

栄町グループリビング事業

単なる住宅支援に終わっているように見える。栄町高齢者在宅サービスセンターの抜本的な見直しに併せ、民間の同種の施設に任せていく。

借上公共賃貸住宅事業

社会的使命は終わっている。借上期間の満了を待って廃止するか、満了前に契約を解除して廃止するか、方向性を明らかにする。

市民評価委員会の提案

今回の評価を踏まえ、報告書の中で市民評価委員会から市に示された提案は、次の4項目です。

  1. 更に一歩踏み込んだ「仕分け」について
    本当に必要な事務事業か。必要な事務事業であるとして、どこが担うのが適切か。国か、都か、市か、それとも民間事業者か。また、市が担うとしても、改善の余地がないのか。事務事業の評価を行う過程で、もう一歩踏み込んだ議論ないし判断をしていく必要がある。
  2. 中期財政計画の策定について
    評価を進める過程で、今後5年程度の市財政の動きを分かりやすくまとめた「中期財政計画」があるといいのだが、との思いを強く抱いた。財政計画については、基本構想・基本計画その他の各種計画の策定に合わせて作成してきたとのことだが、市民にも分かるような資料を作ってほしい。行政と市民が課題を共有し、力を合わせて「参画・協働・連携」によるまちづくりを進めていくためにも、意識と認識の擦り合わせが欠かせない。
  3. 市立病院の経営健全化の取り組みについて
    市立病院の経営健全化は、日野市が抱える大きな課題。視察やヒアリングを通して、医師・看護師の手当制度の見直し、「病診連携」の推進、「病病連携」の模索等、経営健全化に向けた様々な取り組みを行っていることが分かった。ただ、こうした取り組みをしても、医業収支比率等は目標に届いていない。市立病院の経営悪化の原因が国の医療制度改革にあることは明白だが、引き続き医師・看護師の確保に努めるとともに、「病診連携」を図って、地域の医院や診療所との連携強化を推進していく。紹介率も、目標を50%程度まで引き上げ、医師会と一体となって取り組む。
    国のガイドラインに基づく公立病院改革プラン「市立病院経営健全化計画」が近く策定され、市立病院の今後の方向性が示される。どのような運営形態であれ、市内唯一の拠点病院として持続可能な経営を目指すとともに、救急や災害、高度医療から出産にまで対応できる体制を整え、市民から信頼される病院にしてほしい。
  4. 評価結果の市政への反映について
    市民委員は、来年3月末日まで評価委員の委嘱を受けている。この評価や意見がどのように受け止められ、どのように市政運営に反映されたのか、フィードバックをお願いする。
    市民評価に関連して、個々の委員から様々な意見や提言も寄せられた。今後の市政運営の参考にしていただきたい。

評価を施策に活かす

市では、この報告を受け、市民評価の結果をしっかりと受け止め、内容をよく検討し、今後の施策に反映していきたいと考えています。
なお、市民評価などについて詳しくは、次の市民評価資料で、ご覧いただけるほか、市内図書館でもご覧いただけます。

市民評価資料(市民評価実施80事業)

市民評価付属資料(市民評価実施80事業)

参考資料(評価実施194事業)

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