市役所に“妄想課”?日野市妄想実現課の第2期がスタート(令和7年6月12日プレスリリース)
29歳以下だけが所属できる、架空の組織のチャレンジストーリー
東京都日野市(市長:古賀 壮志)は、若者と地域がともに未来をつくる実践型プログラム「日野市妄想実現課」の第2期を2025年5月にキックオフしました。
本プログラムは、高校生以上29歳以下の若者たちが“妄想実現課研修生”として、自らが取り組みたい「問い」と地域課題をつなぎながらプロジェクトを生み出す試みです。
今年度は、プロジェクトの実行フェーズへと移行するタイミングを迎え、プレスリリースでお知らせするに至りました。
日野市妄想実現課とは
妄想実現課は市役所に実在する組織ではありません。
若者たちはこの“架空の課”に所属し、地域の大人や市役所職員も伴走しながら、社会に提案するプロジェクトを構想、実証していきます。
今年度は、オンラインでプロジェクト案を公開し、市民と共にアイデアをブラッシュアップ。さらにクラウドファンディングを活用して、資金調達にも挑戦します。
“妄想中”の3つのプロジェクト
現在、3つのチームがそれぞれの問いをもとにプロジェクトを構想中です。

Aチーム/プレイスメイキング班
問い
「思わず寄り道したくなるような、みんなの知恵袋が集まるような場所を作るには?」
テーマ
空間活用・“寄り道したくなる”場づくり
想定アウトプット
空き家/空間のリノベーション案、“寄り道したくなる”動線設計やイベント企画 など

Bチーム/世代共生& セーフティネット班
問い
「どのようにしたら現代の時代に合ったセーフティネット維持装置としての地域コミュニティを形成できるか?」
テーマ
若者と高齢者のつながり・包摂的な関係性づくり
想定アウトプット
世代間マッチング、対話プログラムのプロトタイピング など

Cチーム/ふるさとブランディング班
問い
「日野市をバズる街にするには?」
テーマ
日野市の魅力発信・SNS・市民参加型PR
想定アウトプット
30秒動画企画、フォトスポット、“第二のふるさと認定証”など
今後の展開
1. ワークショップ(ゲスト講師)
日時: 6月17日(火曜)午後7時00分から午後9時00分まで
場所: 日野市民活動支援センター(東京都日野市多摩平1丁目10−1)
概要: クラウドファンディングに向けたストーリー設計ワークショップ
2. オンライン市民投票の実施
時期: 7月中を予定(詳細調整中)
概要: 市のデジタルプラットフォームでプロジェクト案を公開、フィードバックを得る
3. クラウドファンディングを実施
時期: 8月から9月中を予定詳細調整中)
概要: 実証プロジェクト資金調達・交流・共感拡大のためのイベント実施
4. 秋以降:市内での実証実験スタート予定
課名に込めた意味
課名には2つの意味が込められています。
妄想:自由な発想の出発点
最初から行政のロジックや制約で縛らず、若者自身の率直な願いや違和感を大切にする。
実現:みんなでやり切る
単なるアイデアで終わらせず、試行錯誤しながらプロジェクトを立ち上げ、実行と検証まで行う。
実施体制・スケジュール
若者研修生:12名(高校生以上29歳以下)
地域大人メンター:6名
市職員:6名(各チームに1~2名)
期間:2025年4月~2026年2月(予定)
参考:第1期(2024年10月~2025年2月)は23名参加
取材・お問い合わせ
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