平成17年度第3回教育委員会定例会(1)

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ページID1004515  更新日 平成30年2月16日

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開催日時

平成17年(2005年)6月24日(金曜日)午後2時~午後3時37分

開催場所

教育委員会室

議事(要旨)

開始午後2時

[田口委員長]

ただいまから、平成17年度第3回教育委員会定例会を開会いたします。

[田口委員長]

議事に入ります前に、本日は傍聴希望者がいらっしゃいますので、傍聴を許可したいと思いますが、異議ございませんか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

異議なしと認め、傍聴を許可いたします。

(傍聴者入室)

[田口委員長]

本日の会議録署名は渡辺委員にお願いします。

本日の案件は、協議事項2件、請願審査1件、報告事項3件です。

会議の進め方ですが、まず請願審査を行い、次に協議事項を協議したいと思いますが、いかがでしょうか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

異議なしと認め、請願審査後に協議事項を行うことといたします。

それでは、議事に入ります。請願第17-1号・政治家が学校の教育内容に踏み込むような授業参観を日野市教育委員会が受け入れないことを求める請願、を議題といたします。本件は、継続審査となっている案件です。5月12日以後の経過について、事務局より説明をお願いします。

請願審査第17-1号 政治家が学校の教育内容に踏み込むような授業参観を日野市教育委員会が受け入れないことを求める請願

[小林庶務課長]

説明に入ります前に、本請願に対して、本日、追加署名の提出がありましたので報告させていただきます。既に提出されている署名分は434名、本日129名の追加がございまして合計563名の署名が提出されています。以上です。

[田口委員長]

他に説明、ありますでしょうか。

[田口教育部参事]

まず、前回の中で私どもに要請のありました請願者への聴き取り、そのことからお話したいと思います。

6月1日、市役所506会議室にて午後4時から聴き取りをさせていただきました。

まず、「政治家とは」ということと、「教育内容に踏み込むような授業参観とは」ということで教育委員からのお尋ねでしたので、請願者に「政治家とは」どういうことなのかをお尋ねしたところ、自他ともに政治家として認めている方。また、議員、政治的な立場をとっている方というご説明を受けました。

続いて、「教育内容に踏み込むような授業参観」については、市教育委員会が特定の議員の要請に労をとって全校の音楽の授業をまとめたものを文書で渡したこと、教育委員会が労をとること、この事実が不当な圧力ではないかというお話を受けました。さらに、一定の考え方で国歌の授業のみ特定して参加することは授業者への不当な圧力を加えるものではないかというようなことをお答えいただきました。3つ目として、ホームページに授業の内容や感想を書き込むこと自体、政治家が書くことは教育内容に介入することではないか、という3つの点についてお話を受けることができました。請願者からのお話は以上の内容で終りました。

今度は、学校への聴き取りを行いました。実際、議員は何校に音楽の授業参観を行ったのかというお尋ねでしたので確認いたしました。小学校が13校、中学校が5校の合わせて18校の学校が授業参観を行ったということが確認できました。

続きまして、前回お話した内容の中で、委員から教育基本法10条に関わることで分かることがあれば調べてほしいということでございましたので、書物や都教委・国等の連絡の中で確認できることをお話したいと思います。

まず、教育基本法10条を調べていくとどうしても教育行政との関わりについて触れざるを得なくなりました。10条の解釈において、まず教育行政は教育の内容を含むのかどうかということで、一つに教育行政は教育内容を含まない論があるという事実がわかりました。教育行政はあくまでも学校の整備確立であるということでは大阪地裁で判例が出ています。一方、教育行政は教育の内容を含む論である。いわゆる教育は住民に対する教育の提供、規制及び助成であるということです。教育は教育行政に含まれるのだという論が今村武俊氏がお書きになった「教育行政の基礎知識と法律問題」の本の中にあり、それ以後の判例等でも使われる場合もある、ということを確認することができました。

また、こういうことから「不当な支配とは」ということに入っていくのですが、この不当な支配ということでは、どのような方々を不当な支配者というのか、法制上、根拠を持たない者の行為とする論が一つにはあります。もう一つが、公権力の行使にあたる者も不当な支配となり得る論です。法制上の根拠を持たない者の行為ということでは、政党、官僚、財閥、組合などの国民全体でない一部の力であるという論なのですが、公権力の行使にあたる者の不当な支配ということでは、福岡地裁の小倉支部で昭和39年にこういう判例が出ています。教育の政治的中立性を阻害するような一党一派に偏した干渉を指し、統派的勢力としての政党、その他の政治的団体、労働組合、宗教団体、財閥などはもとより、国または地方公共団体という教育につき公の権力を行使する権限を持つ者である。また、ここにいう不当な支配の主体となり得る、というような例が出ています。ここでは教師は市民の代理人であって、教師の行う授業等は権力の統制を受けるものではない。いわゆる授業等について不当な圧力を与えるべきではないということが出されています。

最高裁で判例はないか確認したところ、多くの方に周知されております永山中学校における学力調査事件ということで、最高裁、昭和51年5月に一つの事例が出ています。事件内容としては北海道旭川市立永山中学校において、教職員組合、労働組合の7人が全国中学校一斉学力テストの実施に反対して校舎内に立ち入って、学力調査を阻止しようとした事件です。このことで国がすべての学校に学力テストをさせることは不当な支配であるという論で裁判が進みました。いろいろな論議がされたわけですけれども、最終的には国として法的な位置づけのもとで教育の向上を目指したものということで手続きにも問題なく実施していくことは不当な支配ではないということが出されました。

では、政党による教育に対する不当な支配ということではないかということについては、今回、議員ということで出てきましたので、政党による教育に対する不当な支配ということでは、いわゆる東京都の教育委員会にかかわることですが、東京都教育庁の中で行われた、授業中に特定の宗教を批判した教諭に対して政党議員が教育庁総務部長室において同庁幹部の列席のもとに原告のした授業内容について直接非難した。また都教委は本教諭に授業停止と異動をさせたということで昭和52年10月に最高裁で判例が出ました。これは教育庁総務部長の行為は不当な支配であるということが出されています。ただ、東京都教育委員会が行った措置については、ここでは言及しておりません。

このようなことを踏まえて、私どもの行った行為の事実確認ですが、教育委員会としては、当時、議員への情報提供は、情報提供を行った事実、そして議員が学校に連絡し学校長の了解のもので参観を行いました。教育委員会として校長会でも学校の状況を踏まえて応えてくださるようにもお願いしたということで、いわゆる13校、5校に絞られたというようにご理解いただければと思います。議員の授業参観については、従来より教育委員会では情報提供を行っています。市民の代表である議員が授業を参観することについては問題ないと考えております。また、今回の件については、参観しただけと聞いておりますので、私たちはその事実だけをおさえていると捉えていただければと思っています。

以上で経過説明を終わります。

[田口委員長]

事務局からの説明が終了しました。ご質問がございましたらお願いします。渡辺委員。

[渡辺委員]

授業参観で13校、5校とありましたけれども、訪問しなかった学校というのは議員さんの日程が学校と合わなくて行かれなかったのか、それとも学校の事情でお断りしたのですか。

[田口教育部参事]

すべての学校にお聞きしていないのでわかりませんが、いくつかの学校にお聞ききしたところ、学校の状況でご遠慮したという回答を得ています。

[田口委員長]

渡辺委員。

[渡辺委員]

それから、あるひとつの教科についての参観、どういう授業が行われているかということで市内のたくさんの学校に議員さんが訪問されて参観されたというような例はございますか。

[田口教育部参事]

現在、東京都、本市でも道徳公開講座を推進しているのですが、道徳公開講座では地域の議員さんが観られているという状況は今もお聞きしているところです。

[渡辺委員]

そうではなくて、小学校、中学校に、ある議員さんが一連の参観目的を持たれて授業参観に行かれたという例は今までにあるのですか。

[田口教育部参事]

今まであまり聞いておりません。

[田口委員長]

馬場委員。

[馬場委員長職務代理者]

この前も申し上げたと思いますが、請願事項の、あるいは件名もそうなのですが、政治家が学校の教育内容に踏み込むような授業参観を受け入れないことを求めます、こう書いてあります。たまたまひとつのそのような事例があったわけですが、この事例は学校の教育内容に踏み込んだ授業参観というふうに学校側からの意見等は教育委員会に出ているのですか。

[田口教育部参事]

前回もお話したところですが、私どもとしては学校長から状況を聞くという形になるのですが、この議員が授業を参観されたことについての感想または学校からの問い合わせは、学校に行ったか行かなかったかの事実を確認するのが初めてであって、その間は全くこの件についてはありませんでしたので、感想も特に聞いておりません。

[田口委員長]

他に質問はございますか。

[田口委員長]

なければご意見を伺います。山畑委員。

[山畑委員]

前回もこれについては審査したことになるのですけれども、この請願全体が請願理由と請願事項というふうに分かれております。その請願理由については、特に3番、4番については、国旗・国歌については学習指導要領に基づいている。その学習指導要領は法規性があるということで、これはみんなが守っていくべきことだと思います。そういうことについて守らないということがあるとすると、そのことがひとつ問題になるのではないかと思います。そういう理由を挙げて、そして請願事項ということで最終的結論では教育内容に踏み込むような授業参観を受け入れないということを求めているわけです。請願理由のところで受け入れられないとなると、これは全体として採択がふさわしいか否かということになります。この請願理由も含めてということであれば、これは採択するのはちょっと難しいと思っています。

ただ請願事項の中で、例えばごく一般的に、最後の2、3行、教育委員会は教育基本法の10条に基づいて、政治家が学校の教育内容に踏み込むような授業参観を受け入れない。一般的に言えば、これは特に反対する理由はありませんが、今回のこの件が、特に日野市で起こったこのことが10条に抵触するというようなこともないと思いますので、採択は難しいと思います。要するに不採択という結論です。

[田口委員長]

山畑委員からのご意見を伺いましたが、他にご意見はございますか。馬場委員。

[馬場委員長職務代理者]

学校は授業参観を求められた時に、やはり原則としては公開していくというのが公教育のあり方ではないかと思います。ただし、学校の教育の中でのいろいろな教育的配慮、あるいはプライバシーの問題等いろいろな問題を教育の上で含みますので、そういう場合には学校長の判断で参観をお断りするということはあり得ると思います。無条件で100パーセント公開するものではないと考えます。ただ、ある特定の考えを持っているからという理由だけで、特定の理由というのはちょっと暴力的なもの等いろいろなものがあるかもしれませんが、そういう理由だけで、例えば議員さんだからと言って授業参観をむげに断るということはできないのではないかと思います。問題は教育内容に踏み込んで圧力をかけるということですが、それはそのあとの問題ではないかと思っております。

したがって今後、学校は地域と密接に結びついて、地域とともに教育を進めていくという方向ですので、場合によっては議員さんも入って一緒に実施していくという事も今後あり得ると考えます。

ただこれは悩ましい問題で、そうかといって何かあるたびに教育委員会が介入する、議員さんが頻繁に訪問するというのもまた問題かなとは思いますが、この時点では学校の教育は公開が原則という立場に立てば、この件では大きな圧力をかけたというような事実もありませんので、先ほど山畑委員もおっしゃっていましたが、今回はこの請願は受け入れられないのではないかと思います。

[田口委員長]

渡辺委員。

[渡辺委員]

請願事項に限って言えば、先ほども山畑委員がおっしゃられたように、政治家が学校の教育内容に踏み込むような授業参観を受け入れない、受け入れてはいけないということに限って言えばそのとおりだと思います。だから、請願理由のところをおいて、この事項のところだけに限って言えば受け入れてもいいのかなと思いますし、だから趣旨採択みたいなことは事実的にできないのか、その辺、事務局の長でいらっしゃる教育長のお考えをお伺いしてみたいなと思います。

[田口委員長]

教育長。

[加島教育長]

今回の請願ですけれども、今回の授業参観は、授業内容に踏み込むようなものであったのではないかという前提があるのだろうと思います。授業内容に踏み込むような参観を教育委員会が協力して労をとったということが良くないのだから、このような参観は今後認めていくべきではない。そういうことは認めるなというのがこの請願の趣旨ではないかと私は思います。

今、学校というのは一般的にたくさんの方に来ていただく、開かれた学校づくりということがひとつの考え方になっています。入学式とか卒業式、学芸会、運動会、いろいろな諸行事に政治家、議員も含めて、招待して来ていただいたり、来賓という形で紹介していることもあります。それから学校公開を一般的に行っており、そこにはたくさんの人に来て下さいということも行っています。最近では各学校がかなり研究発表も行うようになってきましたので、その研究発表にもたくさんの方に来ていただいて、学校の実際を見てもらっているというのが現状だと思っています。

もちろん教育というのは教師と子どもが直接ふれあうということですから、そこに画一的でない教員の自由な創意工夫というのですか、創意なり工夫ということが求められるということももちろんあると思います。その創意工夫が妨げられるようなことがあってはならないと思っています。

ただ今回の事実関係を見ますと、学校長がこうした参観について特に支障はないという判断をして、学校長の了解のもとに参観をしているということです。その参観を受けた教員や子どもたちには、いつもと違った緊張感があったかもしれない。あったかもしれないけれども、参観者が特にそこで授業に不当な支配や圧力をかけた経緯はなかったと私たちは判断をしておりますので、そうしたことから考えると、今回の参観をもって今後このような参観をさせるなというような請願の趣旨は、事実関係の中ではなかなか取り入れることはできないのではないだろうかと思えるのです。

なので、今、渡辺委員がおっしゃったような、授業内容に踏み込むような授業参観というのが今後あるということになれば、一般論として他の委員もおっしゃっていましたけれども、良くないのではないかと思いますが、今回の事実関係の上に立ってみると、この請願については不適当ではないかと思っている次第です。

[田口委員長]

委員からご意見が出ましたけれども、他にご意見ございますか。渡辺委員。

[渡辺委員]

本件に限って言えば、趣旨を採択するのは非常に困難だという見解を教育長から承りました。

それで委員の皆さんのご意見はだいたいそういうところなのだろうと思いますが、先ほど事務局からご紹介いただきました資料の中で、福岡地裁小倉支部の判決の中で、不当な支配のひとつの立場として公権力の行使にあたるものも不当な支配となり得る論ということで、各議員さんもその権力の行使の一翼を担われているわけですから、そういう意味で一般の父母などとは違って、やはり授業参観にあたっては慎重な対応をしていただきたいと思います。もちろん自分のお子様の授業参観や地域の公開授業にご招待いただいて行くなどということは当然だと思いますけれども、本件のように小・中合わせて18校に参観に行かれるというのは、議員さん本人にそういう意図はなかったと言っても、何か不当な圧力の目的でいらっしゃっているのではないかというふうにとられた向きもないわけではないと思うので、公権力の一翼を担われる議員さんが学校のいろいろな物的条件を視察するということだけではなくて、授業を参観するということにあたっては、十分慎重なご配慮をした上で行っていただきたいと思います。

[田口委員長]

他にご意見ありますか。教育長。

[加島教育長]

議員が一般公開以外の時に個別に授業を見たいというようなことがあった場合に、それはもっぱら学校長が学校側の事情、教育上の配慮等いろいろあると思いますが、そうした事情、それから場合によっては参観の仕方、参観する人たちに、どういう対応をとれるかというような事情、そういうものを総合的に判断して受け入れても特に支障がないということならば一般的に受け入れてほしいと思いますが、やはり問題があるということになれば、「それは別の機会にしてください」ですとか、あるいは「一般参観のときにどうぞ」等、そういうこともできると思います。要するに、学校長が合理的に判断をするということが大事ではないかと私は思っております。

[田口委員長]

馬場委員。

[馬場委員長職務代理者]

学校で一般公開しているときの参観と、特別に個人的といいますか、保護者の場合もそうですけれども、参観を希望する場合には、たぶん学校長はどういう趣旨で、なぜ参観したいのかということを十分吟味すると思うのです。言われたからといって、「はい、そうですか」ということにはならないと私も思います。したがって、そういうところでかなり不当な圧力と言いますか、そういうものを感じる場合には学校長は断るのではないかと思っております。またそれだけの見識を私は持っていると思っています。

[田口委員長]

他にございますか。

[田口委員長]

ないようですので、ご質問とご意見はここで終結します。

先ほど来のご意見から、本件の請願第17―1号につきましては、不採択とする方向で進んでいると思いますが、不採択としてよろしいでしょうか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

異議なしとのことですので、請願第17-1号につきましては、不採択とすることに決しました。

ここで10分ほど休憩をとりたいと思いますが、いかがでしょうか。

(「はい」の声あり)

[田口委員長]

10分後に再開いたします。

(10分間休憩)

休憩 午後2時30分

再開 午後2時40分

[田口委員長]

再開いたします。協議事項第1号・平山小学校・平山台小学校の統合に伴う校名の選定について、を議題といたします。事務局より提案理由の説明をお願いします。

協議事項第1号 平山小学校・平山台小学校の統合に伴う校名の選定について

[川久保教育部主幹]

協議事項第1号・平山小学校・平山台小学校の統合に伴う校名の選定について、ご説明申し上げます。

前回の教育委員会で統合協議会の中間報告についてご報告させていただきました。その中で校名にあたりまして、協議会から3つの案を提案されております。この案を尊重してご協議いただくためには、いずれも両校の校名に「平山」という名前がついているということもありまして、統合する元の学校の名前をイメージさせるものになっています。夢が丘小学校では、統合する元の学校をイメージさせるような校名を避けるということで基本方針を捉えておりましたので、この基本方針についてのご協議をいただかなければいけません。

4ページの資料2をご覧下さい。基本方針の中で校名の記載につきまして、「統合の方法としては吸収合併をとらず、両校を閉校させいずれかの学校に新たな校名を冠した学校を配置することとする」となっておりますが、統合協議会での提案を尊重していただくためには、この部分のあとに、「ただし、特別な理由があるときはこの限りではない」という項目を追加したいと考えております。

説明は以上でございます。よろしくご協議お願いします。

[田口委員長]

事務局からの説明が終了しました。ご質問がありましたらお願いいたします。教育長。

[加島教育長]

今の説明に追加をさせていただきたいのですが、事務局としては統合協議会から提案のあった案に沿って、4つの案を候補として参考に例示しております。したがって、もし教育委員の中でもっと良い校名があればこの場で出していただければありがたいと思っております。

[田口委員長]

前回、(2)番について、「平山○○小学校」や「○○平山小学校」の○○の部分をもう少し具体的にということで、今回は「平山小学校」のほかに「平山友愛小学校」、「新平山小学校」、平仮名で「ひらやま小学校」という4つの案が参考として出ております。

他にはなかったでしょうか。

[川久保教育部主幹]

今までの意見を聞いたり、協議会での論議、あるいは市民からの意見の中には「武蔵平山小学校」、「平山季重小学校」、「平山のぞみ小学校」、「平山未来小学校」、「平山夢見小学校」というような校名が出ております。いずれにいたしましても、原則、平山という名前をつけているご意見です。

[田口委員長]

みんな「平山」がついていたということです。何かご質問ございますか。馬場委員。

[馬場委員長職務代理者]

今日は日野市立学校適正規模・適正配置等の基本方針の一部改正についてということで、「統合の方法としては、吸収合併をとらず両校を閉校させいずれかの学校に新たな校名を冠した学校を配置することとする。ただし、特別な理由があるときはこの限りではない。」に改めると、こうなっています。今日は協議ということになっていますが、協議で良いのですか。

[川久保教育部主幹]

はい。ご協議いただきまして、この方向で進めると決まりましたら、次回の教育委員会に一部改正案を提案させていただきたいと思っています。

[渡辺委員]

そうすると、協議のためのたたき台みたいなものですか。

[川久保教育部主幹]

はい、そうです。

[馬場委員長職務代理者]

ここで決めて、この次に名前を決めるということではないですか。

[川久保教育部主幹]

協議会委員の提案を尊重するためには、この方針について一定の方向を出さないと決められないのかと考えますので、今回、一定の方向性を出していただいて、それで認められれば基本方針を改正する。その上で次回、校名を1つに絞っていただければと考えております。

[馬場委員長職務代理者]

ですから、今日、基本方針を決めないとその次に進まないのではないかと少し思ったのでお伺いしました。

[清水教育部長]

今日、ご提案させていただいたものは協議ということでございますので、正式には次回の委員会でともに議案として出させていただくわけですけれども、実質的な審議をこの統合協議会の提案を尊重した中で審議をするということになりますと、基本方針の規定がひっかかってくるので、今日、協議した内容によって、次回、正式な議案として審議をいただくという前提として、まず基本方針の変更をしないと審議に入れないということになります。今日の協議はまだ実質審議ではありませんので、この中で資料として提出したのはそのような意味でございます。実際には次回、正式な議案として審議いただく時には、まず最初に基本方針の変更案というものを私どもの方で提案をさせていただいて、それをご承認していただいた中で初めて「平山」という名称のつく校名の審議が可能となると考えております。

[田口委員長]

馬場委員。

[馬場委員長職務代理者]

そうしますと、日程的にはこの次の委員会では校名の協議ということになるわけですね。そしてその決定はその次になるのですか。

[田口委員長]

教育部長。

[清水教育部長]

次回の7月の委員会で校名の決定をしていただきたいと考えております。と言いますのは、この校名を決めていただく理由でございますけれども、学校設置条例の改正を9月の議会に提案することになっておりまして、その際には新しい校名が決っていませんと条例改正ができません。その意味では、手順からいきますと、7月の段階で設置条例を提出してよろしいかという議案をお決めいただくということになりますので、当然新校の校名についてもその前に決めていただくということになります。今日の段階で、例えば委員の中で一定の方向が出て、1本に絞られて、この方向で次回議案として提出していただくので良いのではないかということであれば、それが一番手順としては望ましいわけですけれども、そこまではいかないということであれば、次回に校名をまず決めていただき、その上で、手順としては一旦休憩等をとっていただいて、今度はお決めいただいた校名に冠して設置条例案を議案としてご審議いただく、そのような手順になると考えています。

[田口委員長]

馬場委員。

[馬場委員長職務代理者]

私が聞きたいのは、今日、校名の審議をしなくて良いですかということです。今の論理だと今日はできないということになるわけです。

[清水教育部長]

実質的な議案ではありませんので、この中でご協議いただくことについては一向に構わないと考えています。

[田口委員長]

教育長。

[加島教育長]

校名について、各委員がどのような思いを持っておいでになるかということを、もし、意見としてこの際言っておいた方が良いということがあれば、お出していただくという意味でこの協議をお願いしています。

そこで、校名の候補について統合協議会の提案の範囲内で決めようと考えると、この基本方針との関係が問題になるのです。ただ、教育委員としてはフリーハンドなわけですから、この3つのパターン以外の校名もあり得るという議論ももちろんあり得ます。そうすると基本方針を必ずしも変更する必要がない場合もありますので、そのようなところを今日、総合的にご協議いただければという趣旨であります。

[田口委員長]

馬場委員。

[馬場委員長職務代理者]

論理的に考えますと、平山小学校というのははっきり出ています。その他、友愛、新平山、ひらやま、その他たくさん出ています。これだけの名前が出ていると、これは住民のアンケートを取る等の方法をとらないと決められないのではないかと思います。二者択一だったらある程度いくかもしれませんが、新しい校名になると、もう一度地域の意見を聞かないと難しいのではないかと道筋から考えて思います。今挙げた校名を全て検討するとなると10項目ぐらいあるわけです。

[田口委員長]

渡辺委員。

[渡辺委員]

教育長からここに出た4つ以外にも教育委員で決めて良いということはそうだと思うのですが、前回の夢が丘小学校の時も何もないところで議論したわけではなくて、幾つか挙がってきた中で比較的こっちがいいのではないかという多数意見で夢が丘小学校になったと思うのです。

だから今度の場合も協議会の長い経過を踏まえて4つ出てきている中で、それもカタカナや平仮名であっても平山というのはついているわけですから、この中から選ぶしかないのだと私は思っています。そうすれば、冒頭、協議の提案がありましたように、「ただし、特別な理由のあるときはその限りではない」等の修正をしないとその先には進めなくなってしまいますので、まずこのことは確認した方がいいのかなと思いますし、次回、4つのいずれかにするにしても、先ほどのタイムスケジュールから言うと、今日の委員会では基本的な方向は出しておいた方がいいのではないかなと思います。それでないと、慌しく次回決めるようになってしまうのではないでしょうか。

[田口委員長]

馬場委員。

[馬場委員長職務代理者]

平山小学校という校名をとるか、別に新平山、○○小をとるかの問題ではないと思います。今日は意見ですから、統合協議会から出された3案のなかで、7、4、1の比率で出ているわけです。そういった意味で方向性として、私は平山小学校がベターではないかと考えております。

[田口委員長]

今、校名の候補に出ているものをここで審議するということではないのですね。それを前提としてみれば、資料2の基本方針の一部はどうしても今日中に改正を認めないと先に進めないということになりますが、これは私の意見になってしまいますが、たとえ全然違う校名が出てきたとしても、これは特別な理由があるときはこの限りでないということで特別な理由がなかったということでいいわけだから、基本方針の一部を改正することについて議論したいと思いますけれどもいかがでしょうか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

それでは、基本方針の一部を改正することに関しましてご質問、ご意見ございますか。

[田口委員長]

ないようです。ご意見としては基本方針の一部を改正するということにご賛成だと思いますがいかがでしょうか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

それでは、日野市立学校適正規模・適正配置等の基本方針の一部を次のように改正する案を認めることにいたしますので、次回の委員会までにこれを議案としてまとめていただきたいと思います。

これ以外に関して、校名について何かご質問、ご意見はございませんか。渡辺委員。

[渡辺委員]

私も馬場委員がおっしゃられたように、正式に決めるのは議案になって来月の委員会だと思いますが、いずれ決めなければならないわけですから、今までの経過から言えば、全て平山できている、友愛か新かあるいは平仮名か、ということはありますけれども、多数意見の平山小学校とするのが妥当であると思っています。

[田口委員長]

他にありますか。山畑委員。

[山畑委員]

統合協議会の中間報告書を見まして、いろいろな議論をそれぞれの立場やそれぞれの地域にある人がいろいろな熱い思いをもって話をしていると思いますけれども、そういうのを見ると迷ってしまいます。中には平山という名前の由来と言いますか、非常に薀蓄を傾けた話などもありまして教えられるところも大きかったのですが、そう考えると、理由づけがなかなか難しくて判断に悩みます。最終的には、小学校の名前というのは、やはりその学校がある地域、あるいはその通学範囲の子どもたちが住んでいる地域の名前をつけるのが、日野に住んでいる人も、どこから聞いても、私のようにだいぶ離れている所から聞いても、あそこにあるあの学校だなということがすぐわかるわけですし、新しく入って来る人も「平山ってどの辺」と言えば「あ、あそこにある学校」ということでわかるわけです。私はそういう、学校の名前のつけ方の基本に立ち返って、やはり平山小学校という名前が妥当ではないかと思っています。

[田口委員長]

他にございますか。教育長。

[加島教育長]

校名問題は統合を行う場合、最後のところでいつも非常に重大な問題になっている例が多いと思っています。私は現在の基本方針が決まった時にはまだ教育委員会にいなかったのですけれども、その趣旨は両者対等合併で行った方がいいのではないかということだと思います。そういう統合方式が良いのだということ、この基本方針の趣旨というのもよくわかります。その線で統合説明会においては説明してきた経緯もあります。それからまた今回の統合協議会で様々な議論があって、この基本方針と必ずしもあわない議論も多くあり、そちらの方にまとまってきたということもあります。ですから今日は、私は意見を留保して、次回もう一回協議がありますからその席で意見を申し上げたいと思います。もう一回よく考えて意見を申し上げたいと思います。

[田口委員長]

よろしいでしょうか。

[田口委員長]

ご質問、ご意見はこれにて終結します。

本件に関しましては、本日の協議結果を踏まえて、日野市立学校適正規模・適正配置等の基本方針の一部を改正することを認めましたので、事務局が内容を精査した後、また付帯条件等も考慮いたしまして、議案として次回取り扱いたいと思いますけれどもいかがでしょうか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

異議なしとのことですので、改めて議案として取り扱うことを確認しまして、協議事項第1号を終わります。

[田口委員長]

協議事項第2号・百草台小学校・三沢台小学校統合計画(素案)について、を議題といたします。事務局より提案理由の説明をお願いします。

協議事項第2号 百草台小学校・三沢台小学校統合計画(素案)について

[川久保教育部主幹]

協議事項第2号・百草台小学校・三沢台小学校統合計画(素案)について、ご説明申し上げます。議案書6ページ、7ページをお開きください。百草台小学校・三沢台小学校の統合につきましては、基本方針にも3箇所の統合の中の1つとして載っております。現在学校統合実施検討委員会で、この統合に向けて素案をとりまとめておりまして、その途中の検討案としてご協議をいただきたいと考えております。この検討案をもとに今回ご協議いただきまして、さらに地域の自治会の方、保護者の方のご意見を参考に素案をまとめて、次回の教育委員会で素案をお示しできればと考えております。現在の検討案は、計画の形式としましては、平山小学校・平山台小学校の統合と同じような形式をとっておりますが、その中に両校の状況を加味して計画しております。この計画につきましては、基本方針をもとに計画されておりますので、基本方針に載っております事項をまとめております。

まず4番の計画の内容でございますが、統合といたしましては、百草台小学校と三沢台小学校を統合すること。学区域については両校の学区域を合わせた区域とすること。統合の日程については、現時点では平成19年4月1日を目指しております。

校舎につきましては、庁内選定委員会で選定をいたしました。後ほどその報告についてまとめてご報告させていただきますが、その結果といたしまして、三沢台小学校を使用する方向で検討をしております。本校舎使用につきましては大規模改修を行い、さらに必要な教室を増築いたしまして使用することといたしております。この本校舎の工事につきましては、平成19年度の1年間で実施をいたしまして、その間、仮校舎として百草台小学校の校舎を使用することといたしております。

新校の構想でございますが、地域に開かれた学校、障害者や防犯上の安全、障害者にもやさしいバリアフリー化を図った校舎とすること。それから個に応じた学校を目指すこと。児童にとって、心の居場所・快適空間のある学校をつくること。地域のコミュニティや防災の拠点としての機能を果たせる学校をつくることを目指しております。

また、百草台小学校に現在設置されております通級学校「つくし」につきましては他校へ移し、三沢台小学校の心身障害学級「あおぞら」につきましては新校に一緒に設置することになります。また、児童の安全を図るために通学路等につきましては、保護者、関係機関と協議をしながら安全を図っていきたいと考えております。学童クラブにつきましては、一緒になりました時点で一つにいたしまして、本校舎の時には本校舎に、仮校舎の時には仮校舎の敷地内に設置する予定になっております。

また、統合計画が決まりましたら、平山小学校・平山台小学校の統合協議会と同じように、学校統合協議会を両校の関係者、地域の住民、保護者と設置いたしまして、具体的なことについて協議を進めてまいります。

統合の日程につきまして具体的に表にしたものがお手元にあるところの6番の統合の日程でございます。次回の教育委員会で素案を示しまして、7月の下旬から保護者、地域への説明会に入っていきたいと考えております。平成19年4月を目指しておりますので、統合協議会を来年早々にでも発足いたしまして協議をしていきたいと思います。両校の交流につきましては、統合の方向が決まり次第、出来るところから行っていただきたいと思っておりますが、本格的な実施は来年度1年間というふうになります。本校舎の工事は来年度設計をいたしまして、工事は19年度の1年間、仮校舎につきましては来年度改修をいたしまして、19年度に使うということになります。そして20年度からは本校舎で授業を実施していく予定です。

また跡地につきましては、今後、市全体の施設として地元の方のご意見を聴きながら検討していきます。

次に8ページ、9ページですが、使用校の選定にあたりまして庁内選定委員会で協議いたしましたのでその結果をご報告いたします。

庁内選定委員会、12名の委員によって構成されるものでございますが、中には建築の知識を持った者もおります。この評価項目を検討いたしまして、両校を見学し、比較評価いたしました。

評価項目は9ページの下の表です。10項目について評価をいたしました。現在の児童数、将来推計、新学区域から見た学校位置、通学距離、両校の施設の老朽度や安全性等、使用にあたり望ましい校舎としての比較、最低限改修した場合の両校の経費負担、両校の敷地条件にあたる面積や形状を比較いたしました。また、学校の周辺環境、両校の歴史、防災機能やコミュニティ機能の観点から地域の拠点としての機能も比較いたしました。

これら10項目を比較いたしまして、百草台小学校462点、三沢台小学校538点ということで、三沢台小学校を本校として使用するということで計画を策定しているところでございます。

また、使用校に対する選定委員会の委員12名の内訳ですが、百草台小学校をより望ましいと選んだ委員が1人、三沢台小学校がより望ましいと選んだ委員が11人おります。評価項目につきましては、両校なかなか難しい観点がありますが、百草台小学校がより望ましいとした項目が4項目、三沢台小学校がより望ましいとした項目が5項目、両校の学校の歴史につきましては、両方とも同じ評価となっています。

説明は以上でございます。よろしくご協議お願いします。

[田口委員長]

事務局からの説明が終了いたしました。ご質問がありましたらお願いいたします。山畑委員。

[山畑委員]

この計画では工事は平成19年の1年間ですが、この期間は百草台小学校に行くわけです。工事が終わったら三沢台小学校を使用するということで、この間、例えば小学校1年にあがった子は百草台小学校へ行くわけですけれど、通学距離は大丈夫ですか。一番遠いところで通学距離が特に問題になるようなことはないですか。

[川久保教育部主幹]

両校は歩いて5分ぐらいの距離になります。現在、多摩市の境から三沢台小学校に通っている児童が一番遠くなるかと思います。今よりさらに5分ほど余分に歩かなければいけないということにはなりますが、バス路線があるわけではありませんので、大変ですが歩いていただくことになります。

[渡辺委員]

多摩市との境、倉沢の下の方が一番遠くなると思いますが、そこから三沢台小学校ぐらいまで、1年生と6年生の足ではだいぶ違うとは思いますが、平均どのぐらいかかっているのですか。

[川久保教育部主幹]

2キロ弱ありますので40から50分、大人でしたら30分ぐらいです。

[田口委員長]

今おっしゃったのはどこですか。

[川久保教育部主幹]

ここの端になります。

[馬場委員長職務代理者]

東電学園のあたりですか。

[田口委員長]

わかりました。

[渡辺委員]

特に朝が登り坂だから結構かかっていると思います。

[田口委員長]

他に何かご質問ありますか。

[田口委員長]

なければご意見を伺います。

[田口委員長]

なければご質問、ご意見はこれにて終結します。

本件に関しましては、本日の協議結果を踏まえ、統合計画(素案)づくりを進めていただくということでいかがでしょうか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

異議なしとのことですので協議事項第2号を終了いたします。

[田口委員長]

報告事項第10号・平成17年第2回日野市議会定例会の報告、について事務局より報告をお願いします。

報告事項第10号 平成17年第2回日野市議会定例会の報告について

[小林庶務課長]

報告事項第10号・平成17年第2回日野市議会定例会の報告についてご報告いたします。議案書14ページをお開き下さい。

会期、6月1日から6月17日までの17日間、開かれました。一般質問ですけれども、質問者18名、質問件数32件、内教育委員会関係につきましては9名の議員から11件の質問がございました。一般質問の要旨については15ページに学校教育関係、16ページに生涯学習関係ということで質問の要旨、答弁の内容を記載してございます。

3番目、市長提出議案ですけれども、これは23件ございました。内教育委員会に関するものとして1件、これは(1)に書いてあります平成17年度日野市一般会計補正予算(第1号)でございます。

一般会計補正予算の歳入歳出総額は519,864千円で、内教育費に関わるものが107,892千円でございます。補正予算の主なものを申し上げます。新しい幼児教育のあり方研究事業経費として551万円、主に講師の謝礼でございます。教育センター施設環境整備事業経費305万円、主にエアコン等の設置がございます。学校の特別環境整備事業といたしまして740万円、これは小・中学校の校内緊急通報システムの借上げ料でございます。さらに学校統合事業経費として763万5千円、これは平山小学校、平山台小学校の統合に伴う経費といたしまして、18年4月より統合新校の仮校舎となる平山台小学校の整備等の経費でございます。次に学校ICT教育環境整備事業経費でございます。校内LAN環境設定委託料等とICT教育用パソコン借上げ料として合わせて1260万円でございます。これはICT教育のモデル校として日野四小、夢が丘小でe‐ラーニングを使用して授業への活用、教員の研修、研究発表等行えるように環境整備を行うものでございます。

次に施設整備関係でございます。体育館の耐震診断委託料として2480万円。小学校7校、中学校4校を実施するものでございます。また、給水管改修設計委託料400万円は小学校2校、中学校1校を行うものでございます。

議員提出議案に関しては9件ございました。これはすべて意見書の関係でございますけれども、可決が7件、否決が2件。その内2件が教育委員会に関係する内容でございます。

1件は、東京都として少人数学級の実施を求める意見書、これは否決されています。もう1件は、公立小・中学校の校舎改修、施設の修繕に東京都の財政支援制度創設を求める意見書でございます。これは可決されています。

なお今回、教育委員会には直接関係ない議案でございますけれども、日野市公の施設の指定管理者の指定の手続き等に関する条例が制定されました。これは平成15年の地方自治法の改正に伴いまして、公の施設に関わるこれまでの管理委託制度は廃止され、18年9月までに指定管理者に移行するか、市直営に戻すか、どちらかを選択しなければならないというものです。そのための体制整備のために改正がされたものでございます。今後、教育委員会所管の公の施設について、指定管理者制度にかかる施設の設置条例等の一部改正が提案をされることになりますのでここで参考までにお話をさせていただきました。

それから4番目の請願は、教育委員会に関するものはございませんでした。

以上で報告を終わります。

[田口委員長]

事務局からの報告が終了しました。ご質問、ご意見がございましたらお願いいたします。渡辺委員。

[渡辺委員]

先程、協議事項で出されました百草台小学校の今後の件、竹ノ上議員が百草台小学校の今後について質問されていましたが、これはタイムスケジュール等の質問で、特段、提案等のご意見は出されたのでしょうか。

[川久保教育部主幹]

竹ノ上議員のご質問につきましては、統合ありきということで協議をいたしまして、考えて進めてほしいということです。

[田口委員長]

他にございませんか。

[田口委員長]

報告事項第10号を終了いたします。

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