健康診査 検査項目
健康診査の検査項目
生活習慣病の予防や早期発見を目的とした健康診査です。検査項目は次の通りです。
質問項目、理化学的所見(身体診察など)、身体計測(身長・体重・腹囲)、血圧測定、血液検査、尿検査、その他 医師が必要と判断した方に貧血検査、心電図検査を実施します。また、65歳以上の方は胸部X線検査(結核健診)を実施します。
検査内容
検査内容一覧表
必須検査項目
検査項目 | 検査内容 | 検査の目的や分かること |
---|---|---|
身体計測 | 腹囲 | 内臓脂肪の量を調べます。 |
身体計測 | BMI | 適正体重であるかどうかを以下の式で算出します。 BMI=体重(キログラム)÷身長(m)÷身長(m) BMIが25以上で腹囲が基準値以上の場合は、内臓脂肪の蓄積の疑いがあります。 |
血圧 | 収縮期(最大)血圧 | 血管にかかる圧力を調べます。高血圧が続くと動脈硬化を招きやすく、心筋梗塞や脳血管疾患などを引き起こす要因となります。 |
血圧 | 拡張期(最小)血圧 | 血管にかかる圧力を調べます。高血圧が続くと動脈硬化を招きやすく、心筋梗塞や脳血管疾患などを引き起こす要因となります。 |
血中脂質 | 中性脂肪 | 血液中の脂肪成分を調べます。中性脂肪が多い場合は動脈硬化を進行させます。 |
血中脂質 | HDLコレステロール | HDLコレステロールが少ない場合は動脈硬化を進行させます。 |
血中脂質 | LDLコレステロール | LDLコレステロールが多い場合は動脈硬化を進行させます。 |
肝機能 | AST(GOT) | 臓器や組織に障害が発生すると血液中に増加します。ASTは肝臓や心臓に反応します。 |
肝機能 | ALT(GPT) | 臓器や組織に障害が発生すると血液中に増加します。ALTは特に肝臓に反応します。 |
肝機能 | γ-GT(γ-GTP) | 臓器や組織に障害が発生すると血液中に増加します。γ‐GTは飲酒による肝臓の障害に反応します。 |
糖代謝 | 血糖値 | 血液中の糖の量を調べます。血糖値が高い場合、糖尿病が疑われます。 |
糖代謝 |
ヘモグロビンA1c(NGSP値) |
血液中の糖の量を調べます。ヘモグロビンA1cは通常過去1~2カ月間の血糖の状態を反映します。 |
腎機能 | クレアチニン | 人体に不要な産物で腎臓の排泄機能が悪くなると血液中に増加します。筋肉量などで増減します。 |
腎機能 | eGFR | クレアチニン値および年齢・性別から推計します。腎臓の働きが悪いと数値が低くなります。 |
痛風 | 尿酸 | 血液中の濃度が高くなると結晶化し、痛風の原因となります。また、腎臓にたまって腎障害を起こすこともあります。 |
尿検査 | 糖 | 尿中にブドウ糖が出ているかを調べ、糖尿病の危険度をチェックします。 |
尿検査 | 蛋白 | 臓器や組織に障害がある場合に発生します。陽性の場合、腎臓の障害の疑いがあります。 |
尿検査 | 潜血 | 尿中に血液が混入しているか調べ、腎臓・尿管・膀胱・尿道などの異常を発見します。 |
結核健診 | 胸部X線検査 | 65歳以上の結核健診を同時に実施します。肺結核等の早期発見を目的としています。 |
選択検査項目(医師の判断により実施する検査項目、該当者のみ)
検査項目 | 検査内容 | 検査の目的や分かること |
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貧血検査 | 白血球数 | 血液中に含まれる白血球の数を測定し、体内の炎症や感染症を発見するものです。 |
貧血検査 | 赤血球数 | 赤血球は酸素を運搬する血球成分を表します。数値が低いと貧血等が疑われます。 |
貧血検査 | 血色素量 | 血色素は赤血球の中に存在するたんぱく質を表します。数値が低いと貧血等が疑われます。 |
貧血検査 | ヘマトクリット値 | ヘマトクリットは血液全体に占める赤血球の割合(容積比率)を表します。数値が低いと貧血等が疑われます。 |
貧血検査 | 血小板数 |
血液中に含まれる血小板の数を測定し、出血を止める機能を判定するものです。 |
心電図検査 | 心電図検査 | 不整脈や心肥大、狭心症、心筋梗塞などの発見の手がかりになります。 |
関連情報
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