ムダなく おいしく食材おたすけレシピ
「食べ物を無駄にしたくない」という気持ちはあるけれど、なかなか行動に移せずにはいませんか?
普段の食卓に“食材おたすけレシピ”を取り入れ、食品ロス削減にチャレンジしましょう。
チャレンジ! 食品ロス削減
食品ロスってなに?
食品ロスとは、まだ食べられるのにもかかわらず、捨てられてしまう食べ物のことです。
日本では、年間約522万トンの食品ロスが発生しています。
食品ロスというと、レストランや工場で多く出ていると思われがちですが、実は約半分は家庭から発生しています。
食品ロスを数字で見てみよう
食品ロス一人あたりの廃棄量は、1日あたり113 g。
お茶碗1杯分のご飯を捨てているのと同じくらいの量になります。
食品ロス家計への影響
4人家族の世帯では、毎年約6万円相当の食品が捨てられています。
食品ロスはなぜ問題なの?
日本は食料自給率が先進国の中でも低く、海外からの輸入に頼っている一方で、多くの食べ物を廃棄しています。廃棄された食べ物を可燃ごみとして処分することが、二酸化炭素の排出や焼却後の灰の埋め立て等による環境負荷につながっています。
食品ロスを減らすにはどうしたらいいの?
食材おたすけレシピ
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ヨーグルトポムポム
材料(アルミカップ10個分):
ホットケーキミックス・150g
プレーンヨーグルト・・200g
バター・・・・・・・・10g
砂糖・・・・・・・・・大さじ5
卵・・・・・・・・・・2個
りんご・・・・・・・・1個
作り方:
(1)りんごは皮をむき、いちょう切りにする。
(2)溶かしたバターと砂糖、卵、プレーンヨーグルトを混ぜ合わせる。
(3)(2)にりんごとホットケーキミックスを加え、さっくりと混ぜる。
(3)(3)の生地をアルミカップに入れ、180度のオーブンで15~20分焼く。
Memo:フライパンに生地を直接流し入れて焼いても◎ りんごの甘さによって、砂糖の量は調節を。 -
ミートドリア
材料(2人分):
パックごはん・・2個
ミートソース・・1袋
ピザ用チーズ・・適量
サラダ油・・・・適量
作り方:
(1) 耐熱皿にサラダ油をぬり、温めたごはん、ミートソース、ピザ用チーズの順に重ねる。
(2) オーブントースターで焦げ目がつくまで焼く。
Memo:期限が近い備蓄をアレンジ。ミートソースをレトルトカレーに替えてもおいしい! -
かぶの葉ふりかけ
材料:
かぶの葉・・・・1束
ちりめんじゃこ・40~50g
ごま油・・・・・大さじ1
白いりごま・・・大さじ1
醤油・・・・・・大さじ3
酒・・・・・・・大さじ2
砂糖・・・・・・大さじ1
作り方:
(1) かぶの葉をよく洗い、みじん切りにする。調味料は混ぜ合わせておく。
(2) フライパンにごま油を入れ、中火にかけ、かぶの葉をさっと炒める。
(3)ちりめんじゃこに油がまわるまで炒める。
(3) 調味料を加え、炒めながら水分を飛ばす。
(4) 白いりごまを加えて出来上がり。
Memo: 大根の葉に替えたり、唐辛子やにんにく、生姜を加えても。 -
ミルクコーンスープ
材料(2人分):
玉ねぎ・・・・・・・・・¼個(50g)
にんじん・・・・・・・・¼本(30g)
クリームコーン(缶)・・50g
コーン(缶または冷凍)・30g
牛乳・・・・・・・・・・1カップ
水・・・・・・・・・・・1カップ
顆粒だし・・・・・・・・適量
塩・・・・・・・・・・・小さじ1弱
作り方
(1) 玉ねぎ、にんじんは食べやすい大きさに切る。
(2) 鍋に水と顆粒だし、玉ねぎ、にんじんを入れ、やわらかくなるまで煮る。
(3) クリームコーン、コーン、牛乳を入れ、ひと煮立ちさせる。
(4) 塩を加えて味をととのえる。
Memo:スープの具材は家にある野菜でアレンジ♪ -
海苔あえ
材料(5人分):
青菜・・・・・・1/3束
※小松菜 または ほうれん草
キャベツ・・・・4~5枚
にんじん・・・・1/6本
焼きのり・・・・1枚
しょうゆ・・・・小さじ1・1/2
だし汁・・・・・小さじ1
作り方:
(1) 青菜とキャベツは1cm幅位に切る。
(2) にんじんは千切りにする。
(3)野菜をゆでて水にさらして水気を切っておく。
(4)海苔は小さくちぎって、しょうゆ、だし汁と野菜を合わせてよく混ぜる。
Memo:湿気た海苔がおいしく変身。日野市公立保育園給食の人気メニューです。 -
のりの佃煮
材料(5人分):
のり・・・・・3枚
水・・・・・・大さじ2強
砂糖・・・・・大さじ1
しょうゆ・・・大さじ1/2弱
みりん・・・・小さじ1弱
塩・・・・・・少々
作り方:
(1)のりは小さくちぎって水に入れ、しばらくおく。
(2)調味料を加え、弱火にかける。
(3)のりがほぐれて、ほどよいかたさに煮詰まったらできあがり。
Memo:湿気た海苔の大量消費に。密閉容器で2~3日冷蔵可。日野市公立保育園の給食レシピです。
学校栄養士コラム「日野市の学校給食×食品ロス」
日野市の学校給食は、市内の全小中学校において「安全安心、心のこもった手作り給食」を基本に、真心を込めて日々作られています。成長期にある児童・生徒の健全な心と体を培えるような給食を提供するため、使用する素材を吟味、選択し、その素材のもつうまみや深い味わいを引き出す調理を心がけています。さらに、調理の際には食品ロスの削減に向けた取組も行っています。そのうちの二つの取組についてご紹介します。
一つは、「野菜くずの有効活用」です。日野市の学校給食では、すまし汁や味噌汁などの汁物にはかつお節や昆布、煮干しを煮出した「だし」を、ポトフやシチューなどには豚骨を煮出した「スープ」を作っています。「スープ」を作る際には、豚骨のほかに、その日に使う野菜の外側の葉っぱやヘタなどの野菜くずも加えて一緒に煮出します。このようにすることで、野菜のうまみが溶けだし、より一層おいしく風味豊かに仕上がります。児童・生徒の食も進み、残食を削減することにもつながります。


もう一つの取組は、「防災備蓄品アルファ化米の有効活用」です。日野市では、災害時に備えて「アルファ化米」を備蓄しています。アルファ化米は、湯や水などを注ぐだけで、ご飯として簡単に食べることができる備蓄食料のことです。長期間保存することができますが、賞味期限を過ぎてしまうと捨ててしまうことになります。そこで、賞味期限間近のアルファ化米を市内の小中学校で給食に活用し、児童・生徒においしく食べてもらえるようにしています。アルファ化米を使ったレシピが、市内の学校栄養士の工夫によりいくつも考案されており、「ライスコロッケ」や「五平餅」「ドリア」蒸し物の衣に使った「紅白蒸し」などがあります。
学校給食を通じて食品ロスの削減に向けた取組を続けていくことで、児童・生徒が食への意識を高くもち、食品ロスについて“何ができるか?”を考え、取り組む機会にしていきたいと思います。
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