第21回ひの新選組まつり

先週末は日野市最大のイベント、ひの新選組まつりでした！二日間続く新選組まつりは毎年日野市出身の土方歳三の命日に合わせて、五月に開催されます。まつり一日目に、全国の新選組ファンが日野市で集まり、隊士になりきる隊士コンテストで新選組の隊長たちを一所懸命演じてみせました。そして、コンテストに優勝した人はまつり二日目に、ひの新選組まつりメインイベントの主役となりました。そのイベントとは、各隊長が率いる、高幡と日野宿を通る何百人ものパレードです！

日野新選組の隊士パレードの見どころは、参加者はみんな新選組隊士の服装を身にまとい、幕末の風景が再現されることです。数百人が新選組の特徴的な隊服で、パレードが始まる前に朝稽古に励んでいました。剣術の腕で知られた新選組になりきるために、余裕で抜刀納刀できるように頑張って練習を重ねました。その他に、パレード中に披露する殺陣（たて）を磨いているグループもいました！

稽古が終わり、準備ばっちりで1から10番隊が高幡不動尊に移動しました。そして、開会式の後、土方歳三像の前に並びました。土方が見渡した新選組の中には、一般の学生や社会人に経験豊かのパフォーマー、日野市民に外国人、本当にさまざまな人がいました！150年前の戊辰戦争に新選組と一緒に戦った会津藩（福島県）からも隊士何人か参上しました。土方歳三像のもとで法楽が行われ、いよいよパレードが開始されました。

保育園児隊に続いて、今年の土方歳三や他の隊長たちが隊士を導いて高幡を回っていきました。そして日野宿の方に移動し、日野宿本陣や八坂神社など歴史的な場所を通り歩いて行きました。その途中で観客に手を振ったり、上記の写真の井上源三郎みたいにポーズを決めたりしていました。それから定期的に止まり、刀を抜いて勝どきをあげたりもしました！

隊士パレード以外にも、パレードルート周辺にお祭りならではの楽しみが待っていました。お祭りの定番の焼きそばやかき氷や、焼きカレーパンなど日野市の名物が食べられ、一休みしながら様々なミニライブやダンスパフォーマンスが見られました。会場の近くを動いていたおはやしやおみこしに、日野宿周辺の資料館など見きれないほどでした！

パレードが日野宿を一周し、閉会式となりました。参加した隊士の熱気で大盛況のうちに、第21回ひの新選組まつりは閉会をむかえました。今年2018年は戊辰戦争の終戦150年目であり、それに偶然平成最後のひの新選組まつりでもありました。そして、今回のまつりの来場者数はこれまで最大の5万人でした。そんなまつりで、新選組の「誠」をこれからもまた150年語り継いでいくと、会場のみなさんが盛り上がっていました。一瞬のような二日間でしたが、ミスター土方歳三が熱意を込めて言ったように、来年もこの新選組のふるさとで会いましょう！