橋梁等(橋梁、横断歩道橋、大型カルバート)の長寿命化修繕計画を策定しました。
目的
日野市が管理する橋梁等について、老朽化に伴う架替え等の対応により財政負担が大きくなることが懸念されています。計画的かつ予防的な修繕を行うことで橋梁等の長寿命化を図り、老朽化する橋梁等の維持管理コストの縮減と予算の平準化を行うことを目的とします。
経緯
平成24年12月に発生した笹子トンネル天井板崩落事故により、老朽化したインフラ施設の安全性が社会問題となりました。この事故を背景に、平成26年度道路法施行規則が改正され、道路橋、横断歩道橋、大型カルバート等の法定点検が義務付けられました。
計画期間
令和4年度から令和13年度
計画の概要
1.対象施設
橋梁 172橋、横断歩道橋 3橋、大型カルバート 2箇所
2.橋梁等の長寿命化に関する基本的な方針
- 橋梁等の健全性を把握するため、5年に1度の定期点検を行います。
- 対症療法的な従来型管理から、劣化の進行を予測した上で、損傷が深刻化する前に修繕を行う計画的管理へ転 換し、橋梁等の長寿命化を図るとともに、修繕・架替え等に係わる費用の縮減を図ります。
- 点検結果より健全性の評価を行い、「跨線橋梁等及び跨緊急輸送路橋梁等」「1級河川に架かる橋梁等」「幹線市道1号線の橋梁等及びその他跨道橋梁等」を重要度の高い橋梁等とし、各橋梁の特性に応じ優先順位を決定した上で対策を講じます。
- ライフサイクルコストを試算し、最適な修繕計画を策定し、橋梁等に係わる維持管理コストの平準化を図ります。
3.新技術等の活用などに関する短期的な目標の設定
- 新技術等の活用について
令和8年度までに、管理する橋梁等で定期点検及び補修を必要とする橋梁等で新技術の活用を検討します。 - 集約化・撤去について
橋梁等の健全性、利用者、隣接の有無等の観点から、集約化・撤去の可能性について、令和8年度までに管理する橋梁等について検討します。 - 費用縮減について
補修設計の際、ライフサイクルコストの観点を考慮し、有効な工法・材料を採用することにより、工事費の費用縮減を目指します。 - フォローアップについて
5年に1回実施する定期点検の結果、社会情勢の変化や計画の進捗状況等、必要に応じて本計画の見直し(フォローアップ)を行います。
策定日
令和4年10月
長寿命化修繕計画
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