日野市立病院臨床検査技師によるハラスメント事案を受けての第三者検討委員会の報告書まとまる(令和元年5月23日プレスリリース)
日野市立病院で発生したハラスメント事案に関して、平成31年4月17日に第三者検討委員会より市へ報告書が提出されました。
日野市は、平成22年頃から長期にわたり職場内でハラスメント行為を繰り返していた市立病院の臨床検査技師(51歳・男性)を平成30年10月26日付で懲戒免職処分とし、同日公表しました。
本件に対して客観的かつ公正な第三者の立場から検証を行い再発防止に向けた提言を行うため、平成30年12月14日に「日野市立病院ハラスメント防止及び職場環境改善に関する第三者検討委員会」を設置し、8回にわたる検討を行いました。
その結果をまとめた報告書が平成31年4月17日に委員会より市へ提出されました。
この報告書を受け、市立病院では下記の再発防止策を講じます。そして、着実に実施していきます。信用を失墜したことを反省し、二度とこのようなことが起こらないように全力で信頼回復に努めて参ります。
1.委員会から提案された再発防止策
(1)臨床検査・病理検査部門
- 管理監督体制の改善・人材育成
- 配置転換・人間関係の流動化
(2)院内ハラスメント委員会
- 院内ハラスメント委員会の改編
- 相談員をより幅広い職層・職種で構成
- 委員および相談員への研修の充実
(3)職場環境改善
- 全職員へのハラスメント研修
- 継続的なアンケート調査
2.市立病院が実施する再発防止策
- 臨床検査・病理検査部門体制の改善
- 全職員へのハラスメント研修
- 院内ハラスメント委員会の改編、相談体制の充実
- 継続的な実態把握
- 発生したハラスメントへの迅速な対応
3.市長コメント
昨年10月26日、日野市立病院診療技術部臨床検査技師職員1名をハラスメント行為による懲戒免職としたことを公表いたしました。この事案の事実確認、管理監督責任など、客観的かつ公正な第三者の立場から検証を行い、再発防止の徹底を図るため、昨年12月14日、「日野市立病院ハラスメント防止及び職場環境改善に関する第三者検討委員会」を立ち上げました。8回にわたる検討の後、同委員会から検証の結果と再発防止策をまとめた報告書を提出していただきました。
今後は、この報告書の内容を踏まえ、関係者などの処分を検討するとともに、研修などを通して職員全体の意識改革を行い、ハラスメントを起こさせない環境を作ってまいります。また、ハラスメントの声が上がった時には迅速な対応が可能な体制を敷き、再発防止計画を策定いたします。
あらためて、病院職員や市民の皆さまに大きな不安を与えたことをお詫び申し上げます。二度とこのようなことを起こさないために、再発防止計画を確実に実行し、市民の皆さまからの信頼を回復するため、全庁を挙げて真摯に取り組んでまいります。
日野市長 大坪 冬彦
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