身につけよう 応急手当
救急車が要請を受けてから現場に到着するまでの平均時間は、東京都内で7~8分です。たかが7~8分、しかし、この救急車到着までの空白の7~8分間が傷病者の生命を大きく左右することになります。
心臓や呼吸が止まった人の命が助かる可能性は、その後の約10分間に急激に少なくなっていきます。そのことからも傷病者を救命するためには、バイスタンダーによる応急手当が不可欠といえます。
応急手当の手順
1 両肩を軽くたたきながら声をかける
倒れている人を発見したら、周囲の安全を確認してから反応の確認を行う。
返事があれば、訴えを聞く。
2 反応がない、又は判断に迷う場合は、大声で協力を求める。
返事がなかったら大きな声で協力を求める。
119番通報とAEDの搬送を依頼する。
3 呼吸を確認する
胸と腹部の動きを見て、「普段どおりの呼吸」をしているか、10秒以内で確認します。
4 ふだんどおりの呼吸がない、又は判断に迷う場合
胸の真ん中に手を重ねて置き、胸骨圧迫30回行う。
(胸骨圧迫は1分間に100~120回のテンポで)
5 訓練を積み技術と意思がある場合は、人工呼吸を行う。
約1秒かけて、胸の上がりが見える程度の量を、2回吹き込みます。
6 AEDが到着したら
まず、電源を入れます。
(注意)ふたを開けると自動的に電源が入る機種もあります。
7 電極パッドを胸に貼る
電極パッドを貼る位置は電極パッドに書かれた絵のとおりに、皮膚にしっかりと貼ります。体が汗などで濡れていたら、タオル等で拭き取ってください。
(注意)おおむね6歳ぐらいまでは、小児用電極パッドを貼ります。小児用の電極パッドがなければ、成人用の電極パッドを代用します。
8.電気ショックの必要性は、AEDが判断する。
傷病者に触れると正確な心電図が取れないため、なるべく傷病者に触れないようにする。
9.ショックボタンを押す
誰も傷病者に触れていないことを確認したら、点滅しているショックボタンを押します。
以後は、AEDの音声メッセージに従います。
出典元
公益財団法人 東京防災救急協会
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