日野市消防団とは

このページの情報をツイッターでツイートできます
このページの情報をフェイスブックでシェアできます
このページの情報をラインでシェアできます

ページID1002512  更新日 令和4年4月4日

印刷 大きな文字で印刷

日野市消防団では地域の防災リーダーとして活動する消防団員を募集しています。あなたの力が必要です!興味のある方はぜひ一度、防災安全課防災係までご連絡ください。

消防団とは

消防団は、「自分たちのまちは、自分たちで守る」という精神に基づき、消防署に勤務している消防職員とは異なり、普通に仕事をしている市民の方によるボランティアによって組織されています。「地域住民の生命、身体及び財産を守る」ことを使命として、火災はもちろん、地震や風水害などの災害発生時には消火活動だけでなく、警戒活動や応急救護を行います。あなたも地域のヒーローになってみませんか?

消防団員の身分

消防団員は、市町村長や市議会議員などと同じ特別職の地方公務員で、市町村長の承認を得て消防団長が任命します。(地方公務員法第3条第3項第5号)

消防団への入団は義務でもなく、強制されるものでもなく、本人の自由意思によります。ただし、特別職の地方公務員である立場上、行政処分などで免職させられる場合があります。
入団後の活動も、団員本人の仕事やご夫婦、お子さん等とのご都合に応じて、活動できる時に活動していただければ結構です。まずは、「地域を守りたいという気持ち」が一番大切です。もちろん退団についても、本人の意思により自由に行うことができます。

個人としての政党への入党、公職の候補者、選挙運動をする等の政治活動は自由です。ただし、消防団員としての地位を利用した選挙運動は禁止されています。したがって、他の公職との兼職が可能です。消防団員であっても他の公職に就任して差し支えありませんが、一定の手続等が必要な場合があります。

消防団員の最高の責任者は、市町村長で、消防団の組織運営一切を取り仕切り、その権限が消防団長に委ねられています。(消防組織法第6条及び第7条)

消防団の階級については、規則で定めることになっており、日野市の場合は、団長、副団長、本部補佐(独自階級)、分団長、副分団長、部長、副部長(独自階級)、班長、団員となっております。(独自階級である「本部補佐」及び「副部長」は、それぞれ部の運営を円滑に行うために必要と判断して、国及び都の了承を得て設置しております。)

消防団員の福利厚生

消防団員は上述したとおり、ボランティアではありますが非常勤の特別職地方公務員であるため、出動や階級に応じて団員報酬や出動報酬が支給されます。団員報酬は一般の団員で年額90,000円となります。なお、出動報酬の支給額は、下記の表のとおりです。

1、災害出動の場合
種別 金額
災害又は災害が発生するおそれのある場合の出動(7時間45分以上)  8,000円/日額
災害又は災害が発生するおそれのある場合の出動(7時間45分未満)  4,000円/1回
誤報による出動  3,000円/1回
詰所待機(無線対応)  2,000円/1回
2、その他の出動(訓練・広報・警戒等)
種別 金額
その他の出動

2,500円/1回

そのほか、活動中に怪我をしたときの公務災害等補償制度や消防に関する教育訓練、福祉共済制度も充実しており、退団時には退職報償金も支払われます。さらに、功労・功績があった場合は、消防庁長官や都知事から表彰されます。

消防団員の活動

消防団員は、火災など災害時に活動するだけでなく、平時においても防災訓練や防火診断、防火・防災意識の高揚のため広報活動、地域のお祭りやイベントの警戒、イベントに参加して防災意識の高揚に努めたり、団員募集を行うなど、地域の防災リーダーであり、地域コミュニティーの一翼として活動しています。

消防団員の教育

消防団員は様々な教育訓練を受けることができ、また、指導的立場(班長以上)になって3年以上務めると、防火管理者の資格を自動取得できます。(資格の証明には消防団長が発行する団員証明書が必要になります。)

入団資格

日野市在住の18歳以上45歳未満の方で心身ともに健康な方であれば入団できますので、消防団活動の活性化の役割を担ってください。

日野市消防団には大学生の団員も所属しており、地域の防災に貢献しております。また、様々な年齢・職業の人と関わる機会を持てることで、協調性・社会性を養うことができ、卒業後もその経験が大変役に立っております。

同じく女性の方の入団もお待ちしております。

日野市消防団では、平成11年度より女性団員の募集を始めております。

女性団員は男性の団員の様に、消防の訓練を実施したり火災現場に出動したりすることはありませんが、消防団行事に参加して会場アナウンスを担当していただいたり、広報車に同乗してもらい、広報活動に参加したり、上級救命講習を受講していざという時に救命活動にあたっていただいたりなど、女性ならではのきめ細かい視点での活動が期待されます。

女性団員にも、男性団員と同様の活動服・アポロキャップ・編上靴が貸与されるほか、女性団員用の制服・リボン・ブラウス・パンプスが貸与されます。

ある消防団員へのインタビュー

  • 質問1 いつ消防団に入団したのですか?
    答え1:平成4年に入団しました。これまで続けることができたのも、家族や地域の皆さんのお陰だと思います。
  • 質問2 入団するきっかけは何だったのですか?
    答え2:近所に消防団員の方が住んでいて、その方に誘われて入団しました。
  • 質問3 所属する分団について教えてください。
    答え3:私の所属する日野市消防団第4分団は豊田、東豊田、川辺堀之内を中心にして、ふたつの部に分かれて活動しています。
  • 質問4 消防団員として活動してきて、思い出に残っていることはありますか?
    答え4:平成6年に、ポンプ操法の都大会に出場したことです。当時は、訓練がきつくて、とてもつらかったのですが、今ではとても良い思い出となっています。
  • 質問5 逆に消防団員として悩みなどはありますか?
    答え5:やはり、人材確保のひと言につきます。地域の人、特に若い人たちに関心をもってもらい、ぜひ一緒に活動してもらいたいと思っています。

あなたも消防団に入ってみませんか?

消防団員の方々は生業の合間を縫って活動をしており、活動することで自分の趣味の時間や遊ぶ時間は減ってしまうかもしれませんが、非常に充実した日々を送っております。入団したら大変だというイメージを持たれていますが、お仕事やご家庭の都合を考えて、できる範囲で活動していただければよく、特別に体力がないと務まらないものでもありません。一番大切なのは、活動することそのものでなく、地域に貢献したいという気持ちを持っていることです。

消防団員は、地域の方々の信頼も厚く、自分の住んでいる地域での知り合いが一気に増えて縦や横の関係を気づくこともでき、また、色々な職業の人が在籍していますので様々な分野の人脈もできます。

入団希望の方やご興味のある方は、防災安全課までご連絡をお願いいたします。

年間行事

消防団の主な行事を写真とともに紹介します。

出初式

消防団の1年は出初式で始まります。多くの市民が見守るなか、優良団員の表彰やポンプ車による一斉放水などが行われます。毎年、1月の成人式の前日の日曜日に多摩川グラウンドで開催されますので、皆さん見学にいらしてください。

写真:出初式で団員整列

写真:一斉放水の様子

ポンプ操法審査会

消防団活動の中心となる消防ポンプ操法について、日ごろ重ねた訓練の成果を披露します。審査会は「小型ポンプの部」、「ポンプ車の部」と心肺蘇生法・AED(自動体外式除細動器)の扱いを目的とした「応急救護審査会」を3年で各1回ずつ実施しており、毎年、7月の第二日曜日に開催しております。ただし、開催日は選挙の実施等により変更することがありますので、日程については防災安全課までお問い合わせください。

写真:放水している団員

写真:表彰式の様子

水防訓練

集中豪雨などの水害に対応するために、合同水防訓練に参加し、水防活動技術の向上を図ります。毎年5月に市や消防署と合同で訓練を実施しております。

写真:土のうを作る団員

写真:鋼板防護工法を行う団員

消防署との連携訓練

各種の災害に備え、災害発生時に消防署と消防団が円滑な連携を図るため、資機材の取扱いなどについて訓練を行います。

写真:放水訓練の様子

写真:署員から資機材について説明を受ける団員

多数傷病者救出救助演習

日野市内にはJR中央線、京王線、多摩都市モノレールといった鉄道が走っており、鉄道事故を想定した演習に参加します。

写真:訓練で鉄道と車両が衝突し、煙が上がる様子

写真:負傷者を担架搬送する団員

火災予防運動広報活動(春・秋)

春(3月1日から7日まで)及び秋(11月9日から15日まで)の火災予防運動期間中に、市内全域で消防車両による広報活動を実施します。

歳末警戒

明るい新年を迎えるために、12月29日、30日の2日間にわたり、市内全域で消防車両による広報活動を実施します。

地元イベントへの参加

上記の消防・防災演習のほか、お祭りの警備や地域のイベントにも参加しております。(写真は、保育園の勤労感謝イベントに参加した際のものです。)


写真:園児たちと団員

写真:こどもをだっこする団員

沿革

江戸時代から自主的に隣組等を単位とする消防組として活動していたことが伝えられているが、正式な組織としては、大正時代中期に警視庁消防部の指導により、消防組を設置し、主に竜興式ポンプを使用していた頃にさかのぼります。その後、昭和14年に警防団令が制定され、消防組が廃止となり、警防団が組織され、腕用ポンプが活躍しました。

昭和23年3月に消防組織法の施行に伴い、自治体消防発足に基づいて、翌24年12月に日野町消防団本部を設置した。昭和33年2月に日野町と七生村が合併するまでは、それぞれに消防団が組織されており、日野町には11個分団、七生村には8個分団で構成されていたが、合併により現在の前身である日野町消防団となりました。

合併前の日野町消防団の装備は、腕用ポンプ21台、消防ポンプ自動車1台、三輪ポンプ車1台、手引ガソリンポンプ4台であったが、昭和35年4月に、常備消防事務を東京都に委託したのを契機に再編成を行ない、可搬式動力ポンプ25基を増強した。850人を擁した団員は、機械化を図ることにより540人に、昭和42年3月には520人、昭和46年3月には490人に定員を改正し、充実した団の運営と活動に期待し、災害防御の第一線防御機関として現在に至っています。

昭和35年4月から8個分団・25部で組織されていたが、昭和52年4月に、8個分団・24部となり、平成24年4月から現在と同様の8個分団・23部の編成となりました。分団にはポンプ自動車を各1台計8台、可搬ポンプ積載車・可搬ポンプ各1から3台、計15台を配備し、本部指揮車1台を有しています。

昭和59年に本部の副団長補佐役として、分団長経験者の中から4人を本部付部長(平成5年から本部補佐・平成10年から8人)として、演習や訓練に対応しています。また、平成16年には、消防団員の活動服及びアポロキャップ、平成17年には編上靴、平成21年にはヘルメットと雨合羽を更新し、団員の士気向上に役立てています。

このページに関するお問い合わせ

総務部 防災安全課
直通電話:防災係 042-514-8962 安全安心係 042-514-8963
代表電話:042-585-1111
ファクス:042-587-5666
〒191-0016
東京都日野市神明1丁目11番地の16 防災情報センター1階
総務部防災安全課へのお問い合わせは専用フォームをご利用ください。