平成20年度第9回教育委員会定例会 会議録

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ページID1004458  更新日 平成30年2月16日

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平成20年度第9回日野市教育委員会定例会

開催日時

平成20年(2008年)12月18日(木曜日) 午後2時~午後2時57分

開催場所

教育委員会室

議事(要旨)

開始午後2時

[田口委員長]

ただいまから、平成20年度第9回教育委員会定例会を開会いたします。

議事に入ります前に、本日は傍聴希望者がいらっしゃいますので、傍聴を許可したいと思いますが、異議ございませんでしょうか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

異議なしと認め、傍聴を許可いたします。

本日の会議録署名は、渡辺委員にお願いいたします。

本日の案件は、議案3件、請願審査1件、報告事項4件です。

会議の進め方ですが、まず請願審査を行い、次に議案を審議したいと思います。また、議案第43号は人事にかかわるため、報告事項第34号は個人情報を含むため、公開しない会議とし、会議の最後に審議したいと思いますが、よろしいでしょうか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

異議なしと認め、請願審査後に議案を審議いたします。また、会議規則第12条により、議案第43号及び報告事項第34号は公開しない会議とし、会議の最後に審議します。

それでは議事に入ります。請願第20-3号・日野市教育委員会から、都教育委員会に対し、元日野市教委教育部参事・長谷川一彦容疑者の懲戒免職を求めると共に、同容疑者の犯罪を詫び、都教委幹部職員(役人)や学校管理職の非行、犯罪(特に性犯罪)の再発防止策を早急に出すと共に、ここ十年来の一部政治家とタイアップした、都教育委員会の強権的・統制的な施策の実践が、ストレスを溜め込み、性犯罪の一つの要因となった、という可能性の有無を調査するよう、求める請願、を議題といたします。事務局より説明をお願いいたします。

請願第20-3号 日野市教育委員会から、都教育委員会に対し、元日野市教委教育部参事・長谷川一彦容疑者の懲戒免職を求めると共に、同容疑者の犯罪を詫び、都教委幹部職員(役人)や学校管理職の非行、犯罪(特に性犯罪)の再発防止策を早急に出すと共に、ここ十年来の一部政治家とタイアップした、都教育委員会の強権的・統制的な施策の実践が、ストレスを溜め込み、性犯罪の一つの要因となった、という可能性の有無を調査するよう、求める請願

[徳田庶務課長]

議案書11ページの請願文書表をお開き下さい。

請願番号、請願第20-3号。受付年月日、平成20年11月10日。

件名及び請願者は記載のとおりです。付託定例会、平成20年度第9回定例会。

請願の要旨は記載のとおりです。なお、本日、12月18日に81名の署名の提出がありました。以上です。

[田口委員長]

請願者より申出がありましたので、請願の事情を述べていただきますが、よろしいでしょうか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

それでは、請願者は5分程度で請願の事情を述べて下さい。

[請願者]

それではよろしくお願いいたします。

私の子どもが通う日野市内の小学校の体育館で、今から5年前の話、2003年10月11日、この当時、私の子どもはまだ就学していませんでしたが、そこで開かれた道徳地区公開講座で講師を務めた50歳ぐらいの男が次のように講演しました。わが子が生まれたとき未熟児で、一晩で逝っちゃうのかな、気がきでなかった。医者にお願いだこの子を助けて下さい。助けてもらったら何でもする。命が大切、何十回も口にしてきた。私は小学校の教員をしてきて、人様の子どもを預かるとき、どういう気持ちでやらなきゃいけないと考えましたね。子どもの心を育てることはどういうことか、一緒に考えよう。この一見立派な生命尊重教育の講演は、講師自身の行動とは相反する口先だけのものだったんです。千葉教育委員以外のここにいらっしゃる方は、この部屋で何度もお会いになっているこの講師の男、東京都教育委員会主任指導主事兼日野市教育委員会教育部参事として、本日野市に2002年4月から05年3月まで在職していた長谷川一彦容疑者54歳は、本請願の冒頭に記したとおり、国分寺第二小学校校長だった今年11月6日、17歳の少女を川崎市内のラブホテルに連れ込み、現金12,000円を払って買春、わいせつ行為をし、神奈川県警察本部に逮捕されました。

長谷川容疑者は警察の調べに、他にも高校生を含む5人くらいとやったと供述しておりまして、買春わいせつ行為は常習的なものだということです。インターネットで長谷川容疑者を報じる記事を見ますと、すぐ下に関連記事が出ておりますが、例えば自衛隊員三等空佐が公然わいせつ、全裸でコンビニ店入店等と、超破廉恥な犯罪による逮捕案件ばかりです。こういう関連記事に教育者たる者の記事が載ること自体、日野市の保護者、市民、児童、生徒も含めてですが、著しい不快感、不信感、不安感を与えています。こんな犯罪者が3年間もわが日野市教育委員会の指導ラインのトップにいた事実に、臭いものに蓋という態度をとってはいけません。わが日野市教育委員会は、長谷川容疑者を健全な人間に育成できないまま、国分寺市に送り出してしまったのですから。

それで事実をつかむことが大切なので、私は元保護者、市民の方、延べ5人と一緒に国分寺市教育委員会と国分寺市議会に計3日間、直接話し合いや傍聴、情報交換に行ってきました。自腹で行ってきました。12月8日の国分寺市議会文教委員会の長谷川容疑者をめぐる審議はすべて傍聴しまして、他の本会議等もテープで聴取してまいりました。

それでは、国分寺の学校が混乱しているということをまず最初に言いたいと思います。一言で言うと、この性犯罪によって事件発覚後、卒業生のいじめまで起き、学校の混乱が大変です。国分寺二小、以下、二小と言いますが、の児童たちの怒りや動揺については、既に11月11日の国分寺市議会全員協議会で多良京壱子市議会議員、生活者ネットの方ですが、逮捕当日ですね、先生たちが帰んなさいって、すごい剣幕で追い立てるようで、子どもたちは恐かった。新聞でその後、犯罪の内容を知って、黒板やノートに長谷川容疑者を批判する言葉を書き、あんなやつ、もう学校に来てほしくない、と児童が言っていると多良京壱子議員は指摘しています。12月8日の国分寺市議会文教委員会では、冒頭、市の教育委員会の新庄惠子学校指導課長が、長谷川容疑者が罰金50万円の略式命令が横浜簡易裁判所から出て現在、休職中だと。都教育委員会の処分は来年1月末から2月初めにあると報告した後、松長孝さんという公明党の議員さんが、二小の保護者が、進学する第三中学校で、卒業証書に長谷川容疑者の名前が入っていることをめぐって、他の小学校の出身生徒から、おまえの出身の校長の名前の入っている証書と悪口を言われておると指摘されております。新庄課長は、三中では臨時の全校朝会で校長が、二小の元校長の犯罪と生徒の半数が二小を卒業しているということは関係ない、言葉によるいじめをしないようにと注意したと答弁しております。本当の混乱です。釜我健二さんという社民党の議員さんなど複数の国分寺市議会議員は、文教委員会で小学校を回って授業風景等を視察した時、ヒアリングする時、多くの学校は、教諭は多忙なので校長や副校長が中心に説明するけれど、二小だけは違う。長谷川容疑者が、ずらっと4、5人の主幹や教諭を校長室に立たせて、指示して、しゃべりなさい、しゃべりなさい、こんな感じでね。終わると、もう帰ってよしという感じで、命令して退室させる。異様だった。戦前のような縦系列の管理主義が徹底しているのではないかというふうに釜我議員や社民党の議員さんなどしゃべっておられました。

ということで、長谷川容疑者が本日野市に2002年4月に着任したとき、田口委員長さんは重任ご苦労さまですとおっしゃっていましたけれど、このときの初仕事は、東京都教育委員会が保護者や野党都議、教員、市民の反対を押し切って導入した主幹教諭を無理に導入するというものだったんです。しかし、主幹教諭は希望者も少なく、倍率も1.0倍に限りなく近い不要な制度で、子どもたちに役立つものでないのを彼が第一仕事でやったわけです。

長谷川容疑者は05年2月に、右翼の市議会議員に指示されて、校長会で是非、中学校の校長に、音楽の君が代の授業の授業日程を一覧表に書かせて、一小から平山中まで、(5分経ちましたの声)分かりました。その授業を監視に右翼が行くというようなことに手助けをした人です。そんなふうに非常に政治、上からの圧力には弱くて、弱い少女を性犯罪したということはとても許せない。是非そういう点で、東京都教育委員会がおっしゃったことをそのまま実行するというそのストレスが犯罪につながったかどうかを、東京都教育委員会にきちんと心理学者等に調査させるようなことを請願していただきたい。そして二度とこんな性犯罪が起こらない民主的な学校が運営されてほしいと思います。よろしくお願いいたします。

[田口委員長]

ありがとうございました。それでは、この請願に関係する事務局の取り組み状況を説明して下さい。

[浮須教育部参事]

本件につきましては、服務に係わる案件です。服務につきましては、現在、日野市に在籍する教職員に対して権限が及ぶものです。したがいまして、本請願については、所管外の案件と認識しているところです。以上です。

[田口委員長]

事務局からの説明が終了しました。ご質問ございますか。

[田口委員長]

なければ、ご意見を伺います。教育長。

[加島教育長]

ただいま請願がありましたけれども、元参事の逮捕ということで影響も大きく、そのことについては残念だし、遺憾であると思っています。今、浮須参事から説明がありましたけれども、この案件は国分寺市教育委員会と東京都教育委員会が責任を持ってあたることであり、日野市教育委員会がどうこうする立場ではないと思っております。また、マスコミ報道以外に、この案件について詳細な事実関係は把握できないという状況があります。そうしたことから、東京都や国分寺市の措置を待ちたいと、それを見守りたいと思っています。そうした考えをもとに、この請願については、不採択としていただきたいと思います。

[田口委員長]

教育長から不採択のご意見がございましたけれども、他にご意見ございますでしょうか。

[田口委員長]

ないようですので、ここでご質問、ご意見は終結します。

請願第20-3号については、不採択とすることに異議ございませんでしょうか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

異議なしとのことですので、請願第20-3号につきましては、不採択とすることに決しました。

ここで議事の都合上、休憩をとりたいと思います。20分から再開いたします。

(休憩)

休憩 午後2時13分

再開 午後2時20分

[田口委員長]

再開いたします。

議案第41号・日野市教育委員会公告式規則の一部を改正する規則の制定について、を議題とします。事務局より提案理由の説明をお願いいたします。

議案第41号 日野市教育委員会公告式規則の一部を改正する規則の制定について

[徳田庶務課長]

議案第41号・日野市教育委員会公告式規則の一部を改正する規則の制定についてご説明いたします。提案理由は、教育長の権限に基づき定める規程の公布に関する規定を追加するため、規則の一部を改めるものです。

新旧対照表で説明いたします。4ページ、5ページをお開き下さい。

第1条において、以下の文言を追加しております。及び教育委員会の権限に属する事務に関し、同法第26条第1項の規定に基づき委任を受けた教育長が定める規程(以下「教育長規程」という。)で公表を要するものの公告式を定める、ということで、これまで教育委員会の権限に属するものだけであったものが、教育長の定める規程、先日定めました学校長への事務委任規程を定めたこと等により、このことについて規則に追加するものです。

4条、5条、6条においても教育長規程を追加したものです。これにつきましては、公布の日から施行するものです。以上です。

[田口委員長]

事務局からの説明が終了いたしました。ご質問ございますか。

[田口委員長]

ないようですので、ご意見を伺います。

[田口委員長]

ないようですので、ご質問、ご意見はこれにて終結します。

お諮りします。日野市教育委員会公告式規則の一部を改正する規則の制定について、を原案のとおり決することに異議ございませんか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

異議なしと認め、議案第41号は原案のとおり可決されました。

次に議案第42号・平成20年度日野市教育委員会評価委員の委嘱の専決処分について、を議題とします。事務局より提案理由の説明をお願いいたします。

議案第42号 平成20年度日野市教育委員会評価委員の委嘱の専決処分について

[徳田庶務課長]

議案第42号平成20年度日野市教育委員会評価委員の委嘱の専決処分についてご説明いたします。日野市教育委員会教育長に対する事務委任規則第3条第1項の規定により専決処分をしたので、同条第2項の規定により報告し、教育委員会の承認を求めるものです。

提案理由は、日野市教育委員会の事務の管理及び執行状況の点検及び評価実施要綱第3条の規定に基づき、平成20年度日野市教育委員会評価委員を委嘱することについて、教育委員会に諮る時間的余裕がありませんでした。そのため教育長専決により委嘱しましたので、報告し承認を求めるものです。

8ページをご覧下さい。平成20年度日野市教育委員会評価委員の委嘱者名簿に記載のとおりです。なお、委嘱年月日は平成20年12月1日です。以上です。

[田口委員長]

事務局からの説明が終了いたしました。ご質問ございますか。馬場委員。

[馬場委員長職務代理者]

大学の両方とも教授、准教授ということですが、それぞれご専門は何でしょうか。

[徳田庶務課長]

1番の方は教育学の専門です。2番の方は食育が専門です。

[田口委員長]

他にご質問ございますか。

[田口委員長]

なければご意見を伺います。

[渡辺委員]

質問になってしまいますけれども、評価委員の期間はどれぐらいですか。

[徳田庶務課長]

期間は、委嘱した時から評価書を作成するまでです。

[田口委員長]

他にご質問ございますか。千葉委員。

[千葉委員]

次年度も再委任することは考えられるのですか。

[徳田庶務課長]

今回の委嘱につきましては平成20年度ということで委嘱をします。来年度はまたゼロからの出発で候補選定をすることになります。その際に、再任を妨げることはございません。

[田口委員長]

他にご質問がないようですので、ご意見を伺います。

[田口委員長]

ないようですので、ご質問、ご意見はこれにて終結します。

お諮りします。平成20年度日野市教育委員会評価委員の委嘱の専決処分について、原案のとおり承認することに異議ございませんか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

異議なしと認めます。議案第42号は原案のとおり承認されました。

報告事項に入ります。報告事項第31号・行政情報の公開請求、について事務局より報告をお願いいたします。

報告事項第31号 行政情報の公開請求

[徳田庶務課長]

報告事項第31号・行政情報の公開請求です。

公開請求のあった行政情報について、次のとおり決定したので報告するものです。

14ページ、15ページをご覧下さい。

行政情報の公開請求については、こちらに記載してある10件です。順番に決定内容について説明いたします。

1番は、これについては文書を作成していないので、非公開としました。

2番は、全部公開としました。3番は、文書を作成していないので、非公開としました。

4番は、費用が発生していないので明細書が存在せず、非公開としました。

5番は、事業の途中であり、現時点では文書を作成していないので、非公開としました。

6番は、全部公開です。

7番は、文書を作成していないので、非公開としました。

8番は、議案書は全部公開、配布した資料は事務局に存在してないので、非公開としました。

9番は、個人に係る部分を除き、部分公開としました。

10番は、録音テープは既に消去したため非公開とし、議事録は、全部公開としたものです。以上です。

[田口委員長]

事務局からの報告が終了いたしました。ご質問、ご意見ございますか。

[田口委員長]

ないようですので、ここで報告事項第31号を終了いたします。

次に、報告事項第32号・平成21年度「選べる学校制度」希望調査集計結果、について事務局より報告をお願いいたします。

報告事項第32号 平成21年度「選べる学校制度」希望調査集計結果

[田倉学校課長]

報告事項第32号・平成21年度「選べる学校制度」希望調査集計結果についてご報告いたします。18、19ページをお開き下さい。

平成21年度に小・中学校へ入学予定者に対し、8月15日付けで希望調査表をお送りいたしました。9月12日を希望調査表の返送期間とし、11月21日まで変更、追加の希望を受付ました。その集計結果をご報告いたします。

18ページ上段が小学校、下段が中学校の状況です。

まず、来年度の入学予定者の数ですけれども、小学校では1,621人。ちなみに今年度の入学者が特別支援学級も含めて1,520人でしたので、約100名増加が見込まれております。中学校の入学予定者が1,470人、これから私学への入学予想人数172人を差し引きますと1,298人になります。今年度の入学者が特別支援学級含めて1,270人でしたので、約30人の増加が見込まれるという状況です。

それでは、選択の状況についてご説明いたします。

小学校は238人、率にすると14.7%、中学校は199人、率にすると13.5%と、ほぼ例年と変わらぬ結果率となっております。

学校ごとの選択状況については、19ページをご覧下さい。

まず、潤徳小学校の転入希望者が74人と多く、ここ数年の、例年同様の傾向です。調整区域とその周辺からの希望者が多くいること、また、学区境の南平小学校、夢が丘小学校からも数名の希望者がいます。また、日野第四小学校につきましては、仲田小学校区のユーロシティからの入学予定者の約半数が日野第四小学校を希望しております。希望理由の記載覧を見ますと、多くの保護者が、保育園や幼稚園の友人関係あるいは兄弟、姉妹の関係から、日野第四小学校を選択したということを理由として挙げております。

次に中学校では、三沢中学校へ71人が入学を希望しております。潤徳小学校を卒業する調整区域の児童に希望者が多くいること、また、夢が丘小学校、七生緑小学校の卒業予定者は友人関係を理由として三沢中学校を希望しております。また、日野第四小学校を卒業する国道20号より北側の方が、指定の第一中学校よりも通学距離が短いということから、三沢中学校を選択しているという傾向が見みてとれます。説明は以上です。

[田口委員長]

事務局からの報告が終了いたしました。ご質問、ご意見ございましたらお願いします。千葉委員。

[千葉委員]

中学校の私学希望提出者数は、9月中旬の時点なので、まだ表明しない場合があるということで、予測人数との比率ですけれども、倍になっているところもあればそうでないところもあり、まちまちなのですが、これは各学校の予測というものなのですか。それとも事務局での推測なのでしょうか。

[田倉学校課長]

18ページの下から2行目の米印のところをご覧下さい。中学校備考欄「私学入学予測人数」は、過去3年間の学区内からの私学進学率を基にしたものです。ご指摘のとおり、私学希望として提出していただいた方は88名ですが、過去3年間のこの学校での私学を希望される方の比率を基に、それを係数としてかけた数字です。例えば一中でしたらば、かけたら3人になるということで、学区ごとに過去3年間の数字を表しています。

[千葉委員]

細かいことですけれども、それは在籍者の何%が私学へ進学したという数字と考えるのか、それとも私学希望提出者数の割合の中の何%が実際に私学へ進学したのか。合格しなければいけませんのでその問題もあるのでしょうけれども。

[田倉学校課長]

私学を希望された方が実際に私学に行かれた方、その割合でかけた数字でございます。

[千葉委員]

分かります。

[田口委員長]

他にございますか。渡辺委員。

[渡辺委員]

とりわけ中学校では三沢中学校で希望者が、来年度に向けてまた増えているのですが、平成21年度はそのまま容認して受け入れるのですか。それとも何か調整をする予定になっているのですか。

[田倉学校課長]

平成21年度につきましては、このまま希望どおり受け入れる予定です。しかし、当然、物理的に受け入れが難しくなることが近い将来予想されます。現在、定員制の導入を検討し、説明会も近々開きたいと思っております。そういった市民の皆様のご意見も伺いながら、できるだけ早めに定員制の導入を考えていきたいと考えています。

[田口委員長]

馬場委員。

[馬場委員長職務代理者]

同じく小学校の日野第四小学校、潤徳小学校は受け入れ態勢はまだ大丈夫なのですか。

[田倉学校課長]

平成21年度の入学につきましては、可能であると予想しております。

[栗原教育部長]

まず日野第四小学校につきましてはクラス増が想定されております。したがいまして、今年度、校舎増築の設計委託をしたところです。来年度に工事をして、増築を図ると考えています。また潤徳小学校については、都推計を見ましても、現状の人数と大きく変わりはないとみております。

[馬場委員長職務代理者]

変化はあまりないと。

[栗原教育部長]

あまり変わりないということです。

[田口委員長]

他にご質問、ご意見はございますか。

[渡辺委員]

先ほどの質問に関連するのですが、平成21年度はこういう数字を基に基本的に選べる学校制度を受け入れていくようですが、今もご答弁にありましたように、三沢中学校のように大規模になると、放っておけばパンクしてしまうと思います。やはり早急に手を打たなければいけないので、そのための準備や関係者、保護者、地域の方の意見なり、あるいはそれを踏まえた教育委員会の方針を示していくにはそれなりの時間が必要だと思います。早急にそういう体制をとっていただきたいと思います。

[田口委員長]

他にございませんか。教育長。

[加島教育長]

20号のバイパス沿いが今のこの数に表れていると思っています。中学校は結局、三沢中学校と日野第一中学校の関係になると思います。来年の6月ぐらいに日野第一中学校が改築になって、新しい校舎ができます。そうすると、それに伴い、その地域の子が日野第一中学校を選択するか、三沢中学校を選択するのかという問題が出てくると思うのですが、それに頼っているわけにもいきませんので、定員制を考えていくことになるのだと思っています。

小学校についても潤徳小学校と日野第四小学校と日野第一小学校の関係が一つのポイントになっていますので、そこも定員制を含めた検討を現在、行っているところです。

[田口委員長]

他にご質問、ご意見はございますか。

[田口委員長]

ないようですので、ここで報告事項第32号を終了いたします。

報告事項第33号・統括校長を置くことができる学校の基準の制定、について事務局より報告をお願いいたします。

報告事項第33号 統括校長を置くことができる学校の基準の制定

[浮須教育部参事]

報告事項第33号統括校長を置くことができる学校の基準の制定についてご報告いたします。21ページをお開き下さい。このことにつきましては、日野市立学校の管理運営に関する規則第6条の2の規定に基づき、統括校長を置くことができる学校の基準を定めるものです。東京都教育委員会において、平成21年度より統括校長を小中学校に置くこととなったため、日野市立学校のうち、統括校長を置くことができる学校について必要な事項を定めましたのでご報告するものです。

22ページをお開き下さい。

日野市立学校の管理運営に関する規則第6条の2には、学校に委員会が別に定める基準に基づき、特に重要且つ困難な職責を担う校長の職として統括校長を置くことができると規定しています。この規定に基づき、日野市立学校のうち、統括校長を置くことができる学校の基準を第2条のとおりとするものです。

  1. 第1号、先進的な取組を推進するとともに、その成果を日野市立学校全体に還元する役割を担う学校。
  2. 第2号、日野市教育委員会の重点施策や社会の動向等を踏まえて、地域や保護者からの高い期待にこたえる責務を担う学校。
  3. 第3号、学校規模や分教室設置等により、管理の困難度が高い学校。
  4. 第4号、統括校長の豊富な経験、より高度の専門的知識等を活用して経営する必要がある学校。

第3条、統括校長を置く学校の指定につきましては、各区市町村教育委員会と任命権者である東京都教育委員会との間で調整を行ったうえで、各区市町村教育委員会は統括校長配置候補校の内、実際に統括校長を配置する学校を指定するものです。

附則といたしまして、この基準は、平成21年1月1日から施行するものです。

[田口委員長]

事務局からの報告が終了しました。ご質問、ご意見ございましたらお願いします。馬場委員。

[馬場委員長職務代理者]

第3条の規定により学校を指定するのですけれども、解除というのはあるのですか。

また、この指定というのは固定的なものなのか、それとも流動的なものなのでしょうか。

[浮須教育部参事]

これは変更が可能であるということです。

[馬場委員長職務代理者]

変更が可能ということは、例えば第2条の4つの内容がありますよね。その指定の解除というのは、この条件に当てはまらなくなった時に解除と解釈してよろしいのですか。

[浮須教育部参事]

そのとおりです。

[田口委員長]

都にこの学校に統括校長を置いて下さいと、依頼をするのですよね。

[浮須教育部参事]

この基準に基づいて候補校を推薦する形になります。そして実際には、任命権者の東京都教育委員会との調整のうえ、配置されます。

[田口委員長]

渡辺委員。

[渡辺委員]

統括校長の他に主任教諭もありましたけれども、導入の議題の時には、批判的な意見や疑問点を述べさせていただきましたが、それは置いときまして、その後、この統括校長を具体化するにあたっての東京都教育委員会の動向等を知っている範囲で結構ですので、教えて下さい。

[浮須教育部参事]

東京都教育委員会におきましては、人事委員会の中でこの統括校長についての議論があったと聞いております。その中で人事委員会では、本来の東京教育委員会が考えている趣旨に基づく統括校長の設置ということに難しい部分があるのではないかという議論があったということです。ただし東京都教育委員会は、この統括校長の設置を来年度、考えているということです。

[加島教育長]

統括校長は当初、通常の校長から統括校長に昇任するという一つの階層として考えられていました。ですから、人事委員会で、新たに統括校長の給料表を作成してもらい、その給料表に当てはめていくということを当初は進めていました。しかし、それは人事委員会によって認められなかったのです。新しい職の設置は認められないということになって、そこで出てきた案が、統括校長については管理職手当で、通常の校長と差をつけるということになりました。

設置数も、当初考えられた幅よりも相当絞りこまれており、主に学校規模を重点に統括校長を設置していくという方針が東京都から示されたということです。

[田口委員長]

馬場委員。

[馬場委員長職務代理者]

日野市の場合には、何校ぐらいという心積もりはありますか。

[加島教育長]

東京都から示された数は、平成21年4月は全都で小中学校合わせて51校ということですので、当初の幅よりも相当狭くなっています。小・中学校合わせて51校ですから、東京都全体で各地区に1校置くかどうかという状況になってきていますので、規模からみると日野市は候補校となる学校は幾つもあるのですけれども、絞って東京都に申請するということになると思います。

[田口委員長]

他にご質問やご意見ございませんか。

[田口委員長]

ないようですので、ここで報告事項第33号を終了します。

次に平成21年1月の行事予定について、事務局より説明をお願いいたします。

※平成21年1月の行事予定については省略

[田口委員長]

これから議案第43号及び報告事項第34号に入りますが、本件につきましては公開しない会議の中で行いますので、関係職員以外の事務局説明員は退席して差し支えないと思います。異議ございませんか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

異議なしと認め、関係職員以外の事務局説明員は退席してください。また、傍聴者の方は退席してください。

なお、本件の終了をもって平成20年度第9回定例会を閉会といたします。

(関係者以外退室)

閉会午後2時57分

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