市長の行政報告（平成29年第4回定例会）

1．新可燃ごみ処理施設建築工事の着工

浅川清流環境組合による新可燃ごみ処理施設建築工事が11月2日に着工しました。

これに先立ち、浅川清流環境組合では、8月27日に地元周辺の皆様に対して建築工事説明会を開催しました。同組合では建築工事に際して安全上の配慮を十分に行い、工事車両の通行については交通誘導員を配置するなど細心の注意を払い、平成32年度の稼働へ向けて工事を進めてまいります。引き続き日野市としても事業の推進を支援してまいります。

2．日野用水開削450周年記念イベントの開催

日野用水は今年450年の節目を迎えました。これを記念し、10月15日に日野用水開削450周年記念シンポジウム「日野用水450年　昨日と今日・そして明日へ」を開催しました。法政大学デザイン工学部の陣内秀信教授による基調講演、緑と清流ポスターの表彰式、そして日野の用水の現状と課題についてパネルディスカッションを行い、多くの皆様に参加していただき、盛況なイベントとなりました。

また、新選組のふるさと歴史館では、9月30日から12月3日まで、「日野用水開削450周年記念特別展　日野人が守り育てた緑と清流」を開催し、日野用水開削以前から現在に至る歴史的変遷や市民と行政による水辺保全の取り組みを紹介し、長い歴史を持つ用水が、市民の宝物であることを伝えています。

これからも日野人の原風景であり、宝でもある用水を守り、次世代に引き継いでいくため、多くの市民の皆様とともに用水や水田保全に取り組んでまいります。

3．万願寺に日野産農産物の直売所が開設

東京南農業協同組合の農産物直売所「ファーマーズ　マーケット　東京　みなみの恵み」が10月30日、万願寺に開設されました。

この直売所は市内農産物を中心に、多摩地域の農畜産物を集積し、これを素材とした飲食店も併設されています。市内外から多くの来客も見込まれ、都市農業の推進に向けた発信拠点となるものです。あわせて施設内には日野市の姉妹都市である岩手県紫波町の特産品販売コーナーも設けられています。

また、地域に会議室を開放していただいたり、大規模災害発生時に一時避難場所として施設を使用させていただくなど、地域社会への貢献度が高い施設でもあります。

この開設をきっかけに、東京南農業協同組合との更なる連携を図り、都市農業の推進と都市農地の保全に取り組んでまいります。

4．市民窓口課業務の委託を開始

市民窓口課のフロア案内、窓口受付、入力等の業務の民間委託を10月1日から開始しました。この委託は、総務省「窓口業務における民間委託モデル自治体」事業として先進的に実施したものです。

このたびの業務委託により、フロアマネージャーの増員、英語が堪能な従事者の配置、接客に秀でた従事者の受付カウンターへの配置を実施しました。

今後とも、日野市の顔ともいうべき窓口業務について、質の高い接客、来庁者の待ち時間の短縮など、更なる市民サービスの向上に取り組んでまいります。

5．保育園の充実

待機児童解消に向けた取り組みは、0歳から2歳を対象とした小規模保育事業として、栄光ひまわり保育園が10月に開設され、19人の定員拡大が図られました。続く11月には、至誠第二保育園の新園舎が完成し、100人の定員が130人へと拡大されました。

現在も平成30年4月開設に向け、認可保育所4園の建設が進められています。今後も引き続き待機児童解消に向けて取り組んでまいります。

また、公立保育園においても、2か年にわたる日野市立おおくぼ保育園の大規模改修工事が完了し、保育環境の充実を図りました。

6．日本一おめでとう！七生緑小学校合唱団5連覇

10月8日、NHKホールで開催された「NHK全国学校音楽コンクール」（小学校の部）で七生緑小学校が5年連続で金賞（全国1位）に輝きました。

今年で84回目を数えるこの大会には約900校が参加し、全国から選抜された代表11校がNHKホールで演奏しました。その様子はNHKテレビで生放送され、同校は、課題曲『いまだよ』と自由曲『むかし　ことばは』を熱唱し、全国にたくさんの感動を与えました。

小学校の部5連覇はまさに快挙で、日野市の誇りです。“ひのっ子”たちの努力と、ご指導いただいた先生方にエールを送ると共に、様々な形で支援していただいた保護者ならびに地域の皆様に感謝申しあげます。