市長の行政報告(平成27年第3回定例会)
平成27年第3回市議会定例会での市長の行政報告です。
1.多摩平の森地区A街区の事業者が決定
UR都市機構の公募により、多摩平の森A街区における二つの事業者が決定しました。
今回決定した事業者のうち一つはスポーツクラブやクリニック等を計画し、もう一つの事業者は認知症疾患型の療養病床、特別養護老人ホーム等を計画しており、平成28年度から工事を進める予定です。
市としましては、今後迎える少子高齢社会への取り組みのモデルとなるよう、決定した事業者と、A街区への移転を計画している医師会や社会教育センター、さらに市立病院を含む周辺関連機関との連携を進め、より質の高い市民サービスを提供できるよう取り組んでまいります。
2.防災・減災に向けた協定を締結
災害情報の市民への伝達をさらに確実にするため、防災行政無線の再送信に関する協定を株式会社ジェイコム日野と締結しました。これにより8月1日から専用端末を使うことで、防災行政無線放送を屋内で聞くことができるようになりました。
また、7月8日に長野県諏訪市と災害時相互応援協定を締結しました。諏訪市は道路・鉄道などの主要経路で直接結ばれ、被害想定が異なる自治体であり、すでに協定を互いに結んでいる神奈川県秦野市、静岡県富士宮市も含めた4市間の相互応援体制が整いました。
今後も、様々な協定締結を進め、市の災害対応力の向上に努めてまいります。
3.「浅川清流環境組合」の設立と、三市の事業連携
日野市・国分寺市・小金井市の三市で可燃ごみを共同処理する「浅川清流環境組合」の議会が7月1日に開催され、必要なすべての議案が可決され「浅川清流環境組合」が設立いたしました。今後は、この組合が主体となって、新可 燃ごみ処理施設の建設を担ってまいります。
また、可燃ごみ処理を広域で行う三市が揃って「ごみ分別アプリ」を導入いたしました。多くの皆様にご利用いただき、ごみや資源物を適正に分別することで、ごみの減量を積極的に進めてまいります。
4.130年の時を超えてTOYODA BEERが復刻
諸力融合の取り組みとして、TOYODA BEERプロジェクト実行委員会で復刻を進めてきたTOYODA BEERが、7月26日のよさこい祭に併せてお披露目され、同時に市内で一斉に販売が開始されました。
このプロジェクトは、多摩地域最古のビール工場が、かつて日野市内にあった歴史的事実の周知を目的としています。ビールの製造にあたっては、130年前のラベルデザインを復刻し、さらに当時の製法であるラガー方式で醸造しました。今後は、日野産大麦を使用した製造の実現をめざし、日野市のブランドとしての価値を高め、シティセールス・シティプロモーションに繋げてまいります。
5.子どもの学習等支援事業を開始
「子どもの学習等支援事業」を7月23日から開始しました。
この事業は、「生活困窮者自立支援法」及び「子どもの貧困対策に関する大綱」に基づき実施するものです。子どもの将来が生まれ育った環境によって左右されることなく、夢と希望を持って成長し、社会的に自立した生活を営めるよう、小・中学生を対象に、居場所支援と学習支援を行います。
併せて保護者に対しても個別相談や助言等を行ってまいります。
今後も、教育関連部門をはじめ各関係機関と連携し、子どもとその家庭に対し継続した支援を行ってまいります。
6.中等度難聴児への補聴器購入費の助成を開始
中等度難聴児に対する補聴器購入費の助成を8月1日から開始しました。この助成は、これまで身体障害者手帳の交付対象にならなかった軽度及び中度の18歳未満難聴児に対し、早期から補聴器を使用する機会を提供することで、
言語の習得を促し、生活能力・コミュニケーション能力等の向上を図り、健全な発達を支援するものです。
今後も、関係部署と連携を図りながら、ニーズに合ったサービスの提供を行い、福祉の増進に努めてまいります。
7.ふらっとエクササイズ事業を開始
イオンホールで「ふらっとエクササイズ事業」を7月8日から開始しました。
ヘルスケア・ウェルネス戦略では、運動機会の少ない市民にいかに運動に取り組んでいただくかが大きなテーマです。特に子育て世代の女性の運動実施率が低いという課題を解消するため、子育て中の女性が子ども連れでも気軽に参加できる運動講座を、イオン株式会社のご協力により定期開催していくものです。
今後も、健康及び運動の連携事業を多くの分野で進めてまいります。
8. 頑張っています!日野の子どもたち
暑さにも負けず、日野の子どもたちが頑張って、多くの成果をあげました。
スポーツでは、日野第一中学校の女子が陸上競技全国大会へ出場し、100メートル走で5位入賞、200メートル走では3位に入り、400メートルリレーでも好成績を収めました。日野第二中学校の男子は、砲丸投げで東京都大会3位となり全国大会に進みました。また水泳の東京都大会では日野第四中学校男子及び三沢中学校女子が個人種目で好成績をあげ、全国大会への出場を果たしました。
地域スポーツでの活躍もありました。“小学生の甲子園”と呼ばれる全日本学童軟式野球大会の東京都予選で、南平アトムズが優勝し、全国大会に初出場しました。
音楽においても、第82回NHK全国音楽コンクール東京都大会で、七生緑小学校合唱団が金賞を、日野第三中学校合唱部が銀賞を受賞しました。七生緑小学校は、全国3連覇を目指し関東甲信越ブロックコンクールに出場します。
海外でも活躍しました。日野消防少年団が日本代表の4つのクラブの一つに選ばれ、ポーランドで行われたヨーロッパ青少年消防オリンピックに参加しました。
暑さをも吹き飛ばす“ひのっ子”たちの頑張りの成果に、そしてご指導いただいている指導者の方々の熱意に対し、感謝とエールを送ります。
9.夏休みに「スーパーひのっち」を開催
子どもたちの居場所のさらなる充実に向け、日野第三小学校、日野第五小学校、南平小学校、旭が丘小学校の4校において、通常、放課後に開催している「ひのっち」を、夏休み期間のうち17日間、午前8時から午後5時まで、特別に「スーパーひのっち」として試行的に開催し、当初の見込みを上回る多くの子どもたちが参加しました。
参加した子どもたちは、友達と一緒に宿題をしたり、校庭や教室で遊んだり、普段とは違う夏休みの楽しい時間を過ごしていました。
保護者からも、子どもたちの安全な居場所ができたことへの感謝の声が届いています。
今後、利用状況や実施体制等を検証し、子どもたちが安心して過ごせる環境づくりをさらに進めてまいります。
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