日野市における行政評価システムとは
日野市では、市の第4次基本構想・基本計画(「ひのいいプラン2010」平成13年3月策定。以下「2010プラン」という。)により、まちづくりを進めています。市が2010プランを効果的・効率的に実現するためには、市民にとって必要なサービスが、適切な費用や方法で提供されているか、提供されているサービスの効果や成果が出ているかを計るモノサシが必要となります。つまり、市は市民ニーズに合った行政サービスをしっかりと提供しているかどうか、無駄なく税金を使っているかどうか、この部分をチェックする機能が求められています。また、地方分権が進む中、市の施策に市民意見を反映する仕組みづくりも必要になっています。
このため、市では平成16年度に試行の事業評価制度を行い、平成17年度から本格的に「行政評価システム」として、実施された行政サービスをチェックし、市民意見を施策に反映する仕組みを「市民評価」として整えました。以下では市の「行政評価システム」についての考え方、平成17年度の評価結果をお知らせいたします。
市の行政評価システムの趣旨
- 市の行っている行政施策全般を市民と行政が共に確認できる体制を確立すること
- 施策の実施における課題や事務事業の効率化等への改善点などを明らかにして、市の政策に反映すること(行財政改革の視点)
- 新たに発生した行政課題の解決に向けた政策及び施策の方向性を示すこと
行政評価システム導入の目的
- 市民ニーズに沿った事業が実施されているかチェックする
- 市民の視点から行政サービスを評価してもらう(市民評価を行う)
- 行政の積極的な情報提供により市民への説明責任を果たす
- 職員の意識改革を進める など
日野市における行政評価システムの仕組み(PDCAサイクル)
日野市では、行政評価システムを市政運営の一連の流れとして位置づけています。
- 事業の実施…事業を所管する各部署で年度計画(PLAN)に沿って事業を実施します(DO)。
- 所管部署評価…事業を所管する各部署で事業実施後に評価を行います。事業概要、コスト、実績・成果等について評価します(CHECK)。
- 本部評価(庁内評価)…助役、企画部長、行革担当参事、企画調整課長、財政課担当、行政管理担当で評価チームをつくり、各部署の評価内容についてヒアリングを行い、事業の進捗状況、評価内容の確認、成果等の聞き取りを行います。このヒアリングの資料を基に、市として本部評価を行ないます(CHECK)。評価の結果は次年度の予算編成に反映させます。
- 市民評価(第三者評価)…公募した市民でチームをつくり、“生活者の視点”“市民の立場”から各部署の評価内容についてヒアリングを行います。このヒアリングを基に、第三者の視点で市民評価を行います(CHECK)。評価結果は次年度の予算査定に反映させます。
- 評価結果の公表…市民評価まで実施した事業について、各部署の評価、本部評価、市民評価の結果をまとめて公表いたします(ACTION)。
- 次年度予算への反映…本部評価・市民評価の結果は、次年度の予算編成、経常経費の部配当方式の優先順位、予算査定等の資料として活用します(ACTION)。
- 市の施策への反映…市民評価の過程で、市民の視点から市の施策に関する提案があった場合には、施策の展開や主要事業の選定に活用し、次年度以降の事業計画に活用いたします(ACTION)。
行政評価システムの流れイメージ
- 事業の実施
- 所管部署事後評価
- 本部評価・庁内評価
- 市民評価・第三者評価
- 評価結果の公表・次年度予算への反映・市の施策への反映
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