令和2年度「子どもの生活実態調査」及び「子どもの貧困率推計」結果
令和2年度に実施した調査の結果を報告します。詳細は添付ファイルでご覧ください。
子ども達の将来が、生まれ育った環境に左右されることのないように、子どもたち一人ひとりの夢や希望を実現するために本調査を活用します。
調査目的
子どもの貧困対策を総合的に進めるための「日野市子どもの貧困に関する基本方針(平成29年度~令和3年度)」の見直しをするための資料として、平成28年度に東京都により実施された「東京都子供の生活実態調査」をベースに子どもと保護者の生活の実態を把握したものです
調査概要
- 調査対象:市内在住小学5年生、中学2年生、16~17歳(高校2年生相当)の児童・生徒とその保護者
- 調査時期:令和3年2月18日~3月1日
- 結果:2,875名の子どもと2,869名の保護者からの回答を得られた
結果から見えた主なもの
- 平成28年のデータと比べて、生活困難層の割合は
小・中学生はやや低下、16~17歳は横ばい - 父親の勤労状況
正社員率が減少 - 必要な物品の所有状況(欲しいが、持っていない人の割合)
インターネットPCが小・中学校で増加、オンライン授業など学校や塾での必要性が高い - 30分以上体を動かさない
小学生の困窮層で「ほとんどしない・全くしない」が3割を超えており、一般層の3倍近くとなっている - コロナ禍の影響
家計の出費が増えている - 各支援制度の利用意向
フードバンクによる食料支援の利用意向が強い
ひとり親家庭の状況
- 生活困難層は母子家庭の割合が大きい
- ひとり親になった経緯は離婚が多い
- 養育費の取り決めをしていない家庭が多い
中学生以上の「困窮層」は「養育費」を受け取っていない割合が多い - 母親は非正規就労が多い
ヤングケアラーの状況
- 平成28年度の調査との比較では、きょうだいや祖父母などの介護をする人の割合は「減っている」が、生活困難層ほど割合は高くなっている
虐待等の状況
- 平成28年度との比較では、虐待に関連する「子どもに行き過ぎた体罰を与えたことがある」、「育児放棄になった時期がある」「出産や育児でうつ病(状態)になった時期がある」、「わが子を虐待していると悩んだことがある」の割合は減っているが、生活困難層ほど割合が高くなっている
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子どもの生活実態調査結果【概要版】 (PDF 1.6MB)
子どもの生活実態調査結果【概要版】ファイル -
子どもの生活実態調査集計・分析結果 (PDF 2.3MB)
子どもの生活実態調査集計・分析結果ファイル -
子どもの生活実態調査・自由記述結果 (PDF 924.1KB)
子どもの生活実態調査・自由記述結果ファイル -
税務・社会保障データを用いた子どもの貧困率の推計結果 (PDF 360.2KB)
税務・社会保障データを用いた子どもの貧困率の推計結果ファイル
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