乳幼児接種(6カ月から4歳)
保護者の皆さまへ
ワクチン接種は 強制ではありません。また、身体的な理由や様々な理由によってワクチンを接種することができない人や接種を望まない人もいて、その意見は尊重されるべきであり、差別されない社会が望まれます。
概要
- 接種対象者
-
1回目接種日時点で生後6カ月から4歳の方
※接種当日は保護者の同伴が必要です - 使用するワクチン
-
乳幼児用ファイザー社製ワクチン(以下、乳幼児用ワクチン)を3回接種
※1回0.2ml、有効成分3㎍(小児(5~11歳)用ワクチンの10分の3、12歳以上向けワクチンの10分の1)
【参考】
小児(5~11歳)用ワクチン…1回0.2ml、有効成分10㎍
12歳以上向けワクチン…1回0.3ml、有効成分30㎍※3回接種することで初回接種が完了した扱いになります
- 接種間隔
-
2回目接種は1回目の接種から3週間の間隔をあけて接種
3回目接種は2回目の接種から8週間の間隔をあけて接種
3回目接種までに5歳を迎えた場合
乳幼児用ファイザー社製ワクチンの接種は1回目の接種時の年齢に基づいて判断します。1回目に乳幼児用ファイザー社製ワクチンを接種した後、2・3回目の接種までに5歳の誕生日を迎えた場合でも、2・3回目の接種には乳幼児用ファイザー社製ワクチンを使用します。
上記のような場合は、異なるワクチン接種を避けるため、1回目の接種を受ける前に医師にご相談の上接種するようにしてください。
接種券(クーポン券)の発送
対象者 |
接種券発送日 |
---|---|
生後6カ月になる方 | 生後6カ月になる月の前月下旬 |
※転入した方は発行申請が必要になります。申請方法の詳細は下記リンクをご確認ください
1回目接種前に5歳になった場合
年齢が5歳になりますので、小児用ワクチン(5~11歳)を接種することになります。
今回送付した乳幼児用ワクチン接種券をそのまま使用できますが、必ず接種前に小児用ワクチン接種に関する情報を下記リンクよりご確認ください。
※誤って乳幼児用ワクチンを接種しないよう、十分にお気を付けください
※3枚目の接種券は使用できません。小児用ワクチンで1・2回目を接種した方は、改めて3回目の小児用ワクチン接種券を該当月の前月末までに送付します
予約方法
電話予約の際は必ず「6カ月から4歳の予約をしたい」とお伝えください。
予約の注意事項
乳幼児新型コロナウイルスワクチンの接種は、1回目の接種時の年齢に基づいて判断します。4歳のお子さまにつきましては、5歳になる前に3回目の接種が完了するように、余裕をもって予約をおとりください。なお、2回目、3回目の接種時までに5歳の誕生日を迎えた場合、2回目、3回目の接種についても乳幼児ワクチンを使用します
接種会場
当日の持ち物
- 接種券(クーポン券)
- 予診票
※接種券に同封した予診票は1枚しかありません。市内実施医療機関にて接種した方は、1回目接種の際に病院より次回の予診票をお渡しします。市外の接種会場で接種し、2回目以降の予診票を事前に受け取りたい方は、コールセンター(0120-950-734)に送付のご依頼をしてください
※予診票には当日の体調や病名、治療内容などを正確にご記入ください。接種前の予診で医師が内容を確認し、接種の可否を判断します - 接種を受ける本人の身分証明書(健康保険証、マイナンバーカード、パスポートなど)
- 母子健康手帳
※接種日前2週間以内に他のワクチン接種を行っていないことを確認するために必要です
接種当日の注意事項
- 接種券(クーポン券)の券面シールは、はがさずにそのまま医療機関にお持ちください
- 予診票は、あらかじめ必要事項を記入してから医療機関にお持ちください
- 予診票の「同意欄」に保護者氏名の署名が必要です
- 接種をする医療機関へは保護者の同伴でお越しください
接種の必要性
乳幼児(生後6カ月~4歳)の新型コロナウイルス感染症において、重症例の割合は少ないものの、オミクロン株の流行に伴い新規感染者が増加する中で、重症に至る症例数が増加傾向にあることが報告されてきました。
また、基礎疾患がある子どもだけでなく、健康な子供たちも心筋炎や急性脳症などで急激な経過をたどり、死亡する例があります。
国立感染症研究所の「新型コロナウイルス感染後の20歳未満の死亡例に関する積極的疫学調査(第二報)」では、下記のように示されています。
- 全国で62人の小児が新型コロナウイルス感染症で死亡しています
- 62例中実地調査ができた57例の中、内因性死亡と考えられた50例の半数以上の29例(58%)は基礎疾患のない小児です
【内因性死亡と考えられた50例の年齢分布】
0歳:8例(16%)、1~4歳:16例(32%)、5~11歳:20例(40%)、12~19歳:6例(12%) - 令和4年7月中旬から死亡例が増加し、8月中旬が最も多かったです
- 75%が7日以内に死亡しています
- 調査時にワクチン接種対象年齢であった26例のうち、23例(88%)の死亡例が未接種でした
現在の新型コロナウイルス感染症のまん延状況やワクチンに関する有効性や安全性のエビデンスも踏まえ、お子さまへの接種をご判断ください。
効果と副反応
厚生労働省より
厚生労働省は乳幼児ワクチンの効果と安全について、以下の通り説明しています。
- 効果
-
ワクチン接種後の発症予防効果について、約1,100人の乳幼児を対象に分析したところ、3回目接種後7日以降の効果は73.2%と報告されました。
- 副反応
-
接種回数ごとの症状にあまり変わりがなく、ほとんどの症状が軽度または中等度でした。
このことから、現時点で得られている情報からは、安全性に重大な懸念は認められません。
年齢 |
症状(発現割合:1回目接種後→2回目接種後→3回目接種後) |
|
---|---|---|
生後6カ月~1歳 |
易刺激性(※1)51.2%→47.4%→43.6% 食欲減退 22.2%→22.2%→20.2% 傾眠状態(※2)27.0%→23.8%→19.9% 圧痛 16.6%→15.0%→16.0% |
発熱 7.2%→ 7.4%→ 6.8% 膨腫(※3)3.9%→ 3.9%→ 2.7% 発赤 10.6%→9.3%→7.1%
|
2歳~4歳 |
疼痛 30.8%→31.0%→26.7% 疲労 29.7%→25.7%→24.5% 発赤 8.8%→11.4%→10.9% 下痢 7.7%→ 6.7%→ 5.1% 発熱 5.2%→ 4.9%→ 5.1% 頭痛 4.5%→ 4.6%→ 4.9% |
膨腫(※3)3.7%→ 5.7%→ 3.1% 悪寒 2.3%→ 3.0%→ 3.3% 筋肉痛 2.4%→2.6%→2.0% 関節痛 0.8%→1.4%→1.3% |
(※1)機嫌が悪い (※2)眠たくなる様子 (※3)注射部位の腫れ
- 接種直後よりも翌日に痛みを感じている方が多いです
- これらの症状の大部分は、接種後数日以内に回復しています
乳幼児の副反応疑い報告の詳細は、下記厚生労働省のホームページをご確認ください。(「小児接種後の事例について」の項目)
日本小児科学会より
日本小児科学会は下記の理由から、ワクチン接種を推奨しています。
- 小児患者数の急増に伴い、以前は少数であった重症例と死亡例が増加しています
- 乳幼児のワクチンの有効性は、オミクロン株(BA.2)流行期における発症予防効果について、生後6~23カ月児で75.8%、2~4歳児で71.8%と報告されました
- 乳幼児用ワクチンの安全性については、臨床試験の結果から、大きな懸念はないとされています
国の通知・新型コロナワクチンQ&Aなど
- 生後6カ月~4歳の子どもへの接種(乳幼児接種)についてのお知らせ(厚生労働省)(外部リンク)
- 乳幼児接種(生後6カ月~4歳)について(厚生労働省 新型コロナワクチンQ&A)(外部リンク)
-
新型コロナワクチン接種についてのお知らせ(生後6カ月~4歳のお子様の保護者の方へ) (PDF 1.6MB)
-
新型コロナワクチン接種後の注意点(生後6カ月~4歳のお子様の保護者の方へ) (PDF 1.1MB)
Adobe Readerのご案内
PDFファイルをご覧いただくには、「Adobe(R) Reader(R)」が必要です。お持ちでない方はアドビシステムズ社のホームページ(新しいウィンドウ)からダウンロード(無料)してください。
プリントサービスのご案内
ご自宅にプリンタなどの印刷機器をお持ちでない方は、お近くのコンビニエンスストアなどのプリントサービスを利用して申請書等を印刷することができます。詳細はプリントサービスのご案内ページをご覧ください。
このページに関するお問い合わせ
新型コロナウイルスワクチン接種相談・予約センター
予約用電話番号:0120-950-391
相談用電話番号:0120-950-734
ファクス:042-583-2400
〒191-0011
東京都日野市日野本町1丁目6番地の2 生活保健センター
健康福祉部健康課コロナワクチン係へのお問い合わせは専用フォームをご利用ください。
※ただいま多数のお問い合わせをいただいておりますので、回答にお時間をいただいております。