伝染性紅斑(りんご病)にご注意ください
伝染性紅斑(りんご病)が都内で流行しています
伝染性紅斑は、今年は5月上旬より患者報告数が増加しており、11 月 11 日から 11 月 17 日(第 46 週)の 1 週間における患者報告数は6年ぶりに都の警報基準を超えました。
予防策としては、こまめな手洗いや、咳エチケット等を心がけることが大切です。また、下記の症状がありましたら早めに医療機関を受診してください。
伝染性紅斑(りんご病)とは
頬がりんごのように赤くなる感染症で、「りんご(ほっぺ)病」と呼ばれることが多いですが、正式名称は「伝染性紅斑」と呼びます。
原因
ヒトパルボウイルスB19を原因とする感染症です。
症状
両頬に紅い発疹、体や手・足に網目状の発疹がみられ、1週間程度で消失します。発疹が淡く、他の疾患との区別が難しいこともあります。発疹が出現する7日~10日前に、微熱や風邪のような症状がみられることが多く、この時期にウイルスの排出が最も多くなります。 妊娠中(特に妊娠初期)に感染した場合、まれに胎児の異常や流産が生じることがあります。
発生状況
小学校入学前後の小児が多いですが、成人の発症もあります。
予防法
個人でできる予防策
- 帰宅時にはうがい、手洗いをしましょう。
- 十分に睡眠、栄養を取り、体力を維持しましょう。
- 外出時マスクをする。
- 必要な時以外は人ごみを避けましょう。
「咳エチケット」が感染拡大防止に役立ちます
- 咳やくしゃみ等の症状があるときはマスクをつけましょう。
- 咳やくしゃみの際、ティッシュ等で口と鼻を覆い周りの人から顔をそむけましょう。
- 使ったティッシュは直ちにビニール袋に密封するか、ふたつきのごみ箱にすてましょう。
マスクの着用
マスクを着用することによりウイルスが体内に入ってくるのをある程度防ぐことができます。また、感染してしまった場合でも、他の人への感染を防ぐことができます。マスクの着脱の際に手指にウイルスが付着する可能性があります。手洗いも併せて行いましょう。マスクがないときには、ハンカチやティッシュなどで口と鼻を覆いましょう。
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