【Q4】
日野市障害者差別解消推進条例が施行されてから5年が経過していますが、何か変化を感じることはありますか？

有山：近所の方と話していると、「そんな条例があるの？知らなかった」みたいな反応が多いのですが、
お店では少しずつ変わってきているところもあります。
筆談ボードを置いてあるところが増えてきて、対応がずいぶん変わってきました。
そういった変化は感じるけれど、市民の皆さんへの周知はまだまだと感じています。
聞こえない人や関係者の中でもなかなか広がっていなくて、見慣れない言葉が出てくるので理解が難しい面があるようです。

平松：条例ができた成果として、
学校での福祉教育の取り組みが実際に子どもたちの中に根付いているのを実感する出来事がありました。
その一方で、買い物の介助をしてくれたスーパーがなくなってしまって買い物がしづらくなってしまったり、
駅の職員が減ったことで1人で電車に乗りにくくなったり、周知が進む一方で不便になったと感じることもあります。


◆共生社会の実現のために
市民の皆さんにお願いしたいこと

【Q5】
どういう状態になれば、「ともに生きるまち日野」の実現ができていると思いますか？

有山：聞こえない人が聞こえる人と同じように、どこの場所でも情報やサービスを普通に得られて生活できる状態が、私の理想です。
どこへ行くにも何の不便も感じないような、そんな自由な生活ができる時代になってほしいと思っています。

平松：こういう制度があるから障害のある方を大事にしましょう、ではなくて、
言われなくても、私たち同じ市民なんだから助け合うのが当たり前だよねって、手を携えて暮らせるまちになることが、
理想を成し遂げるってことなのかなと思います。
社会はモノが豊かになった反面、人の心の成長が追い付いていないような気がするので、
そういった人の心が成熟した社会になることが私の理想です。

《写真あり》
「条例を知ってもらうために、もっと分かりやすく話をしなければと思います。」


【Q6】
「ともに生きるまち日野」の実現に向けて、市民の皆さんにお願いしたいことなどあれば教えてください。

有山：勉強しましょうと言いたいですね（笑）。
小さいころから理解を深めていくことが大切なので、
小学校に始まりその先もずっと、少しずつ共生社会の考えが広まっていくようにしていくことが重要だと感じます。

平松：多様性の尊重という形で、立場の違う人を理解して、共存できる社会になることが大事で、
それを目標にしていかないといけないんじゃないかなと思います。
子育て中の親御さんも、我が子には立場の違う人の気持ちを理解できる優しい人になってほしいって願望は、
意識的であれ潜在的であれ持っていると思うので、そこにもっと応える教育になればいいなと思いますね。