◎見えない人と聞こえない人の特別対談インタビュー

◆地域・国によって手話が違う？

【Q1】
お互いの障害に関することで聞いてみたいことがあれば教えてください。

有山：見えない人たちの生活の中でも、点字が読める人がいたり読めない人もいたり、一人一人状況は違うんだろうなと思います。
聞こえない人の中でも、まったく聞こえない人や多少聞こえる人などいろいろあるので、
見えない人たちの様子をもっと詳しく知っていきたいなと思っています。

平松：手話にも違いがあると聞いたことがありますが、
手話が国際共通のコミュニケーションのツールになっているのか聞きたいです。

有山：11月に日本でデフリンピックが開かれますが（現在はすでに開催終了）、
実は国によって手話が違っていて、日本の手話は海外では通じないため、海外でも通じる国際手話というものを学んでいます。
例えば、「わからない」という手話は、日本の手話と国際手話で手の動かし方が逆になるんですね。
また、私の息子は聞こえるんですが、札幌で暮らしていて、札幌と東京の手話が違ったりしているので、
基本的には標準的な手話を覚えて、その地域によって合わせていくのが大切かなと思っています。

《写真あり》
手話も地域独特のカラーがあるんですね。
勉強になりました。


◆見えない方、聞こえない方と話す際に
気を付けていること、気を付けてほしいこと

【Q2】
見えない方・聞こえない方とお互い話す時に気を付けていることはありますか？

有山：以前、視覚障害者協会の方とお会いすることがあったんですが、その方とは必ず最初にご挨拶として握手をしていました。
次に会った際に握手をすると「有山さんですか？」と向こうから気付いてくれました。
特に特徴のない普通の手なんですけどね。

平松：聴覚障害の方とお話しする際は、手話通訳の方が間に入ってお話しされているので、
どうしても声を出している通訳者の方に目線がいってしまいます。
なので、最初に手をたたいてもらうと、どこにその方がいらっしゃるか分かるので、
そちらのほうを見ながら話をするようにしています。


【Q3】
市民の方と話をする際に気を付けてほしいなと思っていることはありますか？

有山：なるべく聞こえない当事者のことを見ながら話をしてほしいです。
私は手話通訳と相手の方と両方を見ながら話すけれども、
相手の方が通訳の方をずっと見ていると、自分のことを理解してくださっているかちょっと不安になります。

平松：手をたたく以外にも、何かしら音を出してそこにいるというのが分かるようにしてもらえると助かります。
また、「あっち」や「こっち」といった代名詞は言われても分からないので、
「平松さんの後ろの方」といった具体的な表現にしてもらえると話が分かりやすいです。