◎市長コラムMayor's column
豊かで便利な住環境で心安らぐ生活を

先月11月3日は「文化の日」でした。
現在の文化の日は「自由と平和を愛し、文化をすすめる日」として祝日法に定められていますが、
戦前までの11月3日は明治天皇の誕生日として、
欧米列強に対峙するために江戸幕藩体制から近代国家への道を歩み始めた明治の日本を象徴する祝日でした。
つまり、11月3日は近代国家としての礎を築いた「明治の日本」の精神と、平和と文化を希求する「新しい日本」の理想が交わる、
歴史的な連続性を持つ日です。
日野市では毎年この文化の日に合わせ、
地方自治、生活の安定、教育の振興、産業の発展、徳行などの分野でご尽力いただいた市民の皆さまを表彰しています。
11月1日には表彰を受けられた皆さまに敬意を表し、
その功績に深く感謝の意を表すために、日野市表彰式を挙行しました（詳細は今号裏表紙参照）。
私は政策目標に「豊かで便利な住環境で心安らぐ生活を」を掲げています。
これは単なる豊かな自然環境や都市基盤整備だけにとどまりません。
心安らぐ生活とは、市民一人ひとりの文化的な潤いや精神的な充足があってこそ実現します。
今回表彰された方々だけでなく、多くの市民の皆さま一人ひとりの日頃の活動やふるさとへの愛情は、心安らぐ生活の基盤です。
いよいよ師走、何かと気忙しい毎日から、あっという間にお正月です。
こういう時こそ「文化の日」の心の落ち着きを思い起こし、心安らぐ生活環境を共につくっていきましょう。

今月の一句
文化の灯／気づけば拝む／初日の出



◎市長のうごき
ID：1008201
[問い合わせ]市長公室秘書係（代表電話番号042・585・1111）
11月8日、9日に市民の森ふれあいホールとその周辺で第59回日野市産業まつりが開催されました。
「働く人」をテーマにした出展や日野産農産物の即売など大いに賑わいました。
※「市長の動き」は、市ホームページをご覧ください。
《写真あり》
左から奥住実行委員会会長、市長、小林副会長



◎みんなのふるさとこぼれ話90
天明の大だ飢饉（だいききん）と藁餅（わらもち）
ID：1029605
[問い合わせ]郷土資料館（電話番号042・592・0981）
天明2（1782）年から7年にかけ、大凶作による「天明の大飢饉」が起きました。
天明3年の浅間山の噴火も、冷害の原因の一つとなりました。
南平の清水兵左衛門家に伝わった『八王子中市相場附（なかいちそうばつけ）』は、
享保13戊申（1728）年から毎年11月の八王子中市の米相場と銭相場を書き留めた、大変貴重な資料です。
これによると、飢饉が始まる前の天明元年には金1両で買える米の量は1石1升（1石は約150kg）だったのが、
2年には8斗9升、3年には5斗5升、4年の春には3斗9升まで値上がりします。
もちろん米だけでなく、麦、粟、稗、他の雑穀もすべて高値です。
それでも天明4年冬には8斗2升になりましたが、5年は8斗、6年は5斗でした。
平（南平）村では、飢饉の始まった天明3年に早生稲（わせいね）が半毛（はんけ）（半分）しか実らず、
晩稲（おくて）の収穫は皆無でした。
「八王子にて野老（ところ）（ヤマノイモ科の植物）、おしやうろ（松露（しょうろ）＝きのこ）の売り買いあり、
藁餅（わらもち）を喰（く）い、木の葉を摘み、草を村々にて喰う」と書かれています。
藁餅というのは、幕府が食糧不足を補うために村々に作って食べるよう指示した食べ物です。
作り方は、生藁を半日ほど水に漬けておき、灰汁（あく）を出し、よく砂を洗い落とし、穂は取り去って根元の方を細かく刻みます。
それを蒸して、干して、煎（い）って、臼で挽いて細かい粉にします。
藁の粉1升に対し米粉2合ほどを入れ、水でよくこねて餅のようにして、蒸すか茹でるかしたものに、
塩か味噌、またはきな粉などをつけて食べろとあります。
米粉の代わりに葛（くず）や蕨（わらび）の粉、または小麦粉を混ぜてもよし、
餅にして蒸したものをさらに臼で搗（つ）けばなおよし、とあります。
ずいぶんと手間がかかりますが、藁にもすがるような思いだったのでしょう。
米価は天明7年5月中旬には、金一両につき米1斗8升にまで高騰し、
ついに江戸の町では米屋や金持ちの家を打ち壊す「米騒動」が勃発しました。
関東郡代の伊奈忠尊（ただたか）が買い集めた米を江戸の町に放出したので、騒動はやみました。
この年の八王子中市の相場は一両につき米7斗2升、翌8年には8斗2升と少しずつ回復していきました。

《画像あり》八王子中市相場附

金一両で買える米の量とおよそのkg換算

【和暦】天明元年
【西暦】1781年
【米の量】1石1升
【kg換算】151.5kg

【和暦】天明2年
【西暦】1782年
【米の量】8斗9升
【kg換算】133.5kg

【和暦】天明3年
【西暦】1783年
【米の量】5斗5升
【kg換算】82.5kg

【和暦】天明4年春
【西暦】1784年
【米の量】3斗9升
【kg換算】58.5kg

【和暦】天明4年
【西暦】1784年
【米の量】8斗2升
【kg換算】123.0kg

【和暦】天明5年
【西暦】1785年
【米の量】8斗
【kg換算】120.0kg

【和暦】天明6年
【西暦】1786年
【米の量】5斗
【kg換算】75.0kg

【和暦】天明7年5月
【西暦】1787年
【米の量】1斗8升
【kg換算】27.0kg

【和暦】天明7年
【西暦】1787年
【米の量】7斗2升
【kg換算】108.0kg

【和暦】天明8年
【西暦】1788年
【米の量】8斗2升
【kg換算】123.0kg