◎令和2年度決算をお知らせ ID:1005100 [問い合わせ]財政課(電話番号042・514・8076) 令和2年度は市民の皆さまの命と生活を守るため、新型コロナウイルス感染症対策を最優先に対応した1年となりました。 令和2年度一般会計の決算は前年度と比べ、歳入総額が28.0%増の915億4,278万円、歳出総額が27.1%増の885億322万円となり、 歳入歳出ともに過去最大の規模となりました。 市の基幹的な収入である市税は減収となりましたが、 大幅に増加した国都支出金を活用し、特別定額給付金や事業者支援策などの感染症対策をはじめ、さまざまな事業を実施しました。 ◆一般会計 ()内は構成比、 〈〉内は対前年度比 歳入 915億4,278万円〈前年度比28.0%↑〉 国庫支出金:325億9,917万円(35.6%)〈176.9%↑〉 市税:306億1,161万円(33.4%)〈1.6%↓〉 都支出金:107億14万円(11.7%)〈11.7%↑〉 交付金など:51億1,393万円(5.6%)〈15.4%↑〉 市債:38億711万円(4.2%)〈14.8%↓〉 繰入金:23億1,785万円(2.5%)〈41.2%↓〉 繰越金:18億7,237万円(2.1%)〈16.0%↑〉 使用料および手数料:13億2,148万円(1.4%)〈7.3%↓〉 地方交付税:12億1,338万円(1.3%)〈3.2%↑〉 その他:19億8,574万円(2.2%)〈0.3%↓〉 歳出 885億322万円〈前年度比27.1%↑〉 民生費:519億7,984万円(58.7%)〈62.5%↑〉 教育費:95億6,202万円(10.8%)〈32.4%↑〉 総務費:87億3,450万円(9.9%)〈8.9%↓〉 衛生費:58億7,030万円(6.6%)〈28.5%↓〉 土木費:50億7,040万円(5.7%)〈16.5%↓〉 公債費:29億7,568万円(3.4%)〈2.8%↑〉 消防費:23億9,624万円(2.7%)〈6.4%↑〉 その他:19億1,426万円(2.2%)〈34.3%↑〉 ※各数値は四捨五入しているため、合計が合わない場合があります ◆総額 [会計名]一般会計 [歳入(対前年度比)]915億4,278万円(28.0%↑) [歳出(対前年度比)]885億322万円(27.1%↑) [会計名]特別会計 [歳入(対前年度比)]523億1,847万円(2.4%↑) [歳出(対前年度比)]530億4,455万円(3.7%↑) [会計名]総額 [歳入(対前年度比)]1,438億6,125万円(17.3%↑) [歳出(対前年度比)]1,415億4,777万円(17.2%↑) ◆特別会計 [会計名]国民健康保険特別会計 [歳入(対前年度比)]153億6,344万円(4.2%↓) [歳出(対前年度比)]152億2,044万円(4.8%↓) [会計名]土地区画整理事業特別会計 [歳入(対前年度比)]29億5,726万円(14.4%↓) [歳出(対前年度比)]28億4,460万円(15.1%↓) [会計名]介護保険特別会計 [歳入(対前年度比)]143億2,718万円(2.0%↑) [歳出(対前年度比)]143億1,052万円(2.4%↑) [会計名]後期高齢者医療特別会計 [歳入(対前年度比)]45億2,418万円(1.4%↑) [歳出(対前年度比)]45億2,060万円(1.7%↑) [会計名]市立病院事業会計 [歳入(対前年度比)]100億7,538万円(13.4%↑) [歳出(対前年度比)]99億4,151万円(7.7%↑) [会計名]下水道事業会計 [歳入(対前年度比)]50億7,102万円(皆増↑) [歳出(対前年度比)]62億688万円(皆増↑) [会計名]合計 [歳入(対前年度比)]523億1,847万円(2.4%↑) [歳出(対前年度比)]530億4,455万円(3.7%↑) ※令和2年度から下水道事業に地方公営企業会計を適用し、「下水道事業特別会計」から「下水道事業会計」に移行しました ※金額は会計ごとに1万円未満を四捨五入しているため、合計が合わない場合があります ◆基金・市有財産(令和2年度末) [土地]174万平方メートル [建物]35万平方メートル [基金>公共施設建設基金]14億7,607万円 [基金>職員退職手当基金]11億3,484万円 [基金>財政調整基金]36億4,833万円 [基金>環境緑化基金]4億9,420万円 [基金>平和事業基金]1億円 [基金>バリアフリー事業推進基金]7,769万円 [基金>土地区画整理事業基金]3億1,189万円 [基金>介護給付費準備基金]5億5,410万円 [基金>市民体育施設整備基金]8億2,543万円 [基金>学校施設整備基金]7億2,490万円 [基金>減債基金]3億2,727万円 [基金>新選組関連資料収集基金]2,141万円 [基金>ごみ処理施設整備基金]15億9,426万円 [基金>福祉あんしん基金]1億5,442万円 [基金>病院整備基金]5,520万円 [基金>新型コロナウイルス感染症対策基金]1,134万円 [基金>新型コロナウイルス感染症緊急対策特別交付金積立基金]3億9,000万円 [合計]119億135万円 ◆歳出を市民一人当たりで見ると 市民一人当たり47万3,158円 民生費27万7,896円 高齢者や障害者などに対する社会福祉、児童福祉や生活保護のための費用 総務費4万6,696円 庁舎管理、徴税、統計、選挙事務や戸籍、住民登録などに必要な費用 土木費2万7,107円 道路の新設・維持管理や公園整備、市営住宅の維持管理などの費用 消防費1万2,811円 消防活動、災害対策などの費用 教育費5万1,121円 小・中学校教育、社会教育、市民会館、公民館活動、スポーツ活動などの費用 衛生費3万1,384円 ごみ処理、保健衛生、予防接種、環境衛生などの費用 公債費1万5,909円 市債(市の借り入れたお金)の返済のための費用 その他1万234円 市議会運営、労働、農業、商工業振興などのための費用 ※市民一人当たりの金額は、令和3年3月31日現在の人口187,048人で算出 ◆市債残高の状況(令和2年度末) 平成30年度 [一般会計]324億円 [下水道]190億円 [病院]61億円 [区画整理]20億円 [計]595億円 令和元年度 [一般会計]342億円 [下水道]174億円 [病院]57億円 [区画整理]17億円 [計]590億円 令和2年度 [一般会計]352億円 [下水道]159億円 [病院]53億円 [区画整理]14億円 [計]578億円 市債とは、学校の耐震化や道路整備など、 その年度の税収だけでは予算措置できない多額の資金を必要とする事業を実施するため、国や銀行から借り入れるお金のことです。 将来世代へ引き継がれる資産に対し、必要な投資を行うため、 特定財源などの確保とともに、基金とのバランスを考えながら、財源として活用しています。 また、返済の負担を抑え、平準化することで、新たな行政需要に配分できる財源の確保につながっています。 将来世代へ過度な負担を残さないよう、必要最小限の事業に対して、計画的な借り入れを行っており、 市全体で見ると残高は着実に減少していますが、 一般会計の残高は公共施設などの老朽化対策などの行政需要に対応した結果、増加傾向にあるため、 今後中期的な事業の平準化を行っていくことで借り入れを抑制していく必要があります。 ◆基金残高の状況(令和2年度末) 平成30年度 [一般会計]131億円 [区画整理]11億円 [介護保険]6億円 [病院]1億円 [計]149億円 令和元年度 [一般会計]117億円 [区画整理]6億円 [介護保険]6億円 [病院]1億円 [計]130億円 令和2年度 [一般会計]110億円 [区画整理]3億円 [介護保険]6億円 [病院]1億円 [計]120億円 基金とは、家計における「預貯金」に当たるもので、将来必要となる行政サービスの提供に備えた積立金です。 平成28年度に策定した公共施設等総合管理計画では、 市内公共施設の老朽化などに伴う修繕や建て替えへの対策に、多額の更新費用などが見込まれており、 計画的に資金を準備する必要があります。 また、基金は急激な税収の減などに対する年度間の調整機能や、 予測ができない災害(新型コロナウイルス感染症などを含む)に備える機能を持っています。 このように、喫緊の行政需要や中長期的な課題解決には、一定規模での基金の積み立てが必要となりますが、 基金の残額は年々減ってきており、安定的な市政運営に向け、今後は基金に頼らない財政運営が求められています。 ◎令和2年度に実施した主な事業 ID:1018245 1.参画と協働のまち ・第4次男女平等行動計画の策定 ・(日野市・立川市・三鷹市)住民情報システム共同利用のシステム構築 2.子どもが輝くまち ・豊田小増改築(東校舎改築工事) ・中学校4校の体育館への空調機設置 3.健やかでともに支えあうまち ・摂食・嚥下機能支援推進事業 ・フレイル予防事業 4.日野人・日野文化を育てるまち ・オリンピック・パラリンピックを通じた多文化共生社会の実現に向けた取り組み ・南平体育館整備工事 5.自然と調和した環境に優しいまち ・石田環境プラザ建設工事 ・新規就農者に対する施設整備事業費補助 6.安全で安心して暮らせるまち ・本庁舎の免震改修工事 ・石田地区排水ポンプ設置 7.地域の魅力を活かした活気あるまち ・耐震化促進、ブロック塀等安全対策事業 ・商業振興条例推進事業 新型コロナウイルス感染症対策事業 8.医療関連への支援を増強し市民の生命を守る ・地域PCR検査センター支援 ・市立病院における新型コロナウイルス感染症対応 9.市民生活、特に子育て世帯を守り抜くためのセーフティネットの強化 ・特別定額給付金の支給 ・子育て世帯、ひとり親世帯などへの臨時特別給付金の支給 ・離職者などに対する家賃や就労機会などの支援 10.学校教育への支援 ・GIGAスクール構想の実現(小中学校学習用端末などの整備) 11.市内中小企業への支援を強化し市内経済活動や雇用を守る ・市内飲食店・小規模商店など(中小規模事業者)を対象とした消費喚起事業 ・商工会による専門家相談事業への支援 12.感染防止のため市民への支援事業を強化し市民活動を支援する ・福祉事業所への感染症拡大防止対策支援 ・避難所開設・運営における感染症対策 13.その他 ・新たな情報発信ツールの活用 ・テレワーク環境の充実