◎令和3年度予算を公表 ■一般会計歳出歳入構成図 ※（）内は構成比。〈〉内は前年度比増減 一般会計 歳出690億6,000万円 民生費…346億8,870万円（50.2％） 教育費…109億4,150万円（15.8％） 総務費…65億9,342万円（9.6％） 衛生費…56億1,496万円（8.1％） 土木費…47億3,185万円（6.9％） 公債費…30億6,096万円（4.4％） 消防費…21億8,945万円（3.2％） その他（商工費、議会費など）…12億3,916万円（1.8％） 一般会計 歳入690億6,000万円 市税…288億5,040万円（41.8％） 国庫支出金…118億1,500万円（17.1％） 都支出金…100億8,794万円（14.6％） 繰入金…52億3,998万円（7.6％） 市債…35億9,340万円（5.2％） 地方消費税交付金…33億7,300万円（4.9％） 地方交付税…15億9,100万円（2.3％） 使用料及び手数料…13億3,116万円（1.9％） 諸収入…8億8,819万円（1.3％） その他（地方譲与税・分担金・負担金など）…22億8,993万円（3.3％） 歳出予算を違う視点（性質別）で見ると 一般会計 歳出（性質別）690億6,000万円 扶助費：社会保障に要する費用…221億1,035万円（32.0％）〈2.6％〉 人件費：職員給与や市長、市議会議員の報酬など（会計年度任用職員含む）…120億4,903万円（17.5％）〈▲1.6％〉 物件費：委託料や備品購入費、消耗品費など…104億5,928万円（15.2％）〈3.8％〉 繰出金：各種団体への補助金など…78億4,068万円（11.4％）〈4.3％〉 補助費等：特別会計に渡すお金…76億6,168万円（11.1％）〈▲3.0％〉 普通建設事業費：道路、公共施設整備のための経費など…50億7,064万円（7.4％）〈▲0.9％〉 公債費：借金の返済と利子の支払い…30億6,096万円（4.4％）〈1.9％〉 その他：維持補修費、予備費など…8億738万円（1.0％）〈▲10.6％〉 ■日野市の財政状況 《棒・折れ線グラフ》 当初予算の推移（一般会計） 歳出総額 平成24年度…517.8億円 平成25年度…538.1億円 平成26年度…552.7億円 平成27年度…596.6億円 平成28年度…615.1億円 平成29年度…612.6億円 平成30年度…650.5億円 令和元年度…688.0億円 令和2年度…683.0億円 令和3年度…690.6億円 市税 平成24年度…273.0億円 平成25年度…280.6億円 平成26年度…284.0億円 平成27年度…294.2億円 平成28年度…298.5億円 平成29年度…293.8億円 平成30年度…302.1億円 令和元年度…308.2億円 令和2年度…304.8億円 令和3年度…288.5億円 扶助費 平成24年度…151.6億円 平成25年度…154.2億円 平成26年度…156.1億円 平成27年度…165.5億円 平成28年度…168.5億円 平成29年度…177.1億円 平成30年度…193.6億円 令和元年度…203.4億円 令和2年度…215.4億円 令和3年度…221.1億円 《棒・折れ線グラフ》 基金残高（貯金）・市債残高（借金）の推移（一般会計） 基金残高 平成24年度…92.7億円 平成25年度…93.9億円 平成26年度…118.4億円 平成27年度…119.2億円 平成28年度…121.5億円 平成29年度…127.5億円 平成30年度…131.7億円 令和元年度…117.7億円 令和2年度…109.8億円 令和3年度…57.5億円 市債残高 平成24年度…314.1億円 平成25年度…307.4億円 平成26年度…305.4億円 平成27年度…308.0億円 平成28年度…317.4億円 平成29年度…317.9億円 平成30年度…324.0億円 令和元年度…341.8億円 令和2年度…353.1億円 令和3年度…363.8億円 ・歳入予算の根幹となる市税は、近年ほぼ横ばいで推移していましたが、 新型コロナウイルス感染拡大の影響などを背景に、令和3年度以降は大幅な減収が見込まれており、 この状況は今後も継続していくものと考えています。 ・一方で、高齢化の進展などによる社会保障関連経費の増加や、まちの高齢化への対応などが引き続き求められる中、 依然として収束が見えない新型コロナウイルス感染症への対応など、新たな行政需要への対応が求められているところです。 ・このままでは、市税や国・東京都の補助金などで賄いきれない「財源不足」は、今後より一層、増加していくことが見込まれます。 ・将来世代に限りある資源を引き継ぐためにも、持続可能な財政運営を行っていくため、 歳出削減・歳入確保の取り組みを推進し、「財源不足」を解消することで、 市債（借金）や基金（貯金）に頼った予算編成から転換を行う必要があります。 ・令和3年度においては、新型コロナウイルス感染症対策を最優先とする中で、 「日野市財政再建方針・第6次行財政改革大綱」を踏まえ、財政再建に向けた取り組みも着実に進めてまいります。 ※財政再建の動きについては、広報や市ホームページにて継続的に公表していきます ■特別会計の概要 前年度に比べ－0.6％（3億3,232万円減）となりました。 主な理由は、介護保険特別会計および後期高齢者医療特別会計が、高齢化の進展による被保険者の増加などから、 それぞれ7.3％、2.2％増加したものの、 土地区画整理事業特別会計、下水道事業会計において、 優先順位付けなどを踏まえた事業の見直し・精査などからそれぞれ26.8％、4.6％減少したことによるものです。 《表》 [区分]国民健康保険特別会計 [予算額]157億5,405万円 [対前年度当初予算比増減]▲1.2％ [区分]土地区画整理事業特別会計 [予算額]22億9,274万円 [対前年度当初予算比増減]▲26.8％ [区分]介護保険特別会計 [予算額]154億1,053万円 [対前年度当初予算比増減]7.3％ [区分]後期高齢者医療特別会計 [予算額]45億6,521万円 [対前年度当初予算比増減]2.2％ [区分]市立病院事業会計 [予算額]101億2,485万円 [対前年度当初予算比増減]▲1.3％ [区分]下水道事業会計 [予算額]67億0,423万円 [対前年度当初予算比増減]▲4.6％ [区分]計 [予算額]548億5,161万円 [対前年度当初予算比増減]▲0.6％ ■令和3年度の主な取り組み ※下記事業は令和2年度からの繰越事業も含みます （1）新型コロナウイルス感染症に対応し、市民の命と暮らしを守る…およそ25億6,794万円 新型コロナウイルスワクチン接種体制の確保 市内経済と雇用を守る、事業者への支援（中小企業者事業継続支援補助金ほか） 学習環境の充実（小中学校に導入した児童生徒1人1台の端末の活用）など （2）参画と協働のまち…およそ4億2,701万円 共生社会実現のための準備（外国人相談体制構築準備、平和活動推進補助金ほか） 透明で適法かつ公正な市政運営を確保する内部統制の推進 日野市・立川市・三鷹市の3市共同住民情報システムの構築および本稼働など （3）子どもが輝くまち…およそ17億326万円 教育環境の整備と一体化した避難所機能の向上（中学校4校の体育館への空調機設置、老朽化トイレの全面改修ほか） プール改革（民間プールの活用と学校プール共同利用） 豊田小増改築に向けた取り組みなど （4）健やかでともに支えあうまち…およそ7億6,573万円 医療的ケア児支援協議会の設置 認知症の予防、早期発見、正しい知識の普及啓発などのための認知症検診の実施など （5）日野人（ひのびと）・日野文化を育てるまち…およそ30億7,700万円 （仮称）南平体育館の整備 （6）自然と調和した環境に優しいまち…およそ5億423万円 生物多様性の実現に向けた取り組み（親水イベントの実施、水生生物調査の実施と情報発信方法の検討ほか） 湧水問題に対する継続的な対応（清流保全条例・まちづくり条例の改正）など （7）安全で安心して暮らせるまち…およそ31億6,417万円 地区まちづくり計画の検討（豊田駅周辺のまちづくりの検討ほか） 消防施設の整備（消防団第八分団第一部詰所器具置場の移転の準備）など （8）地域の魅力を活かした活気あるまち…およそ8,624万円 空き家活用の施策強化（「まちと空き家の学校」の開始ほか） ものづくりのまち日野の産業基盤強化に向けた日野市工業振興計画策定準備など