◎表紙の人 身近な自然を、守りたい ~野鳥の姿に重ねた写真家の思い 今号の表紙の人は、市内在住の中学生動物写真家の藍沙(あいしゃ)さん。 小学3年生の頃から動物の写真を撮り始め、野鳥の撮影は小学5年生の頃から。 当時は動物園のバードショーなどを撮影し、この時に得た知識や経験が、今の野鳥撮影に生きていると言います。 藍沙さんはこの夏、富士フイルムフォトサロンが若手写真家を応援するプロジェクト【写真家たちの新しい物語】で、 「東京の野鳥たち」と題した写真展を開催。 公園や川など都内の野鳥を捉えた写真約30点を展示し、見る人に身近な自然の大切さを伝えました。 「今回の展示会は、身近な自然というのをモチーフにしていて。 私も身近な自然を守りたいという気持ちでやっているので。 ピンクの紅葉(表紙写真左の作品)がありましたが、 一昨年は台風の被害が少なかったけれども、去年は日野市も大きな打撃を受けました。 その影響で、紅葉の色もだいぶ渋くなってしまって。 身近なきれいなものは本当に近くにあるけれど、とても壊れやすい。 私はその、きれいな自然をそのままにしておきたい」と語る藍沙さん。 「ちょうどいいバランスでできているじゃないですか、日野市って。人間と、動物と、きれいな自然と、清流と。 バランスを保っているけど、そのバランスも簡単に崩れることがある。 (ファインダー越しに)『(あの鳥は)今日はここにいるけど、年々数が減っているな』とか『ここでも外来種が増えているな』とか。 写真家は、とても身近にそういうことを感じられる立場にあります」 将来的には、日本各地にすむ鳥や、海外の鳥も撮影に行きたいとのこと。 朗らかな笑顔で、撮影にまつわるさまざまなお話をいただいた藍沙さん。 ますますのご活躍を期待しています。 《写真》 ▲「良い写真」は、最短5分で撮れることもあれば、どれだけ時間を掛けても1枚も撮れないこともあるそう。 《写真》 ▲国内外のさまざまな野鳥を撮りたいという藍沙さん。夢はヒクイドリやケツァール、ヘビクイワシなどの撮影。 ●撮影協力 FUJIFILM SQUARE(フジフイルムスクエア)内 富士フイルムフォトサロン東京 今回、藍沙さんの写真展を開催し、表紙撮影にご協力いただいたのは、港区赤坂の富士フイルムフォトサロン。 「写真文化」の発展を掲げ、厳選された作品が展示される。 1957年に銀座で開館。2007年に現在の場所に移転し、60年以上の歴史を持つ。入館無料。 《写真》 ▲富士フイルムフォトサロン東京 ◎日野市の人口 ID:1004620 令和2年8月1日現在 ※()内は前月比 人口…187,032人(−7) 男…93,732人(−6) 女…93,300人(−1) 世帯…90,705世帯(+75) 人口増減の内(7月) 出生…137人 死亡…118人 自然増減…19人 転入…695人 転出…709人 その他…−12人 社会増減…−26人 ◎広報ひの第1486号 令和2年 2020年9月15日 ■毎月1日・15日発行 ■発行/日野市 ■法人番号1000020132128 ■編集/企画部市長公室 郵便番号191の8686東京都日野市神明1丁目12番地の1 ホームページhttp://www.city.hino.lg.jp/ 代表電話番号042・585・1111 FAX042・581・2516 メールsoudan@city.hino.lg.jp ■配布/日野市新聞組合(電話番号042・514・8171※10時0分~17時0分/FAX042・514・8099)