◎農のあるまち日野 市民の皆さまから応援をいただき、日野の農家は頑張っています! 新型コロナウイルスの影響で3月2日から市内小・中学校の学校給食が中止となり、 行き場がなくなった鶏卵を、市内で障害福祉サービスを提供している「認定NPO法人やまぼうし」と市の連携で、 市役所1階にて即売会を実施しました。 また、農産物については、JA東京みなみで「学校給食食材応援フェア」と称して販売しました。 農産物の流通にとって、このような突然の事態の中、多くの市民の皆さまに購入のご協力をいただいたおかげで、 市内の農業者への影響は最小限となりました。 日野市の農業へのご理解とご協力に、心より感謝いたします。 都市農業は、農業者の高齢化や、後継者不足により、農家数が減少への道をたどっています。 その一方で、市の都市農業の振興と保全に向けた取り組みにより、新規就農者や若手農業者が意欲的に農業経営に携わっています。 身近で、新鮮・安心な日野産農産物を購入して、「日野の農業」を支えていきましょう! ID:1008633 [お問い合わせ]都市農業振興課(電話番号042・514・8447) 《写真》 ▲市役所1階の即売会 《写真》 ▲JA東京みなみの「学校給食食材応援フェア」 ●意欲ある農業者を認定・支援しています~認定農業者制度・認定新規就農者制度 認定農業者制度は、農業経営基盤強化促進法に基づく制度です。 自ら経営改善に取り組む農業者が作成した農業経営改善計画を市が認定しています。 改善計画が認定された農業者を認定農業者と言い、令和元年度末現在、50人の認定農業者がいます。 また、農業経営改善計画に基づいた経営改善のために利用できる補助制度も用意しています。 認定新規就農者制度も農業経営基盤強化促進法に基づく制度です。 新たに農業経営を始める者が作成する青年等就農計画を市が認定します。 令和元年度に日野市で初となる認定新規就農者が2人誕生しました。 《写真》 ▲令和元年度認定書交付式(2月13日に市役所で開催) ●援農ボランティアを育成 農業者の高齢化や担い手不足解消への支援として、平成16年度から援農市民養成講座「農の学校」を開講しています。 受講生は1年間を通じて、農業知識と技術を習得します。 修了後はボランティア登録を行い、市内農業者のもとで援農ボランティアとして活躍しています。 現在、第16期生12人が学んでいます。 令和2年度は広報ひの11月15日号で第17期生を募集する予定です。 ●日野産農産物を学校給食へ~子どもたちに新鮮な農産物を提供する取り組み 市内農業者と学校栄養士が協力して、学校給食への日野産農産物の活用を推進しています。 市では、第3期日野市食育推進計画において、日野産農産物利用率25%以上を目標としており、 令和元年度は台風直撃などの天候不順の中、28.1%と平成28年度から4年連続で目標を達成できました。 今後も、学校給食での日野産農産物の利用を促進するため、供給事業を充実させていきます。 ●市内の水田にレンゲの種を供給 市では、JA東京みなみと連携し、市内の水田にレンゲの種子を供給しています。 農業者の皆さまのご協力により、市内4カ所(新町2カ所、南平、新井の計約2,200平方メートル)の水田にレンゲの種がまかれ、 3~4月に小さいピンクの花が咲きます。 レンゲは見た目の美しさもありますが、開花後に土と一緒に耕すことによって、地力増進の効果が高まるとされています。 ●日野市都市農地保全支援プロジェクト~防災兼用農業用井戸の整備 東日本大震災以降、地域住民の災害に対する意識が高まっていることから、 市では平成29年度および令和元年度に東京都の補助事業を活用し、防災兼用農業用井戸を10カ所に設置しました。 平常時は農業用に使用し、災害時には近隣住民の方々へ生活用水(飲料水ではありません)として提供することを目的としています。 停電にも対応できるよう、手動式のポンプや発電機も備えており、看板を設置して周知を図っています。 なお、令和2年度も市内の4カ所に設置予定です。地域の皆さまは、地域の防災訓練などで井戸の活用をお願いします。 ●特定生産緑地の申請は令和2年度が最後です(平成4年指定対象) ID:1014522 [お問い合わせ]都市計画課(電話番号042・514・8354) 生産緑地地区として指定されてから30年経過後は、固定資産税率が徐々に上がり、5年経過すると宅地並みの課税になります。 そこで、引き続き都市農地の保全を図るために特定生産緑地制度を創設し、優遇措置の期間を10年延伸できることになりました。 市では、所有者の皆さまが余裕をもって手続きできるよう、平成31年から指定手続きを進めており、 令和2年3月末時点で、対象者約400人のうち、約6割の方に申請していただいている状況です。 令和2年度は申請をお受けする最終年度となりますので、ご意向のある方はお忘れのないよう申請をお願いします。 [申請受付期間]令和3年2月1日(月)~3月15日(月)(予定) ◎農業イベント ●第17回都市農業シンポジウム 市民の方に農地の持つ多面的機能の理解を深めてもらうことを目的として、毎年1月に実施している「都市農業シンポジウム」を、 今年度も開催する予定です。 [日程]令和3年1月16日(土)(予定) [会場]七生公会堂 ●第54回日野市産業まつり農業展(11月ごろを予定) 毎年11月中旬に、市内の農業者が丹精を込めて栽培した秋野菜や果樹、花卉(かき)などを品評する共進会を開催しています。 共進会の後には、展示された農産物の即売、日野産農産物を使用した宝船の展示や、使用した農産物の無料配布などを予定しています。 ※新型コロナウイルス感染防止対策のため、中止になることがあります ◎日野産農産物を買ってみんなで「日野の農業」を応援しよう! ●日野の農業の発信拠点!~七ツ塚ファーマーズセンターのご利用を ID:1000971 [お問い合わせ]七ツ塚ファーマーズセンター(電話番号042・586・6831) 「七ツ塚ファーマーズセンター」は、日野市の農業の情報発信の拠点として、 また、農業者と市民の交流や地域住民のコミュニティーの形成を図るための施設です。 貸室も併設されています。 [所在地]新町5丁目20番地の1 [開館時間]9時0分~17時0分 [休館日]年末年始(12月29日~1月3日)※臨時休業日あり [駐車場]20台(無料) [その他] (1)多目的室1・2は仕切りを外して利用可 (2)みのり處(どころ)(農産物直売所)から各貸室へ食事などの提供可(要予約) (3)額縁つり下げ設備あり。無料で写真展の開催も可(要相談) 《写真》 ※掲載写真は令和元年12月に撮影 ▼使用時間と使用料金 [貸室]多目的室1 [午前(9時0分~12時30分)]1,250円 [午後(13時0分~17時0分)]1,250円 [全日(9時0分~17時0分)]2,500円 [貸室]多目的室2 [午前(9時0分~12時30分)]1,250円 [午後(13時0分~17時0分)]1,250円 [全日(9時0分~17時0分)]2,500円 [貸室]調理室※ [午前(9時0分~12時30分)]2,500円 [午後(13時0分~17時0分)]2,500円 [全日(9時0分~17時0分)]3,300円 ※新型コロナウイルスの感染防止のため、調理室は当面使用できません ●みのり處出張販売 毎月第2・第4木曜日に市役所1階で、新鮮な日野産農産物などを販売しています。 ●ファーマーズマーケット東京「みなみの恵み」・JA東京みなみ七生経済店の直売所・マルシェひらやま(平山農産物直売所) JA東京みなみ直営の農産物直売所です。 「みなみの恵み」では、地元の食材を使ったカフェレストランも併設しています。 ▼即売会 [日時]毎週火曜・木曜・土曜日13時0分から※年末年始を除く [会場]日野駅東口広場、多摩平第七公園の2カ所 ※ほかにも市内では、農業者が畑や庭先で野菜や果物を販売しています 《写真》 ※掲載写真は令和2年1月に撮影 ◎農薬使用について~市民の皆さまのご理解を 農薬は、農産物を害虫、病気、雑草などから守り、農作業の省力化や農産物の成長を助けることに利用されます。 適正に使用すれば人体に有害ではありません。 市内の農地においては、使用方法を守るだけでなく、使用回数や使用量を控えることを心掛けています。 また、農林水産省や東京都で毎年農薬の適正使用調査を行っているほか、 JAでは生産履歴開示による農薬使用状況の情報公開も行っています。 《写真》 ▲農薬の飛散を防止する「防薬シャッター」。 市では、この防薬シャッターに対して補助金などの支援をしています。