広報ひの Hino City Public Relations 3月1日号 令和2年(2020年)第1466号 SUSTAINABLE DEVELOPMENT GOALS 11…住み続けられるまちづくりを 将来世代へ、明るい未来を 財政危機を乗り越えよう! 市として3度目の財政非常事態宣言 日野市長:大坪冬彦 市民の皆さまに厳しくつらいお話をさせていただきます。 このたび、市として財政非常事態宣言を出すことといたしました。 市がこの財政非常事態宣言を出すのは3度目となります。 1度目は平成10年度、2度目は平成20年度に出していますが、 いずれもバブル崩壊やリーマンショックといった日本や世界の経済的変動、いわば日野市にとって外的要因に起因するものでした。 今回は、少し様相が異なります。 市の税収は伸び悩み10年前とさほど変わっていない中、 法人市民税の一部国税化や地方消費税交付金の清算基準の見直しなどの財源収奪、 ふるさと納税による市税の流出などにより市の収入は先細り、この先の増額は望めない状況であります。 一方、高齢化による社会保障関連経費の急激な伸びと会計年度任用職員制度開始による人件費増加などによって、 財政支出は右肩上がりで増加し続けています。 このままでは、令和3年度の予算編成もできず市の行政運営が成り立たなくなってしまいます。 これまでも市は、行財政改革を推進し歳入確保・歳出削減に取り組んできました。 保育園・学童クラブなどの民営化に着手し、可燃ごみ処理施設の広域化により単独での建設よりも費用を半額に抑え、 本庁舎は建て替えではなく免震改修とするなどの努力をしてきました。 それでも状況悪化は止まらないため、本格的に財政再建に取り組み、あらゆる施策の見直しを行わねばなりません。 その皮切りに日野都市計画道路3・4・24号線道路整備事業を休止し、市長をはじめとした三役の報酬カットを行います。 令和2年度中に財政再建方針・計画を作り、令和3年度から令和7年度を再建期間として財政基盤の強化を図ります。 ただし、将来を担う子どもへの施策や防災などの必要な事業にはしっかり取り組んでまいります。 どうか市民の皆さまのご理解・ご協力を賜りますようお願い申し上げます。 2ページ…財政非常事態宣言 8ページ…悠々元気体操教室、楽・楽トレーニング体操参加者募集 10ページ…プラスチック類ごみ(プラごみ)の出し方・分別のポイントはここ!! 12ページ…3・4月は窓口が混雑します