◎今夜は消化器ほっこり鍋 寒い季節に欠かせない鍋料理。食材を煮込むだけでおいしく食べられます。 消化を助けてくれる食材を入れて、働きづめの消化器をいたわってあげるのはいかが? イラスト:おのれの内臓をいたわるのじゃよ ◆白みそ酒かす鍋 【スープ(4人前)】 ●だし汁・・・・・・・・・6カップ ●酒かす・・・・・・・・・60g(お好みで) ●白みそ・・・・・・・・・80g ●薄口しょうゆ・・・小さじ1 この鍋のポイント 酒かすは体を温める効果があります。 白みそは他のみそに比べ塩分量が少なめです。 ◆トマトチーズ鍋 【スープ(4人前)】 ●水・・・・・・・・4カップ ●トマト缶・・・・1缶 ●コンソメ・・・大さじ2 ●こしょう・・・・少々 ●ニンニク・・・適量(お好みで) ●チーズ・・・・・お好みで この鍋のポイント トマトのリコペンには抗酸化作用があり、加熱すると吸収力が高まります。 チーズには、たんぱく質とカルシウムが豊富です。 ※薄味のスープです。お好みで味をお足しください ◆胃ほっこり…年末年始でストレスのたまった胃にいやしの食材 ・大根 消化酵素の「ジアスターゼ」が胃腸の働きを助けて消化不良や胃もたれを防止します。 ・ジャガイモ イモ類の中では消化が良いので、ストレスなどで弱った胃にも優しい食材です。 ・鶏肉 牛肉や豚肉などよりも脂質が少ないため、肉類では比較的消化しやすいです。 ◆肝臓げんき…年中お疲れの肝臓にパワー注入食材 ・イカ アミノ酸の一種である「タウリン」には、肝臓の働きを高める効果があります。 ・カキ 肝臓に蓄えられる「グリコーゲン」には、肝臓の機能そのものを活性化させる効果もあります。 ・エビ エビの色素の「アスタキサンチン」には強い抗酸化作用※があり、肝機能の働きを向上させます。 ※抗酸化作用:有害な活性酸素を除去する働き ◆腸すっきり…冬の運動不足で動きがにぶりがちの腸に大掃除食材。よくかんで食べよう! ・ゴボウ 不溶性食物繊維だけでなく水溶性食物繊維も含まれており、腸の掃除に効果的です。 ・レンコン 食物繊維が腸を刺激し整腸作用があります。 記事の初出時、レンコンの成分をムチンと記述しましたが、科学的知見から誤りがあったため削除しました。 ・キノコ エリンギ、マイタケ、エノキタケ…キノコはどれも食物繊維が豊富で、腸をすっきりさせます。 ◎健康読本ひのイキVol.10 令和2(2020)年2月15日号 ■発行/日野市■制作/健康課(電話番号042・581・4111)