◎快眠を招く生活習慣24時 深い、浅いの眠りのリズムを整え、質の良い眠りを手に入れるためには、 夜寝る前だけでなく、朝目覚めたときやお昼の過ごし方も重要です。 体内時計を整え、質の良い眠りを手に入れるためにできる、1日の過ごし方のコツをご紹介します。 ★朝の過ごし方のコツ ◆クマ 「朝、布団から出るのがつらいよ」 →体内時計がずれているのかも。調整のカギは朝にあり! 毎朝起きて朝日を浴びることで、体内時計が整えられ、自然と目が覚めるようになります。 まずは布団から手を伸ばして、カーテンだけでも開けてみて。 ●Try! 朝食をとることでさらに体内時計が整います。食べられない人は野菜ジュースや豆乳を飲んだり、果物だけでもとるようにしましょう。 ◆アリ 「休みの日は寝だめしたいわ~」 →週末の寝だめでかえって睡眠不足に!? 休日に普段より遅く起きたりして寝だめをすると、夜の入眠が遅れてしまい、翌日の睡眠不足につながります。 睡眠不足解消には平日の睡眠時間を少しずつ増やしてみましょう。 ●ポイント 週末に長く寝たい場合も、2時間まで。また、遅く起きるより、早く寝るよう心掛けましょう。 ★昼の過ごし方のコツ ◆コアラ 「昼食後の昼寝でスッキリ!」 →睡眠不足の解消に昼寝は非常に効果的 日中、眠いときは、短時間の昼寝がオススメです。 脳のリフレッシュにつながり、起きた後の作業効率が上がります。 10~20分程度、午後3時までにとりましょう。 ●注意! 長すぎる昼寝や、夕方以降の遅い時間の昼寝は、夜の入眠に影響するため逆効果です。注意しましょう。 ◆クマ 「体がだるくて、あんまり動く気しないんだよね」 →お昼の行動で睡眠の質が決まる 日中は活動的に過ごすと夜の睡眠に良い影響を与えます。 まとまった時間が取れなくても、徒歩移動などを少しずつ増やすだけでも効果があります。 ●さらに! 人と話して大きな声で笑ったり、趣味に没頭することも効果的。 お昼にイキイキと活動することが、夜の睡眠を深め、翌日の元気につながります。 ★夜・深夜の過ごし方のコツ ◆キリン 「眠れなくても、決まった時間にベッドに入った方がいい?」 →眠くなったらベッドに入りましょう 眠くないのにベッドに入ると、「寝なくちゃ」と思って、かえって緊張して眠れなくなります。 無理に眠ろうとせず、眠くなるまで待ちましょう。 ●あせらないで! 眠くない日もあって良し。気にしすぎてはいけません。眠くなるまでリラックスして過ごしましょう。 ◆コアラ 「眠れないときは、眠くなるまでゲームをするのは、あり?」 →ゲーム、スマホは寝る前に見ない ゲーム機やスマホなどのまぶしい画面を見てしまうと、寝つきが悪くなってしまいます。 眠れないときは読書の方が良いでしょう。お気に入りのアロマをたくのも効果的です。 ●ポイント 読書は難しすぎない読み慣れた本を選びましょう。部屋の明かりも明るくしすぎないで。 ◆キリン 「ついつい寝酒をしてしまいます…」 →寝酒はキケン! 寝る前にお酒を飲むと、眠りにつきやすそうですが、かえって眠りが浅くなり、質が悪くなります。 また、習慣化しやすく、不眠やうつ病などを引き起こす可能性があります。寝酒の習慣がある人はすぐにやめましょう。 ●飲むなら… 夕食時など就寝の3~4時間前までに、適量を守って飲みましょう。 《イラスト》 「夜の明るい光は、眠りを誘うメラトニンの分泌を妨げます。 ほんのり明るい間接照明で過ごし、眠るときは部屋を暗くしましょう。」 「睡眠に適した温度は16~26度です。寝付いてから3時間程度は、エアコンなどで室内の温度を整えましょう。」 ■仰向け一直線・くの字ストレッチ 「ベッドに入ってみたけれど、なんだか寝つきが良くないなぁ」というときは、布団の中でできる簡単ストレッチにトライしてみて。 寝る前にゆっくり体を伸ばすと、血行も良くなり、リラックスできます。 (1)仰向けに寝て両手を頭上に上げて指を組み、足首をまっすぐに伸ばして「一直線」の姿勢になります。 お腹をへこませて上下から引っ張られるように腕、肩、背中、わき腹、すねを伸ばします。 (2)その姿勢から左手で右手をゆっくり引きながら、体が「く」の字になるように肩からわき腹にかけて30秒伸ばします。 手を入れ替えて反対も同様に。 ■寝具を選ぶときは“立っているときと同じ姿勢”を意識して。 ベッドマットや敷き布団には適度な硬さが必要です。 枕の高さが合わないときは、タオルなどで高さの調整を。 自分に合わない寝具は、肩こりや腰痛を引き起こします。 《イラスト》正面から 横向きに寝た場合、背骨が一直線になるように。 《イラスト》横から あおむけに寝た場合、首筋に隙間がなく背骨が緩やかなS字になるように。 《イラスト》 眠りの森の動物さんの睡眠の悩みを解決できたみたいだね。皆さまも、自分の眠りの森をのぞいてみてくださいね。