日野市のごみ情報誌 「エコー」 Vol.36平成27年3月 発行 利便性よりも未来環境 ごみゼロ社会をめざそう 5つのRで始まるキーワード 1 断る Refuse リフューズ 2 減量 Reduce リデュース 3 何度も使う Reuse リユース 4 返す Return リターン 5 分別徹底 Recycle リサイクル 日野市環境共生部 クリーンセンター ごみゼロ推進課 〒191-0021 日野市石田1-210-2 Tel 042-581-0444 Fax 042-586-6606 http://www.city.hino.lg.jp/ 「エコー」は日野市のホームページでもご覧いただけます。公共施設にも置いてあります。 ごみ・資源物あなたの出し方合っていますか? ルールが守られていない場合は収集できません! ペットボトルや缶は資源物だよ 座布団は粗大ごみだよ 袋から出ちゃダメだよ 今号の主な内容 ● あなたの出し方 合っていますか?  ごみ・資源物 出し方ルールの再確認を! 2・3面 ● 焼却・埋め立てゼロを目指して  さらなるごみ減量・リサイクルに取り組もう! 4・5面 ● 日野市・国分寺市・小金井市  新可燃ごみ処理施設建設に向けた状況をお知らせします 6・7面 ● わが家のごみ減量・リサイクルアイデア募集! ほか 8面 この情報誌「エコー」は、環境(Environment)と協力(Cooperation)の頭文字が皆さんのもとへ響き、それが大きな反響となって広がって いくことを願って名づけました。 また、題字には、ごみがどんどん減っていき、最終的には0「ゼロ」に近づけて欲しい、という思いも込められています。皆さんのご意見、 ご感想をお寄せください。 2・3面[ごみ・資源物出し方ルール] ごみ・資源物 出し方ルールの再確認を! ごみ・資源物の出し方ルールが守られていない場合は収集することができません。出し方ルールを再確認し、正しい分別・排出方法にご協力 をお願いします。 なお、ごみ・資源物は決められた収集日当時の朝8時までに道路に面した自宅敷地内(マンションなどの集合住宅は決められた排出場所) にお出しください。 可燃ごみ 袋の取っ手を残し、きちんと口を縛る 守られていないケース 袋からはみ出すものが入っている(袋からはみ出すものは粗大ごみ) 可燃ごみ以外のもの(不燃ごみなど)が混入されている 不燃ごみ 袋の取っ手を残し、きちんと口を縛る 守られていないケース 有害ごみが混入されている ※ 有害ごみの出し方は右記を参照して下さい 有害ごみの出し方 1 蛍光管(割れたものを含む)→割れないように箱などに入れて→不燃ごみの隣に並べて出す 2 乾電池、ボタン電池、水銀体温計、ライター、スプレー缶、カセットボンベ→中身を使い切ってから  中身の見える袋に入れて→不燃ごみの隣に並べて出す 3 テープ類すべて(ビデオテープ、カセットテープ、プリンターやFAXのインクリボンなど)→ケースがある場合はケースに入れて。  中身の見える袋に入れて→不燃ごみの隣に並べて出す  ※1、2、3、はひとまとめにせずお出しください 雑誌・雑紙 束ねて紙ひもかビニールひもで縛る 感圧紙(2枚複写の用紙など)、感熱紙(インクを使用しないFAX用紙など)、捺染紙(バッグや靴の中に入れる緩衝材やアイロンで転写する用紙) などは絶対に入れないでください。 守られていないケース ひもで縛られていない 雑誌・雑紙でない紙が入っている 段ボール 束ねて紙ひもかビニールひもで縛る 守られていないケース ひもで縛られていない(ガムテープは×) 箱のまま出している 箱の中に束ねている 新聞 新聞に入ってくるチラシも一緒に束ね、紙ひもかビニールひもで縛る 守られていないケース ひもで縛られていない(ガムテープは×) 雑誌などが混在している 紙パック類 中を洗い、切り開いて干してから束ね、紙ひも、ビニールひもでしばる 守られていないケース 切り開いていない 入れてはいけないパック(中にアルミが貼ってある紙パック)が混在している 古着・古布類 不要なビニール袋に入れる(中が確認できない場合は「古着・古布類」と書いたメモを貼る) 守られていないケース 袋に入れていない ふとん、じゅうたん(いずれも粗大ごみ)などが入っている びん キャップをはずし、中をすすいでカゴなどに入れる ※ ビンのラベルははがさなくても可。油などのビンは逆さにして中身を出し切り、中をすすげば出すことができます 守られていないケース 食べ物や化粧品以外のビンが混入されている 板ガラス、コップ、耐熱ガラス、ほ乳びん、茶碗などの陶磁器、マニキュアの容器など→不燃ごみへ ビンの中が汚れている異物が入っている 発泡スチロール・発泡トレー類 中を洗って中身の見える袋に入れ、口を結んで出す 守られていないケース 袋に入れていない(飛散防止のため袋に入れる) 汚れたものが混入されている ペットボトル キャップとラベルをはずし、中をすすいで平らにつぶす 守られていないケース キャップやラベルをはずしていない かごなどで出していない(袋に入っている) かん 中をすすいでカゴなどに入れる(つぶさない) ※ 食べ物・飲み物以外のかん、缶詰のふた、汚れたかんは入れないでください 守られていないケース 中が汚れている異物が入っている かごなどで出していない(袋に入っている) 小型家電・金属類 中身の見える袋(最大45?)に入れて、「日野市」と書いたメモを貼る 守られていないケース 袋に入れていない 「日野市」の表示がされていない どうして朝8時までに出すの? その日の交通事情や天候、ごみの排出量によっても収集時刻や収集ルートは変わります。そのため、「いつも午後の収集だからお昼に出せばいい」と、 ごみ・資源物を任意の時間に出されると収集漏れとなってしまうことがあります。 収集漏れを防ぐためにも、ごみ・資源物は収集が始まる朝8時までにお出しください。皆さまのご協力をお願いします。 4・5面[市民のページ] 市民のページ知恵袋 目指せごみゼロ ごみ減量推進市民会議が企画・編集したコーナーです。 ごみ減量推進市民会議とは、“日野市ごみゼロプラン”を実行に移していく会議で、市民約20名で構成されています。 Part28 焼却・埋め立てゼロを目指してさらなるごみ減量・リサイクルに取り組もう! ■ 日野市はリサイクル率が低く、焼却・埋め立てが多い 日野市の平成25年度の市民1人1日当たりのごみ総排出量は、多摩地域30市町村で少ない方から数えて第2位となっています。 しかし、処理の内訳を見ると、日野市のリサイクル率は高い方から数えて第19位にとどまり、他市に比べると焼却・埋め立てに回るごみが多いという 問題もあります。 焼却・埋め立てゼロを目指すためには、ごみの減量と併せて、分別を徹底し、リサイクル率を上げていかなければなりません。 日野市のごみ量・リサイクル率データ(平成25年度) ● 1人1日当たりのごみ総排出量685g(多摩地域第2位※1位小金井市) ● リサイクル率27%(多摩地域第19位※1位小金井市、2位調布市) ● 1人1日当たりの焼却量497g(多摩地域第8位※1位小金井市、2位国分寺市) ● 1人1日当たりの埋立量2g(多摩地域第22位※11市がすでに埋め立てゼロを実現) ※ ごみ排出量は、市の収集や集団回収に出した資源物を含めています。 ※ リサイクル率は、集団回収分を含めていますが、焼却処理後のリサイクル(焼却灰のエコセメント化など)は含めていません。 ※ データは、公益財団法人東京都市町村自治調査会「多摩地域ごみ実態調査」より ■ 紙類は減量、リサイクル率ともにがんばっていますが… ごみ種ごとに見ると、紙類は1人1日当たりの排出量が多摩地域第1位で、リサイクル率も多摩地域第3位とがんばっています。紙類の減量とリサイクル をさらに徹底しましょう。 生ごみは1人1日当たりの排出量が他市に比べてかなり多く、各家庭で生ごみの減量や堆肥化により一層取り組み、ごみの収集に出さないようにすることが 必要です。市による生ごみの分別収集・リサイクルも今後の課題です。 プラスチック類やその他のごみも、さらなる減量とリサイクルが求められます。 日野市のごみ種ごとの1人1日当たり排出量・リサイクル率&多摩地域でのランキング(平成25年度) 生ごみ 処理の内訳 焼却100%(市の収集・処理分) 排出量 133g ランキング 第21位 紙類 処理の内訳 リサイクル51%(第3位)焼却49% 排出量 234g ランキング 第1位 プラスチック類 処理の内訳 リサイクル5%(第27位)焼却・埋立95% 排出量 140g ランキング 第14位 その他のごみ 処理の内訳 リサイクル34%(第14位)焼却・埋立66% 排出量 178g ランキング 第13位 ※ データは、NPO法人ごみ・環境ビジョン21「ごみっと・SUN」No.104より ※ プラスチックごみのリサイクル率が極端に低いのは、他市のように容器包装プラスチックを全品目分別収集していないためであり、現在、日野市でも 実施する方向で検討しています。 ごみ減量やリサイクルできることをこまめに始めてみよう 生ごみ 減量・堆肥化する 「3切り」を実行 水切り 食べ切り 使い切り 庭に埋める 堆肥化する→ダンボールコンポストなどでできた堆肥でベランダや庭で野菜や花を作る プラスチック類 なるべく家に持ち込まない、分別を徹底し、極力リサイクルへ レジ袋→マイバッグを持参して断る ペットボトル→なるべく買わない、お店の回収ボックス、市の資源収集へ 発泡トレー→市の資源収集へ 紙類 分別を徹底し、極力リサイクルへ 新聞・折込チラシ→新聞販売店の回収、集団回収、市の資源収集へ 本・雑誌→集団回収、市の資源収集へ 段ボール→集団回収、市の資源収集へ 紙パック→お店の回収ボックス、集団回収、市の資源収集へ 雑紙 紙箱、紙袋、包装紙、カタログ、チラシ、封筒(白色)、はがき、ノート、トイレットペーパー の芯(平らに開く)など→集団回収、市の資源収集へ その他のごみ 分別を徹底し、極力リサイクルへ 古着・古布類→集団回収、リサイクルショップ、市の資源収集へ びん→集団回収、市の資源収集へ かん→お店の回収ボックス、集団回収、市の資源収集へ 小型家電・金属類→市の資源収集へ 6・7面[新可燃ごみ処理施設] 日野市・国分寺市・小金井市 新可燃ごみ処理施設建設に向けた状況をお知らせします     問合せ先:新可燃ごみ処理施設建設準備室(?589-0661) ごみ処理施設の設置および運営事務を行う一部事務組合「浅川清流環境組合」の規約が日野市議会で承認 平成26年12月に開催された第4回日野市議会定例会において、新可燃ごみ処理施設の設置および運営に関する事務を行う一部事務組合「浅川清流環境組合」 の規約が承認されました(国分寺市議会、小金井市議会でも承認)。 この浅川清流環境組合は、ごみ処理の広域化に伴い、日野市、国分寺市、小金井市でごみ処理施設の設置および運営を共同して行うことを目的に設立され るものです。 なお、一部事務組合とは、複数の地方公共団体が行政サービスの一部を共同で行うことを目的として設置する組織で、地方自治法284条2項に基づき設けら れます。 日野市では、南多摩斎場組合や東京たま広域資源循環組合などの一部事務組合にも加盟し、行政サービスの一部を他市とともに共同で実施しています。 ■ 一部事務組合「浅川清流環境組合」の規約概要 名称 浅川清流環境組合 構成団体 日野市、国分寺市、小金井市 共同処理する事務 @ごみ処理施設の設置および運営に関すること Aごみ処理施設から最終処分場までの廃棄物の運搬に関すること Bごみ処理施設に係る周辺地域の生活環境の保全および増進に関すること 事務所所在地 日野市クリーンセンター内(石田1-210-2) 議会の組織 組合議会の議員の定数は12人とし、各構成団体の市議会議員から4人を選出する 設立予定年月日 平成27年7月1日※ 一部事務組合の設立議会を平成27年7月1日(水)に開催し、組合の規約を同日から施行する予定です 浅川清流環境組合模式図 環境影響評価〜いただいたご意見を踏まえ調査・予測評価を行っています 平成26年9月に東京都の条例により環境影響評価調査計画書を縦覧した結果、都民意見が18件、関係市長意見が4件提出されました。 そして、9月〜10月に行われた東京都環境影響評価審議会で審議された結果、11月7日に東京都知事から「煙突の臭気排出強度についても調査対象として 追加すること」「都民及び周知地域市長の意見なども踏まえて検討すること」という意見書が交付されました。 現在、その意見を反映した調査・予測評価を行っています。今後、環境影響評価書案を作成し、再度都民の皆さまにその内容を縦覧し、ご意見を伺う機会 が設けられることとなります。 ごみ処理施設建設基本設計の変更内容 日野市では、市民の皆さまからのご意見も踏まえ、平成25年度に作成したごみ処理施設建設基本設計内容の一部を下記のとおり変更する予定です。 変更1.施設規模を既存炉と同じ220トン/日に近づけます 基本設計では、3市のごみ減量計画に基づき炉の規模を当初250トン/日と設定しましたが、日野市におけるプラスチック類の資源化や3市のさらなる ごみ減量の推進により、炉の規模の縮小化を図ることにしました。 変更2.煙突の高さを85メートル以上とします 煙突の高さについては、@全国でもトップクラスの非常に厳しい排ガス基準値を設けること、A建設場所が高圧線下、多摩川・浅川の河川区域にあること、 などから基本設計では59メートルとしていました。その後、周辺住民の皆さまのさまざまなご意見を踏まえ、排ガスの拡散効果を考慮して、煙突の高さを 85メートル以上とすることにしました。 変更3.新施設稼働に合わせてプラスチック類の資源化を行います プラスチック類の資源化は、現在の可燃ごみ焼却施設を解体した後で行う予定でしたが、施設規模の縮小も考慮し、新施設の稼働に合わせて行うことに しました。 可燃ごみの新しい搬入ルートの整備工事を進めています 平成27年1月から、可燃ごみの新しい搬入ルートとなる多摩川堤沿いの道路拡幅工事が始まりました。幅員6メートルの車道と桜並木を生かした歩道を整備する 工事です。平成27年度までの2カ年で約950メートルの整備を行います。 新可燃ごみ処理施設が建設されると、国分寺市、小金井市からのごみ収集車両は、国道20号バイパスの石田大橋を渡り、石田大橋の途中から北川原公園用地を 抜けて、現在工事中の多摩川堤沿いの道路を通り、クリーンセンター内の新施設に可燃ごみを運搬する予定です(日野市の可燃ごみ収集車両も同ルートを 通行予定)。 なお、日野市の資源物などの収集車両は、新可燃ごみ処理施設建設後も現在の浅川沿いの搬入ルートを当面の間通行することになります。皆さまのご理解と ご協力をお願いします。 搬入ルート工事図 8面[市からのお知らせ] わが家のごみ減量・リサイクルアイデア募集! アイデアどんどん送ってね♪ ごみ減量やリサイクルのために日頃からご家庭で取り組んでいること、工夫していることなど、各家庭のユニークな取り組みを 「わが家のごみ減量・リサイクルアイデア」として募集します。 ご応募いただいたアイデアの中から、「いいね!」という取り組みを、ごみ情報誌「エコー」、市ホームページなどで広く市民の皆さまへご紹介します。 なお、ご紹介させていただいた方へは、リサイクルトイレットペーパー「帰ってきたぞう」(6ロール)をプレゼント?たくさんのご応募お待ちしています! アイデア例 ● 買い物をするとき、食材を保管するとき、調理をするとき、後片付けをするときのごみ減量の一工夫 ● いらなくなったもの、古くなったもののリユース・リサイクルのアイデア ● 家族全員で楽しむことができるユニークなごみ減量の取り組み など 募集要項 ● 応募期間:4月30日(木)(当日消印有効)まで ● 応募資格:市内に住んでいる方 ● 応募方法:任意の用紙に住所、氏名、年齢、電話番号、Eメールアドレス、取り組んでいる内容やアイデア、効果などを記入し、下記@〜Bのいずれかの 方法により応募してください。また、説明用に写真、絵などがあれば、添付してください。 @郵  送:〒191-0021日野市石田1-210-2 日野市クリーンセンターごみゼロ推進課「わが家のごみ減量・リサイクルアイデア」担当宛て AFAX:FAX番号 042-586-6606 BEメール:メールアドレス gomizero@city.hino.lg.jp ※ 応募者の個人情報は市で管理し、本事業に関する目的にのみ使用します。 ※ ごみ情報誌「エコー」や市ホームページなどでアイデアを公開する際、応募者氏名については町名および苗字(またはペンネームも可)とさせて いただきます(例:〇〇町 ●●さん)。 リサイクルトイレットペーパー「帰ってきたぞう」 市民の皆さまが分別して出した新聞紙などの資源物を再生して作られたトイレットペーパーです。このトイレットペーパーは新聞古紙40パーセント、 上質古紙60パーセントの配合で作られています。 ご協力ありがとうございました 平成25年度1人1日当たりのごみ排出量が全国第3位の少なさに! 平成25年度一般廃棄物排出・処理状況調査の結果が環境省より発表され、日野市は1人1日当たりのごみ排出量が全国第3位の少なさとなりました。 平成24年度の同調査でも全国第3位で同順位でしたが、1人1日当たりの排出量は平成24年度と比べると12.4gの減量ができました。 全国第1位を目指し、引き続き分別の徹底や生活の見直しなど、ごみ減量にご協力をお願いします。 ■ 平成25年度1人1日当たりのごみ排出量 1人1日当たりの排出量 (人口10万人以上50万人未満) 東京都小金井市 1位 634.3g 静岡県掛川市 2位 648.1g 東京都日野市 3位 683.1g 出典:一般廃棄物の排出及び処理状況等調査(環境省)