日野市のごみ情報誌 「エコー」 Vol.34平成26年3月 発行 日野市環境共生部 クリーンセンター ごみゼロ推進課 〒191-0021 日野市石田1-210-2 Tel 042-581-0444 FAX042-586-6606 http://www.city.hino.lg.jp/ 「エコー」は日野市のホームページでもご覧いただけます。公共施設にも置いてあります。 利便性よりも未来環境 ごみゼロ社会をめざそう 5つのRで始まるキーワード 1 断る Refuse リフューズ 2 減量 Reduce リデュース 3 何度も使う Reuse リユース 4 返す Return リターン 5 分別徹底 Recycle リサイクル 容器包装  お返し大作戦! 合言葉はお買い物には行きも帰りもマイバッグ! ご協力ください お店に返す資源物をマイバッグに入れて行き、買った商品はレジ袋を断ってマイバッグに入れて帰りましょう レジ袋は使いません! お返しする資源物は、きれいに洗ったものに限ります。 各店のルールを守ってお返しください。 また、家庭ごみの持ち込みはおやめください。 今号の主な内容 ● 市民のページ「スーパーアルプスの取り組みを紹介します!」 2・3面 ● 日野市・国分寺市・小金井市による 可燃ごみ処理施設の建設がスタートします!4・5面 ● 小型家電・金属類の回収スタートから1年 6・7面 ● 1人1日当たりのごみ排出量 全国第3位・家電のリサイクルについて 8面 この情報誌「エコー」は、環境(Environment)と協力(Cooperation)の頭文字が皆さんのもとへ響き、それが大きな反響となって広がってい くことを願って名づけました。 また、題字には、ごみがどんどん減っていき、最終的には0「ゼロ」に近づけて欲しい、という思いも込められています。 皆さんのご意見、ご感想をお寄せください。 2・3面「市民のページ」 市民のページ知恵袋 目指せごみゼロ ごみ減量推進市民会議が企画・編集したコーナーです。 ごみ減量推進市民会議とは、“日野市ごみゼロプラン”を実行に移していく会議で、市民約20名で構成されています。 Part26 ■環境にやさしい お店を応援しよう! 容器包装お返し大作戦のトップランナー スーパーアルプスの取り組みを紹介します! 日野市は、容器包装お返し大作戦を平成22年4月からスタートしましたが、スーパーアルプスはそれよりも10年以上前から、牛乳パック、 発泡トレー、ペットボトル、飲料缶などを店頭回収していました。 現在はさらに、内側がアルミの紙パックや、プラスチック容器(透明トレーなど)も回収し、ごみ減量・資源物のリサイクルに取り組んで います。 現在、お返し大作戦開始から4年近く経ちましたが、市民の努力と販売店のご協力のおかげで、市が回収する容器包装ごみは約35%減量し ました(平成21年度比)。 これからも、環境にやさしいお店を応援していきましょう! ※ごみ・資源分別カレンダーの27ページに市内スーパーの店頭回収品目表 が掲載されています。 スーパーアルプス 店頭回収品目 (日野店、豊田南店、南平店) 紙パック 牛乳パックやヨーグルト、お酒などの 紙パックで、中にアルミが 貼ってあるものもOK→紙やトイレットペーパーなどに生ま れ変わります ペットボトル PET素材のタマゴパックもOK→ペットボトルや衣料などに生まれ変わります 空き缶 アルミ、スチール→缶などに生まれ変わります 発泡スチロール容器 プラスチックトレー容器(色付きもOK)、卵パック、洗ってある納豆容器、お弁当容器→プラスチックなどの原材 料に生まれ変わります レジ袋 ※日野店のみ→プラスチックなどの原材料に生まれ変わります 古紙 ※豊田南店のみ(月1回第3土曜日)→紙などに生まれ変わります ■スーパーアルプス・担当者からのメッセージ 日ごろ潟Xーパーアルプスの環境活動にご理解とご協力を賜りましてありがとうございます。 スーパーアルプスでは、来店していただく お客様が出される、色々な物を回収できるように取り組んでおります。 回収された物は、「ごみ」としての認識でなく、「商品」に生まれ変わる「物」として、お客様よりお預かりしていると考えております。 また、できる限り、無駄なくリサイクルができるように努力しております。 ペットボトルキャップは、障害者施設とのコラボ(連携)でワクチンに変わっています。 店舗でも、最大限回収業務に努めていますので、回収商品をお持ちいただくお客様にもご協力をお願いいたします。 ■みなさんにお願いしたい行動! お店に返す資源物をマイバッグに入れて行き、買った商品はレジ袋を断ってマイバッグに入れて帰りましょう! ※ペットボトル、トレーなどは、きれいに洗ってお返しいただくなど、各店のルールを守ってください。 合言葉は…お買い物には行きも帰りもマイバッグ! ■なぜ容器包装お返し大作戦をすすめるのか? 容器包装断る・返すでごみ減量 市民が販売店に返す(お返し大作戦) ↓市の回収保管費用が減る(現在これに日野市では年約5億円のコストがかかっている) 販売店が回収、リサイクル処理する ↓生産・流通業者は拡大生産者責任として処理費用を負わなければ なりません その結果、リサイクル処理しやすい容器に改良され、ごみ減量につながる 4・5面「ごみ処理の広域化について」 ■日野市・国分寺市・小金井市による可燃ごみ処理施設の建設がスタートします! 日野市・国分寺市、小金井市は、1月16日に「新可燃ごみ処理施設の整備及び運営に関する覚書」を締結しました。 今後は、3市の市民・事業者・行政が一体となって環境施策を取り組み、ごみ減量の推進とさらなる循環型社会の形成を目指します。 今後は、施設の規模、公害防止の設備方式などを決める基本設計や、計画している焼却処理施設が周辺地域の環境に影響を及ぼす可能性があ るかなどを調べる環境アセスメントを実施します。 ■3市のノウハウを集結してさらなるごみの減量を!国分寺市・小金井市のごみ減量施策を紹介 日野市、国分寺市、小金井市の3市は、ごみ処理の広域化を契機に、3市協力してごみ減量に取り組みます。 エコー今号では、国分寺市、小金井市で行っている減量施策を紹介します。 今後は3市のノウハウを集結し、さらなるごみの減量を目指していきます! ●国分寺市のごみ減量化・資源化施策 国分寺市では、「より一層のごみの減量化・資源化を図る」ことを目的とし、平成25年6月から家庭ごみのうち「もやせるごみ」と 「もやせないごみ」の有料化を実施しました。 1.市民への啓発活動 @もやせるごみの水きり(ひとしぼり) プラス天日干し運動 生ごみの水きり(ひとしぼり)をすることにより、1世帯1日50gが減量できます。 各種イベント、自治会などを対象とした分別体験説明会を実施し、PRチラシの配布など啓発活動を行っています。 A分別徹底の啓発活動 資源化できる紙類、プラスチック類や資源プラスチックの分別の徹底を図るため、市報、ホームページ、ごみ情報紙など を通じて分別の徹底を啓発しています。また、自治会などへの分別説明会や各種イベントを通じて啓発活動を実施しています。 2.生ごみたい肥化の推進 @生ごみのたい肥化事業 生ごみを資源として有効活用するため、自治会や自主グループなどの世帯を対象に排出などに関して一定のルールを定め、 生ごみを「もやせるごみ」と分けて収集し、たい肥にする事業を行っています。 A生ごみ処理機器の助成 市と事業者で共同開発した「ごみけしくん・ごみけしくんミニ」や「市販型の家庭用生ごみ処理機器」の購入費用を助成 しています。 3.こくぶんじ育ちの作製・販売 回収した雑誌、包装紙、封筒などを原料として、古紙100%のトイレットペーパー「こくぶんじ育ち」を作り、販売しています。 4.国分寺環境まつりの開催 ごみの減量および資源の再利用を考え、環境と調和したリサイクル型都市の形成を目指し、国分寺環境まつりを開催しています。 本年度は「減量化・知恵と生ごみひとしぼり目指そう25%減」をキャッチフレーズとし、企業や市民団体による環境への取り組みを展示・実演 などを行いました。 5.陶磁器、金物類、小型家電の拠点収集の充実 食器類の「陶磁器」、やかん、傘などの「金物類」、携帯電話、音楽プレーヤーなどの「小型家電」の拠点収集を実施し、もやせないごみの減量 化・資源化を図っています。 ●小金井市のごみ減量化・資源化施策 1.市民への啓発活動 ごみを元から減らす発生抑制(リデュース)、使えるものを再使用する(リユース)、資源を再生利用する(リサイクル)という「3R」への取り 組みについて、周知徹底を行っています。 特に、生ごみの水切りなどの発生抑制については最優先で啓発活動を行い、ごみの減量化を図っています。 具体的には、水切り袋などの啓発グッズを配布し、ごみ減量駅前キャンペーン活動、ごみ減量啓発用アニメーションDVDや冊子を活用し、市内小・ 中学校や各イベントなどで出張講座を随時実施しています。 2.生ごみ減量化施策 生ごみ減量化処理機器の購入費用の80%を補助しています。 また、乾燥型電動生ごみ処理機を使用している方を対象に、生ごみ乾燥物の戸別・拠点回収を実施することで生ごみの減量化を図っています。 回収された乾燥物はたい肥化され、市民に無料配布されており、市民農園などで使用されています。 3.雑紙の分別施策 新聞や雑誌の他に、燃やすごみに混入しているメモ用紙やはがきなどの雑紙も資源になることを周知し、分別を徹底するために、雑紙リサイクル袋 を作成して無料配布しています。 「雑紙は混ぜればごみ、分ければ資源」になることをチラシの全戸配布や出張講座の開催、市報、ホームページなどで繰り返し周知を行っています。 4.枝木・雑草類、落ち葉の分別施策 燃やすごみの減量およびリサイクルの推進を目的とし、家庭で剪定した枝木、雑草類、落ち葉を資源物として無料で回収しています。 6・7面「小型家電・金属類特集」 ■小型家電・金属類の回収スタートから1年 分別・収集にご協力ありがとうございました今後も引き続きご協力をお願いします 平成25年4月から平成26年1月の小型家電・金属類回収量 262,040kg(262.04t) これによりこんな効果が! 不燃ごみの削減 売却益の発生 リサイクル率の向上 二ツ塚最終処分場の延命 など 日野市では、それまで不燃ごみで収集されていた使用済小型電子機器などと金属類を新たな資源回収品目「小型家電・金属類」として、平成25年 4月から戸別回収を始めました。 日野市のように使用済小型家電類を戸別に回収している自治体は、まだ全国的に見ても珍しい例でしたが、異物混入も少なく、回収日にきちんと 出していただくなど、市民の皆さまのご協力により、有用金属が順調に国内リサイクルされています(下図参照)。 今後も小型家電・金属類の再資源化に、ご協力をお願いします。 小型家電・金属類リサイクルフロー 各家庭→回収→ストックヤード→種類ごとに選別→荷詰→再資源事業者による 中間処理→金属製錬工場での 再資源化 ストックヤードから荷詰はクリーンセンター内で実施 ■小型家電リサイクルがなぜ必要なの? 国をあげて有用金属のリサイクルが急務に 電子機器や自動車の製造に不可欠なレアメタル※などの有用金属は、近年需要が伸びていますが、そのほとんどを輸入に頼り、不安定な供給体制に 置かれています。 その一方で、国内に存在する使用済製品に含まれる有用金属の総量は、海外の大鉱山に匹敵し、1年間に発生する使用済小型電子機器などの有用 金属は27.9万トン、金額に換算すると844億円にもなります(環境省試算)。 小型家電リサイクル法の施行 このような中、平成25年4月1日に「使用済小型電子機器等の再資源化の促進に関する法律(小型家電リサイクル法)」 が施行され、全国の市町村において家庭から廃棄される使用済小型電子機器などを資源回収し、有用金属を回収する取り組みが徐々に始まりました。 ※レアメタルとは、地球上の存在量が稀であるか、技術的・経済的な理由で抽出困難な金属のうち、工業需要が現に存在する(今後見込まれる)ため、 安定供給の確保が政策的に重要である物。 現在、リチウム、チタン、ニッケルなど31種類が対象。 小型家電リサイクル法制定以前では、小型電子機器などは不燃ごみとして収集されていたため、鉄、アルミなどの一部の金属以外は資源としての回収 がされず、レアメタルをはじめ多くの有用金属は埋立処分されていました。 ■対象品目 ●小型家電 (家電4品目、テレビ、エアコン、洗濯機・衣類乾燥機、冷蔵(冷凍)庫やパソコンを除く) 小型電子機器 携帯電話、携帯プレーヤー(CDプレーヤー、MDプレーヤー、デジタルオーディオプレーヤー)、 デジタルカメラ、ビデオカメラ、 電子辞書、TCレコーダー、携帯型ゲーム機 など 情報・通信・音響機器 ラジオ、CDデッキ、DVDデッキ、ビデオデッキ、ゲーム機、 電話、時計、 リモコン など ●調理・生活家電 炊飯器、ホットプレート、トースター、電気ポット、掃除機(ホースは不燃ごみへ)、 アイロン、電卓、電気コード、ドライヤー、 電気シェーバー、扇風機 など ●金属類 (主に金属でできた製品) 食器・調理器具 スプーン、ナイフ(刃先の丸いもの)、 フォーク、なべ、やかん、フライパン、 ホーローなべ、 ホーローコップ、 調理用鉄板、調理網、調理ざる など 生活用品 針金ハンガー、空の一斗缶、 スコップ、 ドライバーなどの金属工具、 金属棒、 鉄アレイ など ■排出方法 中身の見える最大45?程度までの袋に入れ、「日野市」と書いた紙を貼る。 ※これは出せません CD、DVDなど 不燃ごみへ ビデオテープ 有害ごみへ 充電式電池 リサイクル 協力店へ 8面「ごみ排出量・家電リサイクル」 ■ご協力ありがとうございました平成24年度1人1日当たりのごみ排出量が全国第3位の少なさに! 平成24年度一般廃棄物排出・処理状況調査の結果が環境省より発表され、日野市は1人1日当たりのごみ排出量が全国第3位の少なさとなりました。 市民の皆さまには、日頃よりごみ減量や分別にご協力いただきありがとうございました。 引き続き、さらなるごみ減量に向け、分別の徹底や生活の見直しなどにご協力をお願いします。 ●平成24年度1人1日当たりのごみ排出量 順位 市名(人口10万人以上50万人未満) 1位 東京都小金井市 2位 静岡県掛川市 3位 東京都日野市 出所:一般廃棄物の排出及び処理状況調査(環境省) ごみゼロ社会を目指してご協力をお願いします ■家電のリサイクルについて 一般家庭や事務所から排出された家電製品から、有用な部分や材料をリサイクルし、廃棄物を減量するとともに、資源の有効利用を推進するための 法律があります。 リサイクル対象品 (市で収集・処理できません) エアコン、テレビ(ブラウン管、液晶・プラズマ)、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機 近年、一般家庭から排出される家電リサイクル法対象商品などを回収している民間業者が増加しており、排出者に高い費用負担を求めるなど、 トラブルになることがあります。 また、引き取った家電製品を不法投棄されたり、不適切に処理される恐れがあります。 適正なリサイクル処理と不法投棄の防止にご協力をお願いします。 ●家電4品目の出し方 エアコン リサイクル料金 1,575円 テレビ リサイクル料金 〈16型以上〉 2,835円 〈15型以下〉 1,785円 冷蔵(冷凍)庫 リサイクル料金 〈171リットル以上〉 4,830円 〈170リットル以下〉 3,780円 洗濯機・衣類乾燥機 リサイクル料金 2,520円 上記のリサイクル料金(主なメーカーのもの)のほかに、収集運搬料金がかかります。 1.買った店または買い替える店に引き取ってもらう。 2.1以外は左記の収集業者に連絡し、料金(リサイクル料金+収集運搬料金)を支払って引き取ってもらう。 ●家電収集業者 *級q美 電話042‐581‐2637 * 鞄野環境保全 電話042‐581‐4331 * 潟Tダヤマ 電話042‐581‐2674 * 泣潟Nライム 電話042‐587‐6996 * 鞄野衛生公社(持ち込みのみ) 電話042‐581‐3177 自ら「指定引取場所」に持ち込む場合など、 詳しくは「家電リサイクル券センター」 (電話0120‐319640)へお問い合わせください。 ●家電リサイクルの流れ 消費者 家電販売店など ・購入先に依頼(家電販売店など) 指定引取場所 ・家電収集業者に依頼・指定引取場所に持ち込む リサイクル処理 (エアコン、テレビ、冷蔵庫、洗濯機) 資源としてリサイクル 鉄 銅 アルミ ガラス 古紙配合率100%再生紙を使用しています