◎平成17年度予算を公表〜安心して暮らせるまちづくりを目指して〜 ||総 額 :942億7千172万円 ||一般会計:462億4千300万円(前年度比7.0%減) ||特別会計:480億2千872万円(前年度比1.8%増) [予算の概要]  平成17年度は、特に(1)「安全で安心なまちづくり事業」(2)「日野人(ひのびと)げんき!」プランによる健康増進支援事業(3)「ひのっ子すくすくプラン」による子育て・子育ち支援事業(4)「さらなる行財政改革」の4つを重点課題とした予算組みとなりました。 [編成方針]  市税の落ち込みや国の三位一体改革の動向などを見据え、市民生活に影響がないように配慮し、前年度に引き続き財政再建計画に沿った行財政改革遂行型予算を基調としました。市税収納率の向上、事務事業の見直しやスクラップ・アンド・ビルド(既存事業を改廃し、新たな事業を設ける)による歳出の削減などに取り組んでいきます。  なお、今年度は事業部予算配分方式を完全実施し、限られた財源の有効配分を図りました。 [予算の特色]  平成17年度予算総額は、942億7千172万円で、前年度に比べ26億4千591万円(2・7%)の減となりました。  一般会計の予算総額は462億4千300万円で、前年度に比べ34億9千800万円(7・0%)の減となりました。平成7・8年度に借り入れた減税補てん債の借換分を除く実質規模では11億1千330万円(2・5%)の増となりました。 【問合せ先】財政課 ◇◆今年度の重点事業を紹介 1.安全で安心なまちづくり事業の充実…1億1千716万円  突然やってくる災害、多発する犯罪から身を守るため、地域防災計画の見直しや安全パトロールの充実を図り、安心して暮らせるまちを目指します。 ※防犯活動に必要な道具を貸与しています -新規・拡充事業 ・地域安全・安心対策モデル事業による地域の自主的な防犯活動の支援 ・市内安全パトロールの推進及び児童・生徒の安全対策としてひのっ子安全パトロールの充実 ・洪水ハザードマップ(洪水災害の予測地図)の策定及び自主防災組織の拡充 ・小・中学校内の緊急通報システムの検討・整備 ・放置自転車対策(撤去等)に向けた取り組みなど 2.「日野人(ひのびと)げんき!」プランによる健康増進支援事業…9億386万円  生活習慣の改善と市民の健康増進を図り、生きがいづくりや心の充足の向上、高齢者寝たきりゼロを目指します。 -新規・拡充事業 ・「保健師を市民1万人に1人!」で地域の健康のアンテナづくりを推進 ・万病のもと・ストレスコントロール事業の実施による心の健康づくりを推進 ・「さわやか健康体操」、「楽(らく)・楽(らく)トレーニング」、「パワーリハビリテーション」、「いきいきウオーキング」の日野人運動4大事業を展開 ・平日準夜こども応急診療所(小児初期救急医療)の開設 ・各種健康診査の充実 ・女性なんでも健康相談の充実など 3.「ひのっ子すくすくプラン」による子育て・子育ち支援…10億8千604万円  少子高齢化の急速な進展の中、「ひのっ子」が地域ですくすく育つよう、子育て・子育ちの不安を解消し、保育所の待機児ゼロを目指します。 -新規・拡充事業 ・子ども家庭支援センターの機能の充実 ・子育てパートナー事業の推進 ・ファミリー・サポート・センター事業の充実 ・「次世代育成型子育てひろば」の開設 ・幼保一元化(あさひがおか幼児園)への取り組み ・民間保育園の設置の推進(吹上保育園豊田分園及び栄光保育園南平分園の開設) ・特色ある開かれた学校づくりの推進 ・みなみだいら児童館「ぷらねっと」及びひの児童館万願寺分館の開設など 4.さらなる行財政改革の推進…6億3千43万円  「第3次行財政改革大綱」への新たな取り組みにより、職員数の削減、民間活力を生かした事業展開の推進など、行政の効率化を図りながら市民サービスの向上を目指します。 -新規・拡充事業 ・事務事業の見直しと民間・NPO等への委託事業の推進 ・ワンストップサービス(一つの窓口でさまざまな手続きができる総合窓口)の推進及び税などの支払いの利便性の向上 ・税総合システム構築事業の拡充、地域イントラネットなど基盤整備事業の充実、コンビニ収納(軽自動車税等)導入開発、市税・国保税徴収事務の一元化 ・市が所有する不用地、遊休地の売却 ・市立保育園改革計画、小学校給食の委託化などの取り組みの検討 ・市民参画による「第3次行財政改革大綱」の策定など