◎郷土資料館特別展 絵図から見える江戸と日野 ―江戸図・道中図・村絵図― 9月23日(祝)〜12月17日(日)  江戸時代に作られた地図は、その表現に絵画的な要素が取り入れられ、「絵図」と呼ばれています。幕府や大名によって作られた大規模な国絵図、東海道や甲州道中など主要な街道を描いた道中図、そして宿場や村々が作った宿村絵図をはじめ、さまざまな絵図が作られました。  今回の特別展では、郷土資料館所蔵の江戸図・道中図と市内に残る村絵図を中心に、そこから広がる江戸の町や道中、そして私たちの祖先が暮らしていた宿場町や村々の景観を含めて展示します。 ▽開館時間=午前9時30分〜午後5時※入館は午後4時30分まで ▽休館日=毎週月曜日(10月9日を除く)、10月10日(火) ▽会場=新選組のふるさと歴史館※案内図参照 ▽観覧料=無料 ▽協力=日野の古文書を読む会、日野の昭和史を綴(つづ)る会 ▽問合せ先=郷土資料館(電話:042-592-0981) ●主な展示内容 1 絵図から見える江戸の町  畳2畳にも及ぶ江戸大絵図、携帯に便利な切絵図、瓦版に描かれた正確な絵図等とともに、江戸の地誌や名所案内記で江戸の町を紹介します。 2 道中図で旅を往く  ここでは道中図とともに、二つの旅を展示します。 (1)文久3年(1863)14代将軍家茂の上洛に供奉した井上松五郎の東海道の旅 (2)甲州道中を往来した高遠藩の参勤交代の旅 3 絵図が語る日野宿(日野本郷)  日野宿で最も古い貞享元年(1684)の日野町有形絵図をはじめ市域に残る絵図によって、日野宿や多摩川の移り変わりとその景観を紹介します。  岡山県総社の堀和平が、明治17年に描いた「甲州街道武州日野駅実景」を紹介します。 4 村絵図を読む  市域に残る村絵図から村々の変遷を読み解きます。また、程久保村絵図を作成する際に使われた史料を元にその過程を再現します。 ●会期中の講座 [日時]10月7日(土)午後2時〜4時 [会場]新選組のふるさと歴史館講座室 [内容]平村の絵図を読む [講師]清水守男氏(日野の昭和史を綴る会会員) [募集人数]30人 [日時]10月28日(土)午後1時30分〜4時 [会場]南平(旧平村)地域※高幡不動尊仁王門前集合 [内容]絵図で平村を歩く [講師]清水守男氏(日野の昭和史を綴る会会員) [募集人数]30人 [日時]11月5日(日)午後2時〜4時 [会場]新選組のふるさと歴史館講座室 [内容]江戸切絵図と江戸名所図会のあいだを読む [講師]小林信也氏(川村学園女子大学講師) [募集人数]50人 [日時]11月25日(土)午後2時〜4時 [会場]新選組のふるさと歴史館講座室 [内容]村絵図を描いてみよう [講師]日野の昭和史を綴る会 [募集人数]30人 [日時]12月2日(土)午後2時〜4時 [会場]新選組のふるさと歴史館講座室 [内容]地図に歴史を読む−江戸図と江戸の町− [講師]村井益男氏(当展監修者・日野市古文書等歴史資料整理編集委員会委員) [募集人数]50人 ※9月15日(金)から郷土資料館(電話:042-592−0981)へ申込