(1面:「4 学校環境の整備と教育の充実」よりつづき) (3)平山小の建て替えについては平成20年4月の開校を、一中は平成21年4月の開校を目指して新築工事を推進 (4)学校施設環境整備計画に基づき、給水管やトイレの改修、冷暖房の整備、老朽化に対応した廊下や壁などの室内改修、給食室の整備、校庭の芝生化、大型教材備品の購入などを計画的かつ積極的に推進 (5)日野の教育ビジョン「ひのっ子教育21:基本と先進」を肉付けする、「(仮称)学校教育基本構想」を策定 5 障害者の社会的自立を支援する基盤整備と高齢者支援 [1]「障害者保健福祉ひの5か年プラン」を推進 (1)障害者を支えるため、市内の施設・作業所などに対して円滑な運営が出来るよう財政支援を実施。また、一般世帯に属する通所系施設利用者の食費負担の軽減を実施 (2)重度重複の障害者などの活動の場を身近な地域に安定的に確保するため、社会福祉法人「夢ふうせん」及び「日野青い鳥福祉会」がそれぞれ新たに開設す る通所系施設の運営を支援 (3)障害者施設運営の基本であるマンパワーの育成事業を推進 [2]「シルバー日野人安心いきいきプラン」を推進 (1)高齢者見守り支援ネットワークを拡大・充実 (2)高齢者の健康増進と交流の場の整備を検討 (3)家族介護者の休息支援を実施 6 国道バイパス開通後の更なるまちづくりの推進 [1]区画整理事業の推進  3・3・2号線国道20号日野バイパス延伸部分については、公共施設管理者負担金を活用し、豊田南・西平山区画整理事業の推進を図ります。併せて組合施行により川辺堀之内区画整理事業に着手します。 [2]都市計画道路の整備  3・4・14号線(一番橋通り)築造事業を継続し、平成20年度の開通を目指します。また、3・4・17号線(四ツ谷前)、3・4・8号線(JR中央線アンダーパス)、3・4・22号線(緑橋通り)の整備事業を実施します。 [3]京王線3駅のバリアフリー化  京王線の百草園駅・南平駅・平山城址公園駅の駅舎バリアフリー化を平成22年度末の完了に向け推進します。いずれの駅も駅舎の橋上化に向けて事業者と 協議を進めていきます。 [4]主要な駅周辺での整備 (1)日野駅周辺では、まちづくり交付金を活用したまちづくりを 開始。(仮称)市民の森ふれあいホールの建設や日野用水上堰(せき)の開渠(かいきょ)化に向けた設計や、新たな地域交流及び観光の拠点施設として旧八王子信用金庫を(仮称)日野宿交流館として開設。 (2)豊田駅周辺では、多摩平団地の建て替え及び駅北口の「あんしん歩行エリア道路整備事業」を引き続き進めるとともに、豊田駅周辺まちづくり協議会の中で市民とともに南北の総合的なまちづくりを検討。また、駅舎のバリアフリー化については、平成22年度に向けて南北自由通路にエレベーター・エスカレーターの設置の準備を推進。 (3)高幡不動駅周辺では駅舎の橋上化に併せ、平成19年3月に南北自由通路とモノレールからの自由通路が開通し、併せて北口周辺道路の整備を実施。 7 七生支所の移転と1キロ以内証明書発行事業の取り組み [1]平成19年4月から京王高幡ショッピングセンター2階に七生支所が移転します。高幡不動駅やショッピングセンターの利用と併せて支所が活用できることとなり、利便性が大きく向上します。 [2]市内郵便局9局でファクシミリによる住民票等諸証明の発行を行います。さらに自動交付機をリニューアルし対象業務を拡大します。これにより自宅から1キロ以内で住民票などの証明書類の多くが受け取れます。 8 更なる安全安心への取り組み [1]自主防災組織の拡大を図り地域ぐるみで安全安心に取り組みます。また、洪水ハザードマップを活用し地域と市が連携した地域別の避難訓練を実施します。災害弱者の支援体制の確立も進めます。 [2]自主防犯組織の拡大を図り、地域ぐるみで犯罪のないまちづくりに取り組みます。 [3]引き続き、児童・生徒の安全対策への取り組みを進めます。 [4]青色回転灯を装備したパトロールカーを導入し、市内の巡回パトロール及び駅周辺の夜間パトロールを実施します。 ○平成19年度の主要事業 1 参画と協働のまちづくり [1]日野いいプラン2010の推進〜市民参画による後期実施プランの作成 [2]市立病院の公営企業法全部適用実施への準備 [3]NPO法人等への支援促進 [4]窓口サービスの向上〜1キロ以内で住民票などの証明書類を受け取り可 [5]第3次行財政改革及び集中改革プランの推進 [6]入札及び契約制度の改善 [7]収納利便性の更なる向上 (1)口座振替キャンペーンの実施 (2)コンビニ収納事業の拡大 [8]七生支所が京王高幡ショッピングセンター2階に移転 2 日野人(ひのびと)・日野文化を育てるまちづくり [1](仮称)市民の森ふれあい ホール建設推進 [2]図書館のサービス向上及び子ども読書推進計画の推進 [3]平山小の改築(建替)、一中の改築(建替) [4]小・中学校の耐震化は平成19年度に100%達成 [5]小・中学校の給食の充実 (1)小学校調理業務委託の推進 (2)地元野菜使用の充実 [6]基礎学力向上に向け、補助教員配置・少人数教育等を推進 [7]不登校対策の充実 [8]特色ある学校づくり〜各学校からの独自の提案の内容に応じた予算配分の実施 [9]「藝術の薫るまち日野」事業の実施 [10]ICT活用教育の充実 [11]特別支援教育の取り組みの推進 [12]三沢台小と百草台小の統合 [13]旧平山台小の跡地活用の検討 [14]幻の真慈悲寺プロジェクトの推進 [15]学校環境施設整備の推進 [16]安全でおいしい水プロジェクトへの取り組み [17]総合型地域スポーツクラブ設立申請準備支援 3 ふれあいのあるまちづくり [1]地域コミュニティ活動の拠点づくり (1)平山地区センターと平山図書館の複合施設の建設 (2)栄町2丁目地区(複合施設)の建設を検討 (3)西平山地区センター改築事業(平成20年開設予定) (4)地区センター建替・修繕計画に沿った施設の充実 [2]消費者相談業務の充実 [3]地域サポーター制度の充実 [4]七生支所跡施設の活用の検討 4 対等の立場で心のかようまちづくり [1]団塊の世代活用事業の推進 [2]保育園・児童館・学童クラブ施設改修とサービス充実 (1)子育てサービスの充実  ア 至誠あずま保育園を開設 イ 公立保育園で定数を拡大 ウ 全保育園で延長保育を実施 (3面につづく) ◎平成19年度予算  市の新年度予算は、「第3次日野市行財政改革大綱」や「集中改革プラン」に沿った行財政改革遂行型予算を基調とした「集中・重点型予算」としました。 ■一般会計 515億円(前年度比5.4%増) ▼歳入  市税が、298億4千324万円で、10.9%の大幅な増となりました。これは、「三位一体改革」に伴う本格的な税源移譲の実施や定率減税の廃止など、税制改正によ個人市民税の伸びに支えられたものです。  地方譲与税については、所得譲与税が廃止となり、73.8%の減となりました。  地方交付税は、「新型交付税」の導入など制度改正がありますが、前年度同様、特別交付税のみを見込んでいます。  国庫支出金及び都支出金は、小・中学校の施設整備や道路整備の伸びにより、それぞれ6.7%、10.6%の増となりました。 繰り入れ金は、職員退職手当基金の繰り入れなどにより、71.2%と大幅な増となりました。  市債は、32億6千万円で、12.3%の減となりました。これは、赤字公債である減税補てん債及び臨時財政対策債の減によるものです。 ▼歳出  「子育て支援サービスの充実」施策、「放課後子どもプラン」施策、「日野人(ひのびと)げんき!プラン」と健康づくり施策のほか、学校環境の整備とICT活用教育の充実、障害者をしっかり支えるため、市内の施設・作業所などに対しての財政支援、都市計画道路3・4・14号線(一番橋通り)などの整備、食育の推進など、市民の皆さんの声を反映し、事業の「選択と集中」を図った予算となっています。 ■特別会計 514億9千万円(前年度比6.2%増)  国民健康保険特別会計が13億6千万円、土地区画整理事業特別会計が14億5千万円、介護保険特別会計が4億2千万円などの増によるものです。