◎ごみの行方を知っていますか 改めて気づいて欲しい ごみ・資源物の減量 分別ルールの徹底  生活の中で発生したごみは、浅川と多摩川の合流点付近(石田)にあるクリーンセンターなどへ搬入。中間処理の後、ごみは埋め立て地へ、資源物は再生工場へ運ばれます。広報今号では、その流れを紹介します。 問合せ先 ごみゼロ推進課(電話042-581-0444) ごみを処理するクリーンセンターは周辺住民のご理解で成り立っています  可燃ごみは、クリーンセンターで焼却しています。ごみを灰にすることで、重さを約90%も減らすことができます。不燃ごみは、細かく破砕して更に分別を加え、搬入時の10分の1の重さに減量して最終処分場へ運んでいます。  このような焼却や破砕などの作業を「中間処理」といいます。中間処理場はごみの処分には欠かせない存在である一方、「迷惑施設」とも呼ばれ、周辺住民のご理解の上に成り立っていることを忘れてはなりません。 「焼却灰」と「破砕された不燃ごみ」は二ツ塚廃棄物広域処分場へ搬入  日野市をはじめ、多摩地域25市1町から出されたごみは、日の出町の最終処分場に運ばれます。ここには、焼却灰をセメントとして再利用(以前は埋め立てていたが、昨年6月から稼動)するための工場と、破砕された不燃ごみの埋め立て地があります。埋め立ては、地元の方や周辺環境に配慮して、決まりを厳しく守って行っています。  なお、乾電池や蛍光管(有害・危険ごみ)は、北海道の再生工場へ運んでいます。 資源物は中間処理し、再生工場へ  資源物9品目は、中間処理(圧縮・梱包など)を行い、それぞれ民間の工場で次のように再生されています。 (1)新聞…トイレットペーパーや新聞紙に。 (2)雑誌・雑紙類…雑誌や菓子箱などに。 (3)段ボール…段ボールに。 (4)牛乳パック類…トイレットペーパーなどに。 (5)古着・古布類…古着やぞうきんに。 (6)かん…アルミ・スチールそれぞれのかんなどに。 (7)びん…茶色と無色ものはびんに、その他の色は舗装材に。 (8)ペットボトル…プラスチック製品の原料に。 (9)トレー類…擬木やプランターなどの原料に。 これからもごみ減量にご協力ください (1)可燃ごみ…その半分が「生ごみ」です。食べ残さない、生ごみの水分をよくしぼる、土に埋める、たい肥化などが減量に効果的です。 (2)不燃ごみ…大半がプラスチック製の「容器・包装」です。買い物には「マイバッグ」を持参。ばら売り・量り売りで買うことをお勧めします。 (3)資源物…市ではリサイクルに毎年約7億円の費用を要しています。資源物になるものを家に持ち込まないようにする生活の工夫と、なるべく生産者・販売者側に返すこと(店頭回収の利用など)や集団回収に出すことが必要です。 (4)スプレー缶類(有害・危険ごみ)…中身の残ったまま出されたものが、収集車やクリーンセンターの破砕施設で爆発を引き起こすことがあります。必ず中身を使い切ってから不燃ごみ袋の隣に別袋に入れて出してください。 ●ごみ・資源物の処理の流れ 可燃→クリーンセンター→焼却→二ツ塚廃棄物広域処分場 不燃→クリーンセンター→破砕→二ツ塚廃棄物広域処分場 有害・危険ごみ→クリーンセンター→保管・梱包→再生利用 かん、びん、段ボール→圧縮・梱包→再生利用 牛乳パック類、新聞、雑誌・雑紙類→圧縮・梱包→再生利用 ペットボトル、発泡トレー・発泡スチロール、古着・古布類→圧縮・梱包→再生利用 ○8月1日から いなげや日野駅前店・日野栄町店で「レジ袋有料化実験」  市と「日野市ごみ減量推進市民会議」の要請に応じ、スーパーマーケットの「いなげや」が、「レジ袋」の有料化実証実験を行います。買い物時には「マイバッグ」を持参し、レジ袋を断り、ごみ減量に協力ください。 ▽実験期間=8月1日(水)〜11月30日(金) ▽実施店舗=いなげや日野駅前店・日野栄町店 ▽内容=(1)期間中、レジ袋を希望する方には1枚5円で販売(2)レジ袋の収益は、地域の環境教育などに還元する予定 ▽問合せ先=ごみゼロ推進課 (電話042-581-0444)